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第3章 大賢者の遺産
閑話6 神々の文化交流③
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はぁ~、イヤになっちゃうわ!
生命の女神は溜息を付く。
転生の女神様が次々と問題を起こしてくれて、主神であるノバ様が直接アタル様に神託を出す事態に発展してしまったのだ。
「転生の女神様、これ以上問題を起こさないで下さいね」
「な、なにを言うのじゃ! 妾が問題など起こすはずが無かろう!」
はぁ~、この女神《バカ》は全然自覚してないの!?
「まさか、我々がアタル様の様子を伺っていたとか、心を読んでいたとか、地球の彼の資産を我々が利用しているとか。ぜ~んぶ、転生の女神様が原因で、アタル様にバレてしまった事を忘れたというのですか!」
自分から噴き出す負のオーラに、転生の女神様も唾を飲み込んで言い訳を始める。
「ま、待つのじゃ! た、確かに妾のミスもあったのじゃ。でも、お主もミスをしたではないか!?」
私を責めるのですかぁ!?
「そうですかぁ、転生の女神様は、私が悪いと責めすのですね。ふふふっ」
あぁ~、全身から何かが噴き出してくるわぁ~。
転生の女神様が何かを感じたのか、突然土下座を始める。
「す、すまんのじゃ! すべて妾に責任がある。だ、だから、その、その負のオーラを妾に向けないで欲しいのじゃーーー!」
あらあら、自分では気が付かなかったけど、負のオーラが転生の女神様のオーラを押しのけようと全身を包み始めている。
「これは申し訳ありません。まさか、日々転生の女神様の為にすべてを捧げた私に、責任転嫁するとは思わなかったもので、無意識に、」
(無意識に、負のオーラで妾を侵食しようとするでない!)
まあ、今回は謝罪をして頂いたので、許すとしましょう!
全身から吹き出る負のオーラを体に戻す。
「お、お主は、そんなオーラ《もの》をよく仕舞っておけるのじゃな……?」
心配そうに尋ねてくる転生の女神様を無視して、他の話を始める。
「そんな事より急ぎますよ。これから文化交流隊の入替です」
「おおそうじゃった。じゃが、今回の文化交流隊の神選《じんせん》は納得できん! なんで脳筋のあんな神《やつ》らを選んだのじゃ?」
先程の事はもう忘れてプンプンと転生の女神は文句を言う。
「これまでの文化交流では、彼らのような戦や武術などに関する神々はどちらかと言うと遠慮して頂きましたが、これからは様々な方面の文化や歴史を学ぶ必要がありますから」
「それにしても極端すぎないか? 神《やつ》らだけでは問題を起こしそうではないか?」
ははぁ~ん、要するに自分も行きたいのだろう。
転生の女神の意図がわかり、生命の女神は悪戯心に火が付いた。
「それでは転生の女神様も一緒に行かれて、脳筋神々《かれら》を管理して頂けますか? 脳筋神々《かれら》を抑えられるのは光の女神様ぐらいだと思ったのですが、転生の女神様が代わりに行って頂けるのですか?」
「そ、それは、妾だけでは無理じゃ! じゃ、じゃが光の女神だけに頼むのも申し訳なかろう?」
そう言って地球《むこう》へ行っても、光の女神様の手伝いなどせずに遊び惚けるつもりだろう。しかし……。
「そうですわね。では、今回は転生の女神様にも逝って貰いましょうか?」
「本当か!? 本当に行って良いのか!?」
「もちろんでございます。脳筋神々《かれら》の管理は大変と思いますが、転生の女神様が逝って頂けるのなら安心ですわ!」
嬉しそうな表情をする転生の女神であったが、すぐに疑うような顔をして質問をしてくる。
「何か変じゃ! 生命の女神よ、なぜお主の負のオーラが見え隠れしておるのじゃ? なにか妾に話していない事は無いか!?」
チッ、珍しく勘の良い!
「ホッホッホ、まさかそのような事は……、あっ、そう言えばお伝えしていましたかしら?」
「なんじゃ?」
「今回の文化交流隊には地球の主神様がおいでになられるそうですわ」
転生の女神様は驚いたように口を開けた後、下唇を噛みジト目で私を睨んでくる。
「お、お主は怖いのぉ~、あと少しで騙される所じゃった。妾が地球の主神様を苦手な事は知っているはずなのに、それを……」
「エエ~、ソウナンデスネ」
「白々しい事を言うのぅ。妾を子ども扱いする地球の主神様が苦手な事を知っておきながら、それに地球の主神様がおいでになれば、接待をせねば、はっ! そう言う事か!? 脳筋神々《かれら》を送り込むのは接待を考えてか!」
「いえいえ、先程もお答えしたように、様々な方面の文化や歴史を学ぶ必要がありますからですわ」
「お、お主は怖いのぉ~」
ジト目で私を睨んだまま、転生の女神様は呆れたように呟くのであった。
「それで? 転生の女神様も一緒に行かれますか?」
「行くわけが無かろう!」
「そうですか。それでは皆さんお待ちですので急いで向かいましょう」
◇ ◇ ◇ ◇
転生の女神たちが交流の間に入ると、これまでにないほど暑苦しい雰囲気が部屋全体に広がっていた。
交流の間には筋肉ムキムキの男神が、自分達の筋肉を自慢し合っていた。一人だけ雰囲気の違う叡智の神だけが暑苦しそうにしながらもニヤついて一緒に居る。
「おう、転生の女神よ、粋な計らいをしてくれて嬉しく思うぞ!」
「「「うおぉーーー!」」」
戦の神がそう言うと、脳筋神々《かれら》とその眷属が大きな声を上げて、更に暑苦しさが増した。
「お主たちにも文化交流は必要じゃ。しっかりとお役目を果たしてくれ! ……ボソッ、生贄になって貰うのじゃがな」
「「「うおぉーーーーー!」」」
転生の女神の発言に更に大きな声で歓声を上げた為、転生の女神の最後の呟きは、彼らには聞こえていなかった。
「はいはい、騒がないでくださーーーい! 向こうで問題を起こすと、今後は文化交流隊に入れなくなりますよぉ!」
「生命の女神よ、その事は全員に言い聞かせてある。安心して任せろ!」
「「「うおぉーーーーーーー!」」」
さらに興奮が最高潮に達して、暑苦しさも同様に最高潮になる。
「はい、真ん中に集まって下さーーーい。端に居ると置いてきぼりになりますよぉ!」
驚くほど素直に、彼らは交流の間の真ん中に集まる。
き、気持ち悪いわぁ~。
身体を寄せ合うように真ん中に集まった筋肉神を見てそう思う。
「はい時間です!」
生命の女神がそう言うと、転生の女神の眷属が祈り始めると、それまでそこにいた暑苦しい脳筋神々《かれら》が居なくなり、光の女神と『第1回新文化交流隊』が姿を現した。
「皆さまお疲れ様です。皆様には今回の文化交流について後日報告書を出して頂きます。内容次第では、文化交流への参加頻度が減ることになりますのでしっかりと報告してください。
取り敢えず今日の所はゆっくりとお休みください!」
神々と眷属はそれを聞いて交流の間を出て行くのだった。
隊長の光の女神様と森の女神様、農業の女神様が私達の方に近づいて来て話しかけて来た。
「先に報告したいことがあるわ。商人の神がもう少し資産管理で時間が掛かるみたい。それと、権能の神がアタルの能力について向こうで調べたいと言い出したわ。取り敢えず向こうに残してきたが、構わないわよね?」
「あぁ、おつまみも地球の主神様には必要という事ね」
「そういうことよ。「ふふふっ」」
生命の女神と光の女神はそう話すと、お互いの顔を見て微笑んだ。
転生の女神はそれを聞いて背中に冷たい物を感じる。
(生命の女神の思惑に気が付かなければ、私も……)
「う~ん、権能の神様にはアタル様からスマートスキルのバージョンアップの依頼が来ているのよねぇ。まあ、アタル様にはもう少し待ってもらいましょう。
それで、光の女神様も脳筋神々《かれら》の管理をお願いしたと思うんですけど?」
「その事だけど、この二神《ふたり》も連れて行きたいわ。地球の主神様に美味しい物を食べさせたいので、この二神《ふたり》も必要なのよぉ」
生命の女神は少し考えてから答える。
「そうですねぇ、私も少しだけ若返りたいので神力を使いましょう」
「それは助かるわ!」
光の女神様達は嬉しそうに答えた。
直ぐに光の女神達を、生命の女神の神力だけで門《ゲート》を開いて地球に送り込む。
眷属しかいなくなった交流の間に、少しだけ若返った生命の女神を、無言で見つめるしかない転生の女神だった。
これで第3章終了です。次の投稿から第4章になります。
次回の投稿から、毎日夜7時の投稿となります。
今後ともよろしくお願いします。
生命の女神は溜息を付く。
転生の女神様が次々と問題を起こしてくれて、主神であるノバ様が直接アタル様に神託を出す事態に発展してしまったのだ。
「転生の女神様、これ以上問題を起こさないで下さいね」
「な、なにを言うのじゃ! 妾が問題など起こすはずが無かろう!」
はぁ~、この女神《バカ》は全然自覚してないの!?
「まさか、我々がアタル様の様子を伺っていたとか、心を読んでいたとか、地球の彼の資産を我々が利用しているとか。ぜ~んぶ、転生の女神様が原因で、アタル様にバレてしまった事を忘れたというのですか!」
自分から噴き出す負のオーラに、転生の女神様も唾を飲み込んで言い訳を始める。
「ま、待つのじゃ! た、確かに妾のミスもあったのじゃ。でも、お主もミスをしたではないか!?」
私を責めるのですかぁ!?
「そうですかぁ、転生の女神様は、私が悪いと責めすのですね。ふふふっ」
あぁ~、全身から何かが噴き出してくるわぁ~。
転生の女神様が何かを感じたのか、突然土下座を始める。
「す、すまんのじゃ! すべて妾に責任がある。だ、だから、その、その負のオーラを妾に向けないで欲しいのじゃーーー!」
あらあら、自分では気が付かなかったけど、負のオーラが転生の女神様のオーラを押しのけようと全身を包み始めている。
「これは申し訳ありません。まさか、日々転生の女神様の為にすべてを捧げた私に、責任転嫁するとは思わなかったもので、無意識に、」
(無意識に、負のオーラで妾を侵食しようとするでない!)
まあ、今回は謝罪をして頂いたので、許すとしましょう!
全身から吹き出る負のオーラを体に戻す。
「お、お主は、そんなオーラ《もの》をよく仕舞っておけるのじゃな……?」
心配そうに尋ねてくる転生の女神様を無視して、他の話を始める。
「そんな事より急ぎますよ。これから文化交流隊の入替です」
「おおそうじゃった。じゃが、今回の文化交流隊の神選《じんせん》は納得できん! なんで脳筋のあんな神《やつ》らを選んだのじゃ?」
先程の事はもう忘れてプンプンと転生の女神は文句を言う。
「これまでの文化交流では、彼らのような戦や武術などに関する神々はどちらかと言うと遠慮して頂きましたが、これからは様々な方面の文化や歴史を学ぶ必要がありますから」
「それにしても極端すぎないか? 神《やつ》らだけでは問題を起こしそうではないか?」
ははぁ~ん、要するに自分も行きたいのだろう。
転生の女神の意図がわかり、生命の女神は悪戯心に火が付いた。
「それでは転生の女神様も一緒に行かれて、脳筋神々《かれら》を管理して頂けますか? 脳筋神々《かれら》を抑えられるのは光の女神様ぐらいだと思ったのですが、転生の女神様が代わりに行って頂けるのですか?」
「そ、それは、妾だけでは無理じゃ! じゃ、じゃが光の女神だけに頼むのも申し訳なかろう?」
そう言って地球《むこう》へ行っても、光の女神様の手伝いなどせずに遊び惚けるつもりだろう。しかし……。
「そうですわね。では、今回は転生の女神様にも逝って貰いましょうか?」
「本当か!? 本当に行って良いのか!?」
「もちろんでございます。脳筋神々《かれら》の管理は大変と思いますが、転生の女神様が逝って頂けるのなら安心ですわ!」
嬉しそうな表情をする転生の女神であったが、すぐに疑うような顔をして質問をしてくる。
「何か変じゃ! 生命の女神よ、なぜお主の負のオーラが見え隠れしておるのじゃ? なにか妾に話していない事は無いか!?」
チッ、珍しく勘の良い!
