20 / 76
第二の帰還者。
しおりを挟む
「有った! この家みたいよ!」
彼女たちは突然やって来た!
しかも軽自動車を勝手にウチの敷地に停めて⁈
裏手が騒がしいので、見に行くと⁇
「ナンダ、なんだ?」
三人の若い女性が何やら騒いでいる?
「あ! ココの人だよね?」
「お願い! ワタシ達にも温泉に入れさせてよ!」
「お肌、ツルツルになりたいのよ!」
…だ、誰だよ、アンタ達?
「ちょ、ちょっと待って下さい、そんな場所から入らないで下さいよ!」
聖歌サンがサツマイモ畑用に、石灰や堆肥を撒いて、土が馴染むまで寝かしている場所に、ドカドカ足を踏み入れやがったな⁈
どうやら、【露天風呂】目当ての様だ。
以前も話したが、ココの【露天風呂】はご近所サンには無料で開放している。
あくまで歩いて来れる範囲のご近所サンだ。
そんなに広い範囲で公表していないし、今後は民宿のウリの一つとして活用するつもりなので、あまり大騒ぎして欲しくない。
しかも、タダだからと言って、遠方から車で乗り付けて、わざわざ入りに来られると、それはそれで対応に困る。
まぁマナーさえ守ってもらえれば、問題無いハズなのだけど?
ちなみに今彼女達が車を停めてる場所、今妹たちと一緒にショッピングセンターへ買い物に行っているサクラさんの軽ワゴン車を普段停めている場所だ!
プルルル~、キキィーッ!
ん、バイクか?
「…ハァ…ハァ…アッキー、ゴメン…!
…さぁ…みんな、…この人に…謝って…⁈」
状況を見て、直様硬い表情で女性たちを睨むフランさん⁇
「えっ、お嬢?」
「フランちゃん、なんでそんなに怒ってるの?」
「訳わかんないし?」
どうやら彼女たちを追いかけて、愛機の四輪駆動車両【クーデル】でやって来たフランさん⁈
つまりこの人たちは【富士見ケミカル】の女性社員って事か?
それにしても…
「なんだナンダ、そのマシンは!
カッコいい!
変形とかしそうで!」
「…ソコ…なんだね、…驚く…ところ?
…アナタたち、…あの場所…は、私…有地だから、…直ぐに…あの社用車をどかしなさい!」
「えぇ~、何処にですか?」
「…ウチ…の寮の駐車…場よ。」
「そ、それって、帰れって事?」
「…そうよ、
マナーやルールが守れない人は、地元の方々にご迷惑が掛かるからね‼︎
普段、工場長から言われてるでしょ!」
フランさんの口調が、珍しくアップテンポになった?
「ヒッ!」
「な、何、何のことよ?」
「ご、ごめんなさ~い、二人がどうしても入りたいって言うから!」
思えばフランさんは、葉月と一緒にこの家に来た時に一度だけ【露天風呂】に入っている。
その後は一度も【露天風呂】にはあまり入浴していない。
時々、ウチに泊まる時は有るが、そのほとんどが内風呂で、メイヤたちと仲良く入浴している。
ちなみに我が家の内風呂は【五右衛門風呂】なのだけど、温泉の湯を入れる事も可能だし、薪や近所で貰った廃材を燃やして湯を沸かし直す事もある。
とにかく一度、彼女たちには帰ってもらった。
今後どうするかは後でフランさんに決めてもらう。
「ごめんね、アッキー!
こんな事になりそうだから、寮ではココの事を一切話さなかったのに!」
経営者の親族として、地元の方々との【付き合い方】は慎重になっていたらしい。
「あのフランさん?」
「ん、なにかな?」
「話し方がいつもと違う様な?」
「アレれ?
急な事だから、【emergency】モードに切り替わってたみたい。」
「エ、エマーなんだ?」
「私、子供の頃に心臓の発作を起こして、ペースメーカーを使っているの。
コレは、発作を起こさない様にペースメーカーが【フル稼働】している状態なのよ。」
分かった様な分からない様な?
つまり、怒りで我を忘れそうなのをペースメーカーさんが宥めてるって事かな?
