俺、お兄ちゃんにナリます! 異世界妹が出来ましたよ⁈

猫寝 子猫

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真・ココにいるよ!

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 ゴシゴシ、ゴシゴシ!

 今日は朝からの掃除をしているサリー。

 終わったら、一番風呂をなお父さん…じゃない、お兄ちゃんとに入るのだ!

 そのつもりでせっせと掃除していた?


 『サリーは学校に行きたくは無いのかい?』

 このおウチの【お父さん】に中学に通わないかと聞かれたが、大勢の人がいる場所が怖いので許してもらった。

 どうしてもお城の嫌な思い出が頭の中をぐるぐるして、気持ち悪くなりを暴走させてしまうのでは無いかと不安になるからだ⁈

 もちろん、そんな事にならない様に自分を作ってくれたが【リミッター安全装置】を施してくれた。

 大切な人を護る時のみ解除される様にされているそうだ?


 まだ解除された事は無いけど、その事が怖いと正直に打ち明けたら、この世界での両親と兄や姉たちは分かってくれた。



 なので、自分はできるだけこのから出ず、家の仕事を手伝ったり、近所の畑仕事を手伝ったり、そしてもうすぐ生まれてくる赤ちゃんのお世話をしたり、色々と忙しいのだ?




 さて、湯船も綺麗になったし、お湯を入れるか!

 毎朝一番に入りに来る浦島のお爺ちゃんが帰った後に急いでお湯を抜いて掃除を始めた。

 夕方にはのジジババが入りに来るし、その前にを誘ってタイムだ!



 「あっ、サリー!

 何処にいるかと思ったら、ココに居たのか?」


 「…あの、その、お兄ちゃん…。」

 「おっ、掃除してくれていたんだな、ありがとう!

 しかも、丁度終わったばかりみたいだな?」

 「…うん、…だからね、」


 「なら、サリーも一緒に入れよ、温泉に。」


 …えっ?

 ええぇーーー?







 「わーい、大きなお風呂だね!」

 「…で、デカい…。」

 「なぁ、なんで兄ちゃんは一緒じゃないんだ?」


 「ほらほらぁ~、ちゃんと身体を~洗ってからぁ~入るんですよぉ~。」

 何がデカいのにクゥが驚いているのかあえて聞くまい…

 もちろん、水着なんてつけてないよ!


 お前たち、自分たちが幼児である事を幸せに思え!


 …さすがに俺はそこには入れないからな…


 「…さ、さすがにお姉さんたちには敵わないよ~!」

 「…姉さん、ソレはボクも同じです、でもいつかはボクらも姉様たちくらい大きくなりますよ!」

 「そうだよね!

 うん、頑張ろうねマイヤちゃん!」


 何の話しかは、各々予想してくれたまえ⁈


 …驚いた、お兄ちゃん一緒に入ろうと言ったのでは無くて、お姉さんたち皆んなと入浴なさいと言う意味だったんだね?


 でも、小さな男の子も一緒なんだ…?


 うん、小さいけどチャンとついてるね⁈

 なんか可愛い!

 お兄ちゃんのはどんなだろう?

 なんて考えているサリーであった?



 「…サリーちゃん、早く身体洗ってお風呂入ろうよ?

 何かあったの?」

 「…お兄ちゃんも一緒かと思ったから?」

 「…そだね、ちょっと残念だね?

 だけだったら、一緒に入ってくれたかも知れないけど、お姉さん達が一緒の時はダメかもね?」

 小さいが笑いながらそう言った?

 そう言われて、サリーちゃんが聖歌サンのお胸を見る…

 他にもシェラお姉さんや今日初めてあったドラゴンのお姉さん…

 「…聖歌お姉ちゃんがチャンピオンです!」


 「サクラお姉ちゃんも大きいんだよ!」


 「…姉さんたち、そろそろその話題から離れましょう、ボク虚しくなってきました。」 


 サリーやメイヤたちが三つ子を泡だらけにして洗ってあげてる間、その三人を聖歌やシェラが背中を流している…

 偶然だけど、マイヤの背中や頭を洗ってあげているソニア嬢?

 こんな経験は初めてだ⁈

 湯浴み中に世話係に洗われる事はあっても、が年下の女の子を洗ってあげるなんて⁈

 ちょっと甘美で、新鮮な体験だわ…


 …でもこの子、よく見ると古傷がたくさんある?

 こんなに近くで見ないとわからないくらいのモノだけど…

 今、気がついたけど片耳もギザギザに千切れた痕が…

 「…あ、気になってしまいますよね?」

 「…ご、ごめんなさい、つい見入ってしまい…あ、あの…」


 「ボク…元の世界では、色々あったモノで…、」



 元の世界…

 おそらくこの子、【奴隷】として扱われていたのだろうか?

 特に【ヒト種】の貴族や王族には【他種族】を労働力や愛玩用にさらってくると聞いている?

 ドラゴニュートの子女も奴隷にしようと狙う愚か者もいるが、一族からの報復を恐れて滅多に手を出されない?

 幼い頃からドラゴニュートの戦闘力はかなりのモノだし、敵と見たら全滅させるまで執拗に攻めてくる一族の結束力は広く恐れられてる。

 お陰で命の危険を犯してまでドラゴニュートを奴隷にしようと狙われる事は滅多にない。

 こんな幼い子に酷い事をするなんて何処の世界にも下衆な貴族はいるモノだ…

 「…よし、次はワタシシェラがソニア殿の背中をお流ししよう。」

 「…へ?」



 「キャっ!クゥちゃんのオチ〇〇ン触っちゃったよ!」

 「姉さん落ち着いて、ソレはシッポですから!」

 「…お、おネェちゃん、ソコはシッポじゃないよ~!」

 「アッ? ルゥくんごめんね、痛くなかった?」

 なんか楽しそう?







 「…ん~ん、こんなんしか無いけどイイかな?」


 その頃、俺はチビ達の着替えを用意していた、俺の子供の頃な服は最近マイヤがお気に入りで良く着てくれているが、ソレより小さいモノだと、もうあまり無さそうだ。

 とりあえずブカブカだけど短パンとTシャツを用意した。

 龍人の女の子にはサクラさんが女性陣のモノでサイズの合いそうな物を探してくれるそうだ

 「えぇ、イイと思いますよ。」

 サクラさんが用に下着と、各サイズで浴衣を作っていてくれたので、湯上がりはにはコレを着てもらおう。

 三つ子の服は洗濯したので、乾いたら着替えるか持ち帰らせよう。
 

 先程、コマキさんがウラジィの家の縁側で眠ってしまっていたウチのミイヤを抱いて連れてきてくれた?

 腹が膨れているみたいだ?


 「ごめんなさい、可愛いから…」

 「ハハ…コイツ、幸せそうな顔して、もう仕方ないな!」

 時々ミイヤの奴、姿を見ないと思ったらあっちこっちのお宅で【餌付け】されてる様だ?

 何か【地域猫】みたいだな?


 「あの、外のお風呂、貸切みたいだけど?」

 「あ~、そろそろウチの皆んなが出てくるはずだから、時間には普通にしますよ、入りに来てくださいね⁈」

 「ええ、ソレでは後でハルちゃんやイクちゃんと入りに来ますね。」


 コマキさんとハルナはすっかり仲良くなって、まるで姉妹の様だ?

 ソレにヤマバァのトコロの郁美さんとも親しくしている。

 まぁコマキさんは褐色肌のダークエルフだし、郁美さんは超巨乳のミノタウロスだけどね?

 

 「…また、のぞきが出ない様に仕掛けておかないとな?」


 …そうなんだ、最近の悩みの一つはこれなんだよ。
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