俺、お兄ちゃんにナリます! 異世界妹が出来ましたよ⁈

猫寝 子猫

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今年の実りは上々ね?

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 我が家の庭にはテニスコート一面分ぐらいの家庭菜園がある。

 何でも元は【牛舎】が有ったらしい?

 父さんが子供の頃には牛はモォ~居なかったそうで、生前が家庭菜園をやってみたいと言う事で牛舎を解体したそうだ。

 確かにその解体した木材が今だに敷地内に山積みされていて、雨風に晒して傷まない様に【ブルーシート】を被せてある。
 大きさや形状から見て、使えそうなモノから【鶏小屋】や【物置き】【ベンチ】等の材料に使っていたし、傷んだモノや汚ったないモノは【風呂焚き】の燃料にしてきた。

 特に【ベンチ】などは父さんが居なくなってから俺とサクラさんで作ったモノだ。

 畑仕事の途中で休憩する時にいいかなって、二人して作ったんだ…

 「もう木材も殆ど残って無いな?」

 ココに来て、住人たちが色々と利用しているからだ!

 マイヤは技の修練用に【木人】の的を数体作った⁈

 他にもメイヤは花壇の柵、ミイヤは爪とぎ台?

 我が家の庭も随分と賑やかひなってきたモンだ。


 今は南瓜とサツマイモ、あとジャガイモが収穫出来そうだ。

 「今度のには御馳走出来そうですよ、アキトくん。」


 「へ、へぇー、そ、そうなんだね⁈

 た、楽しみだなぁ?」

 当日のパーティーでは、自分で収穫したモノをその場で調理して食べようと言う趣向らしい?

 まぁそれ以外にも料理は用意するつもりらしい?

 廃材を利用して作った【ピザ窯】なんてのも有るし?


 「そうだ、焼き芋パーティーとかどうですか?

 あの辺りの葉の状態だと、今の内に掘り起こして、追熟させておきましょう!

 来週のパーティーには、程よく甘くなってるハズですから!」


 うん、確かにサクラさんが指刺した辺りは葉や茎が黄色くなり始めている。

 掘り起こしたばかりのサツマイモはまだあまり甘く無いのだ、澱粉質か熟成して糖分に変わる時間が必要だから。


 「さて、どのくらい収穫しましょうか?

 ねぇアキトくん、どのくらいだと思います?」

 …何か張り切ってるよな、サクラさん?

 まさかホームパーティーお見合いが楽しみとか?


 確かにサクラさん、結婚適齢期だし?

 でも、そうなるともうココには居てくれないって事だよな?


 「そうだ、そうなると【焼き芋】用に【古新聞】や【薪】が必要ですね!

 風呂焚き用とは別に確保しておかないとと!

 サツマイモ掘りの後で、お風呂とか最高ですよね?」


 「そうだね、自分で掘り起こした芋はお土産かな?

 なら、ちょっと多めに収穫しても良くない?

 家で直ぐ食べる用と追熟させて美味しくなるまで楽しみに待ってる用とさ。」


 「いいですね、何でも幼い弟さんがいる方もいるとか?

 きっと喜ばれますね!」


 …違うな、アレは単純に招待した人達を喜ばせたいだけなんだ!

 今回のホームパーティーはご近所の方も御招待してるしね?



 「そうだ、メイヤちゃんたちにも芋掘り、手伝ってもらいましょう!

 私、呼んできますね!」

 …いつも通りのサクラさんだ。





 そう思ってたんだけどなぁ?


 
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