上 下
87 / 224
第4章 ダンジョン

第7話 ダンジョン目前

しおりを挟む
朝4時にアラームで目を覚ました。

今日は6時にはダンジョンへ出発することになっていたので、準備も含めて早めに目を覚ましたのである。

隣に眠るラナの肩を揺すって起こす。

ラナは目を覚ましたが少し寝惚けていた。しかし、すぐに心配そうな表情になり目に涙を溜めながら、私を抱きしめて来た。

「危ないことをしたらダメですよ」

「うん」

昨晩の余韻が残っていたのか、お姉さんモードで接してきた。

お互いに裸だったこともあり、甘えるようにラナと朝の運動を始めるのであった。


   ◇   ◇   ◇   ◇


ギリギリの時間に寝室から出て来ると、クレアが準備を終えて待っていた。

ラナの雰囲気で朝から運動していたことに気が付いたのか、ジト目で睨まれてしまった。

慌ただしく地下道経由で仮住居から表に出ると、ダンジョンへ一緒に行く護衛が既に揃っていた。

護衛は7番隊の女性騎士のほとんどが兵舎に移って来た事で、7番隊の隊員が交代で護衛を務めることになっていた。

今回はダンジョンに行くため、人数も多くなった。クレア班はクレアを入れて5名で、以前から護衛をしていた者たちである。

カルア班もカルアさんを含めて5名となり、7番隊のもう一人の副隊長であるブリッサさんが班長のブリッサ班も5名となる。

今回は私を入れた16名でダンジョンの調査に行くことになる。

馬車2台連なって移動を開始する。
御者と護衛で3名ずつ一緒にダンジョンに向かう。ダンジョン近くに馬車は置いて行けないので、彼女らは我々を送り届けるとすぐに戻ることになる。

初めて利用する南門を出て、ダンジョンに向かう道を進んで行く。聞いた話では1時間ぐらいで到着するらしい。

途中でダンジョンに向かう冒険者を追い抜いたり、逆に走って追い抜いたりする冒険者を見かけた。

1時間も掛からずにダンジョンがある場所に到着する。

ダンジョンの入口は岩の多い丘のすそ野にある、大きめの岩が重なる場所にぽっかりと穴が開いていた。

直ぐ近くにある木造の壁に囲まれた場所の近くで馬車から降りる。

門らしき場所の前に兵士らしき男が立っていた。

門に近づくと驚くほどいい加減な作りの木造の壁であることに驚く。所々下の方に穴が開いていて、角ウサギぐらいなら簡単に侵入されそうである。

私が驚いているのに気が付いたクレアが、耳打ちするように教えてくれた。

「ここはダンジョン周辺の魔物の間引きと、ダンジョンの氾濫が起きないか監視している場所です。3番隊と4番隊が交代で60名ずつここに駐留しています」

ダンジョンの氾濫!? どれぐらいの頻度で起きるんだろう?

ダンジョンの氾濫が規模やどんな感じか分からないので不安になる。ダンジョン内に居る時に発生したらどうしようかと、考えれば考えるほど不安に感じる。

それにこの簡単に破壊されそうな木造の壁で大丈夫なのだろうか?

考えていると門の所まで到着する。

「7番隊隊長のクレアです。3番隊の隊長はおられるでしょうか?」

クレアが綺麗な敬礼をして門番に尋ねる。

「んっ、中に居るぞ」

思ったより雑な対応だと感じたが、よく見ると目の下に隈があり、相当疲れている感じだった。

全員が敬礼して門から中に入る。

木造の壁よりまともな木造の平屋建ての家が建っていた。広さはありそうだが、隙間風の間違いなく入る倉庫のような造りで、近づくだけで男くさいような、かび臭い匂いが漂ってくる。

皆平気な顔で中に入って行く。
多少の仕切りはあるがほぼ倉庫で、入り口近くの部屋に皆で向かって行く。

入口の扉は開いた状態で、その扉にクレアはノックする。

「おぉ、遠慮なく入れぇ~」

クレアが先頭で中に入り、カルアさんとブリッサさんも続いて中に入って行った。それ以外は外で待っているようで、私はどうすべきか迷っていると、中からクレアに呼ばれてしまった。

中に入ると無精ひげの男性騎士が貧相な机に向かって座っていた。

「アタル殿ですな。私は3番隊の隊長をしているカービンです。団長から話は聞いております。よろしくお願いします」

カービンさんは立ち上がって丁寧に敬礼をしてくれた。しかし、立ち上がっただけで汗臭い匂いが漂ってくる。

何日ぐらいここに居るのかな?

碌に体を洗っていないのだろう。

「クレア、ダンジョンに行くお前達に頼むのは申し訳ないが、ポーションを分けてくれないか?」

クレアはどうしようかと私を見てくる。

普通ならこれからダンジョンに向かう相手に、ポーションを頼むのは非常識だと思う。

クレアが私を見たことで、判断するのは私だと考えたのか、私に理由を話し始めた。

「実は昨晩遅く、ゴブリン20体ほどが襲撃してきて、何とか撃退したが、けが人も多くてポーションが足りなくて、このままだと1人は確実に死んじまうんですよ」

ゴ、ゴブリン!?

まだ見たことのない魔物にビビり、そう言われたら断るわけにいかないし、断る気も無かった。

「では怪我人の所に案内してください」

「そ、そうか、助かる!」

少し大雑把な感じがしたが、本当に嬉しそうに答えたので、本当に困っていたのであろう。

直ぐ近くの部屋に行くと10人近くが予想以上に大怪我をしていた。一人は本当に瀕死の状態であった。

「手分けして全員を治療してください。使ったポーションは補充しますので安心して全員を完全回復させて下さい」

「ま、待ってくれ、死にそうなそいつだけで大丈夫だ、朝一でポーションを貰いに行かせたから、あんた達の調査に影響が出たら、団長やハロルド様に叱られちまう」

「大丈夫です。その代わり治療が終わったら相談があります」

直ぐに治療を始める。秘かに最初は砂糖ポーションで瀕死の人を治療すると、その効果にカービンさんは驚いていた。

完全に回復するまでポーションを使い、最後は意識が回復したので自分でポーションを飲ませた。

直ぐに全員の怪我が完全回復すると、カービンさんは嬉しそうにお礼を言う。

「アタル様、ありがとうございます。私に出来ることがあれば何時でも言って下さい」

「では、全員で一度敷地から出て行ってもらえますか?」

「えっ!?」

予想外の私の申し出にカービンさんは驚いている。

「え~と、何時でもと言いましたよね?」

理由を説明しても良かったが、面白くないので秘密にしてお願いだけをする。

「わ、わかりました。約束なので守らせて頂きます」

理由を聞きたそうにしていたが、戸惑いながらも指示に従ってくれた。

全員が表に出ると門を閉める。門の外で動揺するカービンさんが、髭もじゃのくせに目が可愛かった。

「だん、アタル様、何を始めるのですか?」

クレアさんが心配そうに尋ねてくる。

「ここはダンジョンに近いせいなのか、予想外に魔素が濃いから、兵舎ほどではないですが、それに近い設備が使えそうです。素材も沢山確保して余っているので、すぐに建てられますよ」

そう答えると、クレアは少し不満そうに言う。

「それなら説明してあげれば良いじゃないですか?」

「それでは完成した時の驚きが無いじゃないですかぁ」

皆からジト目で睨まれたが無視して作業を始める。

木造の壁は2メルほどしかなかったが、3メルぐらいで石壁を作る。四方には監視塔のような物を造り安全に監視できるようにする。

平屋の倉庫は中の荷物や家具をストレージに全て収納して、建物は全てストレージにしまう。

後は慣れた感じで石造りの2階建てを建て、屋上でも監視が出来るようにする。

建物の中は空間拡張で広くすると、基本は4人部屋で2段ベッドを配置して、固めのスライムマットを設置しておく。もちろん2人部屋や1人部屋も用意する。

1階には会議室や執務室も幾つか作り、1階の大部分は食堂のようにテーブルと椅子を並べる。

各種セキュリティや亜空間経由の食事も食べられるようにして、トイレも設置していく。

ロッカー代わりに各所に、公的ギルドカードで亜空間に荷物を預けられるようにして、門の横には警備室のような物を造り、出入りのチェックなども魔道具で出来るようにする。

その警備室の隣には、魔物の解体施設と公的ギルドに物を納品できるようにした。

まだ買取などは出来ないが、運搬が不要になるし劣化も無くなるだろう。

全ての機能を使うには、公的ギルドカードが必要だが、まだ誰も持っていないはずなので、仮カードを幾つか作り、暫定的に使えるようにする。

全ての準備が出来ると、大まかにカービンさんに説明して仮カードを渡す。

ポーションも公的ギルドから必要に応じて購入できるようにしたが、後で購入した分はハロルド様に請求すると伝えておいた。

最後にマニュアルを渡したが、話を聞いていたか不安になる。

「それではダンジョンに行ってきます」

「ま、待ってくれ、も、もう一度説明を頼む!」

「マニュアルで確認して下さーい! じゃあねぇ~」

予定より随分遅くなったが、ダンジョンの入口に向かって歩き出したのだった。
しおりを挟む
感想 154

あなたにおすすめの小説

クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される

こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる 初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。 なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています こちらの作品も宜しければお願いします [イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!

小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。 しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。 チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。 研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。 ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。 新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。 しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。 もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。 実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。 結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。 すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。 主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!

アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。 ->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました! ーーーー ヤンキーが勇者として召喚された。 社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。 巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。 そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。 ほのぼのライフを目指してます。 設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。 6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

スキル『日常動作』は最強です ゴミスキルとバカにされましたが、実は超万能でした

メイ(旧名:Mei)
ファンタジー
この度、書籍化が決定しました! 1巻 2020年9月20日〜 2巻 2021年10月20日〜 3巻 2022年6月22日〜 これもご愛読くださっている皆様のお蔭です! ありがとうございます! 発売日に関しましては9月下旬頃になります。 題名も多少変わりましたのでここに旧題を書いておきます。 旧題:スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、実は超万能スキルでした~ なお、書籍の方ではweb版の設定を変更したところもありますので詳しくは設定資料の章をご覧ください(※こちらについては、まだあげていませんので、のちほどあげます)。 ────────────────────────────  主人公レクスは、12歳の誕生日を迎えた。12歳の誕生日を迎えた子供は適正検査を受けることになっていた。ステータスとは、自分の一生を左右するほど大切であり、それによって将来がほとんど決められてしまうのだ。  とうとうレクスの順番が来て、適正検査を受けたが、ステータスは子供の中で一番最弱、職業は無職、スキルは『日常動作』たった一つのみ。挙げ句、レクスははした金を持たされ、村から追放されてしまう。  これは、貧弱と蔑まれた少年が最強へと成り上がる物語。 ※カクヨム、なろうでも投稿しています。

加護とスキルでチートな異世界生活

どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!? 目を覚ますと真っ白い世界にいた! そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する! そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる 初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです ノベルバ様にも公開しております。 ※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません

異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜

藤なごみ
ファンタジー
簡易説明 異世界転生した主人公が、仲間と共に難題に巻き込まれていき、頑張って解決していきます 詳細説明 ブラック企業に勤めているサトーは、仕事帰りにお酒を飲んで帰宅中に道端の段ボールに入っていた白い子犬と三毛の子猫を撫でていたところ、近くで事故を起こした車に突っ込まれてしまった 白い子犬と三毛の子猫は神の使いで、サトーは天界に行きそこから異世界に転生する事になった。 魂の輪廻転生から外れてしまった為の措置となる。 そして異世界に転生したその日の内に、サトーは悪徳貴族と闇組織の争いに巻き込まれる事に 果たしてサトーは、のんびりとした異世界ライフをする事が出来るのか 王道ファンタジーを目指して書いていきます 本作品は、作者が以前に投稿しました「【完結済】異世界転生したので、のんびり冒険したい!」のリメイク作品となります 登場人物やストーリーに変更が発生しております 20230205、「異世界に転生したので、ゆっくりのんびりしたい」から「異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた!」に題名を変更しました 小説家になろう様にも投稿しています

処理中です...