とにかく今回の工場従業員の暴挙を平謝りしてくれたフランさん。
「まさか、普段【露天風呂】を使わないのも?」
「うっかり温泉の事、話さない様にと思って。」
富士見ケミカルの工場で働いている人の七割以上は近隣に住んでいる地元民、もしくは電車で通勤出来る範囲にいる近県の方々だ。
なので、マナーや「一般的な常識」を守ってもらえれば、ココの【露天風呂】を利用するに何ら問題ないのだが、
今回、この地域の常識やマナーを欠いた行為をした三人は、東京での就活に失敗し、東京本社の臨時アルバイトから【正社員】を目指してコチラの工場勤務に無理矢理泣きついて、ねじ込んで来たイレギュラーな【仮採用】組らしい?
社員寮で、シェラからココの温泉の事を聞いて、社用車を無断で使ってココに来たらしい?
社員用に電動自転車があるそうだし、それを使うかもしくは、ローカルバスを使うか、やり様は有ったハズなのだが…
「自転車だと湯冷めするし、田舎のバスって運賃高いからって事らしいの。」
あくまで自分ファーストだな?
「問題児だな、仕事とかちゃんと出来てるの、あの人たち?」
「…微妙かな?
でも、今回の件で解雇するわ、本当にごめんなさいね。」
解雇ねぇ~?
「ウチとしては、キチンと本人たちから謝罪してもらえたら、大事にはしないけど?」
「地元にご迷惑をかけているの、コレが初めてじゃないから。」
「…そう…なんだ。」
三日経ったが、まだ謝罪に来ない三人?
素直に謝ったら、快く温泉に浸かってもらおうと思ったいたのに?
後で聞いたら、夜中に果実園から収穫前の果物を盗んでいた事が判明したとか?
しかもヤマバァの果樹園だったよ。
フランさん、本当いたたまれないだろうなぁ、
時々ウチに遊びに来た時なんかに、メイヤたちと近所を散歩していた時なんかで、ヤマバァに林檎の蜂蜜漬けを貰った事が有ったとか?
「みんな、【お人形サン】みたいで可愛いねぇ。」
ヤマバァのウチは、子供も孫も男の子ばかりなんだそうで、メイヤたちは本当可愛がられている。
果樹園の受粉を自分のところで飼っている【セイヨウミツバチ】に手伝ってもらって、蜂蜜も自家製なんでめっちゃ美味い。
それはいいけど、良くしてくれた人に迷惑かけている、辛いだろうな。
しかもそれに【シェラ】が参加していたらしい?
「…すまん、知らなかったのだ。
夜に捥ぎたてを食べるのが【通】だと聞いたので同行したんだ、まさか果物泥棒だったとは思わなくて⁈」
町の人たちはキチンと詫びを入れ、反省してくれれば今回だけは大目に見るそうだ、あの三人も。
しかし、俺的には大変不服だが何故かシェラの身柄は【日野家】で預かる事になった⁈
「…アッキー、…ゴメンね…シェラの事、…苦手でしょ…?」
「仕方ないですよ、我慢します。」
我孫子道さんが方方に謝罪してこのくらいですんだのだ。
「シェイラ、私がこの家の主人、【日野 鉄次】だ。
ココにいる間は、【父親】だと思って何でも話してくれ。」
【施設】の偉い人が
「何卒よろしく!」
と、頭を下げに来た。
正直アチラも対処に困っている様だ?
(結果、父に丸投げした様な?)
「す、すま…すいませんでした。
自分は…
アキト殿にも言われていたのに…
【ゴウに入ればゴウになれ!】と教わっていたのに…」
微妙に違うけど、分かってはいたらしい?
ただ今回は誤った【ゴウ】に従った様だけど。
「シェイラは本当にこの国で暮らしたいと思っているのかい?」
父はある事を決意している様だけど?
「もし元の世界に帰りたいならば、あまり時間は掛けられないが近日中で有れば可能らしい。
だけど、騎士の称号や貴族の位を捨てて、この国の民として生きる覚悟が有るなら…
俺の【娘】にならないか?」
「えっ…」
実は今、この世界とシェラやメイヤたちが居た世界が辛うじて繋がっている場所が在るらしい⁈
あと数日ならば、その場所を通って自分の故郷に帰る事が出来るらしい?