「ホッホッホ、まさかそのような事は……、あっ、そう言えばお伝えしていましたかしら?」
「なんじゃ?」
「今回の文化交流隊には地球の主神様がおいでになられるそうですわ」
転生の女神様は驚いたように口を開けた後、下唇を噛みジト目で私を睨んでくる。
「お、お主は怖いのぉ~、あと少しで騙される所じゃった。妾が地球の主神様を苦手な事は知っているはずなのに、それを……」
「エエ~、ソウナンデスネ」
「白々しい事を言うのぅ。妾を子ども扱いする地球の主神様が苦手な事を知っておきながら、それに地球の主神様がおいでになれば、接待をせねば、はっ! そう言う事か!? 脳筋神々《かれら》を送り込むのは接待を考えてか!」
「いえいえ、先程もお答えしたように、様々な方面の文化や歴史を学ぶ必要がありますからですわ」
「お、お主は怖いのぉ~」
ジト目で私を睨んだまま、転生の女神様は呆れたように呟くのであった。
「それで? 転生の女神様も一緒に行かれますか?」
「行くわけが無かろう!」
「そうですか。それでは皆さんお待ちですので急いで向かいましょう」
◇ ◇ ◇ ◇
転生の女神たちが交流の間に入ると、これまでにないほど暑苦しい雰囲気が部屋全体に広がっていた。
交流の間には筋肉ムキムキの男神が、自分達の筋肉を自慢し合っていた。一人だけ雰囲気の違う叡智の神だけが暑苦しそうにしながらもニヤついて一緒に居る。
「おう、転生の女神よ、粋な計らいをしてくれて嬉しく思うぞ!」
「「「うおぉーーー!」」」
戦の神がそう言うと、脳筋神々《かれら》とその眷属が大きな声を上げて、更に暑苦しさが増した。
「お主たちにも文化交流は必要じゃ。しっかりとお役目を果たしてくれ! ……ボソッ、生贄になって貰うのじゃがな」
「「「うおぉーーーーー!」」」
転生の女神の発言に更に大きな声で歓声を上げた為、転生の女神の最後の呟きは、彼らには聞こえていなかった。
「はいはい、騒がないでくださーーーい! 向こうで問題を起こすと、今後は文化交流隊に入れなくなりますよぉ!」
「生命の女神よ、その事は全員に言い聞かせてある。安心して任せろ!」
「「「うおぉーーーーーーー!」」」
さらに興奮が最高潮に達して、暑苦しさも同様に最高潮になる。
「はい、真ん中に集まって下さーーーい。端に居ると置いてきぼりになりますよぉ!」
驚くほど素直に、彼らは交流の間の真ん中に集まる。
き、気持ち悪いわぁ~。
身体を寄せ合うように真ん中に集まった筋肉神を見てそう思う。
「はい時間です!」
生命の女神がそう言うと、転生の女神の眷属が祈り始めると、それまでそこにいた暑苦しい脳筋神々《かれら》が居なくなり、光の女神と『第1回新文化交流隊』が姿を現した。
「皆さまお疲れ様です。皆様には今回の文化交流について後日報告書を出して頂きます。内容次第では、文化交流への参加頻度が減ることになりますのでしっかりと報告してください。
取り敢えず今日の所はゆっくりとお休みください!」
神々と眷属はそれを聞いて交流の間を出て行くのだった。
隊長の光の女神様と森の女神様、農業の女神様が私達の方に近づいて来て話しかけて来た。
「先に報告したいことがあるわ。商人の神がもう少し資産管理で時間が掛かるみたい。それと、権能の神がアタルの能力について向こうで調べたいと言い出したわ。取り敢えず向こうに残してきたが、構わないわよね?」
「あぁ、おつまみも地球の主神様には必要という事ね」
「そういうことよ。「ふふふっ」」
生命の女神と光の女神はそう話すと、お互いの顔を見て微笑んだ。
転生の女神はそれを聞いて背中に冷たい物を感じる。
(生命の女神の思惑に気が付かなければ、私も……)
「う~ん、権能の神様にはアタル様からスマートスキルのバージョンアップの依頼が来ているのよねぇ。まあ、アタル様にはもう少し待ってもらいましょう。
それで、光の女神様も脳筋神々《かれら》の管理をお願いしたと思うんですけど?」
「その事だけど、この二神《ふたり》も連れて行きたいわ。地球の主神様に美味しい物を食べさせたいので、この二神《ふたり》も必要なのよぉ」
生命の女神は少し考えてから答える。
「そうですねぇ、私も少しだけ若返りたいので神力を使いましょう」
「それは助かるわ!」
光の女神様達は嬉しそうに答えた。
直ぐに光の女神達を、生命の女神の神力だけで門《ゲート》を開いて地球に送り込む。
眷属しかいなくなった交流の間に、少しだけ若返った生命の女神を、無言で見つめるしかない転生の女神だった。
これで第3章終了です。次の投稿から第4章になります。
次回の投稿から、毎日夜7時の投稿となります。
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