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第5章 公的ギルド
第35話 馬ゴーレム
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会議が終わると各責任者達は急いで部屋を出ていく。まだ始まったばかりの公的ギルドは相当に忙しいのだろう。
部屋に残ったのはハロルド様にレベッカ夫人、ルークさんだけで、お茶の準備を終えた職員が部屋から出ていったが、それを指示していたセバスさんも残っている。
「今日の様子を見てどうじゃった?」
ハロルド様が私を見て聞いてくる。
「会議で出ていない細かい問題も多くあるようですが、予想していた問題が多かったですね」
まあ、本当に些細な問題も多くあるのは報告書でも読んでいる。
自分の仕事と関係ないスキルを持っていて、ショックで泣き崩れるなんてものもあった。
しかし、まだ自分の作製した魔道具やシステムには不満が出ていないので、ホッとしている。
「ふむ、確かにこれほどの改革をしている割には問題が少ないのぉ」
そう話すがギルドカードの機能の一部は封印してある。
「それより護衛の件で言わなかったことは何なのかしら?」
レベッカ夫人はやはり気が付いていたようだ。
簡単にあの時の考えた運輸、駅馬車ギルドのことを説明する。
「それは前に聞いた郵便ギルドと同じではないのか?」
ハロルド様が気になったのか質問をしてくる。
郵便ギルドは将来的に手紙などの書類だけではなく、宅配業務含むことを話したことがある。しかし、郵便システムは現状では役所や騎士団が使用しているだけで、一般には利用させていない。
そして荷物を亜空間経由で送ることは早すぎるとして封印している。同様に通販システムも限られた範囲でしか利用させていない。
どちらにしても公的ギルドがエルマイスター領だけであれば、あまり意味がないので、現状では保留にしている。
「それとは違うというか、現状に近い感じになりますかね? 馬車が運航して人と物を運ぶ専属のギルドという感じです」
「ふむ、それは面白いのぉ。商人が自分で馬車や護衛を用意しなくて済むということじゃな?」
「はい、そうなります。どの程度の頻度で運行するのか、他の町や領との話し合いも必要かもしれません。
うまく運用すればそれで利益が出る可能性もあります。赤字になっても町へ人や物が流れると考えれば、多少の赤字は経費とも考えられます」
全員が満足そうに頷いている。
「他にも領都とダンジョン町の間にも、定期馬車を運行させれば面白いかもしれませんね。今はほとんどの人は徒歩で移動していますが、それは冒険者や兵士だからですよね。
今後は普通に町の人が行けるようにすれば、ダンジョン町も栄えます。それに働く人も領都から通えるようになります。
途中で出るのが角ウサギ程度でも町の人は移動ができません。それこそ公的ギルドの人は無料にしてでもやるべきですかね」
おっ、全員が驚いている。
「な、なぜ、それを先程の会議で話さないのですか。絶対に賛成されるはずです!
実はダンジョン町で働く人たちが集まらない問題があります。通えたりいつでも帰って来られたりするなら、その問題も解決しますよ!」
ルークさんが興奮して話した。
「ああ、それは隣の領との話し合いが先に必要だからです。そして、これが実現すると冒険者ギルドの存在が必要ないというか、維持できなくなる可能性があります。だから、会議の前にハロルド様の判断が必要だと思ったのですよ」
ルークさんも納得したのかハロルド様の顔を見る。
「その通りじゃのぉ。冒険者ギルドのことはそれほど考えんでも良いと思うが、始める前に一度ギルドマスターと話し合いが必要じゃな。隣の領主とは塩会議の時に話すかのぉ」
うん、やる方向で進みそうだぁ。
「もし進めるつもりなら、バトルホースの魔石をどうにかできませんかね。馬ゴーレムを用意すれば、餌や世話も必要ありません。確か隣の領都まで4日かかるんですよね。馬ゴーレムなら2日で着くんじゃありませんか?」
「な、なんじゃと! 馬ゴーレムを造れるのか!?」
ハロルド様が目を剥いて質問してきた。
あれっ、大賢者の屋敷に馬ゴーレムがある。技術が残っていないのか?
「え~と、大賢者の屋敷には馬ゴーレムと馬車もありますよ。馬ゴーレムの作製方法は資料が残っています。さらに効率を良くして馬ゴーレムが造れると思いますけど……」
ルークさんは驚いているが、エルマイスター家一同はなぜか諦めの表情をしている。
レベッカ「アタルだからね……」
セバス「アタル様ですから……」
ハロルド「そうじゃのぉ……」
ちょっとぉ! なんか酷くない!?
「ふぅ~、大賢者の作った馬ゴーレムは、わが国では王家に数頭だけ残っているだけじゃ。他は劣化したり魔物に壊されたりしてしまった。修復する技術もないために残っていないのじゃ」
わ~い、やっぱり技術が残ってなかったんだぁ。
「エルマイスター家は大賢者と縁が深かったこともあり、馬ゴーレムは他よりも多く所持していたと資料には残っておる」
わ~い、資料に残っているレベルなんだぁ。
「だから、馬ゴーレムの核《コア》は200以上残っておる。それで馬ゴーレムが作れるか?」
えっ、馬ゴーレムの核《コア》がそんなに残っているの。
「た、たぶん大丈夫です。しかし、調査と試作をしてからですよ?」
「わかった。それで頼む。ルーク、当面は役所の馬車を使ったダンジョン町の往復を検討しろ。準備ができたらすぐにも運用を始めるのじゃ」
おお、そこはすぐに始めるのね。
「レベッカには悪いが今後に備えて馬車を造らせよ」
「それは難しいかもしれません。今はダンジョン町も含めて職人が足りない状況ですわ」
「それでもかまわん。準備でき次第に取り掛かれるように職人に話をしておくのじゃ」
「わかりましたわ」
うん、凄い勢いで話が進んでいる。
「馬車の作製は待ってもらえますか。私に考えていることがあります」
そうして馬車について自分の考えを話す。
・空間拡張で中を広くすること
・トイレも設置すれば休憩を減らせること
・重さ軽減や振動吸収を試したいこと
・寝台タイプや個室タイプも作りたいこと
・荷物を収納する機能を実装すること
・セキュリティ強化も考えていること
他も含めて日本の鉄道やバスを参考にしてアイデアを出していく。自分のテントで使った結界についても説明する。
ハロルド「それだと1台の馬車で多くの人や荷物を運べるのじゃのぉ」
いやいや、1台では限界あるし、個室や寝台は別馬車を考えているから。
セバス「それだけではありませんね。護衛も最小限で済む可能性もあります」
いやいや、道中以外の問題もあるし道を塞がれたら危険だから。
ルーク「それだったらすぐにでも黒字経営できそうですね……」
うん、それは言えるかも……。
レベッカ「エルマイスター家の専用馬車を造って欲しいわ!」
うん、試作品を提供しても良いかなぁ。
結局、実現に向けて動き出すことになったのである。
◇ ◇ ◇ ◇
屋敷に戻るとラナだけでなくクレアも出迎えてくれた。
そうかぁ~、今日はクレアの日かぁ!
クレアはチロチロと俺の様子を窺っている。夕食には時間もあったので夫婦の部屋に移動する。
「だ、旦那様、お疲れでしょう。背中を流します。お風呂へ入りましょう!」
クレアは信じられないほど積極的になってしまった。
新兵器(新魔エッチ)の効果が分かると、ステータス上昇を求めて私を求めるようになった。
しかし、魔法についてはそれほど適性が高くないのか、レベッカ夫人やラナより新兵器の取り扱いが下手で、効果が低かった。そこで、新兵器2《スライムジェル》をお風呂で使うことを提案したのだ。
新兵器2《スライムジェル》ポーション成分を含ませたローションのようなもので、使うと肌や髪の毛がさらに輝くように綺麗になる。
そして、さらに魔力の伝達が非常に効率よく伝わるので、新兵器の訓練には最適で効果も高くなる。
両方の意味で女性陣の評判は高くて良かった。私もローションプレイ……ゲフン、楽しめたので満足である。
しかし、結果的にそれほど連続でステータスは向上しないと言ったのに、それでも夕飯前と夜、朝とすれば倍の効果が分かると、クレアは積極的になってしまったのだ。
新兵器(新魔エッチ)は疲れず、元気になることも積極的になった理由だろう。
うん、私も嫌いじゃないから問題ないかぁ。
「今日はいつもより時間があるから、丁寧に頼むよ」
「は、はい!」
頬を赤く染めるクレアに手を引かれ、お風呂に向かうのであった。
部屋に残ったのはハロルド様にレベッカ夫人、ルークさんだけで、お茶の準備を終えた職員が部屋から出ていったが、それを指示していたセバスさんも残っている。
「今日の様子を見てどうじゃった?」
ハロルド様が私を見て聞いてくる。
「会議で出ていない細かい問題も多くあるようですが、予想していた問題が多かったですね」
まあ、本当に些細な問題も多くあるのは報告書でも読んでいる。
自分の仕事と関係ないスキルを持っていて、ショックで泣き崩れるなんてものもあった。
しかし、まだ自分の作製した魔道具やシステムには不満が出ていないので、ホッとしている。
「ふむ、確かにこれほどの改革をしている割には問題が少ないのぉ」
そう話すがギルドカードの機能の一部は封印してある。
「それより護衛の件で言わなかったことは何なのかしら?」
レベッカ夫人はやはり気が付いていたようだ。
簡単にあの時の考えた運輸、駅馬車ギルドのことを説明する。
「それは前に聞いた郵便ギルドと同じではないのか?」
ハロルド様が気になったのか質問をしてくる。
郵便ギルドは将来的に手紙などの書類だけではなく、宅配業務含むことを話したことがある。しかし、郵便システムは現状では役所や騎士団が使用しているだけで、一般には利用させていない。
そして荷物を亜空間経由で送ることは早すぎるとして封印している。同様に通販システムも限られた範囲でしか利用させていない。
どちらにしても公的ギルドがエルマイスター領だけであれば、あまり意味がないので、現状では保留にしている。
「それとは違うというか、現状に近い感じになりますかね? 馬車が運航して人と物を運ぶ専属のギルドという感じです」
「ふむ、それは面白いのぉ。商人が自分で馬車や護衛を用意しなくて済むということじゃな?」
「はい、そうなります。どの程度の頻度で運行するのか、他の町や領との話し合いも必要かもしれません。
うまく運用すればそれで利益が出る可能性もあります。赤字になっても町へ人や物が流れると考えれば、多少の赤字は経費とも考えられます」
全員が満足そうに頷いている。
「他にも領都とダンジョン町の間にも、定期馬車を運行させれば面白いかもしれませんね。今はほとんどの人は徒歩で移動していますが、それは冒険者や兵士だからですよね。
今後は普通に町の人が行けるようにすれば、ダンジョン町も栄えます。それに働く人も領都から通えるようになります。
途中で出るのが角ウサギ程度でも町の人は移動ができません。それこそ公的ギルドの人は無料にしてでもやるべきですかね」
おっ、全員が驚いている。
「な、なぜ、それを先程の会議で話さないのですか。絶対に賛成されるはずです!
実はダンジョン町で働く人たちが集まらない問題があります。通えたりいつでも帰って来られたりするなら、その問題も解決しますよ!」
ルークさんが興奮して話した。
「ああ、それは隣の領との話し合いが先に必要だからです。そして、これが実現すると冒険者ギルドの存在が必要ないというか、維持できなくなる可能性があります。だから、会議の前にハロルド様の判断が必要だと思ったのですよ」
ルークさんも納得したのかハロルド様の顔を見る。
「その通りじゃのぉ。冒険者ギルドのことはそれほど考えんでも良いと思うが、始める前に一度ギルドマスターと話し合いが必要じゃな。隣の領主とは塩会議の時に話すかのぉ」
うん、やる方向で進みそうだぁ。
「もし進めるつもりなら、バトルホースの魔石をどうにかできませんかね。馬ゴーレムを用意すれば、餌や世話も必要ありません。確か隣の領都まで4日かかるんですよね。馬ゴーレムなら2日で着くんじゃありませんか?」
「な、なんじゃと! 馬ゴーレムを造れるのか!?」
ハロルド様が目を剥いて質問してきた。
あれっ、大賢者の屋敷に馬ゴーレムがある。技術が残っていないのか?
「え~と、大賢者の屋敷には馬ゴーレムと馬車もありますよ。馬ゴーレムの作製方法は資料が残っています。さらに効率を良くして馬ゴーレムが造れると思いますけど……」
ルークさんは驚いているが、エルマイスター家一同はなぜか諦めの表情をしている。
レベッカ「アタルだからね……」
セバス「アタル様ですから……」
ハロルド「そうじゃのぉ……」
ちょっとぉ! なんか酷くない!?
「ふぅ~、大賢者の作った馬ゴーレムは、わが国では王家に数頭だけ残っているだけじゃ。他は劣化したり魔物に壊されたりしてしまった。修復する技術もないために残っていないのじゃ」
わ~い、やっぱり技術が残ってなかったんだぁ。
「エルマイスター家は大賢者と縁が深かったこともあり、馬ゴーレムは他よりも多く所持していたと資料には残っておる」
わ~い、資料に残っているレベルなんだぁ。
「だから、馬ゴーレムの核《コア》は200以上残っておる。それで馬ゴーレムが作れるか?」
えっ、馬ゴーレムの核《コア》がそんなに残っているの。
「た、たぶん大丈夫です。しかし、調査と試作をしてからですよ?」
「わかった。それで頼む。ルーク、当面は役所の馬車を使ったダンジョン町の往復を検討しろ。準備ができたらすぐにも運用を始めるのじゃ」
おお、そこはすぐに始めるのね。
「レベッカには悪いが今後に備えて馬車を造らせよ」
「それは難しいかもしれません。今はダンジョン町も含めて職人が足りない状況ですわ」
「それでもかまわん。準備でき次第に取り掛かれるように職人に話をしておくのじゃ」
「わかりましたわ」
うん、凄い勢いで話が進んでいる。
「馬車の作製は待ってもらえますか。私に考えていることがあります」
そうして馬車について自分の考えを話す。
・空間拡張で中を広くすること
・トイレも設置すれば休憩を減らせること
・重さ軽減や振動吸収を試したいこと
・寝台タイプや個室タイプも作りたいこと
・荷物を収納する機能を実装すること
・セキュリティ強化も考えていること
他も含めて日本の鉄道やバスを参考にしてアイデアを出していく。自分のテントで使った結界についても説明する。
ハロルド「それだと1台の馬車で多くの人や荷物を運べるのじゃのぉ」
いやいや、1台では限界あるし、個室や寝台は別馬車を考えているから。
セバス「それだけではありませんね。護衛も最小限で済む可能性もあります」
いやいや、道中以外の問題もあるし道を塞がれたら危険だから。
ルーク「それだったらすぐにでも黒字経営できそうですね……」
うん、それは言えるかも……。
レベッカ「エルマイスター家の専用馬車を造って欲しいわ!」
うん、試作品を提供しても良いかなぁ。
結局、実現に向けて動き出すことになったのである。
◇ ◇ ◇ ◇
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そうかぁ~、今日はクレアの日かぁ!
クレアはチロチロと俺の様子を窺っている。夕食には時間もあったので夫婦の部屋に移動する。
「だ、旦那様、お疲れでしょう。背中を流します。お風呂へ入りましょう!」
クレアは信じられないほど積極的になってしまった。
新兵器(新魔エッチ)の効果が分かると、ステータス上昇を求めて私を求めるようになった。
しかし、魔法についてはそれほど適性が高くないのか、レベッカ夫人やラナより新兵器の取り扱いが下手で、効果が低かった。そこで、新兵器2《スライムジェル》をお風呂で使うことを提案したのだ。
新兵器2《スライムジェル》ポーション成分を含ませたローションのようなもので、使うと肌や髪の毛がさらに輝くように綺麗になる。
そして、さらに魔力の伝達が非常に効率よく伝わるので、新兵器の訓練には最適で効果も高くなる。
両方の意味で女性陣の評判は高くて良かった。私もローションプレイ……ゲフン、楽しめたので満足である。
しかし、結果的にそれほど連続でステータスは向上しないと言ったのに、それでも夕飯前と夜、朝とすれば倍の効果が分かると、クレアは積極的になってしまったのだ。
新兵器(新魔エッチ)は疲れず、元気になることも積極的になった理由だろう。
うん、私も嫌いじゃないから問題ないかぁ。
「今日はいつもより時間があるから、丁寧に頼むよ」
「は、はい!」
頬を赤く染めるクレアに手を引かれ、お風呂に向かうのであった。
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