第二の帰還者のお陰で!
「わ、私の、ち、父上に成ってくれますか?
あの場所には、もう私の帰りを待ってくれている家族は…
…。」
実は、シェラの本当の故郷はヴィーナス王国に吸収された小国で、血縁で生き残っているのはもう彼女だけらしい…
父さんに縋りつき泣きだしたシェラが詳しい身の上を語ってくれたのは数日後だった。
ちなみにシェラの奴、本当は俺より二歳歳下だった事が判明…
えっ、義妹なの?
「よ、よろしく頼む、兄上。」
「あ、あぁ、よろしくな。」
それから、さらに数日後⁇
「オジサン!
ご無事だったんですね!」
民宿のお客様第一号がお越しになられた?
意外にも父さんと顔見知りの様だ?
「あ、あれは【聖女ヒヨリ】サマでは⁈」
日野 シェイラと改名した義妹が驚いている?
聖女サマだって?
見たところ俺と同じ歳くらいに見えるのだけど?
「ん、紹介しよう。
彼女は【小鳥遊 陽夜里】さんだ。
父さんと同じく、【異世界】に行って帰って来た女の子だ。
ヒヨリさん、ココにいるのがオジサンの家族だ。」
「はい、あのハジメマシテ、タカナシ ヒヨリです!
…で、オジサン、可愛い小学生の息子さんは何処に居るのですか?」
それはそれは目をキラキラさせて期待している元聖女サマ?
…ソレって、まさか俺のこと?
彼女たちは突然やって来た!
しかも軽自動車を勝手にウチの敷地に停めて⁈
裏手が騒がしいので、見に行くと⁇
「ナンダ、なんだ?」
三人の若い女性が何やら騒いでいる?
「あ! ココの人だよね?」
「お願い! ワタシ達にも温泉に入れさせてよ!」
「お肌、ツルツルになりたいのよ!」
…だ、誰だよ、アンタ達?
「ちょ、ちょっと待って下さい、そんな場所から入らないで下さいよ!」
聖歌サンがサツマイモ畑用に、石灰や堆肥を撒いて、土が馴染むまで寝かしている場所に、ドカドカ足を踏み入れやがったな⁈
どうやら、【露天風呂】目当ての様だ。
以前も話したが、ココの【露天風呂】はご近所サンには無料で開放している。
あくまで歩いて来れる範囲のご近所サンだ。
そんなに広い範囲で公表していないし、今後は民宿のウリの一つとして活用するつもりなので、あまり大騒ぎして欲しくない。
しかも、タダだからと言って、遠方から車で乗り付けて、わざわざ入りに来られると、それはそれで対応に困る。
まぁマナーさえ守ってもらえれば、問題無いハズなのだけど?
ちなみに今彼女達が車を停めてる場所、今妹たちと一緒にショッピングセンターへ買い物に行っているサクラさんの軽ワゴン車を普段停めている場所だ!
プルルル~、キキィーッ!
ん、バイクか?
「…ハァ…ハァ…アッキー、ゴメン…!
…さぁ…みんな、…この人に…謝って…⁈」
状況を見て、直様硬い表情で女性たちを睨むフランさん⁇
「えっ、お嬢?」
「フランちゃん、なんでそんなに怒ってるの?」
「訳わかんないし?」
どうやら彼女たちを追いかけて、愛機の四輪駆動車両【クーデル】でやって来たフランさん⁈
つまりこの人たちは【富士見ケミカル】の女性社員って事か?
それにしても…
「なんだナンダ、そのマシンは!
カッコいい!
変形とかしそうで!」
「…ソコ…なんだね、…驚く…ところ?
…アナタたち、…あの場所…は、私…有地だから、…直ぐに…あの社用車をどかしなさい!」
「えぇ~、何処にですか?」
「…ウチ…の寮の駐車…場よ。」
「そ、それって、帰れって事?」
「…そうよ、
マナーやルールが守れない人は、地元の方々にご迷惑が掛かるからね‼︎
普段、工場長から言われてるでしょ!」
フランさんの口調が、珍しくアップテンポになった?
「ヒッ!」
「な、何、何のことよ?」
「ご、ごめんなさ~い、二人がどうしても入りたいって言うから!」
思えばフランさんは、葉月と一緒にこの家に来た時に一度だけ【露天風呂】に入っている。
その後は一度も【露天風呂】にはあまり入浴していない。
時々、ウチに泊まる時は有るが、そのほとんどが内風呂で、メイヤたちと仲良く入浴している。
ちなみに我が家の内風呂は【五右衛門風呂】なのだけど、温泉の湯を入れる事も可能だし、薪や近所で貰った廃材を燃やして湯を沸かし直す事もある。
とにかく一度、彼女たちには帰ってもらった。
今後どうするかは後でフランさんに決めてもらう。
「ごめんね、アッキー!
こんな事になりそうだから、寮ではココの事を一切話さなかったのに!」
経営者の親族として、地元の方々との【付き合い方】は慎重になっていたらしい。
「あのフランさん?」
「ん、なにかな?」
「話し方がいつもと違う様な?」
「アレれ?
急な事だから、【emergency】モードに切り替わってたみたい。」
「エ、エマーなんだ?」
「私、子供の頃に心臓の発作を起こして、ペースメーカーを使っているの。
コレは、発作を起こさない様にペースメーカーが【フル稼働】している状態なのよ。」
分かった様な分からない様な?
つまり、怒りで我を忘れそうなのをペースメーカーさんが宥めてるって事かな?
とにかく今回の工場従業員の暴挙を平謝りしてくれたフランさん。
「まさか、普段【露天風呂】を使わないのも?」
「うっかり温泉の事、話さない様にと思って。」
富士見ケミカルの工場で働いている人の七割以上は近隣に住んでいる地元民、もしくは電車で通勤出来る範囲にいる近県の方々だ。
なので、マナーや「一般的な常識」を守ってもらえれば、ココの【露天風呂】を利用するに何ら問題ないのだが、
今回、この地域の常識やマナーを欠いた行為をした三人は、東京での就活に失敗し、東京本社の臨時アルバイトから【正社員】を目指してコチラの工場勤務に無理矢理泣きついて、ねじ込んで来たイレギュラーな【仮採用】組らしい?
社員寮で、シェラからココの温泉の事を聞いて、社用車を無断で使ってココに来たらしい?
社員用に電動自転車があるそうだし、それを使うかもしくは、ローカルバスを使うか、やり様は有ったハズなのだが…
「自転車だと湯冷めするし、田舎のバスって運賃高いからって事らしいの。」
あくまで自分ファーストだな?
「問題児だな、仕事とかちゃんと出来てるの、あの人たち?」
「…微妙かな?
でも、今回の件で解雇するわ、本当にごめんなさいね。」
解雇ねぇ~?
「ウチとしては、キチンと本人たちから謝罪してもらえたら、大事にはしないけど?」
「地元にご迷惑をかけているの、コレが初めてじゃないから。」
「…そう…なんだ。」
三日経ったが、まだ謝罪に来ない三人?
素直に謝ったら、快く温泉に浸かってもらおうと思ったいたのに?
後で聞いたら、夜中に果実園から収穫前の果物を盗んでいた事が判明したとか?
しかもヤマバァの果樹園だったよ。
フランさん、本当いたたまれないだろうなぁ、
時々ウチに遊びに来た時なんかに、メイヤたちと近所を散歩していた時なんかで、ヤマバァに林檎の蜂蜜漬けを貰った事が有ったとか?
「みんな、【お人形サン】みたいで可愛いねぇ。」
ヤマバァのウチは、子供も孫も男の子ばかりなんだそうで、メイヤたちは本当可愛がられている。
果樹園の受粉を自分のところで飼っている【セイヨウミツバチ】に手伝ってもらって、蜂蜜も自家製なんでめっちゃ美味い。
それはいいけど、良くしてくれた人に迷惑かけている、辛いだろうな。
しかもそれに【シェラ】が参加していたらしい?
