98 / 224
第5章 公的ギルド
第1話 調査報告
しおりを挟む
ダンジョン調査から戻った翌日の朝、目を覚ますとラナは寝室にいなかった。
文字念話にラナからの伝言が残っていた。
『元気の出る朝食を用意しておきます』
こ、これは!? 今晩も頑張りなさいという意味なのか!
ラナは驚くほど夜は積極的になっていた。私の夜の体力もそれに十分応えられている。
そっち系のスキルは特に生えていないけどなぁ?
疑問に思いながらも食堂に向かう。
食堂にはクレアが既にいたが、ラナはご機嫌で朝食の仕切りをしている。
はぁ~、なんでハロルド様とレベッカ夫人、アリスお嬢様までテーブルに着いているんだ?
「おはようございます」
「おお、朝早くからすまんのぉ。ダンジョンの調査結果も早く聞きたいし、相談も山盛りじゃ。エルマイスター領はアタルの話を聞かないと何もできなくなったぞ。ワハハハハ!」
冗談にも聞こえないし、笑い事じゃないと思うけど……。
「私もアタルさんに確認したいことがあるわ」
なぜかレベッカ夫人の顔が、獲物を狙う肉食獣に見える。
「旦那様、こちらにどうぞ!」
ラナが私の座る席の椅子を引いて待っている。
なんか肌が艶々しているぅ~。
自分の生命力を、ラナに吸い取られたのではないかと、少し不安になる。
ま、まあ、妻が元気なら良いよね!
自分の体に問題はないし、昨晩は最高だったから何も問題ないはずだ。
エルマイスター家からこの屋敷に移っても、朝食の雰囲気はあまり変わらない気がする。
◇ ◇ ◇ ◇
朝食が終わると、ハロルド様とセバスさんだけ一緒に会議室に移動する。
レベッカ夫人はクレアと話があると言ってこちらには参加しなかった。
「それで結果はどうじゃった!」
メイドがお茶の準備をして会議室を出て行くと、待ちかねたようにハロルド様が質問してくる。
「ええ、塩は採取できそうですよ」
「なんと、それは朗報じゃ! あとはどれぐらいの量を確保できるかじゃな」
ハロルド様は喜んでいて、セバスさんも嬉しそうにしている。
「でも、後は必要な量を安定して確保できるかの検証が必要だと思います。それに塩を確保するのに必要な費用《コスト》も問題ですが、予想以上に費用《コスト》は掛からないと思います」
まあ、魔道具で塩は抽出できるし、魔道具も10台ぐらいは大賢者の遺産を利用して低価格で提供しても問題ない。
費用《コスト》で必要なのは人件費だろうなぁ?
「そうじゃのぅ。必要な量が全て確保できるのが理想じゃが、半分でも確保できればのぉ」
「それに塩が確保できましても、費用が掛かり過ぎては意味がありません」
セバスさんの言うとおりだ。その辺の概算を出して、費用対効果も検討しないとダメだよね。
「それで聞きたいのですが、エルマイスター領ではどれぐらいの塩が必要なのですか?」
「どれくらいじゃったかのぉ。多い時で100ぐらいは領で購入していたが、今は30ほどだと記憶しているがのぉ」
えっ、たったそれだけ? あっ、もしかして月単位なのか? 単位が違う?
「それは1年で必要な量ですか?」
「そうです。1年で30トラム程を領で購入しています」
おふう、数年分を採取しちゃった!
今回の調査で採取した塩は300トラム近い。3~10年分の塩が確保されたことになる。
叡智アプリで地球のインターネットを調べてみる。
詳細は分からないが、日本で食用や加工用で消費される塩は年間でおおよそで80万トンとネットに情報があった。
エルマイスター領の人口は10万人もいない気がする。10万人として単純に考えれば700トラムぐらい必要だが、日本は塩分が多すぎるから、もっと少なくて済むはずだ。
この世界で食事が美味しくないと感じたのは、塩を節約していたからではないだろうか?
「どうじゃ、1年間で10トラムぐらいは確保できそうか?」
「えっとぉ~、………今回の調査で300トラム採取しちゃった。てへっ!」
いやぁ、そんなに睨まないで下さいよぉ~。
30歳手前の男の「てへっ」はまだ許されると思う。だって「ペロ」はやらなかったんだから許して欲しい。
「アタル、儂は真面目に聞いておるのじゃ。300キラム確保できたということか?」
「魔道具で塩を抽出したところ、1日で約300トラム確保できました。これが見本のダンジョン塩1号です」
真面目に話さないと、ハロルド様が怒りそうだから事務的に答え、ストレージから塩を皿に山盛りにして机の上にだす。
「アタル様、300キラムではなく300トラムなのですね?」
セバスさんが念を押すように尋ねてくる。
「はい、キラムではなくトラムです。何でしたらエルマイスター家の屋敷の庭に、塩を敷き詰めて見せましょうか?」
軽い冗談を言ったつもりだが、ハロルド様に睨まれる。
2人は皿の塩を手に取り手の平に乗せて確認して、最後に舐めて確認した。
「変な匂いもしないし、味がまろやかで美味しい塩ですね」
おお、ダンジョン塩0号を出さなくて良かった。
あっ、でも感想は聞いてみたいかも。
「本当にこれが300トラムじゃと……」
ハロルド様が独り言のように呟く。
部屋の中は一切の音が無くなってしまったような静けさになった。
「クックック、ワハハハハハ!」
突然、ハロルド様は静かに笑い始め、途中から大声で笑いだした。
「エルマイスター領も国も変わるぞ!」
ハロルド魔王が世界征服に目覚めたかぁ!
ハロルド様の悪そうな笑顔が、魔王降臨に錯覚させられた。
「これで国は安泰じゃ! 民も安心して生活できるぞ!」
良い事?を言っているはずなのに、なんで、どす黒いオーラを発して話すんだ!
「当面のエルマイスター領は大丈夫ですが、国の為と言うなら、まずは安定して確保できるのを確認しないとなりません」
セバスさんが冷静にハロルド様を諌めてくれた。
「おお、そうじゃな。それに費用も考えないとなるまい。アタル、確認は出来そうか?」
「それを相談したいと考えていました。私の作った魔道具『塩抽出魔導ポンプ1号』を3台用意しますので、長期で稼働させて検証する必要があると思います。
そして塩が含まれる量が減ったら、『塩抽出魔導ポンプ1号』を1日1時間稼働させて、塩が含まれる量が戻るか確認します」
「それは、どの程度の塩を安定して採取できるか調べるということですね? ですが海のように永遠に抽出できるとしたらどうしますか?」
セバスさんの質問はもっともだし、私も最初は大した量は確保できないと考えていた。しかし、あのダンジョン海を見てしまうと……。
「魔道具の数を増やして国の100年分ぐらい確保しますかね。
まあ、そこまでしなくとも、ある程度安定して採取できるのが確認できたら、他の階層やダンジョンも調査して、他でも採取できる場所があれば、安心して運用できるんじゃありませんか?
海とは違いダンジョンだとどうなるかも分かりませんし」
2人は驚いた顔をしている。
「そうじゃのぅ。国の事を考えるなら国王陛下と相談せねばなるまい。まあ、検証は必要じゃが、アタルが1ヶ月近くダンジョンに入るのも問題じゃのぉ」
「それに塩の採取については、当面は伏せておいた方が宜しいかと」
何か政治的な判断があるようだ。
「ああ、それなら少し提案があります」
「なんじゃ、上手く誤魔化すような方法があるのか?」
「え~と、誤魔化す訳ではなくて、ついでにダンジョンを活用する提案ですかね?」
「どういう事じゃ?」
ハロルド様だけでなくセバスさんも不思議そうに私を見てくる。
「公的ギルドに探索部を作ると言うか、公的探索ギルドを創りませんか?」
私は公的ギルドの今後の未来について提案を始めるのだった。
文字念話にラナからの伝言が残っていた。
『元気の出る朝食を用意しておきます』
こ、これは!? 今晩も頑張りなさいという意味なのか!
ラナは驚くほど夜は積極的になっていた。私の夜の体力もそれに十分応えられている。
そっち系のスキルは特に生えていないけどなぁ?
疑問に思いながらも食堂に向かう。
食堂にはクレアが既にいたが、ラナはご機嫌で朝食の仕切りをしている。
はぁ~、なんでハロルド様とレベッカ夫人、アリスお嬢様までテーブルに着いているんだ?
「おはようございます」
「おお、朝早くからすまんのぉ。ダンジョンの調査結果も早く聞きたいし、相談も山盛りじゃ。エルマイスター領はアタルの話を聞かないと何もできなくなったぞ。ワハハハハ!」
冗談にも聞こえないし、笑い事じゃないと思うけど……。
「私もアタルさんに確認したいことがあるわ」
なぜかレベッカ夫人の顔が、獲物を狙う肉食獣に見える。
「旦那様、こちらにどうぞ!」
ラナが私の座る席の椅子を引いて待っている。
なんか肌が艶々しているぅ~。
自分の生命力を、ラナに吸い取られたのではないかと、少し不安になる。
ま、まあ、妻が元気なら良いよね!
自分の体に問題はないし、昨晩は最高だったから何も問題ないはずだ。
エルマイスター家からこの屋敷に移っても、朝食の雰囲気はあまり変わらない気がする。
◇ ◇ ◇ ◇
朝食が終わると、ハロルド様とセバスさんだけ一緒に会議室に移動する。
レベッカ夫人はクレアと話があると言ってこちらには参加しなかった。
「それで結果はどうじゃった!」
メイドがお茶の準備をして会議室を出て行くと、待ちかねたようにハロルド様が質問してくる。
「ええ、塩は採取できそうですよ」
「なんと、それは朗報じゃ! あとはどれぐらいの量を確保できるかじゃな」
ハロルド様は喜んでいて、セバスさんも嬉しそうにしている。
「でも、後は必要な量を安定して確保できるかの検証が必要だと思います。それに塩を確保するのに必要な費用《コスト》も問題ですが、予想以上に費用《コスト》は掛からないと思います」
まあ、魔道具で塩は抽出できるし、魔道具も10台ぐらいは大賢者の遺産を利用して低価格で提供しても問題ない。
費用《コスト》で必要なのは人件費だろうなぁ?
「そうじゃのぅ。必要な量が全て確保できるのが理想じゃが、半分でも確保できればのぉ」
「それに塩が確保できましても、費用が掛かり過ぎては意味がありません」
セバスさんの言うとおりだ。その辺の概算を出して、費用対効果も検討しないとダメだよね。
「それで聞きたいのですが、エルマイスター領ではどれぐらいの塩が必要なのですか?」
「どれくらいじゃったかのぉ。多い時で100ぐらいは領で購入していたが、今は30ほどだと記憶しているがのぉ」
えっ、たったそれだけ? あっ、もしかして月単位なのか? 単位が違う?
「それは1年で必要な量ですか?」
「そうです。1年で30トラム程を領で購入しています」
おふう、数年分を採取しちゃった!
今回の調査で採取した塩は300トラム近い。3~10年分の塩が確保されたことになる。
叡智アプリで地球のインターネットを調べてみる。
詳細は分からないが、日本で食用や加工用で消費される塩は年間でおおよそで80万トンとネットに情報があった。
エルマイスター領の人口は10万人もいない気がする。10万人として単純に考えれば700トラムぐらい必要だが、日本は塩分が多すぎるから、もっと少なくて済むはずだ。
この世界で食事が美味しくないと感じたのは、塩を節約していたからではないだろうか?
「どうじゃ、1年間で10トラムぐらいは確保できそうか?」
「えっとぉ~、………今回の調査で300トラム採取しちゃった。てへっ!」
いやぁ、そんなに睨まないで下さいよぉ~。
30歳手前の男の「てへっ」はまだ許されると思う。だって「ペロ」はやらなかったんだから許して欲しい。
「アタル、儂は真面目に聞いておるのじゃ。300キラム確保できたということか?」
「魔道具で塩を抽出したところ、1日で約300トラム確保できました。これが見本のダンジョン塩1号です」
真面目に話さないと、ハロルド様が怒りそうだから事務的に答え、ストレージから塩を皿に山盛りにして机の上にだす。
「アタル様、300キラムではなく300トラムなのですね?」
セバスさんが念を押すように尋ねてくる。
「はい、キラムではなくトラムです。何でしたらエルマイスター家の屋敷の庭に、塩を敷き詰めて見せましょうか?」
軽い冗談を言ったつもりだが、ハロルド様に睨まれる。
2人は皿の塩を手に取り手の平に乗せて確認して、最後に舐めて確認した。
「変な匂いもしないし、味がまろやかで美味しい塩ですね」
おお、ダンジョン塩0号を出さなくて良かった。
あっ、でも感想は聞いてみたいかも。
「本当にこれが300トラムじゃと……」
ハロルド様が独り言のように呟く。
部屋の中は一切の音が無くなってしまったような静けさになった。
「クックック、ワハハハハハ!」
突然、ハロルド様は静かに笑い始め、途中から大声で笑いだした。
「エルマイスター領も国も変わるぞ!」
ハロルド魔王が世界征服に目覚めたかぁ!
ハロルド様の悪そうな笑顔が、魔王降臨に錯覚させられた。
「これで国は安泰じゃ! 民も安心して生活できるぞ!」
良い事?を言っているはずなのに、なんで、どす黒いオーラを発して話すんだ!
「当面のエルマイスター領は大丈夫ですが、国の為と言うなら、まずは安定して確保できるのを確認しないとなりません」
セバスさんが冷静にハロルド様を諌めてくれた。
「おお、そうじゃな。それに費用も考えないとなるまい。アタル、確認は出来そうか?」
「それを相談したいと考えていました。私の作った魔道具『塩抽出魔導ポンプ1号』を3台用意しますので、長期で稼働させて検証する必要があると思います。
そして塩が含まれる量が減ったら、『塩抽出魔導ポンプ1号』を1日1時間稼働させて、塩が含まれる量が戻るか確認します」
「それは、どの程度の塩を安定して採取できるか調べるということですね? ですが海のように永遠に抽出できるとしたらどうしますか?」
セバスさんの質問はもっともだし、私も最初は大した量は確保できないと考えていた。しかし、あのダンジョン海を見てしまうと……。
「魔道具の数を増やして国の100年分ぐらい確保しますかね。
まあ、そこまでしなくとも、ある程度安定して採取できるのが確認できたら、他の階層やダンジョンも調査して、他でも採取できる場所があれば、安心して運用できるんじゃありませんか?
海とは違いダンジョンだとどうなるかも分かりませんし」
2人は驚いた顔をしている。
「そうじゃのぅ。国の事を考えるなら国王陛下と相談せねばなるまい。まあ、検証は必要じゃが、アタルが1ヶ月近くダンジョンに入るのも問題じゃのぉ」
「それに塩の採取については、当面は伏せておいた方が宜しいかと」
何か政治的な判断があるようだ。
「ああ、それなら少し提案があります」
「なんじゃ、上手く誤魔化すような方法があるのか?」
「え~と、誤魔化す訳ではなくて、ついでにダンジョンを活用する提案ですかね?」
「どういう事じゃ?」
ハロルド様だけでなくセバスさんも不思議そうに私を見てくる。
「公的ギルドに探索部を作ると言うか、公的探索ギルドを創りませんか?」
私は公的ギルドの今後の未来について提案を始めるのだった。
61
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
★☆ 書籍化したこちらもヨロシク! ☆★
★☆★☆★☆ 『転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。』 ☆★☆★☆★
▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲
お気に入りに追加
2,182
あなたにおすすめの小説
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる