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…あのね、ホントはね。
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なんか思ってだのと違う、湯の中でイオお兄様は固まってしまった?
「アレ、そうだったのか?」
ガゥたちが全く知らなかった様な顔をしている?
「もうー、二人とも‼︎
あのとき、いくまえにちゃんとせつめいしたでしょ⁇
わすれちゃったの⁈」
そんな三人の掛け合い漫才みたいな様子を見て、クスクス笑ってしまった睦月、そしてルゥの言葉の意味がわからないイオ、あえて状況に流されてみるゼン?
それにしても可愛いモノはプンスカ怒っていても、やっぱり可愛い~って、この場にメイヤや聖歌がいたら間違いなくルゥの事を抱きしめていただろう、ソレがお風呂場で全裸でも…
「…サクラ殿がお前たちの【姉】に成るやも知れないのに、何故その様な事を?」
…当然の疑問だが、この子らがココまでするにはソレなりの…
「…アッ!
おもいだしたゾ!
たしか【しせつ】のねえちゃんが、
『サクラ先輩ってね、素手で【ヒグマ】を退治した事が有るぐらい強いって聞いた事あるよ。』…って、おしえてくれたんだゼッ!
【ヒグマ】ってコッチの世界の【レッドグリズリー】のコトだって、そのねえちゃん言ってたゾッ⁈」
と、自慢げに話すガゥ?
すると、
「…サクラっておねえちゃんは、【ショタコン】だから、オイラたちみたいな子供のこと、おいしくたべちゃうにちがいないって、【しせつ】のおねえちゃんがおしえてくれたのダ…」
と、朧げに思い出したクゥ?
…まさかと思うが、【しせつ】には【腐】のヒトがいるのかしら?
「兄様よりつよくて、ボクたちのことをたべちゃうような【オークキング】や【オークロード】みたいな姉上ならいらないって、三人ではなしあって…コワイけどココまで【お願い】にきたの…、おおぜいのヒトのまえなら大丈夫だっていわれて…
このおウチの【ちず】は、その【しせつ】のお姉さんに作ったもらったんだ…。
かってなコトしてごめんなさい、兄様…。」
その【ちず】の端には黒いワンコの落書きの様なモノが描かれて……
お、お前か⁇
余計でしかも微妙に脚色した情報を無垢な幼児らに流したのは?
後に彼女はサクラ先輩から、我孫子道直伝の【地獄の特訓】を受ける事になるのだ!
(ちなみにサクラさんがヒグマを退治したと言うエピソードは、三年ほど前に親から逸れたツキノワグマの子グマを優しく保護した事に、某人物の個人的妄想と解釈が混同した話しで、親グマが見つかるまでの間、子グマにサクラさんが大変なつかれていただけなんだが…
時々イタズラした子グマを叱ったりする光景を大袈裟に【退治】と表現している様だが…
それでも凄い事だな?)
「…そ、そうか、そんなコトが?
しかし、ここに来てサクラ殿ご本人にお会いしたのだ、そんな【コワイお姉さん】では無かったであろう?
それこそ、お前たちの【姉】として…」
「もういいんです 兄様。
…そのコトはボクらではなしあって《かいけつ》》しました、…やっぱりサクラお姉さんを兄様の【お嫁さん】にするのはダメデス‼︎」
「だよなー!」
「…だね。」
…ブッ!
世話役のゼンが思わず吹き出してしまった⁈
「…な、なんだ…と?
な、何故だ、お前たちはサクラ殿の【素晴らしさ】が分かったのではないのか⁈」
「うん、わかったよ。
だからね、サクラお姉さんは兄様にはとってももったいないくらいステキなお姉さんなんだよ、せめて兄様はお姉さんと同じくらい強くないと【お婿さん】にはならないでしょ?」
「…ぶ、ぶわはははーー、
イオ様、全くもって正論ですな、ルゥ様たちはよくわかっておいでの様ですぞ!」
「…ゼン、…貴様までもそんな事を…
いや、確かにその通りだ、
いや、しかし…」
「でもね、サクラお姉さんと同じくらい、ステキなお姉さんもいたんだよ!」
「…だな。」
「オー、それオイラも思ったゾッ‼︎」
「ほぅ、小さな王子たちも、意中の方がいらっしゃっる様ですね?」
冷やかす訳でなく、ただ三人の王子たちがどんな女性が好みなのか知りたいゼンと、
「なぬ?」
兄の恋路は通せんぼするのに淡い恋心が芽生えた弟たちに戸惑うイオ?
「へぇ、そうなんだ?」
そして、三人の【ちっちゃい恋の物語】が聴けると、ほっこり顔で期待している睦月。
「…あのね、ボク…メイヤお姉さんが好き…なんだ!」
「…サリーねえちゃん、面白いから好き…かも?」
「オイラは、マイヤねぇだろ、シェラねぇに、セイカねぇもダっ!
だってスゲー強いんだゼ、あのねえちゃんたち‼︎」
…ガゥ、まさかの【ハーレム願望】?
「…あまいゾ、ガゥ、…マイヤねぇよりサリーねえちゃんの方が【たたかい】のときはスゴイつおい!
『せいぎのためなら、オーガにもなる!』んだからな?
なんでも…元のせかいに忘れてきた【甲冑】があれは…ドラゴンもたおせるって言っていたぞ?」
…ドラゴン?
…甲冑だと?
たしかにサリーとはイオに飲み物をぶち撒けた女の子だったな?
関心無い様でも、しっかりと情報収集し、戦力分析しているゼン?
子供の戯言と侮ってはいけない、こんなトコロにも有益な情報は転がっているモノなのだ?
そういえば、確か龍人の王子も来ているハズだが、まだ顔を合わせていない?
おそらくはコチラのホストたちが上手く我らを誘導しているのだろう?
正直言って大助かりだ、アチラのお目付け役もそうだろうと思う、毎度の事ながら多種族間のイザコザが起きない様にと身を粉にしているのだ、折角こんなにくつろいで、しかもこんなに面白い光景が見れているのだから、せめて終いまで見たいでは無いか⁈
そんな事を思っていたりしているゼンであった…。
その頃、もう一方のお目付け役は…
「アレ、そうだったのか?」
ガゥたちが全く知らなかった様な顔をしている?
「もうー、二人とも‼︎
あのとき、いくまえにちゃんとせつめいしたでしょ⁇
わすれちゃったの⁈」
そんな三人の掛け合い漫才みたいな様子を見て、クスクス笑ってしまった睦月、そしてルゥの言葉の意味がわからないイオ、あえて状況に流されてみるゼン?
それにしても可愛いモノはプンスカ怒っていても、やっぱり可愛い~って、この場にメイヤや聖歌がいたら間違いなくルゥの事を抱きしめていただろう、ソレがお風呂場で全裸でも…
「…サクラ殿がお前たちの【姉】に成るやも知れないのに、何故その様な事を?」
…当然の疑問だが、この子らがココまでするにはソレなりの…
「…アッ!
おもいだしたゾ!
たしか【しせつ】のねえちゃんが、
『サクラ先輩ってね、素手で【ヒグマ】を退治した事が有るぐらい強いって聞いた事あるよ。』…って、おしえてくれたんだゼッ!
【ヒグマ】ってコッチの世界の【レッドグリズリー】のコトだって、そのねえちゃん言ってたゾッ⁈」
と、自慢げに話すガゥ?
すると、
「…サクラっておねえちゃんは、【ショタコン】だから、オイラたちみたいな子供のこと、おいしくたべちゃうにちがいないって、【しせつ】のおねえちゃんがおしえてくれたのダ…」
と、朧げに思い出したクゥ?
…まさかと思うが、【しせつ】には【腐】のヒトがいるのかしら?
「兄様よりつよくて、ボクたちのことをたべちゃうような【オークキング】や【オークロード】みたいな姉上ならいらないって、三人ではなしあって…コワイけどココまで【お願い】にきたの…、おおぜいのヒトのまえなら大丈夫だっていわれて…
このおウチの【ちず】は、その【しせつ】のお姉さんに作ったもらったんだ…。
かってなコトしてごめんなさい、兄様…。」
その【ちず】の端には黒いワンコの落書きの様なモノが描かれて……
お、お前か⁇
余計でしかも微妙に脚色した情報を無垢な幼児らに流したのは?
後に彼女はサクラ先輩から、我孫子道直伝の【地獄の特訓】を受ける事になるのだ!
(ちなみにサクラさんがヒグマを退治したと言うエピソードは、三年ほど前に親から逸れたツキノワグマの子グマを優しく保護した事に、某人物の個人的妄想と解釈が混同した話しで、親グマが見つかるまでの間、子グマにサクラさんが大変なつかれていただけなんだが…
時々イタズラした子グマを叱ったりする光景を大袈裟に【退治】と表現している様だが…
それでも凄い事だな?)
「…そ、そうか、そんなコトが?
しかし、ここに来てサクラ殿ご本人にお会いしたのだ、そんな【コワイお姉さん】では無かったであろう?
それこそ、お前たちの【姉】として…」
「もういいんです 兄様。
…そのコトはボクらではなしあって《かいけつ》》しました、…やっぱりサクラお姉さんを兄様の【お嫁さん】にするのはダメデス‼︎」
「だよなー!」
「…だね。」
…ブッ!
世話役のゼンが思わず吹き出してしまった⁈
「…な、なんだ…と?
な、何故だ、お前たちはサクラ殿の【素晴らしさ】が分かったのではないのか⁈」
「うん、わかったよ。
だからね、サクラお姉さんは兄様にはとってももったいないくらいステキなお姉さんなんだよ、せめて兄様はお姉さんと同じくらい強くないと【お婿さん】にはならないでしょ?」
「…ぶ、ぶわはははーー、
イオ様、全くもって正論ですな、ルゥ様たちはよくわかっておいでの様ですぞ!」
「…ゼン、…貴様までもそんな事を…
いや、確かにその通りだ、
いや、しかし…」
「でもね、サクラお姉さんと同じくらい、ステキなお姉さんもいたんだよ!」
「…だな。」
「オー、それオイラも思ったゾッ‼︎」
「ほぅ、小さな王子たちも、意中の方がいらっしゃっる様ですね?」
冷やかす訳でなく、ただ三人の王子たちがどんな女性が好みなのか知りたいゼンと、
「なぬ?」
兄の恋路は通せんぼするのに淡い恋心が芽生えた弟たちに戸惑うイオ?
「へぇ、そうなんだ?」
そして、三人の【ちっちゃい恋の物語】が聴けると、ほっこり顔で期待している睦月。
「…あのね、ボク…メイヤお姉さんが好き…なんだ!」
「…サリーねえちゃん、面白いから好き…かも?」
「オイラは、マイヤねぇだろ、シェラねぇに、セイカねぇもダっ!
だってスゲー強いんだゼ、あのねえちゃんたち‼︎」
…ガゥ、まさかの【ハーレム願望】?
「…あまいゾ、ガゥ、…マイヤねぇよりサリーねえちゃんの方が【たたかい】のときはスゴイつおい!
『せいぎのためなら、オーガにもなる!』んだからな?
なんでも…元のせかいに忘れてきた【甲冑】があれは…ドラゴンもたおせるって言っていたぞ?」
…ドラゴン?
…甲冑だと?
たしかにサリーとはイオに飲み物をぶち撒けた女の子だったな?
関心無い様でも、しっかりと情報収集し、戦力分析しているゼン?
子供の戯言と侮ってはいけない、こんなトコロにも有益な情報は転がっているモノなのだ?
そういえば、確か龍人の王子も来ているハズだが、まだ顔を合わせていない?
おそらくはコチラのホストたちが上手く我らを誘導しているのだろう?
正直言って大助かりだ、アチラのお目付け役もそうだろうと思う、毎度の事ながら多種族間のイザコザが起きない様にと身を粉にしているのだ、折角こんなにくつろいで、しかもこんなに面白い光景が見れているのだから、せめて終いまで見たいでは無いか⁈
そんな事を思っていたりしているゼンであった…。
その頃、もう一方のお目付け役は…
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