178 / 224
第6章 塩会議
第39話 大きく息を吸ってぇ!
しおりを挟む
ハロルド様は、前より増えた偉そうな人と一緒に目の前にいる。
「そういうことで、私は何もしていないし、何もできなかったのです!」
私は無実であることを必死に説明した。私の説明内容にクレア達も頷いているし、客観的に何が起きたのか改めて聞いて、アーニャ夫妻も戸惑っている。
カーク「覚醒スキル……」
エドワルド「神罰が本当に……」
ゼノキア「教会がそんなことを……」
カービン「信じられません……」
ハロルド「神像なんかをアタルが造ったから……」
「ですが、あの丘を吹き飛ばした魔道具を使おうとしたじゃありませんか。私は命がけでそれを止めて……」
ちょいちょい、職員さん。変な事を言わないでよ!
ハロルド「なに!」
クレア・ラナ「「本当ですか!」」
ゼノキア「丘を吹き飛ばす魔道具……」
エドワルド「我が領はどうなるのだ……」
「ち、違います! 前に冒険者の足を吹き飛ばした魔法と同じ規模で、妻たちを守ろうとしただけです!」
あっ、魔導銃でなく、魔弾を単発で撃てば良かったのか!?
私と一緒にいたギルド職員さんは、涙目で頑張りましたと胸を張っているのがムカつく。
「申し訳ありません! 私達が駆けつけた時にはすべてが終わっておりました。ですが、その後の聞き込みの内容と違いはありません。捕縛した教会関係者も混乱しているようですが、同じような証言をしています。それに今回のことは教会関係者が、獣人の像を破壊して生命の女神像を奪おうとしたことは間違いないようです!」
グラスニカの兵士さんが更に教会関係者から聞き出した内容を報告してくれた。
おいおい、教会はこの神像区画を武力で制圧しようとしたのか!?
あの鎧の男達が聖騎士であり、王都から来た司教の命令で襲撃したらしい。
「すぐにクレイマン司教を連行してくるのだ! それから獣人の顔役と相談して兵士にこの地を守らせろ! こんど何かあったらこの町に何が起きるか……」
「「「はい!」」」
おうふ、エドワルド様はてんぱってるぅ!
兵士さんも深刻な顔つきで返事すると走りだしていった。
カービン「クレイマン司教は大司教の懐刀だったはず……」
カーク「教会と揉めそうですね……」
ゼノキア「今回は大丈夫じゃろう。我々という証人もいるからな」
エドワルド「なんでこんなことに……」
ハロルド「儂がアタルを連れてきたからじゃな……、すまん!」
ちょいちょい、ハロルド様、人聞きの悪いこと言わないでよぉ。
私は悪くないよ。悪いのはあの神達じゃないかな?
「まあ、今回の首謀者なら、神罰を受けることになるかもね……」
思わず声に出して呟いてしまった。それを聞いて偉い人たちはアーニャ夫妻を見つめ、見つめられた夫妻も困っている。
「アタル、これ以上何も起きないように何とかしてくれ!」
何とかできるかぁーーー!
「これからは必ず獣人の事も守っていく。だから私の事を許してくれぇ~!」
エドワルド様がアーニャ夫妻の手を取って、懇願しだした。
「何を言っているのですか。私も旦那も領主様の孤児院で育ったんですよ。領主様には感謝しています。そして、この町は私達の町でもあるんです。一緒に協力させて下さい!」
「あ、ありがとう!」
エドワルドさんとアーニャ夫妻が抱き合って涙を流している。他の人達は感動しているのか、目に涙を浮かべている人までいる。
確かに和解したというか、良い感じだとは思う。
でも、私だけ厄介者にされている気がするぅ。
なんだかなぁ~。
◇ ◇ ◇ ◇
集会所として造った建物に教会の人達が連行されてきた。さすがに現時点で捕縛する訳にはいかないのか、兵士たちに囲まれて5人ほどが連れられてきた。
「この地はすばらしいですねぇ」
明らかに身分の高そうな服を着た人物が、連行されてきたのに落ち着いた雰囲気で感想をもらした。
その様子にエドワルド様はお怒りの表情を見せていた。
「ほう、聖騎士に襲撃させておいて、それを悪いと思っていないようじゃな?」
ハロルド様は、言葉は普通だがこめかみピクピクさせながら威圧するように尋ねた。
「何か誤解があるようですなぁ。それより、まずは兵士が突然教会に来て、無理やり私達をここに連れてきた状況を説明していただけませんか?」
相手はハロルド様の威圧を受け流すと、エドワルドさんに向かって尋ねた。
「まあ待て、今回は私が間に入ろう」
ゼノキア侯爵が割って入る。
「教会と領主の間の揉め事ですから、外部の人間が間に入った方がよろしいでしょうね」
カークさんがそう話すとエドワルドさんも頷いている。しかし、教会の人は不満そうにしている。
「久しぶりじゃのぉ、クレイマン司教。儂が間に入って話をしたい」
ゼノキア侯爵は教会の人、クレイマン司教を知っているようだ。そして、ハロルド様達を紹介している。ハロルド様とカークさん以外は面識があるようだ。
「ああ、あなたがエルマイスター辺境伯殿ですか。お噂は聞いています。私は大司教からエルマイスター領の教会で起きたことを調査するように命じられた審問官です。辺境伯殿には、調査について色々とご相談したと思っていました」
クレイマン司教は、まるで今回の事件は自分には関係ないような口ぶりで話した。
「審問官? 別に儂は関係ないのぉ。すでにエルマイスターにいる司教と話はついている。後は勝手に教会内部で話をすればよいじゃろう」
ハロルド様は勝手にしろと言う感じで話した。クレイマン司教は、それを聞いて不満そうな表情を見せている。
「クレイマン司教、今は関係ない話を止めてくれ!」
ゼノキア侯爵がムッとして話した。
「これは申し訳ありません。私の役目に関わることでしたので、挨拶をさせて頂いただけです」
すまなそうな雰囲気を見せるわけでもなく、余裕の表情でクレイマン司教は答えた。
ゼノキア侯爵は不満そうだが、何があったのか丁寧に説明した。そしてクレイマン司教に尋ねる。
「すでにデジテル司教や聖騎士のイスタが、お主の指示で襲撃したと自供しておる。何か言いたいことがあるか?」
「確かに女神像を教会にお迎えするように指示したのは間違いありません。女神像ならば教会で管理すべきだと判断したからです。しかし、盗賊のように奪ってこいとか、襲撃しろとは言ってません!」
クレイマン司教は強気で自分の考えを主張した。
「ふむ、デジテル司教は女神像を持ってくるように指示されたと証言しておる。そして、獣人の像を破壊しろと指示されたとも証言しておる。必要なら聖騎士による実力行使もするように言われたともな」
ゼノキア侯爵は冷静に事実を話した。
「教会が女神像をお迎えしようとして何が問題なのです! 実力行使と言うのはお迎えしようとして、逆に襲われたら聖騎士に司教を守るように指示しただけです。
それに獣人の像など神託を愚弄する、邪神の像ではありませんか。それを破壊して何が問題なのですか!」
開き直ってるぅー!
シンジ(獣人の神)『ほう、儂が邪神だと!』
えっ、参戦! 何でドッズさんにまた魔力が!?
待て待て待ってぇーーー!
ドッズさんの白髪が少しキラキラしてるぅ~!
私は急いでドッズさんに近づくと両肩に手をかけて、落ち着かせようとする。
「ドッズさん、落ち着いてください! 大きく息を吸ってぇ~、そう、そんな感じでもう一度。はい、良い感じですよぉ~」
ドッズさんは私の指示で深呼吸すると、キラキラが収まっていく。
アタル『これ以上、問題を大きくするなぁ!』
シンジ『す、すまん!』
しかし、すでに手遅れのような気がするぅ。
全員がドッズさんのキラキラを見ていた。
クレイマン司教は先程までの余裕がなくなり、青ざめた顔で震えている。
「そういうことで、私は何もしていないし、何もできなかったのです!」
私は無実であることを必死に説明した。私の説明内容にクレア達も頷いているし、客観的に何が起きたのか改めて聞いて、アーニャ夫妻も戸惑っている。
カーク「覚醒スキル……」
エドワルド「神罰が本当に……」
ゼノキア「教会がそんなことを……」
カービン「信じられません……」
ハロルド「神像なんかをアタルが造ったから……」
「ですが、あの丘を吹き飛ばした魔道具を使おうとしたじゃありませんか。私は命がけでそれを止めて……」
ちょいちょい、職員さん。変な事を言わないでよ!
ハロルド「なに!」
クレア・ラナ「「本当ですか!」」
ゼノキア「丘を吹き飛ばす魔道具……」
エドワルド「我が領はどうなるのだ……」
「ち、違います! 前に冒険者の足を吹き飛ばした魔法と同じ規模で、妻たちを守ろうとしただけです!」
あっ、魔導銃でなく、魔弾を単発で撃てば良かったのか!?
私と一緒にいたギルド職員さんは、涙目で頑張りましたと胸を張っているのがムカつく。
「申し訳ありません! 私達が駆けつけた時にはすべてが終わっておりました。ですが、その後の聞き込みの内容と違いはありません。捕縛した教会関係者も混乱しているようですが、同じような証言をしています。それに今回のことは教会関係者が、獣人の像を破壊して生命の女神像を奪おうとしたことは間違いないようです!」
グラスニカの兵士さんが更に教会関係者から聞き出した内容を報告してくれた。
おいおい、教会はこの神像区画を武力で制圧しようとしたのか!?
あの鎧の男達が聖騎士であり、王都から来た司教の命令で襲撃したらしい。
「すぐにクレイマン司教を連行してくるのだ! それから獣人の顔役と相談して兵士にこの地を守らせろ! こんど何かあったらこの町に何が起きるか……」
「「「はい!」」」
おうふ、エドワルド様はてんぱってるぅ!
兵士さんも深刻な顔つきで返事すると走りだしていった。
カービン「クレイマン司教は大司教の懐刀だったはず……」
カーク「教会と揉めそうですね……」
ゼノキア「今回は大丈夫じゃろう。我々という証人もいるからな」
エドワルド「なんでこんなことに……」
ハロルド「儂がアタルを連れてきたからじゃな……、すまん!」
ちょいちょい、ハロルド様、人聞きの悪いこと言わないでよぉ。
私は悪くないよ。悪いのはあの神達じゃないかな?
「まあ、今回の首謀者なら、神罰を受けることになるかもね……」
思わず声に出して呟いてしまった。それを聞いて偉い人たちはアーニャ夫妻を見つめ、見つめられた夫妻も困っている。
「アタル、これ以上何も起きないように何とかしてくれ!」
何とかできるかぁーーー!
「これからは必ず獣人の事も守っていく。だから私の事を許してくれぇ~!」
エドワルド様がアーニャ夫妻の手を取って、懇願しだした。
「何を言っているのですか。私も旦那も領主様の孤児院で育ったんですよ。領主様には感謝しています。そして、この町は私達の町でもあるんです。一緒に協力させて下さい!」
「あ、ありがとう!」
エドワルドさんとアーニャ夫妻が抱き合って涙を流している。他の人達は感動しているのか、目に涙を浮かべている人までいる。
確かに和解したというか、良い感じだとは思う。
でも、私だけ厄介者にされている気がするぅ。
なんだかなぁ~。
◇ ◇ ◇ ◇
集会所として造った建物に教会の人達が連行されてきた。さすがに現時点で捕縛する訳にはいかないのか、兵士たちに囲まれて5人ほどが連れられてきた。
「この地はすばらしいですねぇ」
明らかに身分の高そうな服を着た人物が、連行されてきたのに落ち着いた雰囲気で感想をもらした。
その様子にエドワルド様はお怒りの表情を見せていた。
「ほう、聖騎士に襲撃させておいて、それを悪いと思っていないようじゃな?」
ハロルド様は、言葉は普通だがこめかみピクピクさせながら威圧するように尋ねた。
「何か誤解があるようですなぁ。それより、まずは兵士が突然教会に来て、無理やり私達をここに連れてきた状況を説明していただけませんか?」
相手はハロルド様の威圧を受け流すと、エドワルドさんに向かって尋ねた。
「まあ待て、今回は私が間に入ろう」
ゼノキア侯爵が割って入る。
「教会と領主の間の揉め事ですから、外部の人間が間に入った方がよろしいでしょうね」
カークさんがそう話すとエドワルドさんも頷いている。しかし、教会の人は不満そうにしている。
「久しぶりじゃのぉ、クレイマン司教。儂が間に入って話をしたい」
ゼノキア侯爵は教会の人、クレイマン司教を知っているようだ。そして、ハロルド様達を紹介している。ハロルド様とカークさん以外は面識があるようだ。
「ああ、あなたがエルマイスター辺境伯殿ですか。お噂は聞いています。私は大司教からエルマイスター領の教会で起きたことを調査するように命じられた審問官です。辺境伯殿には、調査について色々とご相談したと思っていました」
クレイマン司教は、まるで今回の事件は自分には関係ないような口ぶりで話した。
「審問官? 別に儂は関係ないのぉ。すでにエルマイスターにいる司教と話はついている。後は勝手に教会内部で話をすればよいじゃろう」
ハロルド様は勝手にしろと言う感じで話した。クレイマン司教は、それを聞いて不満そうな表情を見せている。
「クレイマン司教、今は関係ない話を止めてくれ!」
ゼノキア侯爵がムッとして話した。
「これは申し訳ありません。私の役目に関わることでしたので、挨拶をさせて頂いただけです」
すまなそうな雰囲気を見せるわけでもなく、余裕の表情でクレイマン司教は答えた。
ゼノキア侯爵は不満そうだが、何があったのか丁寧に説明した。そしてクレイマン司教に尋ねる。
「すでにデジテル司教や聖騎士のイスタが、お主の指示で襲撃したと自供しておる。何か言いたいことがあるか?」
「確かに女神像を教会にお迎えするように指示したのは間違いありません。女神像ならば教会で管理すべきだと判断したからです。しかし、盗賊のように奪ってこいとか、襲撃しろとは言ってません!」
クレイマン司教は強気で自分の考えを主張した。
「ふむ、デジテル司教は女神像を持ってくるように指示されたと証言しておる。そして、獣人の像を破壊しろと指示されたとも証言しておる。必要なら聖騎士による実力行使もするように言われたともな」
ゼノキア侯爵は冷静に事実を話した。
「教会が女神像をお迎えしようとして何が問題なのです! 実力行使と言うのはお迎えしようとして、逆に襲われたら聖騎士に司教を守るように指示しただけです。
それに獣人の像など神託を愚弄する、邪神の像ではありませんか。それを破壊して何が問題なのですか!」
開き直ってるぅー!
シンジ(獣人の神)『ほう、儂が邪神だと!』
えっ、参戦! 何でドッズさんにまた魔力が!?
待て待て待ってぇーーー!
ドッズさんの白髪が少しキラキラしてるぅ~!
私は急いでドッズさんに近づくと両肩に手をかけて、落ち着かせようとする。
「ドッズさん、落ち着いてください! 大きく息を吸ってぇ~、そう、そんな感じでもう一度。はい、良い感じですよぉ~」
ドッズさんは私の指示で深呼吸すると、キラキラが収まっていく。
アタル『これ以上、問題を大きくするなぁ!』
シンジ『す、すまん!』
しかし、すでに手遅れのような気がするぅ。
全員がドッズさんのキラキラを見ていた。
クレイマン司教は先程までの余裕がなくなり、青ざめた顔で震えている。
60
お気に入りに追加
2,148
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
スキル『日常動作』は最強です ゴミスキルとバカにされましたが、実は超万能でした
メイ(旧名:Mei)
ファンタジー
この度、書籍化が決定しました!
1巻 2020年9月20日〜
2巻 2021年10月20日〜
3巻 2022年6月22日〜
これもご愛読くださっている皆様のお蔭です! ありがとうございます!
発売日に関しましては9月下旬頃になります。
題名も多少変わりましたのでここに旧題を書いておきます。
旧題:スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、実は超万能スキルでした~
なお、書籍の方ではweb版の設定を変更したところもありますので詳しくは設定資料の章をご覧ください(※こちらについては、まだあげていませんので、のちほどあげます)。
────────────────────────────
主人公レクスは、12歳の誕生日を迎えた。12歳の誕生日を迎えた子供は適正検査を受けることになっていた。ステータスとは、自分の一生を左右するほど大切であり、それによって将来がほとんど決められてしまうのだ。
とうとうレクスの順番が来て、適正検査を受けたが、ステータスは子供の中で一番最弱、職業は無職、スキルは『日常動作』たった一つのみ。挙げ句、レクスははした金を持たされ、村から追放されてしまう。
これは、貧弱と蔑まれた少年が最強へと成り上がる物語。
※カクヨム、なろうでも投稿しています。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜
藤なごみ
ファンタジー
簡易説明
異世界転生した主人公が、仲間と共に難題に巻き込まれていき、頑張って解決していきます
詳細説明
ブラック企業に勤めているサトーは、仕事帰りにお酒を飲んで帰宅中に道端の段ボールに入っていた白い子犬と三毛の子猫を撫でていたところ、近くで事故を起こした車に突っ込まれてしまった
白い子犬と三毛の子猫は神の使いで、サトーは天界に行きそこから異世界に転生する事になった。
魂の輪廻転生から外れてしまった為の措置となる。
そして異世界に転生したその日の内に、サトーは悪徳貴族と闇組織の争いに巻き込まれる事に
果たしてサトーは、のんびりとした異世界ライフをする事が出来るのか
王道ファンタジーを目指して書いていきます
本作品は、作者が以前に投稿しました「【完結済】異世界転生したので、のんびり冒険したい!」のリメイク作品となります
登場人物やストーリーに変更が発生しております
20230205、「異世界に転生したので、ゆっくりのんびりしたい」から「異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた!」に題名を変更しました
小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる