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ジ、ジークと呼んでくりゃはい?
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「…ごめんね、…それ、私じゃない…、多分友達が…中の人…だと思う。」
大まかな事情を龍人族の王子たちから聞き、過去に有った事象に合点がいったフランチェシュカ嬢。
「そうか…キミじゃ…ないんだね?
【中の人】の存在が友達なんだね…
では、アレも…あの【唄】も中の人が歌っていたのだろうか?」
「…唄?」
本物に会えたと思ったら、現実を突き付けられて脱力した【残念ドラゴン王子】だったが、配信中に自分が一番勇気や励ましを貰ったある【唄】があるのだ⁈
アレも中の人が…?
「…どんな…唄?」
「…なんでも少し古い【アニメーション】の挿入歌らしいのだが、ワタシはソレほどアニメには詳しくなくて…、何かとっても物哀しいメロディなんだが?
ソレでも、何故かとても心に響いてね、偶然その配信を見た時に歌っていたんだ?」
多分、コレだけ聴いても普通はわからないハズなんだけど、謎のブイチューバーの正体に何となく心当たりが有ったフランは、
「…物哀しい…メロディ?
…まさか、…アイツだな?
その【唄】に…思い当たるモノが有ります…。」
そう言って、接客しているジークたちから少し離れて、
「…多分この【唄】だと思う…違っていたら…ごめんなさい。」
そう言うと、スカートの裾をそっと摘み上げ、ペコリとおぞきをすると歌い始めた…
♪~
(大人の事情で歌詞は掲載出来ませんが、ある猫が天国にいる最初の飼い主に今は幸せに暮らしているから心配しないでと言う内容の唄。)
ソレはまさに天使の歌声だった…
その場にいた他の来客もいつしか足を止め、食を止め、歓談を止めて、その歌声に心奪われている、中には涙を流す人まで…
歌い終わり、聴いてくれた人たちに一礼するフラン。
「ぶ、ブラボー!」
「素敵~、アタシ感動して涙が出てきちゃった!」
鳴り止まない様な拍手と喝采…をフランは珍しく笑顔で応えて、
「…少し悲しい【唄】だったので…」
と言い、
「…次はワタシが…大好きな【曲】です…」
そして今度は、別の明るい【唄】を歌い始めた。
この【唄】もアニメの挿入歌らしい。
最初に唄ったモノと関連がある様だが、その辺りはわからない。
原っぱをキャンバスに例えている様な…楽しげに子供たちが遊んでいる様子を歌詞にした【唄】の様…
フランチェシュカはその後、この地域で親しまれる民謡など数曲を唄うと、
「…コレにて…ワタクシからの演目を終わります。
…引き続き…お食事をお楽しみ下さい。」
そう言ってニコリと微笑むと、またペコリと愛らしくお辞儀をするとまたまた拍手喝采、雨あられな賑わいだった。
この地域ではフランチェシュカの事を知らない人はいなかったが、こんなに歌が上手いとか、笑顔なんて初めて見たとか、日野家に何人目かの天使が舞い降りたとか?
と、パーティーの場をすっかり和ませて、ジークたちの所に戻ってきた。
「…過去に友人の前で…歌った事が有るのは、…あの2曲ぐらいなのです。
…何故かウチに古い…アニメのCDが幾つか有って、…子供の頃にお気に入りを…繰り返し聴いていたので…。」
本当の彼女は、会話の途中で休憩を入れながら話す様だ…
CG画像では無い体温を感じる存在感が、ソレまでのモノとは似て非なる感情が芽生えてくる様だ?
「…間違いにゃくあの【唄】でした!」
カミカミ王子に代わって世話役が仕事としてフランチェシュカに質問する?
「すると、配信に【唄】だけ参加したのでか?
でも、ソレならご自分がブイチューバーにされてると知っているハズ…」
「…稀に友人や親しい人たちと…カ、カラオケに…
多分、その時に録音されたのだと…
…あの【唄】を唄った事は、あの時なので…配信している人物も…特定出来ました…‼︎」
先程まで天使の様な微笑みを浮かべていたのに、今のフランチェシュカは悪魔の様な微笑を…
少女ゆえの二面性か?
(日本憲法的にはフランさんは成人してます、四輪の免許も有ります。
個人の容姿について、深く詮索してはいけません。)
「…いけませんね、貴女の【歌声】を勝手に使用した訳ですね、そのご友人は?」
死神の様な微笑を浮かべながら、何やら思案しているお世話役のロム?
「…その件は、この後で…ワタシ自身が【制裁】して…おきますので…ご心配無き様に…お願いします。」
「そうですか、わかりました。」
この二人は何を話しているのだろう?
ジークフリートは若干通じ合っている様に見える二人が羨ましい…ピュアなんだね?
「…あ、あのフランチュエシカさん⁈」
「…はぁ、何でしょうか?」
「わ、ワタクシの事は、ジ、ジークと呼んでくりゃはい、でで出来ればコレを機に、自分とおおお【お友達】になって頂けないでひょうか?」
……。
(一部お見苦しい誤字が有りますが、ジークくんが噛んでいるだけなのでご了承下さい。)
「…別に【お友達】としてなら、ワタシは構いませんが、
…よろしいのですか、本当に…ワタシで?」
「は、はい‼︎
アナタがイイんですっ‼︎」
…おぉ、ココは噛まないとはヤルじゃないか?(作家談)
「…ですが、【お見合い】のお相手を差し置いて、…他の女性に交際を申し込むのは、…女性として…複雑な心境ですし、……その、……妹サンが…。」
「…えっ、妹?」
「……ジークお兄さま、何故に…フランちゃんを口説いているのですか…本日は【サクラ】お姉様との大切な【お見合い】だと言うのに…」
「…ソニア…なのか?
何だ、そんな可愛いらしい服を着ていたので、気が付かなかったぞ?
…うむ、そうしてフランチェシュカさんと並んでいると、何だか姉妹の様だな…」
…全く危機感を感じていないお兄さま?
「な、何を馬鹿な事を言ってい…いえ、フランちゃん、今のはフランちゃんと姉妹が嫌なんじゃなくてね…⁈」
メイド服に身を包み、ホームパーティーにお越し
頂いた地域の方々をもてなしていたソニアだったが、まさかあの兄が女の子をナンパしているとは⁈
しかもよりによって麗しのフランチェシュカ嬢を⁇
先日、日野家の皆さんとはごいに入浴してからは、姉妹の様に仲良くしてもらっている、勿論その後もちょくちょく日野家にお邪魔してはフランやミイヤとも一緒に入浴し、親睦を深めていたのだ⁈
なのに、それなのに⁇
サクラお姉様とのお見合いの接見を控えているのに、他の女性に交際を申し込むなんて…
ワタシが知っているお兄様では無いわ!
「…落ち着いてソニ子ちゃん、…大丈夫、わかってるから…
お兄様は…あくまでワタシとは…【お友達】と言うことで、仲良くしたいと仰っているだけだから…ね。」
フランはソニアが誤解しないように、噛み砕いて説明したつもりだったが、
「…ほう、成る程、つまりフランチェシュカ嬢に【妾】になれと、お兄様はいつから【少女趣味】にお目覚めに成られたのですか?
妹よりも若い少女に手を出そうとはッ⁈」
バリバリ庇護欲全開のソニア?
「…ソニ子ちゃん、…やっぱり誤解して…るね?」
不安が的中したフランチェシュカ?
ちなみにソニア嬢は生まれてからまだ十五年程、龍人族は大体50~100年位で成人らしいので、彼女はまだまだ【お子さま】で、純粋にフランの方が歳上なのだ!
「どうしたソニア、何をそんなに怒っているのだ?」
「うるさ~い、その腐った頭を冷やしなさ~いッ‼︎」
「…とても心に響く、良い歌声だったのに…
あそこで騒いでいるのは龍人族の方々の様ですね?」
マイヤが淹れてくれた【笹の葉茶】がほんのり甘くてクセになる…後味がサッパリして口の中が爽やかになるのに、あの龍人の兄妹が五月蝿くて、何もかも台無しになりそうだ?
「何か揉めている様ですね、ちょっと行って、鎮めて来ます。」
マイヤがアマネの接客を離れようとすると、
「マイヤさん、アナタはココにいてください…ワタクシが様子を見て来ますので…」
「は、はい、わかりました。」
「…こんなよき日に争い事を持ち込むとは…許しませんよ。」
本日限定執事長の我孫子道、静かにジークたちに近付いて行った…。
大まかな事情を龍人族の王子たちから聞き、過去に有った事象に合点がいったフランチェシュカ嬢。
「そうか…キミじゃ…ないんだね?
【中の人】の存在が友達なんだね…
では、アレも…あの【唄】も中の人が歌っていたのだろうか?」
「…唄?」
本物に会えたと思ったら、現実を突き付けられて脱力した【残念ドラゴン王子】だったが、配信中に自分が一番勇気や励ましを貰ったある【唄】があるのだ⁈
アレも中の人が…?
「…どんな…唄?」
「…なんでも少し古い【アニメーション】の挿入歌らしいのだが、ワタシはソレほどアニメには詳しくなくて…、何かとっても物哀しいメロディなんだが?
ソレでも、何故かとても心に響いてね、偶然その配信を見た時に歌っていたんだ?」
多分、コレだけ聴いても普通はわからないハズなんだけど、謎のブイチューバーの正体に何となく心当たりが有ったフランは、
「…物哀しい…メロディ?
…まさか、…アイツだな?
その【唄】に…思い当たるモノが有ります…。」
そう言って、接客しているジークたちから少し離れて、
「…多分この【唄】だと思う…違っていたら…ごめんなさい。」
そう言うと、スカートの裾をそっと摘み上げ、ペコリとおぞきをすると歌い始めた…
♪~
(大人の事情で歌詞は掲載出来ませんが、ある猫が天国にいる最初の飼い主に今は幸せに暮らしているから心配しないでと言う内容の唄。)
ソレはまさに天使の歌声だった…
その場にいた他の来客もいつしか足を止め、食を止め、歓談を止めて、その歌声に心奪われている、中には涙を流す人まで…
歌い終わり、聴いてくれた人たちに一礼するフラン。
「ぶ、ブラボー!」
「素敵~、アタシ感動して涙が出てきちゃった!」
鳴り止まない様な拍手と喝采…をフランは珍しく笑顔で応えて、
「…少し悲しい【唄】だったので…」
と言い、
「…次はワタシが…大好きな【曲】です…」
そして今度は、別の明るい【唄】を歌い始めた。
この【唄】もアニメの挿入歌らしい。
最初に唄ったモノと関連がある様だが、その辺りはわからない。
原っぱをキャンバスに例えている様な…楽しげに子供たちが遊んでいる様子を歌詞にした【唄】の様…
フランチェシュカはその後、この地域で親しまれる民謡など数曲を唄うと、
「…コレにて…ワタクシからの演目を終わります。
…引き続き…お食事をお楽しみ下さい。」
そう言ってニコリと微笑むと、またペコリと愛らしくお辞儀をするとまたまた拍手喝采、雨あられな賑わいだった。
この地域ではフランチェシュカの事を知らない人はいなかったが、こんなに歌が上手いとか、笑顔なんて初めて見たとか、日野家に何人目かの天使が舞い降りたとか?
と、パーティーの場をすっかり和ませて、ジークたちの所に戻ってきた。
「…過去に友人の前で…歌った事が有るのは、…あの2曲ぐらいなのです。
…何故かウチに古い…アニメのCDが幾つか有って、…子供の頃にお気に入りを…繰り返し聴いていたので…。」
本当の彼女は、会話の途中で休憩を入れながら話す様だ…
CG画像では無い体温を感じる存在感が、ソレまでのモノとは似て非なる感情が芽生えてくる様だ?
「…間違いにゃくあの【唄】でした!」
カミカミ王子に代わって世話役が仕事としてフランチェシュカに質問する?
「すると、配信に【唄】だけ参加したのでか?
でも、ソレならご自分がブイチューバーにされてると知っているハズ…」
「…稀に友人や親しい人たちと…カ、カラオケに…
多分、その時に録音されたのだと…
…あの【唄】を唄った事は、あの時なので…配信している人物も…特定出来ました…‼︎」
先程まで天使の様な微笑みを浮かべていたのに、今のフランチェシュカは悪魔の様な微笑を…
少女ゆえの二面性か?
(日本憲法的にはフランさんは成人してます、四輪の免許も有ります。
個人の容姿について、深く詮索してはいけません。)
「…いけませんね、貴女の【歌声】を勝手に使用した訳ですね、そのご友人は?」
死神の様な微笑を浮かべながら、何やら思案しているお世話役のロム?
「…その件は、この後で…ワタシ自身が【制裁】して…おきますので…ご心配無き様に…お願いします。」
「そうですか、わかりました。」
この二人は何を話しているのだろう?
ジークフリートは若干通じ合っている様に見える二人が羨ましい…ピュアなんだね?
「…あ、あのフランチュエシカさん⁈」
「…はぁ、何でしょうか?」
「わ、ワタクシの事は、ジ、ジークと呼んでくりゃはい、でで出来ればコレを機に、自分とおおお【お友達】になって頂けないでひょうか?」
……。
(一部お見苦しい誤字が有りますが、ジークくんが噛んでいるだけなのでご了承下さい。)
「…別に【お友達】としてなら、ワタシは構いませんが、
…よろしいのですか、本当に…ワタシで?」
「は、はい‼︎
アナタがイイんですっ‼︎」
…おぉ、ココは噛まないとはヤルじゃないか?(作家談)
「…ですが、【お見合い】のお相手を差し置いて、…他の女性に交際を申し込むのは、…女性として…複雑な心境ですし、……その、……妹サンが…。」
「…えっ、妹?」
「……ジークお兄さま、何故に…フランちゃんを口説いているのですか…本日は【サクラ】お姉様との大切な【お見合い】だと言うのに…」
「…ソニア…なのか?
何だ、そんな可愛いらしい服を着ていたので、気が付かなかったぞ?
…うむ、そうしてフランチェシュカさんと並んでいると、何だか姉妹の様だな…」
…全く危機感を感じていないお兄さま?
「な、何を馬鹿な事を言ってい…いえ、フランちゃん、今のはフランちゃんと姉妹が嫌なんじゃなくてね…⁈」
メイド服に身を包み、ホームパーティーにお越し
頂いた地域の方々をもてなしていたソニアだったが、まさかあの兄が女の子をナンパしているとは⁈
しかもよりによって麗しのフランチェシュカ嬢を⁇
先日、日野家の皆さんとはごいに入浴してからは、姉妹の様に仲良くしてもらっている、勿論その後もちょくちょく日野家にお邪魔してはフランやミイヤとも一緒に入浴し、親睦を深めていたのだ⁈
なのに、それなのに⁇
サクラお姉様とのお見合いの接見を控えているのに、他の女性に交際を申し込むなんて…
ワタシが知っているお兄様では無いわ!
「…落ち着いてソニ子ちゃん、…大丈夫、わかってるから…
お兄様は…あくまでワタシとは…【お友達】と言うことで、仲良くしたいと仰っているだけだから…ね。」
フランはソニアが誤解しないように、噛み砕いて説明したつもりだったが、
「…ほう、成る程、つまりフランチェシュカ嬢に【妾】になれと、お兄様はいつから【少女趣味】にお目覚めに成られたのですか?
妹よりも若い少女に手を出そうとはッ⁈」
バリバリ庇護欲全開のソニア?
「…ソニ子ちゃん、…やっぱり誤解して…るね?」
不安が的中したフランチェシュカ?
ちなみにソニア嬢は生まれてからまだ十五年程、龍人族は大体50~100年位で成人らしいので、彼女はまだまだ【お子さま】で、純粋にフランの方が歳上なのだ!
「どうしたソニア、何をそんなに怒っているのだ?」
「うるさ~い、その腐った頭を冷やしなさ~いッ‼︎」
「…とても心に響く、良い歌声だったのに…
あそこで騒いでいるのは龍人族の方々の様ですね?」
マイヤが淹れてくれた【笹の葉茶】がほんのり甘くてクセになる…後味がサッパリして口の中が爽やかになるのに、あの龍人の兄妹が五月蝿くて、何もかも台無しになりそうだ?
「何か揉めている様ですね、ちょっと行って、鎮めて来ます。」
マイヤがアマネの接客を離れようとすると、
「マイヤさん、アナタはココにいてください…ワタクシが様子を見て来ますので…」
「は、はい、わかりました。」
「…こんなよき日に争い事を持ち込むとは…許しませんよ。」
本日限定執事長の我孫子道、静かにジークたちに近付いて行った…。
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