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第7章
第11話 そ、そうなのぉ~
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よく見るとイーナさんの後ろには仲間の冒険者たちもいる。向こうは武器には手を置いていないが、殺気立っているようだ。
状況が分からず戸惑っていると、路地から出てきた獣人が大きな声を出した。
「あんたたち何をやってるんだい! 心配して見にきたら、こんな大通りで立ち回りでもするつもりかい!」
声を掛けてきたのは羊のお宿のメリーさんだった。
「「「メリー母さん!」」」
イーナさんやルーナさん、そして仲間たちがメリーさんのほうを見て、声を上げる。
「別に私は話がしたくて……」
ルーナさんは言い訳がましくメリーさんに言った。
「話をする雰囲気じゃないじゃないか! そんな雰囲気でアタル様達に詰め寄ったら、私が許さないよ!」
「「「……」」」
ルーナさんはちょっと不貞腐れた表情を見せていたが、すでに殺気は消えていた。
「アンタたち、そんなんじゃ晩御飯なしだからね!」
「「「そんなぁ~!」」」
ルーナさん達はメリーさんに抗議している。しかし、それは子供みたいな甘える感じもあり。まるで本当のお母さんと娘達といった雰囲気だ。
「クレア様、この子達を許してもらえないかい。イーナちゃんの事を心配していたみたいでね」
「いえ、雰囲気はともかく武器を手にしていなかったので問題ありません」
「そうかい、それならアタル様も一緒に、イーナちゃんの事で話をさせてもらえないかねぇ。この子達が馬鹿なことをしないように、私が見ているからさぁ」
メリーさんの提案を聞いて、クレアは私の顔を見てきた。私も何故こうなったのか気になっていたので、前に出て話す。
「こちらこそ話がしたいと思います」
そう話してイーナさんを見ると、泣きそうな顔をしている。私は安心するように彼女に微笑んで頷く。イーナさんは涙を零してしまったが、頷いて答えてくれた。
「それなら、宿の食堂で話をしないかい? こんな大通りじゃ話なんかできそうにないからねぇ」
そう言われて周りを見ると、人だかりができていた。私はメリーさんに了承の返事をすると、全員でメリーさんの宿に移動するのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
メリーさんの宿に移動するとメリーさんが飲み物を出してくれた。俺とクレアが並んで座り、反対側にはルーナさんとイーナさんが座っていた。
な、なんでこんなに険悪な雰囲気なのぉ~!
私達の後ろには相手を警戒するように護衛の兵士が3人立っていた。そしてルーナさん達の後ろには5人ほど女性冒険者と、それ以外にも数人、男の獣人冒険者もいる。相手側は何故か俺を睨んでいる。
「それで? 話とは何ですか?」
クレアさんは警戒しているようだが、落ち着いた声で尋ねた。
「それは、アンタの旦那が」
「ルーナはお黙り! イーナちゃん、アンタがまず説明しなさい!」
ルーナさんが興奮したように言い始めたが、それをメリーさんが止めてイーナさんに説明するように求めた。
「ご、ごめんなさい。グスッ、昨日宿に戻って色々考えてみたら……、グスッ、勢いだけであんなことになって、グスッ、本当にいいのかとか考えていたら、不安になって……、そんな私を心配したお姉ちゃんに話をしたら……」
イーナさんは泣きながらも事情を説明してくれた。彼女もどうやら勢いで決め過ぎたと、後になって思ったらしい。
王都の子供の事を、エルマイスター家が協力してくれることになり、後戻りできないと思ったら、余計に不安になったようだ。
そして泣きながらルーナさんや仲間たちに聞かれて答えたのだが、彼女も混乱して上手く話せず、何故か孤児院の子供たちを連れてくる条件で、私が彼女に強引に結婚を迫ったと思われたらしい。
「ご、ごめんなさい! でも、でも……、不安で、グスッ、アタル様のことは好きだけど、まだよく分からないし、どうしたら良いか……。奥様達は素敵だし、私では、グスッ、妾になれと言われたほうが良かったのに~!」
何でそうなるの!
まあでも、何となく分かる気がする。私も混乱していたからなぁ。
たぶん同じように色々考え始めて不安になり、もしかしたら獣人であることも含めて、ラナやクレアに引け目を感じたのだろう。だから嫁ではなく妾とか言い出したのではないだろうか。
悪いのは強引に進め過ぎたレベッカ夫人と、獣人好きで中途半端な私だと思う。
私は立ち上がって頭を下げて謝罪する。
「イーナさん、本当に申し訳なかった。あまりに急すぎる話にイーナさんが混乱するのも当然だと思う。私も混乱してレベッカ夫人の強引な話に同意してしまった。たぶんレベッカ夫人は獣人好きな私に、獣人の嫁がいたほうが良いと思ったのだろう。それで性格も良く、私が気に入ったイーナさんを嫁にしようと薦めたのだと思う」
「だからといって、子供たちを条件にして強引に」
「お黙り!」
ルーナさんがやや興奮して話し始めると、メリーさんが叱りつける。ルーナさんは話を止めたが、不満そうな顔をしている。
「何か誤解があるようだから言っておくが、旦那様はずっとイーナさんに結婚を強要しないように言っていた。子供たちの件をレベッカ様が持ち出した時も、旦那様は絶対にその事で彼女に結婚を迫ってはダメだと言った。それなのに、結婚を受けたのはイーナさんだったはずだ」
クレアがあの時の状況を説明してくれた。
う~ん、確かにそうではあるけど……。
「ごめんなしゃ~い、アタルしゃまがしゅきだと思ったかりゃ、うれしくてぇ~」
くっ、好きだと言われると、私も嬉しいでしゅ~!
ルーナさん達も、呆然としている。たぶん、混乱したイーナさんの話が前後したりして、勘違いが起きていたのだろう。
「私もあの時の雰囲気や勢いに流されてしまったと思う。たぶん、イーナさんとはお互いに惹かれるものはあったのだろう。それでも結婚となると、まだ数回しか会ったことがないので、不安になったのは私も同じです」
私の話を聞いても、まだルーナさん達は微妙な雰囲気だった。
「あの後、旦那様から結婚については、もう少し考えてからにしようと言われた。勢いだけでなく、イーナさんともう少しお互いに知り合い、私達にも同じようにイーナさんともっと知り合ってから判断しようと言われた」
「だから、もう少し時間を掛けてゆっくりと知り合ってからにしようとイーナさんには話すつもりだった。王都の子供たちを連れてくるのは進めようと思っている。その間に私や妻たちと、もっとお互いに知り合ってからにしたいと思っている」
少しルーナさん達の雰囲気は落ち着いてきた。それでもルーナさんは不安に思ったのか尋ねてくる。
「でも、子供たちを連れてくれば、イーナが断れなくなるじゃないのか?」
あっ、そうなる気もするぅ。
「旦那様は先日グラスニカから孤児を千人以上連れてこようとしたぐらいだ。数十人ぐらい連れてくることは気にしなくても大丈夫だ!」
くっ、その通りだが、なんかディスられている気が……。
みんなから唖然とした表情で見られて恥ずかしい。
「はははは、アタル様は常識外れだねぇ。それで結局どうなったんだい?」
メリーさんが楽しそうに笑って、クレアに尋ねた。
「全員が収容できる孤児院を旦那様がグラスニカで造って、そこで面倒見ることになった。大半が獣人の子供で、小さい子供の耳や尻尾を旦那様が触るから、旦那様を好きになる獣人が増えて大変だった。女の子を触らないように注意したら、男の子を触り始めて、男の子たちがちょっと危険な道に入りそうになって大変だったのだ。その事をレベッカ様に話したから、私達妻だけでなくレベッカ様も焦ったのかもしれないな」
そ、そうなのぉ~!?
ジト目でその場の全員に睨まれて、私はこの場から逃げ出したくなるのであった。
状況が分からず戸惑っていると、路地から出てきた獣人が大きな声を出した。
「あんたたち何をやってるんだい! 心配して見にきたら、こんな大通りで立ち回りでもするつもりかい!」
声を掛けてきたのは羊のお宿のメリーさんだった。
「「「メリー母さん!」」」
イーナさんやルーナさん、そして仲間たちがメリーさんのほうを見て、声を上げる。
「別に私は話がしたくて……」
ルーナさんは言い訳がましくメリーさんに言った。
「話をする雰囲気じゃないじゃないか! そんな雰囲気でアタル様達に詰め寄ったら、私が許さないよ!」
「「「……」」」
ルーナさんはちょっと不貞腐れた表情を見せていたが、すでに殺気は消えていた。
「アンタたち、そんなんじゃ晩御飯なしだからね!」
「「「そんなぁ~!」」」
ルーナさん達はメリーさんに抗議している。しかし、それは子供みたいな甘える感じもあり。まるで本当のお母さんと娘達といった雰囲気だ。
「クレア様、この子達を許してもらえないかい。イーナちゃんの事を心配していたみたいでね」
「いえ、雰囲気はともかく武器を手にしていなかったので問題ありません」
「そうかい、それならアタル様も一緒に、イーナちゃんの事で話をさせてもらえないかねぇ。この子達が馬鹿なことをしないように、私が見ているからさぁ」
メリーさんの提案を聞いて、クレアは私の顔を見てきた。私も何故こうなったのか気になっていたので、前に出て話す。
「こちらこそ話がしたいと思います」
そう話してイーナさんを見ると、泣きそうな顔をしている。私は安心するように彼女に微笑んで頷く。イーナさんは涙を零してしまったが、頷いて答えてくれた。
「それなら、宿の食堂で話をしないかい? こんな大通りじゃ話なんかできそうにないからねぇ」
そう言われて周りを見ると、人だかりができていた。私はメリーさんに了承の返事をすると、全員でメリーさんの宿に移動するのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
メリーさんの宿に移動するとメリーさんが飲み物を出してくれた。俺とクレアが並んで座り、反対側にはルーナさんとイーナさんが座っていた。
な、なんでこんなに険悪な雰囲気なのぉ~!
私達の後ろには相手を警戒するように護衛の兵士が3人立っていた。そしてルーナさん達の後ろには5人ほど女性冒険者と、それ以外にも数人、男の獣人冒険者もいる。相手側は何故か俺を睨んでいる。
「それで? 話とは何ですか?」
クレアさんは警戒しているようだが、落ち着いた声で尋ねた。
「それは、アンタの旦那が」
「ルーナはお黙り! イーナちゃん、アンタがまず説明しなさい!」
ルーナさんが興奮したように言い始めたが、それをメリーさんが止めてイーナさんに説明するように求めた。
「ご、ごめんなさい。グスッ、昨日宿に戻って色々考えてみたら……、グスッ、勢いだけであんなことになって、グスッ、本当にいいのかとか考えていたら、不安になって……、そんな私を心配したお姉ちゃんに話をしたら……」
イーナさんは泣きながらも事情を説明してくれた。彼女もどうやら勢いで決め過ぎたと、後になって思ったらしい。
王都の子供の事を、エルマイスター家が協力してくれることになり、後戻りできないと思ったら、余計に不安になったようだ。
そして泣きながらルーナさんや仲間たちに聞かれて答えたのだが、彼女も混乱して上手く話せず、何故か孤児院の子供たちを連れてくる条件で、私が彼女に強引に結婚を迫ったと思われたらしい。
「ご、ごめんなさい! でも、でも……、不安で、グスッ、アタル様のことは好きだけど、まだよく分からないし、どうしたら良いか……。奥様達は素敵だし、私では、グスッ、妾になれと言われたほうが良かったのに~!」
何でそうなるの!
まあでも、何となく分かる気がする。私も混乱していたからなぁ。
たぶん同じように色々考え始めて不安になり、もしかしたら獣人であることも含めて、ラナやクレアに引け目を感じたのだろう。だから嫁ではなく妾とか言い出したのではないだろうか。
悪いのは強引に進め過ぎたレベッカ夫人と、獣人好きで中途半端な私だと思う。
私は立ち上がって頭を下げて謝罪する。
「イーナさん、本当に申し訳なかった。あまりに急すぎる話にイーナさんが混乱するのも当然だと思う。私も混乱してレベッカ夫人の強引な話に同意してしまった。たぶんレベッカ夫人は獣人好きな私に、獣人の嫁がいたほうが良いと思ったのだろう。それで性格も良く、私が気に入ったイーナさんを嫁にしようと薦めたのだと思う」
「だからといって、子供たちを条件にして強引に」
「お黙り!」
ルーナさんがやや興奮して話し始めると、メリーさんが叱りつける。ルーナさんは話を止めたが、不満そうな顔をしている。
「何か誤解があるようだから言っておくが、旦那様はずっとイーナさんに結婚を強要しないように言っていた。子供たちの件をレベッカ様が持ち出した時も、旦那様は絶対にその事で彼女に結婚を迫ってはダメだと言った。それなのに、結婚を受けたのはイーナさんだったはずだ」
クレアがあの時の状況を説明してくれた。
う~ん、確かにそうではあるけど……。
「ごめんなしゃ~い、アタルしゃまがしゅきだと思ったかりゃ、うれしくてぇ~」
くっ、好きだと言われると、私も嬉しいでしゅ~!
ルーナさん達も、呆然としている。たぶん、混乱したイーナさんの話が前後したりして、勘違いが起きていたのだろう。
「私もあの時の雰囲気や勢いに流されてしまったと思う。たぶん、イーナさんとはお互いに惹かれるものはあったのだろう。それでも結婚となると、まだ数回しか会ったことがないので、不安になったのは私も同じです」
私の話を聞いても、まだルーナさん達は微妙な雰囲気だった。
「あの後、旦那様から結婚については、もう少し考えてからにしようと言われた。勢いだけでなく、イーナさんともう少しお互いに知り合い、私達にも同じようにイーナさんともっと知り合ってから判断しようと言われた」
「だから、もう少し時間を掛けてゆっくりと知り合ってからにしようとイーナさんには話すつもりだった。王都の子供たちを連れてくるのは進めようと思っている。その間に私や妻たちと、もっとお互いに知り合ってからにしたいと思っている」
少しルーナさん達の雰囲気は落ち着いてきた。それでもルーナさんは不安に思ったのか尋ねてくる。
「でも、子供たちを連れてくれば、イーナが断れなくなるじゃないのか?」
あっ、そうなる気もするぅ。
「旦那様は先日グラスニカから孤児を千人以上連れてこようとしたぐらいだ。数十人ぐらい連れてくることは気にしなくても大丈夫だ!」
くっ、その通りだが、なんかディスられている気が……。
みんなから唖然とした表情で見られて恥ずかしい。
「はははは、アタル様は常識外れだねぇ。それで結局どうなったんだい?」
メリーさんが楽しそうに笑って、クレアに尋ねた。
「全員が収容できる孤児院を旦那様がグラスニカで造って、そこで面倒見ることになった。大半が獣人の子供で、小さい子供の耳や尻尾を旦那様が触るから、旦那様を好きになる獣人が増えて大変だった。女の子を触らないように注意したら、男の子を触り始めて、男の子たちがちょっと危険な道に入りそうになって大変だったのだ。その事をレベッカ様に話したから、私達妻だけでなくレベッカ様も焦ったのかもしれないな」
そ、そうなのぉ~!?
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