94 / 224
第4章 ダンジョン
第14話 調査と訓練
しおりを挟む
冒険者とは良好な感じで話し合いが終わった。
それどころか我々の為に草原の一画を開けてくれるとまで言われた。
クレアがどうしますかと聞いてきたが、辞退してテントは祠の近くに張ることにした。
冒険者からは、あそこだと周りからの風で体がべとつくし、下も固いから止めるように言われたが、自分達のテントなら問題無いと判断して移動する。
祠は予想以上に小さく扉は開いていたが、部屋を覗いたときの広さと祠の大きさは合っていなかった。
空間拡張かなぁ?
特に深く考えるでもなく、祠の裏に回ると予想以上に広かった。端には頑丈そうな手摺もあり、そこから下を覗くと予想以上の高さで、下半身がスースーしてしまう。
テントを4張り並べると、風が吹いても特に問題ないようで安心するのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
私はすぐに検証を始める。
レンガサイズの石を4個出して並べる。石は地上の石とダンジョンの石、そしてそれぞれにスライム溶液を浸透させたものを地面に並べる。
同じように地上の木とダンジョンの木、それぞれにスライム溶液を浸透させたものを地面に並べる。
さらに状態保存を付与した箱もひとつだけ置いておく。
ダンジョンでは討伐した魔物は、放置しておくと時間が経つとダンジョンに吸い込まれるように消えるらしい。
それは魔物だけでなく外から持ち込んだ武器や荷物、木や石の素材も消えると事前に聞いていた。
さらに聞いた話では小屋をダンジョンの木材で建てたことは有るらしいけど、小屋に誰かいる間は問題ないらしいが、暫く放置すると小屋は無くなったらしい。
これまでは移動を優先してきたが、これからは調査・検証が優先となる。
もしこの下の水で塩が生成できれば、魔道具の設置や待機場所が必要となる。
その為に必要な検証をしているのだ。
続いて端のほうに移動すると、ストレージからスライム溶液で作ったホースを出す。
ホースを見てすぐに下まで届かない事は分かったので、レシピからホースを更に作り、結合して下に伸ばしていく。
先端には魔鉄で作った網がしてあり、重し代わりになったことで、真っ直ぐと下に伸びていく。
ホースを下ろす感触が変わったので、水面に届いたと判断して用意したポンプを取り付ける。
ポンプは魔力で水を吸い上げ、吸い上げた水は全て亜空間に入るようにしてある。
ダンジョン内は予想以上に魔力が濃かったが、やはり周辺魔力だけでは水を吸い上げるのに時間が掛かりそうである。
ポンプに魔力を流し込むと、暫くして水がホースを伝ってポンプに吸い込まれて行った。
◇ ◇ ◇ ◇
椅子に座り、真っ暗な海をボウっと見つめながらポンプに魔力を流し込んでいると、クレアが近づいてきた。
「旦那様、何をされているのですか?」
「んっ、下の水を回収しているんだ。あっ、そこにある石とか木を触らないで欲しい……」
話しながら灯《ライト》を使って検証用の石と木を照らすと、すでにいくつかの木と石が無くなっていた。
「予想外の結果だな……」
無くなったのはスライム溶液を浸透させていない素材だけだった。自分の予想ではダンジョン産の素材はもう少し消えないと思っていたのである。
スライム溶液を浸透させた素材がこんな結果になるとは……。
実はそれほどスライム溶液を浸透させた素材に期待していたわけではなく、他に工夫する方法がなかっただけであった。
スライム溶液最強!
検証の中間結果に満足する。
「あれを触らなければ宜しいのですか?」
おっと、クレアのことを忘れていた!
「あ、ああ、他のみんなにも話して置いてね」
「わかりました……」
これでどれぐらいの期間素材が残るかによって、色々やれることが変わるなぁ~。
検証結果に感心していると、なぜかクレアが私の様子を伺っている。
「他になにか用事があった?」
「実は明日以降の予定なんですが、先程冒険者の人達と話しまして、4回ほどボス部屋の戦闘を譲ってもらえました」
へぇ~、なんか微妙な回数だけど理由があるのかなぁ?
「それで護衛のことで相談したいのですが、護衛は1班だけ交代ですることで宜しいでしょうか?」
まあ、魔物もいないし問題ないかなぁ?
冒険者はこの前みたいに襲撃はしてこないと思うけど……。
それでも少しは護衛が欲しいかぁ。
「うん、1班だけでもいてくれれば助かるよ」
「それでは、残りは訓練として魔物討伐に行きたいと思います」
う~ん、それは構わないけど……。
「魔物討伐はボス部屋でやるのかな?」
「はい、予定では2班ずつで中に入り、戦闘は1班だけでする予定です」
慎重に戦闘するみたいだけど……、心配だぁ!
「ボス部屋の魔物との戦闘は大丈夫そうなの?」
「はい、冒険者に確認したところ何とかなりそうです!」
何とかなりそう……。
「ごめん、心配だから聞くけど、戦闘がしたいから無理していることはないよね?」
「それは大丈夫です。1班で倒せそうですが、安全の為に2班一緒に入るのですから」
それなら問題ないかぁ。
「では、ボス戦闘の4回だけ護衛が1班になるということだね?」
「いえ、その後は11層の探索するつもりです」
………。
「11層は大丈夫なの? 9層でも危険だったと思うよ!」
「えっ、9層では怪我ひとつしていませんよ?」
いやいや、それは……。
「それは地図スキルで、魔物の居場所を正確に把握した場合だよね? オークの群も多すぎるのは回避して進んだし、隠れていた魔物も事前に分かったし、戦闘中も戦闘後も他の魔物が合流しないように注意しての結果だよね。
私が一緒に進まなければ、地形とか障害物の位置はクレアには表示されないし、クレアが居ない場合は大丈夫なの?」
「だ、大丈夫だと思います……」
全然大丈夫そうに見えない!
「クレア、命が掛かってるのだよ!」
「………」
戦闘のことは正直分からない。でも、臆病だからこそ危険は回避できると思う。
「どう見ても、戦闘できることが楽しくて、慎重さが足りないと思う。そんな状態ならボス部屋の件も許可できない!」
「でも、」
「ダメだ!」
クレアはまだ何か言いたそうだが、元気なくテントに戻って行く。
気持ちは分かる気がする。
だが調査に来て必要ない戦闘で怪我されるのは嫌だ!
なぜか護衛のみなさんが揃ってこちらに向かってくる。
「なぜダメなんですか!」
カルアさんがまずは抗議してきて、他の人達も少し興奮している。
クレアは申し訳なさそうに後ろにいる。
「クレアから説明は聞きましたか?」
「いえ、ですが納得できません!」
おいおい、せめて理由を聞いてからにしてくれよぉ。
「説明も聞かずに納得できないということは、人の話は聞く気がなく、指示にも従う気はないということですね?」
「い、いえ、しかし納得できません!」
あぁ、いま話しても納得することはないだろう。
「クレア!」
「はい!」
クレアは私が大きな声で呼んだので驚いている。
「私がお願いしたことを伝えてくれましたか!?」
「えっ、あっ、すみません。伝えていません……」
「私は今回の調査で必要な事をお願いしたのに、伝えていないのですか?」
「申し訳ありません!」
「私は今も作業中であることは話したはずです。それを妨害するようなことを部下がしても何も言わないのですか!」
「………」
「私は残念です。クレアなら優先順位を理解してくれると思っていました」
クレアが涙を浮かべている。
私だって辛いよ!
「待って下さい、悪いのは私達です!」
カルアさんが会話に入ってくる。
しかし、私はカルアさんの発言を無視して、クレアに厳しく話す。
「クレア、この事はハロルド様にも報告します。悪いけどこれ以上作業の邪魔だけはしないで下さい。お願いします!」
「待って、」
「いい加減にしなさい! これ以上作業を邪魔するなら、地上に戻ったら処分します。アタル様、本当に申し訳ありません。戻りましたら私が責任を取ります」
クレアはカルアが発言しようとするのを叱り、カルアの代わりに私に謝罪した。
うん、自分達のせいでクレアが叱られたり、処分されたりすると思えば、少しは興奮も収まるだろう。
あとは冷静になって、クレアから説明を聞いて、落ち着いた判断ができると嬉しいなぁ。
もしかして嫌われたかもしれないが、彼女たちが怪我したり、死んだりするよりはましだと考えよう。
それどころか我々の為に草原の一画を開けてくれるとまで言われた。
クレアがどうしますかと聞いてきたが、辞退してテントは祠の近くに張ることにした。
冒険者からは、あそこだと周りからの風で体がべとつくし、下も固いから止めるように言われたが、自分達のテントなら問題無いと判断して移動する。
祠は予想以上に小さく扉は開いていたが、部屋を覗いたときの広さと祠の大きさは合っていなかった。
空間拡張かなぁ?
特に深く考えるでもなく、祠の裏に回ると予想以上に広かった。端には頑丈そうな手摺もあり、そこから下を覗くと予想以上の高さで、下半身がスースーしてしまう。
テントを4張り並べると、風が吹いても特に問題ないようで安心するのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
私はすぐに検証を始める。
レンガサイズの石を4個出して並べる。石は地上の石とダンジョンの石、そしてそれぞれにスライム溶液を浸透させたものを地面に並べる。
同じように地上の木とダンジョンの木、それぞれにスライム溶液を浸透させたものを地面に並べる。
さらに状態保存を付与した箱もひとつだけ置いておく。
ダンジョンでは討伐した魔物は、放置しておくと時間が経つとダンジョンに吸い込まれるように消えるらしい。
それは魔物だけでなく外から持ち込んだ武器や荷物、木や石の素材も消えると事前に聞いていた。
さらに聞いた話では小屋をダンジョンの木材で建てたことは有るらしいけど、小屋に誰かいる間は問題ないらしいが、暫く放置すると小屋は無くなったらしい。
これまでは移動を優先してきたが、これからは調査・検証が優先となる。
もしこの下の水で塩が生成できれば、魔道具の設置や待機場所が必要となる。
その為に必要な検証をしているのだ。
続いて端のほうに移動すると、ストレージからスライム溶液で作ったホースを出す。
ホースを見てすぐに下まで届かない事は分かったので、レシピからホースを更に作り、結合して下に伸ばしていく。
先端には魔鉄で作った網がしてあり、重し代わりになったことで、真っ直ぐと下に伸びていく。
ホースを下ろす感触が変わったので、水面に届いたと判断して用意したポンプを取り付ける。
ポンプは魔力で水を吸い上げ、吸い上げた水は全て亜空間に入るようにしてある。
ダンジョン内は予想以上に魔力が濃かったが、やはり周辺魔力だけでは水を吸い上げるのに時間が掛かりそうである。
ポンプに魔力を流し込むと、暫くして水がホースを伝ってポンプに吸い込まれて行った。
◇ ◇ ◇ ◇
椅子に座り、真っ暗な海をボウっと見つめながらポンプに魔力を流し込んでいると、クレアが近づいてきた。
「旦那様、何をされているのですか?」
「んっ、下の水を回収しているんだ。あっ、そこにある石とか木を触らないで欲しい……」
話しながら灯《ライト》を使って検証用の石と木を照らすと、すでにいくつかの木と石が無くなっていた。
「予想外の結果だな……」
無くなったのはスライム溶液を浸透させていない素材だけだった。自分の予想ではダンジョン産の素材はもう少し消えないと思っていたのである。
スライム溶液を浸透させた素材がこんな結果になるとは……。
実はそれほどスライム溶液を浸透させた素材に期待していたわけではなく、他に工夫する方法がなかっただけであった。
スライム溶液最強!
検証の中間結果に満足する。
「あれを触らなければ宜しいのですか?」
おっと、クレアのことを忘れていた!
「あ、ああ、他のみんなにも話して置いてね」
「わかりました……」
これでどれぐらいの期間素材が残るかによって、色々やれることが変わるなぁ~。
検証結果に感心していると、なぜかクレアが私の様子を伺っている。
「他になにか用事があった?」
「実は明日以降の予定なんですが、先程冒険者の人達と話しまして、4回ほどボス部屋の戦闘を譲ってもらえました」
へぇ~、なんか微妙な回数だけど理由があるのかなぁ?
「それで護衛のことで相談したいのですが、護衛は1班だけ交代ですることで宜しいでしょうか?」
まあ、魔物もいないし問題ないかなぁ?
冒険者はこの前みたいに襲撃はしてこないと思うけど……。
それでも少しは護衛が欲しいかぁ。
「うん、1班だけでもいてくれれば助かるよ」
「それでは、残りは訓練として魔物討伐に行きたいと思います」
う~ん、それは構わないけど……。
「魔物討伐はボス部屋でやるのかな?」
「はい、予定では2班ずつで中に入り、戦闘は1班だけでする予定です」
慎重に戦闘するみたいだけど……、心配だぁ!
「ボス部屋の魔物との戦闘は大丈夫そうなの?」
「はい、冒険者に確認したところ何とかなりそうです!」
何とかなりそう……。
「ごめん、心配だから聞くけど、戦闘がしたいから無理していることはないよね?」
「それは大丈夫です。1班で倒せそうですが、安全の為に2班一緒に入るのですから」
それなら問題ないかぁ。
「では、ボス戦闘の4回だけ護衛が1班になるということだね?」
「いえ、その後は11層の探索するつもりです」
………。
「11層は大丈夫なの? 9層でも危険だったと思うよ!」
「えっ、9層では怪我ひとつしていませんよ?」
いやいや、それは……。
「それは地図スキルで、魔物の居場所を正確に把握した場合だよね? オークの群も多すぎるのは回避して進んだし、隠れていた魔物も事前に分かったし、戦闘中も戦闘後も他の魔物が合流しないように注意しての結果だよね。
私が一緒に進まなければ、地形とか障害物の位置はクレアには表示されないし、クレアが居ない場合は大丈夫なの?」
「だ、大丈夫だと思います……」
全然大丈夫そうに見えない!
「クレア、命が掛かってるのだよ!」
「………」
戦闘のことは正直分からない。でも、臆病だからこそ危険は回避できると思う。
「どう見ても、戦闘できることが楽しくて、慎重さが足りないと思う。そんな状態ならボス部屋の件も許可できない!」
「でも、」
「ダメだ!」
クレアはまだ何か言いたそうだが、元気なくテントに戻って行く。
気持ちは分かる気がする。
だが調査に来て必要ない戦闘で怪我されるのは嫌だ!
なぜか護衛のみなさんが揃ってこちらに向かってくる。
「なぜダメなんですか!」
カルアさんがまずは抗議してきて、他の人達も少し興奮している。
クレアは申し訳なさそうに後ろにいる。
「クレアから説明は聞きましたか?」
「いえ、ですが納得できません!」
おいおい、せめて理由を聞いてからにしてくれよぉ。
「説明も聞かずに納得できないということは、人の話は聞く気がなく、指示にも従う気はないということですね?」
「い、いえ、しかし納得できません!」
あぁ、いま話しても納得することはないだろう。
「クレア!」
「はい!」
クレアは私が大きな声で呼んだので驚いている。
「私がお願いしたことを伝えてくれましたか!?」
「えっ、あっ、すみません。伝えていません……」
「私は今回の調査で必要な事をお願いしたのに、伝えていないのですか?」
「申し訳ありません!」
「私は今も作業中であることは話したはずです。それを妨害するようなことを部下がしても何も言わないのですか!」
「………」
「私は残念です。クレアなら優先順位を理解してくれると思っていました」
クレアが涙を浮かべている。
私だって辛いよ!
「待って下さい、悪いのは私達です!」
カルアさんが会話に入ってくる。
しかし、私はカルアさんの発言を無視して、クレアに厳しく話す。
「クレア、この事はハロルド様にも報告します。悪いけどこれ以上作業の邪魔だけはしないで下さい。お願いします!」
「待って、」
「いい加減にしなさい! これ以上作業を邪魔するなら、地上に戻ったら処分します。アタル様、本当に申し訳ありません。戻りましたら私が責任を取ります」
クレアはカルアが発言しようとするのを叱り、カルアの代わりに私に謝罪した。
うん、自分達のせいでクレアが叱られたり、処分されたりすると思えば、少しは興奮も収まるだろう。
あとは冷静になって、クレアから説明を聞いて、落ち着いた判断ができると嬉しいなぁ。
もしかして嫌われたかもしれないが、彼女たちが怪我したり、死んだりするよりはましだと考えよう。
61
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
★☆ 書籍化したこちらもヨロシク! ☆★
★☆★☆★☆ 『転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。』 ☆★☆★☆★
▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲
お気に入りに追加
2,182
あなたにおすすめの小説
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる