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第5章 公的ギルド
第17話 任務失敗?
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ランベルトが会議室に入るとレンダとカヌムが引継ぎの資料を確認していた。
「少し取り乱していたギルド職員は先に帰らせました。冒険者も宿に行きましたので、もう大丈夫だと思います」
「そうか、ご苦労さん。引継ぎの資料は読ませてもらったが、今の所は問題ないようだ」
「ありがとうございます」
ランベルトはホッとした表情で挨拶する。
「君は前にも現地採用のサブマスターをしていたと資料で読んだが、能力に問題ないようだ。サブマスターとして一緒に来たゼヘトがあんな状態だ、暫くサブマスターとして仕事をしてくれないか?」
レンドは他に選択肢など無いし、暫くはランベルトにサブマスターをさせたほうが良いと判断した。
「そ、それは……」
ランベルトは返答に困った顔をして言い淀む。
「報酬は前より多く出す。将来的にどこかでギルドマスターになれるように、グランドマスターに推薦もしよう」
レンドとしては破格の条件を提示したつもりだった。しかし、ランベルトはハッキリと答える。
「申し訳ありません。引継ぎが終わりましたら、私も冒険者ギルドを辞めさせて頂きます」
レンドだけでなくカヌムも驚きの表情を見せた。まさか断られるとは思っていなかったのである。
「なぜだ! 確かに前のギルドマスターは問題を起こした。しかし、これからは体制も変わるし、不正は私も許さないつもりだ!」
レンドは冒険者ギルドの不正にランベルトは不満を感じているのは、何となく感じていた。だから不正を無くす姿勢を見せようと話をした。
「……私よりもそちらの人が優秀そうです。私がサブマスターしなくても宜しいかと思います」
「私は他の仕事もあります。サブマスターはできないのですよ」
カヌムは自分ができないと説明する。
「そうですか、……ですが私は冒険者ギルドで働く気はもうありません」
レンドは内心ではムッとしていた。しかし、彼以上に適任の者はいない。
残っていたギルド職員の中でランベルト以外はやる気のなさそうな人材ばかりだし、連れてきたギルド職員も、彼ほど優秀な人材はいなかった。
「冒険者ギルドで働く価値が無いということか!」
レンドはまるで自分が馬鹿にされているような気になって、問い詰めるような言い方になる。
「………」
ランベルトは何も答えない。
「もしかして冒険者ギルドを裏切るつもりですか? それとも裏切って前のギルドマスターを領主に売り渡したのですか?」
カヌムは確認の意味も含め、露骨な質問をする。
「私は冒険者ギルドを裏切ったことはありません!」
ランベルトは反論するつもりはなかったが、そう思われるのは納得ができなかった。
「なら冒険者ギルドを辞める必要は無いだろう!」
「私が辞める理由はそんな事ではありません!」
「なら、理由を話せ!」
「お断りします!」
「理由を話さず辞めるとなると、冒険者ギルドに敵対することになりますよ。その覚悟はおありなんですね?」
レンドとランベルトが言い合っていると、最後にカヌムが脅すようなことを言い出した。
冒険者ギルドのサブマスターならそれなりの立場になる。さらにギルドマスターなら貴族並みの扱いされるのである。
それほどの条件を提示したのに断るランベルトを、レンドは納得できなかった。レンドも脅したとしても理由を聞きたいと思った。
「私はこれまで自分なりに冒険者ギルドに尽くしてきたつもりです。その私が辞めると言ったぐらいで、脅すようなことを冒険者ギルドはするのですね」
ランベルトは怒りの表情を見せて逆に質問してきた。
「これは私の言い方が悪かったようですね。別に脅すつもりはありません。しかし、前のギルドマスターの件にあなたが係わっている以上、冒険者ギルドはあなたに対して調査することになりますよ」
このエルマイスター領で脅したとなると不味いと思い、カヌムは言い方を変える。
「そうですか、ではそのような人材が冒険者ギルドに残る必要はありませんよね」
予想以上にランベルトが優秀だったから、カヌムは心の中で舌打ちする。
(これでは普通に追及するのは難しそうですね。この領都で裏の手段は使えないし……)
「教えてくれ、何が問題なんだ? お前ほど優秀な人間が辞めると言うのなら、その理由が知りたいし、それがこの町でギルドマスターとしてやっていくのに必要だと感じているんだ!」
レンドはカヌムとのやり取りで、ランベルトには脅しは効かないと判断して、本音で質問することにした。
「……私の辞める理由を聞けば、あなた達はたぶん怒ると思いますよ」
ランベルトは疲れたようにそう話す。
「構わない! それが必要な事なんだ!」
ランベルトは少し考えてから話し始める。
「私は裏切ったのは冒険者ギルドだと思っています。前のギルドマスターは不正や違法な事は平気でしていましたし、地元の冒険者を差別していました。そして地元の人間を虫けら程度にしか考えていませんでした」
「それは、報告書で読んだ。しかし、それが本当だとしても、たまたま馬鹿な奴がギルドマスターになっただけじゃないか!」
それを聞いたランベルトは鼻で笑って言う。
「フッ、本当だとしてもですか……」
「ま、待て、あれほどの内容だ、調査しないと信じられんだろう」
レンドは焦って言い繕う。
「私が嘘の報告をしたというのですか? そんなことして私になんの利益が……。あぁ、王都では全く信用していないから、あのようなサブマスターを送って来たんですね」
ランベルトの言う事はもっともである。しかし、レンドも立場的には簡単にそれを認める訳にはいかなかった。
「確かにゼヘトの件は失敗だったと私も思う。しかし、我々の立場なら簡単に冒険者ギルドの失敗を認める訳にはいかない。お前ならそれも理解できるだろう?」
「……そうですね。確かに冒険者ギルドとして認めたくはありませんね。……では忠告です。絶対に領主様の前でそれは一切見せてはダメです」
ランベルトの話を聞いて、レンドは騎士団長のアランの事を思い出していた。
(騎士団長は危険だとは思うが、領主のハロルド様ならまだましではないのか?)
「私が聞いた話では、領主様は随分と丸くなったと聞いていますが?」
カヌムもレンドと同じことを考えて質問をした。
「フフフッ、私もそう思っていましたよ。私も何度もお会いしましたが、いつもにこやかに対応して下さる優しい領主様でしたから。でも、前のギルドマスターの件では……」
「それは、騎士団長が危険なのでは?」
レンドはまた騎士団長の事を思い出して質問する。
「確かに騎士団長のアラン様も危険ですね。でも、ハロルド様はやはり恐ろしいかたでしたね……」
ランベルトはあの時の事を思い出して遠い目で話す。
「ですが、冒険者の首を刎ねたのは騎士団長だと、報告にはありましたよね」
カヌムがさらに質問する。
「ええ、冒険者の首を刎ねたのは騎士団長のアランさんでした。ですが、それに文句を言ったギルドマスターをハロルド様が大剣で殺しそうになりましてね。幸い剣が壁に当たって死にませんでした。
それから、いつもと同じようにニコニコと笑いながらギルドマスターとサブマスターを殴って、死にそうになるとポーションで治してまた殴る。先程の職員はそれを目の前で見ていましたからねぇ」
話を聞いていたレンドの顔色は真っ青になり、カヌムも頬がピクピク引きつっていた。
「さらにハロルド様はギルド職員の家族を攫ってこいと言って、騎士団長にそれではどちらが悪者か分からないと言ってましたよ。ハハハハ」
「ほ、本当なのか?」
レンドは震える声でランベルトに聞く。
「本当ですよ。さらに騎士団長に目を抉るのは片目だけにしろと言われていましたよ。理由は家族を同じ目に遭わせる時に見せるためだそうです。たぶん戦場ではそうしていたのでしょうね」
「「………」」
レンドとカヌムは予想外の話に言葉を無くす。
「今回の件は間違いなく冒険者ギルド、ギルドマスター達の犯罪でした。それを中途半端に否定したら、あなた達も同じ目に遭うはずです。
だからこそ冒険者ギルドは謝罪しなければなりません。なのにあのような人材をサブマスターとして送り込んできたのが信じられません。
そして、私が気付くぐらい、ギルドマスターは獣人や女性冒険者を軽視してますよね。この獣人や女性の多いエルマイスター領でです!」
「しかし、王都では、」
「王都でそうだから、この領でも許されるとも思っているのですか? 国の法でも差別はしていけない事にはなっているのですよ」
「「………」」
「私はあなた達と一緒に行動すれば、危険だと判断したんですよ。それに、ギルドマスター室にある秘密の金庫と言うか部屋の書類を持っていかれています。あれは非常に不味い書類じゃないのですか?」
レンドはさらに顔色が悪くなる。これでグランドマスターから依頼された内容のひとつは達成できなくなる。そして、冒険者ギルドは非常に不味い状況になったと言えるのだ。
「しょ、書類はどれくらいあった?」
レンドはとりあえずそれだけは確認したかった。
「詳細は分かりませんが部屋の中は書類で埋め尽くされていました。持ち出すときに見た感じだと、見たことのない形の古い書類もありました」
それを聞いて二人は自分達の任務が非常に困難になったことを理解した。
ランベルトが理由を話し終わっても2人は沈黙したままだった。ランベルトは彼らを会議室に残して家に帰るのであった。
「少し取り乱していたギルド職員は先に帰らせました。冒険者も宿に行きましたので、もう大丈夫だと思います」
「そうか、ご苦労さん。引継ぎの資料は読ませてもらったが、今の所は問題ないようだ」
「ありがとうございます」
ランベルトはホッとした表情で挨拶する。
「君は前にも現地採用のサブマスターをしていたと資料で読んだが、能力に問題ないようだ。サブマスターとして一緒に来たゼヘトがあんな状態だ、暫くサブマスターとして仕事をしてくれないか?」
レンドは他に選択肢など無いし、暫くはランベルトにサブマスターをさせたほうが良いと判断した。
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「申し訳ありません。引継ぎが終わりましたら、私も冒険者ギルドを辞めさせて頂きます」
レンドだけでなくカヌムも驚きの表情を見せた。まさか断られるとは思っていなかったのである。
「なぜだ! 確かに前のギルドマスターは問題を起こした。しかし、これからは体制も変わるし、不正は私も許さないつもりだ!」
レンドは冒険者ギルドの不正にランベルトは不満を感じているのは、何となく感じていた。だから不正を無くす姿勢を見せようと話をした。
「……私よりもそちらの人が優秀そうです。私がサブマスターしなくても宜しいかと思います」
「私は他の仕事もあります。サブマスターはできないのですよ」
カヌムは自分ができないと説明する。
「そうですか、……ですが私は冒険者ギルドで働く気はもうありません」
レンドは内心ではムッとしていた。しかし、彼以上に適任の者はいない。
残っていたギルド職員の中でランベルト以外はやる気のなさそうな人材ばかりだし、連れてきたギルド職員も、彼ほど優秀な人材はいなかった。
「冒険者ギルドで働く価値が無いということか!」
レンドはまるで自分が馬鹿にされているような気になって、問い詰めるような言い方になる。
「………」
ランベルトは何も答えない。
「もしかして冒険者ギルドを裏切るつもりですか? それとも裏切って前のギルドマスターを領主に売り渡したのですか?」
カヌムは確認の意味も含め、露骨な質問をする。
「私は冒険者ギルドを裏切ったことはありません!」
ランベルトは反論するつもりはなかったが、そう思われるのは納得ができなかった。
「なら冒険者ギルドを辞める必要は無いだろう!」
「私が辞める理由はそんな事ではありません!」
「なら、理由を話せ!」
「お断りします!」
「理由を話さず辞めるとなると、冒険者ギルドに敵対することになりますよ。その覚悟はおありなんですね?」
レンドとランベルトが言い合っていると、最後にカヌムが脅すようなことを言い出した。
冒険者ギルドのサブマスターならそれなりの立場になる。さらにギルドマスターなら貴族並みの扱いされるのである。
それほどの条件を提示したのに断るランベルトを、レンドは納得できなかった。レンドも脅したとしても理由を聞きたいと思った。
「私はこれまで自分なりに冒険者ギルドに尽くしてきたつもりです。その私が辞めると言ったぐらいで、脅すようなことを冒険者ギルドはするのですね」
ランベルトは怒りの表情を見せて逆に質問してきた。
「これは私の言い方が悪かったようですね。別に脅すつもりはありません。しかし、前のギルドマスターの件にあなたが係わっている以上、冒険者ギルドはあなたに対して調査することになりますよ」
このエルマイスター領で脅したとなると不味いと思い、カヌムは言い方を変える。
「そうですか、ではそのような人材が冒険者ギルドに残る必要はありませんよね」
予想以上にランベルトが優秀だったから、カヌムは心の中で舌打ちする。
(これでは普通に追及するのは難しそうですね。この領都で裏の手段は使えないし……)
「教えてくれ、何が問題なんだ? お前ほど優秀な人間が辞めると言うのなら、その理由が知りたいし、それがこの町でギルドマスターとしてやっていくのに必要だと感じているんだ!」
レンドはカヌムとのやり取りで、ランベルトには脅しは効かないと判断して、本音で質問することにした。
「……私の辞める理由を聞けば、あなた達はたぶん怒ると思いますよ」
ランベルトは疲れたようにそう話す。
「構わない! それが必要な事なんだ!」
ランベルトは少し考えてから話し始める。
「私は裏切ったのは冒険者ギルドだと思っています。前のギルドマスターは不正や違法な事は平気でしていましたし、地元の冒険者を差別していました。そして地元の人間を虫けら程度にしか考えていませんでした」
「それは、報告書で読んだ。しかし、それが本当だとしても、たまたま馬鹿な奴がギルドマスターになっただけじゃないか!」
それを聞いたランベルトは鼻で笑って言う。
「フッ、本当だとしてもですか……」
「ま、待て、あれほどの内容だ、調査しないと信じられんだろう」
レンドは焦って言い繕う。
「私が嘘の報告をしたというのですか? そんなことして私になんの利益が……。あぁ、王都では全く信用していないから、あのようなサブマスターを送って来たんですね」
ランベルトの言う事はもっともである。しかし、レンドも立場的には簡単にそれを認める訳にはいかなかった。
「確かにゼヘトの件は失敗だったと私も思う。しかし、我々の立場なら簡単に冒険者ギルドの失敗を認める訳にはいかない。お前ならそれも理解できるだろう?」
「……そうですね。確かに冒険者ギルドとして認めたくはありませんね。……では忠告です。絶対に領主様の前でそれは一切見せてはダメです」
ランベルトの話を聞いて、レンドは騎士団長のアランの事を思い出していた。
(騎士団長は危険だとは思うが、領主のハロルド様ならまだましではないのか?)
「私が聞いた話では、領主様は随分と丸くなったと聞いていますが?」
カヌムもレンドと同じことを考えて質問をした。
「フフフッ、私もそう思っていましたよ。私も何度もお会いしましたが、いつもにこやかに対応して下さる優しい領主様でしたから。でも、前のギルドマスターの件では……」
「それは、騎士団長が危険なのでは?」
レンドはまた騎士団長の事を思い出して質問する。
「確かに騎士団長のアラン様も危険ですね。でも、ハロルド様はやはり恐ろしいかたでしたね……」
ランベルトはあの時の事を思い出して遠い目で話す。
「ですが、冒険者の首を刎ねたのは騎士団長だと、報告にはありましたよね」
カヌムがさらに質問する。
「ええ、冒険者の首を刎ねたのは騎士団長のアランさんでした。ですが、それに文句を言ったギルドマスターをハロルド様が大剣で殺しそうになりましてね。幸い剣が壁に当たって死にませんでした。
それから、いつもと同じようにニコニコと笑いながらギルドマスターとサブマスターを殴って、死にそうになるとポーションで治してまた殴る。先程の職員はそれを目の前で見ていましたからねぇ」
話を聞いていたレンドの顔色は真っ青になり、カヌムも頬がピクピク引きつっていた。
「さらにハロルド様はギルド職員の家族を攫ってこいと言って、騎士団長にそれではどちらが悪者か分からないと言ってましたよ。ハハハハ」
「ほ、本当なのか?」
レンドは震える声でランベルトに聞く。
「本当ですよ。さらに騎士団長に目を抉るのは片目だけにしろと言われていましたよ。理由は家族を同じ目に遭わせる時に見せるためだそうです。たぶん戦場ではそうしていたのでしょうね」
「「………」」
レンドとカヌムは予想外の話に言葉を無くす。
「今回の件は間違いなく冒険者ギルド、ギルドマスター達の犯罪でした。それを中途半端に否定したら、あなた達も同じ目に遭うはずです。
だからこそ冒険者ギルドは謝罪しなければなりません。なのにあのような人材をサブマスターとして送り込んできたのが信じられません。
そして、私が気付くぐらい、ギルドマスターは獣人や女性冒険者を軽視してますよね。この獣人や女性の多いエルマイスター領でです!」
「しかし、王都では、」
「王都でそうだから、この領でも許されるとも思っているのですか? 国の法でも差別はしていけない事にはなっているのですよ」
「「………」」
「私はあなた達と一緒に行動すれば、危険だと判断したんですよ。それに、ギルドマスター室にある秘密の金庫と言うか部屋の書類を持っていかれています。あれは非常に不味い書類じゃないのですか?」
レンドはさらに顔色が悪くなる。これでグランドマスターから依頼された内容のひとつは達成できなくなる。そして、冒険者ギルドは非常に不味い状況になったと言えるのだ。
「しょ、書類はどれくらいあった?」
レンドはとりあえずそれだけは確認したかった。
「詳細は分かりませんが部屋の中は書類で埋め尽くされていました。持ち出すときに見た感じだと、見たことのない形の古い書類もありました」
それを聞いて二人は自分達の任務が非常に困難になったことを理解した。
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