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第5章 公的ギルド
第27話 商業ギルドのソルン
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そろそろアタル達が地上に戻ってくる頃、ハロルドはセバスと新たな行動にでようとしていた。
「ふぅ~、この報告からやはり間違いないようだな?」
ハロルドが送られてきた報告書を読んで大きな息を吐いてそう話した。
「間違いないようです。しかし、商業ギルドのギルドマスターは半年以上町に戻ってきていません。どのようにされますか?」
ハロルドはセバスに尋ねられ目を瞑って考え込む。
すでに教会と冒険者ギルドと揉め事になっている。実質的には全面的な勝利と言えるが、今後はそれぞれが組織で対抗してくることは目に見えている。
さらに商業ギルドと揉めるとなると、世界的な組織のすべてと対抗することになりかねなかった。
「これを見逃すことはできないのぉ。それに、相手は商業ギルドと手を組んで対抗してくるじゃろ。そうなれば商業ギルドから何かしら手を打たれる可能性があるからのぉ」
セバスも全くの同意見であった。
世界的な規模の教会や冒険者ギルド、そして商業ギルドはそれぞれが独立した組織であり、お互いに守備範囲は違うが、色々な部分で協力したり揉めたりとしていた。
しかし、公的ギルドの存在はそれぞれの守備範囲を侵すことになるので、協力して対抗してくる可能性がある。
「どちらにしろ、商業ギルドとも揉めることになるでしょう。アタル様のシステムにより、人材の確保が何とかなりそうです。確実に我が領だけでも地盤を固めて、近隣の領主や王家の協力を得られるように動くのが正解かと思います」
セバスの話にハロルドは何度も頷いて話を聞いていた。
「すべてはアタルの考える方向に進んでいるようじゃのぉ。しかし、本人にそれほど自覚はしていないようじゃ。それが一番の心配じゃのぉ」
アタルはどうすれば人々が快適になるか、そのためにどんな魔道具を作るのか、ただそれだけを楽しんでいた。
「まるで教会やギルドに喧嘩を売るような提案をしてきますが、どうするかはすべてエルマイスター家に委ねてきます。実行するための政治的な駆け引きや交渉は、すべてエルマイスター家がしないとダメですから……」
セバスも諦めた表情で話す。
「それに必要な魔道具や素材も用意してくれるからのぉ……。塩も順調のようじゃ。これがあれば近隣の領主も引き込めそうじゃから、なんとかなるかのぉ」
ハロルドも諦めた表情で話す。
「では、商業ギルドと?」
「今から話をしてくるかのぉ。ギルドマスターが留守なのは、結果的には良かったのかもしれんのぉ」
ハロルドはそう話すと、立ち上がり部屋を出て行くのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
商業ギルドの副ギルドマスターのソルンは、ギルドマスターの執務室でイライラしながら仕事をしていた。
ギルドマスターが半年以上も商業ギルドの支部を離れていて、実質的な業務は全てソルンに任されていた。
ギルドマスターのブルハは2年以上前にエルマイスター領の商業ギルドマスターとして来た。
ブルハは辺境のエルマイスター領のギルドマスターになったことに不満を持っていた。
ダンジョンはあるがそれほど旨味があるわけでなく、辺境故に商業はそれほど栄えていない。商業ギルドとしてはそれほど美味しい領地でもなかったのだ。
それにブルハは王都に長くいたことで、獣人を嫌っており、エルマイスター領で獣人が普通に商売していることが気に食わなかった。
就任してすぐに獣人を差別しようとしたが、自分よりエルマイスター領に長くいる副ギルドマスターのソルンに注意された。
面白くなかったが、確かにエルマイスター領で問題を起こすわけにもいかず、すぐに家族と一緒に近隣のヤドラス領に移住してしまったのである。
今では年に数回だけエルマイスター領に来るだけで、実務はほとんどソルンに任せていた。
ソルンはギルドマスターのブルハから、教会と揉めて王都に連絡したことを咎める手紙を読んでいた。
「ふざけるな!」
ソルンは手紙を机に叩きつけて声を出してしまう。
面倒な事をすべて人に任せて、文句だけ言ってくるブルハに腹を立てていた。それに領主からギルドマスターに来るように催促された事への返事が一切なかったことも許せなかった。
冒険者ギルドや教会が領主のハロルドに追い詰められていることは、ソルンにも伝わっていた。
ハロルドが不正に対して実力行使に出ていることも伝えてある。
ブルハからの指示でソルンがしていることは非常に危険なことだと直接言いたいが、手紙ではそれを伝えることはできない。しかし、それらしい内容で伝えたのに、その返事も無いのだ。
(家族を逃がすか……? いや、自分も一緒に逃げたほうが……)
そんな事を考えていたら部屋の扉がノックされて、ソルンは声を上げそうになる。
「な、なんだ!?」
ソルンは動揺しながらも、扉を開いたギルド職員に質問する。
「りょ、領主のハロルド様が副ギルドマスターにお話があると下に来ています」
ソルンはもう逃げられないと思うのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
ギルド職員が青い顔をしながら震える手でお茶の準備をしている。
(彼女も最近の噂は知っているのだろう……)
ソルンは自分の運命も、彼女が知っている噂と同じ道を辿ると思ったが、何故か晴れやかな気持ちになっていた。
(家族だけは許してもらえるように隠し事は止めよう!)
覚悟を決めると、あんなギルドマスターに従っていたことが馬鹿らしくなる。
ソルンはエルマイスター領の出身で、成人してすぐに商業ギルドに雇われた。
計算や交渉が得意ですぐに頭角を現し、当時のギルドマスターに王都で修行するように言われた。
それから20年以上も王都や周辺の商業ギルドで実績を重ねて5年前に副ギルドマスターとして故郷に戻って来たのである。
嫁2人に子供5人を連れて帰り、懐かしい故郷で死ぬまで働こうと思っていた。この5年でさらに獣人の嫁を2人娶り、子供も4人増えて合わせて9人になった。
獣人の嫁をもらったことで、他の地で働くのは難しいと思っていた。そして、獣人を差別するギルドマスターのブルハが大嫌いだった。
職員がお茶の準備を終えて部屋を出る。ソルンはそれを確認するとハロルドに話しかける。
「ハロルド様、お久しぶりで御座います。商業ギルドの副ギルドマスターをしていますソルンです」
ハロルドはソルンの堂々とした態度に感心していた。
最近の自分達のしてきたことを知っているのか、商業ギルドの職員は全員が怯えたような表情をしていた。しかし、ソルンだけは怯えた様子が無いのだ。
ハロルドはその様子をみて、話し合いは難しくなるのではと警戒する。
「お主には何度も会っておるのぉ。ギルドマスターは領内に碌に来ておらんようじゃから、実質的にお主が商業ギルドを動かしていると思って良いかのぉ?」
ハロルドはのんびりした雰囲気で話しながら、ソルンの反応を観察した。
「はい、そう思ってもらって構いません。ギルドマスターから指示を受けて実質的に実行しているのは私になります」
ソルンは自信に満ちた表情で返答する。
「ふむ、では、確認したいことがある」
ハロルドはそう話すと、一緒に来たルークに目で合図するとルークは書類をだす。行政のトップのメイベルの息子のルークは、最近では公式ギルドの責任者も兼任していた。
今回はこれまでに調査した商業ギルドの不正について調査書類を一緒に持って来たのである。
「この書類だが、何か分かるか?」
ソルンは書類を受け取ると内容を確認し始める。
「これは、……しかし、ここは……、間違いもあるのか……、でも……」
ソルンが書類を見ながら呟いている。
それを聞いたルークは不満そうな顔をするが、すぐには追及しなかった。
ソルンは書類を読み終えると、顔を上げて話す。
「この書類は、商業ギルドの不正を調べた書類ですね。しかし、内容に間違いもありますし、調査が足りない気がします」
ソルンの発言を聞いてハロルドはやはり油断ならないと思った。
そして、調査をしたルークはそれ以上に納得できなかった。顔を真っ赤にして反論しようとした。
「少しお待ちください」
しかし、そのルークの雰囲気を気にすることなくソルンは立ち上がり、書棚に向かうと本を引き抜きハロルドに渡してきた。
「これが商業ギルドの不正の書類です。見せて頂いた書類には少し間違いがありますし、すべては調査しきれていないようですね。これには全て正確な数字を記載してあります」
ソルンは普通に不正の証拠を差し出した。
ハロルド達は驚いて書類を受け取ることも忘れて、ソルンの顔を見つめるのであった。
「ふぅ~、この報告からやはり間違いないようだな?」
ハロルドが送られてきた報告書を読んで大きな息を吐いてそう話した。
「間違いないようです。しかし、商業ギルドのギルドマスターは半年以上町に戻ってきていません。どのようにされますか?」
ハロルドはセバスに尋ねられ目を瞑って考え込む。
すでに教会と冒険者ギルドと揉め事になっている。実質的には全面的な勝利と言えるが、今後はそれぞれが組織で対抗してくることは目に見えている。
さらに商業ギルドと揉めるとなると、世界的な組織のすべてと対抗することになりかねなかった。
「これを見逃すことはできないのぉ。それに、相手は商業ギルドと手を組んで対抗してくるじゃろ。そうなれば商業ギルドから何かしら手を打たれる可能性があるからのぉ」
セバスも全くの同意見であった。
世界的な規模の教会や冒険者ギルド、そして商業ギルドはそれぞれが独立した組織であり、お互いに守備範囲は違うが、色々な部分で協力したり揉めたりとしていた。
しかし、公的ギルドの存在はそれぞれの守備範囲を侵すことになるので、協力して対抗してくる可能性がある。
「どちらにしろ、商業ギルドとも揉めることになるでしょう。アタル様のシステムにより、人材の確保が何とかなりそうです。確実に我が領だけでも地盤を固めて、近隣の領主や王家の協力を得られるように動くのが正解かと思います」
セバスの話にハロルドは何度も頷いて話を聞いていた。
「すべてはアタルの考える方向に進んでいるようじゃのぉ。しかし、本人にそれほど自覚はしていないようじゃ。それが一番の心配じゃのぉ」
アタルはどうすれば人々が快適になるか、そのためにどんな魔道具を作るのか、ただそれだけを楽しんでいた。
「まるで教会やギルドに喧嘩を売るような提案をしてきますが、どうするかはすべてエルマイスター家に委ねてきます。実行するための政治的な駆け引きや交渉は、すべてエルマイスター家がしないとダメですから……」
セバスも諦めた表情で話す。
「それに必要な魔道具や素材も用意してくれるからのぉ……。塩も順調のようじゃ。これがあれば近隣の領主も引き込めそうじゃから、なんとかなるかのぉ」
ハロルドも諦めた表情で話す。
「では、商業ギルドと?」
「今から話をしてくるかのぉ。ギルドマスターが留守なのは、結果的には良かったのかもしれんのぉ」
ハロルドはそう話すと、立ち上がり部屋を出て行くのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
商業ギルドの副ギルドマスターのソルンは、ギルドマスターの執務室でイライラしながら仕事をしていた。
ギルドマスターが半年以上も商業ギルドの支部を離れていて、実質的な業務は全てソルンに任されていた。
ギルドマスターのブルハは2年以上前にエルマイスター領の商業ギルドマスターとして来た。
ブルハは辺境のエルマイスター領のギルドマスターになったことに不満を持っていた。
ダンジョンはあるがそれほど旨味があるわけでなく、辺境故に商業はそれほど栄えていない。商業ギルドとしてはそれほど美味しい領地でもなかったのだ。
それにブルハは王都に長くいたことで、獣人を嫌っており、エルマイスター領で獣人が普通に商売していることが気に食わなかった。
就任してすぐに獣人を差別しようとしたが、自分よりエルマイスター領に長くいる副ギルドマスターのソルンに注意された。
面白くなかったが、確かにエルマイスター領で問題を起こすわけにもいかず、すぐに家族と一緒に近隣のヤドラス領に移住してしまったのである。
今では年に数回だけエルマイスター領に来るだけで、実務はほとんどソルンに任せていた。
ソルンはギルドマスターのブルハから、教会と揉めて王都に連絡したことを咎める手紙を読んでいた。
「ふざけるな!」
ソルンは手紙を机に叩きつけて声を出してしまう。
面倒な事をすべて人に任せて、文句だけ言ってくるブルハに腹を立てていた。それに領主からギルドマスターに来るように催促された事への返事が一切なかったことも許せなかった。
冒険者ギルドや教会が領主のハロルドに追い詰められていることは、ソルンにも伝わっていた。
ハロルドが不正に対して実力行使に出ていることも伝えてある。
ブルハからの指示でソルンがしていることは非常に危険なことだと直接言いたいが、手紙ではそれを伝えることはできない。しかし、それらしい内容で伝えたのに、その返事も無いのだ。
(家族を逃がすか……? いや、自分も一緒に逃げたほうが……)
そんな事を考えていたら部屋の扉がノックされて、ソルンは声を上げそうになる。
「な、なんだ!?」
ソルンは動揺しながらも、扉を開いたギルド職員に質問する。
「りょ、領主のハロルド様が副ギルドマスターにお話があると下に来ています」
ソルンはもう逃げられないと思うのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
ギルド職員が青い顔をしながら震える手でお茶の準備をしている。
(彼女も最近の噂は知っているのだろう……)
ソルンは自分の運命も、彼女が知っている噂と同じ道を辿ると思ったが、何故か晴れやかな気持ちになっていた。
(家族だけは許してもらえるように隠し事は止めよう!)
覚悟を決めると、あんなギルドマスターに従っていたことが馬鹿らしくなる。
ソルンはエルマイスター領の出身で、成人してすぐに商業ギルドに雇われた。
計算や交渉が得意ですぐに頭角を現し、当時のギルドマスターに王都で修行するように言われた。
それから20年以上も王都や周辺の商業ギルドで実績を重ねて5年前に副ギルドマスターとして故郷に戻って来たのである。
嫁2人に子供5人を連れて帰り、懐かしい故郷で死ぬまで働こうと思っていた。この5年でさらに獣人の嫁を2人娶り、子供も4人増えて合わせて9人になった。
獣人の嫁をもらったことで、他の地で働くのは難しいと思っていた。そして、獣人を差別するギルドマスターのブルハが大嫌いだった。
職員がお茶の準備を終えて部屋を出る。ソルンはそれを確認するとハロルドに話しかける。
「ハロルド様、お久しぶりで御座います。商業ギルドの副ギルドマスターをしていますソルンです」
ハロルドはソルンの堂々とした態度に感心していた。
最近の自分達のしてきたことを知っているのか、商業ギルドの職員は全員が怯えたような表情をしていた。しかし、ソルンだけは怯えた様子が無いのだ。
ハロルドはその様子をみて、話し合いは難しくなるのではと警戒する。
「お主には何度も会っておるのぉ。ギルドマスターは領内に碌に来ておらんようじゃから、実質的にお主が商業ギルドを動かしていると思って良いかのぉ?」
ハロルドはのんびりした雰囲気で話しながら、ソルンの反応を観察した。
「はい、そう思ってもらって構いません。ギルドマスターから指示を受けて実質的に実行しているのは私になります」
ソルンは自信に満ちた表情で返答する。
「ふむ、では、確認したいことがある」
ハロルドはそう話すと、一緒に来たルークに目で合図するとルークは書類をだす。行政のトップのメイベルの息子のルークは、最近では公式ギルドの責任者も兼任していた。
今回はこれまでに調査した商業ギルドの不正について調査書類を一緒に持って来たのである。
「この書類だが、何か分かるか?」
ソルンは書類を受け取ると内容を確認し始める。
「これは、……しかし、ここは……、間違いもあるのか……、でも……」
ソルンが書類を見ながら呟いている。
それを聞いたルークは不満そうな顔をするが、すぐには追及しなかった。
ソルンは書類を読み終えると、顔を上げて話す。
「この書類は、商業ギルドの不正を調べた書類ですね。しかし、内容に間違いもありますし、調査が足りない気がします」
ソルンの発言を聞いてハロルドはやはり油断ならないと思った。
そして、調査をしたルークはそれ以上に納得できなかった。顔を真っ赤にして反論しようとした。
「少しお待ちください」
しかし、そのルークの雰囲気を気にすることなくソルンは立ち上がり、書棚に向かうと本を引き抜きハロルドに渡してきた。
「これが商業ギルドの不正の書類です。見せて頂いた書類には少し間違いがありますし、すべては調査しきれていないようですね。これには全て正確な数字を記載してあります」
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