「…すまん、知らなかったのだ。
夜に捥ぎたてを食べるのが【通】だと聞いたので同行したんだ、まさか果物泥棒だったとは思わなくて⁈」
町の人たちはキチンと詫びを入れ、反省してくれれば今回だけは大目に見るそうだ、あの三人も。
しかし、俺的には大変不服だが何故かシェラの身柄は【日野家】で預かる事になった⁈
「…アッキー、…ゴメンね…シェラの事、…苦手でしょ…?」
「仕方ないですよ、我慢します。」
我孫子道さんが方方に謝罪してこのくらいですんだのだ。
「シェイラ、私がこの家の主人、【日野 鉄次】だ。
ココにいる間は、【父親】だと思って何でも話してくれ。」
【施設】の偉い人が
「何卒よろしく!」
と、頭を下げに来た。
正直アチラも対処に困っている様だ?
(結果、父に丸投げした様な?)
「す、すま…すいませんでした。
自分は…
アキト殿にも言われていたのに…
【ゴウに入ればゴウになれ!】と教わっていたのに…」
微妙に違うけど、分かってはいたらしい?
ただ今回は誤った【ゴウ】に従った様だけど。
「シェイラは本当にこの国で暮らしたいと思っているのかい?」
父はある事を決意している様だけど?
「もし元の世界に帰りたいならば、あまり時間は掛けられないが近日中で有れば可能らしい。
だけど、騎士の称号や貴族の位を捨てて、この国の民として生きる覚悟が有るなら…
俺の【娘】にならないか?」
「えっ…」
実は今、この世界とシェラやメイヤたちが居た世界が辛うじて繋がっている場所が在るらしい⁈
あと数日ならば、その場所を通って自分の故郷に帰る事が出来るらしい?
第二の帰還者のお陰で!
「わ、私の、ち、父上に成ってくれますか?
あの場所には、もう私の帰りを待ってくれている家族は…
…。」
実は、シェラの本当の故郷はヴィーナス王国に吸収された小国で、血縁で生き残っているのはもう彼女だけらしい…
父さんに縋りつき泣きだしたシェラが詳しい身の上を語ってくれたのは数日後だった。
ちなみにシェラの奴、本当は俺より二歳歳下だった事が判明…
えっ、義妹なの?
「よ、よろしく頼む、兄上。」
「あ、あぁ、よろしくな。」
それから、さらに数日後⁇
「オジサン!
ご無事だったんですね!」
民宿のお客様第一号がお越しになられた?
意外にも父さんと顔見知りの様だ?
「あ、あれは【聖女ヒヨリ】サマでは⁈」
日野 シェイラと改名した義妹が驚いている?
聖女サマだって?
見たところ俺と同じ歳くらいに見えるのだけど?
「ん、紹介しよう。
彼女は【小鳥遊 陽夜里】さんだ。
父さんと同じく、【異世界】に行って帰って来た女の子だ。
ヒヨリさん、ココにいるのがオジサンの家族だ。」
「はい、あのハジメマシテ、タカナシ ヒヨリです!
…で、オジサン、可愛い小学生の息子さんは何処に居るのですか?」
それはそれは目をキラキラさせて期待している元聖女サマ?
…ソレって、まさか俺のこと?
10
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
保健室で授業サボってたら寝子がいた
夕凪渚
恋愛
毎日のように保健室で授業をサボる男――犬山健はその日、保健室で猫耳の生えた少女――小室寝子と出会う。寝子の第一発見者であり、名付け親の養護教諭、小室暁から寝子を保護しろと命令され、一時は拒否するものの、寝子のことを思い保護することになるが......。
バーニャ王国から寝子を連れ戻しに来た者によって、「寝子をこっちの世界に適応させないと連れ戻す」と言われてしまう。そんな事実を健は最初皆に隠し通し、一人で全てやろうとしていたが、最終的にいろいろな人にバレてしまう。そこから寝子の真実を知った者だけが集まり、寝子を世界に適応させるための"適応計画"がスタートしたのだった。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
根暗男が異世界転生してTS美少女になったら幸せになれますか?
みずがめ
ファンタジー
自身の暗い性格をコンプレックスに思っていた男が死んで異世界転生してしまう。
転生した先では性別が変わってしまい、いわゆるTS転生を果たして生活することとなった。
せっかく異世界ファンタジーで魔法の才能に溢れた美少女になったのだ。元男は前世では掴めなかった幸せのために奮闘するのであった。
これは前世での後悔を引きずりながらもがんばっていく、TS少女の物語である。
※この作品は他サイトにも掲載しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる