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第3章 大賢者の遺産
第44話 誤解とDT卒業
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アタル『転子ぉぉぉぉぉっ! やってくれたなぁ!』
神託アプリで転生の女神である転子に怒りを爆発させる。
転子『な、なんなのじゃ!?』
アタル『どうせそこから見て笑い者にしてたんだろぉ!』
転子『なんの事じゃ!? 妾はアタルにそんな事はしないのじゃ!』
くっ、あくまでも白を切るつもりかぁ!
アタル『昨晩の事だよ!』
転子『確かにアタルが結婚をしたのは見せて貰ったが、妾はそれを嬉しく思って祝杯を挙げたぐらいじゃ。祝福はしたが笑い者にはしてないのじゃ』
アタル『その後の事だ! 夫婦の部屋の中も見ていたんだろ!』
転子『み、見ていないのじゃ! アタルのプライベートな部分は見えないのじゃ!』
アタル『嘘をつくな! そうやっていつも俺を騙して面白いかぁ!』
転子『ま、待って欲しいのじゃ』
みこと♪『アタル様、転生の女神様の言った事は本当の事です。私達はアタル様の事を心配して、時折様子を見させて頂きましたが、プライベートな事を見ることは禁じられています』
(本当は見たかったですが、主神であるノバ様からお𠮟りを受けて、アタル様の夫婦の部屋は全く見えないし、それ以外のプライベートも覗くと警告が出るのよねぇ~)
アタル『そ、それを信じろと?』
神々がそこまで嘘をつくはずないと思いたいが……。
それにこれまで神々は嘘を言って無かった思う。ただ、話していなかっただけで……。
少し興奮がおさまって来る。
みこと♪『はい、実は私達が心配し過ぎて覗き過ぎていると、主神ノバ様から叱責を受けまして、神々《わたしたち》も覗けないようにされてしまったのです』
しゅ、主神ノバ様!? もしかして偉い神《ひと》!?
しかし、だからと言って、妻と結ばれないようにしていないとは言えない。
アタル『じゃあ何で妻たちと……』
転子『奥方と何かあったのか?』
みこと♪『奥方と……、あっ、もしかして昨晩奥様とダメだったんですか!?』
くっ、そんな風に言われると恥ずかしいじゃないか!
アタル『ダメじゃないけど、ダメだったんだ……』
直接的に説明などできるかぁ~!
転子『なんじゃと! もしかして使い物にならなかったのか!?』
この駄女神ぃぃぃ!
みこと♪『ええっ、あっ、もしかして神々《わたしたち》が何かしたと思われて……。でも、神々《わたしたち》は祝福しただけだし、私の加護は強化されることはあっても、使い物にならなくなるはずはないし……』
全然使用に問題はなさそうだよぉ!
アタル『そ、そうではなく……』
恥ずかしいが、なぜか最終地点の手前で足踏みしている状況を説明する。
みこと♪『はぁ~、……アタル様、それは焦り過ぎです。神々《わたしたち》は邪魔をすることはしておりません。大体私は生命の女神で、子作りは大賛成ですよ。
自分がヘタレだからといって、私達に文句を言われては困ります!」
アタル『うっ、ご、ごめんなさい』
言われてみれば、焦り過ぎていた気がする。結婚までは随分と順調、いや、ゴリ押しした気もするし、成り行きから仕方が無い状況だと言える。
転子『なんじゃ! アタルは上手くできなかったのか。それなら妾が助言してやっても良いぞ』
ニヤニヤ笑っている駄女神の姿が思い浮かぶ。
主神ノバ『ホッホッホ、アタルをからかうでない』
転子、みこと♪『『申し訳ありません。主神ノバ様』』
えっ、えっ、えっ!
主神ノバ『アタルよ、この神々《ものたち》は調子に乗って馬鹿はやるが、アタルを大切に思うておるのも間違いない。だから、安心して妻たちと上手くやるが良い。ハッキリ言って焦り過ぎじゃ!』
アタル『も、申し訳ありません』
主神ノバ『まあ良い。神々がお主の事を大切に思っていることは、ステータスで確認してみるが良い。アタルだけでなく奥方も確認すればよい。それではまた機会があったらな』
主神という事はこの世界の最上位の神!?
興奮したのが嘘のように収まり、逆に冷や汗が……。
◇ ◇ ◇ ◇
神託アプリを終了すると、自分がクレアに体を揺さぶられて、何か言われていたことに気が付く。
「だ、旦那様! 大丈夫ですか!?」
呆然としてクレアを見ると、涙を浮かべたクレアさんの顔が目の前にあった。
神託アプリに集中し過ぎた事と、主神ノバ様が神託に入って来た事で、現実から意識が離れていたようだ。
「えっ、あっ、大丈夫です」
そう答えるとクレアが抱きついて来る。ラナも目に涙を溜めて私達を見つめている。
「大丈夫ですぅ。この後すぐにでも、旦那様と……」
「はい、私もその後すぐに……」
何ですとぉーーー!
これは、神託アプリに集中して固まった私を見て、私がエッチ出来ない事にショックを受けていると思われたのだろう。
ま、間違いでは無いが、間違っている。
主神ノバ様の神託で、自分が焦り過ぎていたと改めて実感した。
これ以上妻たちを悲しませてはダメだよね?
それでも、心の中の悪魔《よくぼう》が「行け!行け!」と囁いてくるが、主神ノバ様の加護なのか、容易に悪魔を退けることが出来た。
うん、数時間後にはクレアと結ばれる事が出来るのだから!
「ゴメン! そう言う事じゃないんだ。この後の使用人たちとの打ち合わせについて、色々考えていたら集中し過ぎただけだから、夫婦の事は予定通りで大丈夫だよ」
だからクレア、離れて欲しい。
気持ちは落ち着いたが、肉体は落ち着いていないからぁ!
二人は少し疑うような顔をしたが、何とか泣き止んでくれた。
「この魔道具をラナからメイドと料理人に渡してくれ」
私は誤魔化すように魔道具の腕輪をラナに渡す。
「私がですか?」
「はい、メイドと料理人はこの家の仕事をだけをします。だから、家の事を任せるラナから渡して欲しいのです。
エマさんとメアベルさんは家の事だけでなく、子供たちの事やハロルド様達とも仕事をして貰うので、私が渡そうと思います」
「そ、そんな大役を私に……」
え~と、大役と言う程では…。
「私は家の事は何も出来ない……」
クレアが何故か落ち込み始めている。
「クレアには、……そうだなぁ、カティとシャルを鍛えて貰えますか?」
「それは構わないが、シャルはまだ12歳ですよ」
驚いた顔をしてクレアは質問する。
「二人は管理や計算は苦手だと思うんですよねぇ。戦闘に向いてるとは言いませんが、二人は素早くて気配察知が得意そうなので、孤児の護衛には向いていると思うんですよ。
うん、そうだね、見習い制度みたいな物があると良いですね。騎士団も10歳か12歳になったら兵士見習いとして雇い、早めから訓練をさせるのも良いですね」
自分で話して自分で納得してしまう。
「成人するまでは各自の家で鍛えるのが普通ですよ」
「でも、才能を見てそれに合った訓練をすれば良いじゃないですか。少しだけ給金を出して、宿舎や食事を提供しても良いですし、そうすれば、さらに騎士団も強くなりますよね」
クレアは考え込んでしまった。
これまでとやり方を変えるのは難しいと言うか、理解してもらうのが難しいのだろう。
「まあ、その辺は急ぐわけではありませんから、カティとシャルが望むならという事で、考えて下さい」
「わ、わかりました」
クレアも納得してくれたようだ。
「ラナも見習いのメイドとかを雇う事も検討してください。もちろんお金の事もありますから、もう少し検討してからにはなります」
「はい、了解しました。でも、お金の事は気にされなくても大丈夫です。ハロルド様から報酬を頂いて金貨5千枚を超えていますので。それに、それが全部ではなく、ハロルド様から残りは待って欲しいと言われています」
おうふ、いつの間にそんなに!?
それほど必要だとは思わないが、無料奉仕も良くないだろう。
うん、エマさんに丸投げしよう。
「そう言う事で、少しずつ家の事とか考えていくので、二人は協力してください!」
「「はい」」
何とか自分の焦りとかは誤魔化せたと思う……。
◇ ◇ ◇ ◇
家人と今後の事を話合い。気が付けば夕飯の時間になっていたので、夕飯を家人と子供たちを呼んで食べる。
夕食が終わると、クレアとラナだけは準備をしますと言って2階に向かった。
少しだけ皆と打ち解けてリビングでお茶を飲む。
内心では2階が気になって仕方がない。
暫くするとラナが降りて来て耳打ちする。
「クレアの準備が整いました」
それを聞くと私は立ち上がり、後をラナに任せて2階の夫婦の部屋に急いで向かう。
心臓が信じられないぐらいバクバクとなっている。
扉の前で大きく深呼吸するとゆっくりと扉を開く。
そこにはナイトガウンを着て、顔を赤らめる私の女神が居たのだった。
その晩にクレアとDTを卒業して、翌日にはラナとも夫婦の契りを結ぶことが出来たのであった。
──────────────────────────────
作者より
夫婦の秘め事は性的表現も含まれるため、次回に閑話としてもう少し具体的な内容を投稿する予定です。
性的表現が苦手な方や不快に感じる方は、全体のストーリーとしては読まなくても大丈夫なようにしました。
ただ、妻たちに対する主人公の気持ちも含め、読んで頂きたいと思います。
レイティング(R15)の関係上、それほど過激にならないよう心掛けたつもりです。
神託アプリで転生の女神である転子に怒りを爆発させる。
転子『な、なんなのじゃ!?』
アタル『どうせそこから見て笑い者にしてたんだろぉ!』
転子『なんの事じゃ!? 妾はアタルにそんな事はしないのじゃ!』
くっ、あくまでも白を切るつもりかぁ!
アタル『昨晩の事だよ!』
転子『確かにアタルが結婚をしたのは見せて貰ったが、妾はそれを嬉しく思って祝杯を挙げたぐらいじゃ。祝福はしたが笑い者にはしてないのじゃ』
アタル『その後の事だ! 夫婦の部屋の中も見ていたんだろ!』
転子『み、見ていないのじゃ! アタルのプライベートな部分は見えないのじゃ!』
アタル『嘘をつくな! そうやっていつも俺を騙して面白いかぁ!』
転子『ま、待って欲しいのじゃ』
みこと♪『アタル様、転生の女神様の言った事は本当の事です。私達はアタル様の事を心配して、時折様子を見させて頂きましたが、プライベートな事を見ることは禁じられています』
(本当は見たかったですが、主神であるノバ様からお𠮟りを受けて、アタル様の夫婦の部屋は全く見えないし、それ以外のプライベートも覗くと警告が出るのよねぇ~)
アタル『そ、それを信じろと?』
神々がそこまで嘘をつくはずないと思いたいが……。
それにこれまで神々は嘘を言って無かった思う。ただ、話していなかっただけで……。
少し興奮がおさまって来る。
みこと♪『はい、実は私達が心配し過ぎて覗き過ぎていると、主神ノバ様から叱責を受けまして、神々《わたしたち》も覗けないようにされてしまったのです』
しゅ、主神ノバ様!? もしかして偉い神《ひと》!?
しかし、だからと言って、妻と結ばれないようにしていないとは言えない。
アタル『じゃあ何で妻たちと……』
転子『奥方と何かあったのか?』
みこと♪『奥方と……、あっ、もしかして昨晩奥様とダメだったんですか!?』
くっ、そんな風に言われると恥ずかしいじゃないか!
アタル『ダメじゃないけど、ダメだったんだ……』
直接的に説明などできるかぁ~!
転子『なんじゃと! もしかして使い物にならなかったのか!?』
この駄女神ぃぃぃ!
みこと♪『ええっ、あっ、もしかして神々《わたしたち》が何かしたと思われて……。でも、神々《わたしたち》は祝福しただけだし、私の加護は強化されることはあっても、使い物にならなくなるはずはないし……』
全然使用に問題はなさそうだよぉ!
アタル『そ、そうではなく……』
恥ずかしいが、なぜか最終地点の手前で足踏みしている状況を説明する。
みこと♪『はぁ~、……アタル様、それは焦り過ぎです。神々《わたしたち》は邪魔をすることはしておりません。大体私は生命の女神で、子作りは大賛成ですよ。
自分がヘタレだからといって、私達に文句を言われては困ります!」
アタル『うっ、ご、ごめんなさい』
言われてみれば、焦り過ぎていた気がする。結婚までは随分と順調、いや、ゴリ押しした気もするし、成り行きから仕方が無い状況だと言える。
転子『なんじゃ! アタルは上手くできなかったのか。それなら妾が助言してやっても良いぞ』
ニヤニヤ笑っている駄女神の姿が思い浮かぶ。
主神ノバ『ホッホッホ、アタルをからかうでない』
転子、みこと♪『『申し訳ありません。主神ノバ様』』
えっ、えっ、えっ!
主神ノバ『アタルよ、この神々《ものたち》は調子に乗って馬鹿はやるが、アタルを大切に思うておるのも間違いない。だから、安心して妻たちと上手くやるが良い。ハッキリ言って焦り過ぎじゃ!』
アタル『も、申し訳ありません』
主神ノバ『まあ良い。神々がお主の事を大切に思っていることは、ステータスで確認してみるが良い。アタルだけでなく奥方も確認すればよい。それではまた機会があったらな』
主神という事はこの世界の最上位の神!?
興奮したのが嘘のように収まり、逆に冷や汗が……。
◇ ◇ ◇ ◇
神託アプリを終了すると、自分がクレアに体を揺さぶられて、何か言われていたことに気が付く。
「だ、旦那様! 大丈夫ですか!?」
呆然としてクレアを見ると、涙を浮かべたクレアさんの顔が目の前にあった。
神託アプリに集中し過ぎた事と、主神ノバ様が神託に入って来た事で、現実から意識が離れていたようだ。
「えっ、あっ、大丈夫です」
そう答えるとクレアが抱きついて来る。ラナも目に涙を溜めて私達を見つめている。
「大丈夫ですぅ。この後すぐにでも、旦那様と……」
「はい、私もその後すぐに……」
何ですとぉーーー!
これは、神託アプリに集中して固まった私を見て、私がエッチ出来ない事にショックを受けていると思われたのだろう。
ま、間違いでは無いが、間違っている。
主神ノバ様の神託で、自分が焦り過ぎていたと改めて実感した。
これ以上妻たちを悲しませてはダメだよね?
それでも、心の中の悪魔《よくぼう》が「行け!行け!」と囁いてくるが、主神ノバ様の加護なのか、容易に悪魔を退けることが出来た。
うん、数時間後にはクレアと結ばれる事が出来るのだから!
「ゴメン! そう言う事じゃないんだ。この後の使用人たちとの打ち合わせについて、色々考えていたら集中し過ぎただけだから、夫婦の事は予定通りで大丈夫だよ」
だからクレア、離れて欲しい。
気持ちは落ち着いたが、肉体は落ち着いていないからぁ!
二人は少し疑うような顔をしたが、何とか泣き止んでくれた。
「この魔道具をラナからメイドと料理人に渡してくれ」
私は誤魔化すように魔道具の腕輪をラナに渡す。
「私がですか?」
「はい、メイドと料理人はこの家の仕事をだけをします。だから、家の事を任せるラナから渡して欲しいのです。
エマさんとメアベルさんは家の事だけでなく、子供たちの事やハロルド様達とも仕事をして貰うので、私が渡そうと思います」
「そ、そんな大役を私に……」
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「クレアには、……そうだなぁ、カティとシャルを鍛えて貰えますか?」
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「二人は管理や計算は苦手だと思うんですよねぇ。戦闘に向いてるとは言いませんが、二人は素早くて気配察知が得意そうなので、孤児の護衛には向いていると思うんですよ。
うん、そうだね、見習い制度みたいな物があると良いですね。騎士団も10歳か12歳になったら兵士見習いとして雇い、早めから訓練をさせるのも良いですね」
自分で話して自分で納得してしまう。
「成人するまでは各自の家で鍛えるのが普通ですよ」
「でも、才能を見てそれに合った訓練をすれば良いじゃないですか。少しだけ給金を出して、宿舎や食事を提供しても良いですし、そうすれば、さらに騎士団も強くなりますよね」
クレアは考え込んでしまった。
これまでとやり方を変えるのは難しいと言うか、理解してもらうのが難しいのだろう。
「まあ、その辺は急ぐわけではありませんから、カティとシャルが望むならという事で、考えて下さい」
「わ、わかりました」
クレアも納得してくれたようだ。
「ラナも見習いのメイドとかを雇う事も検討してください。もちろんお金の事もありますから、もう少し検討してからにはなります」
「はい、了解しました。でも、お金の事は気にされなくても大丈夫です。ハロルド様から報酬を頂いて金貨5千枚を超えていますので。それに、それが全部ではなく、ハロルド様から残りは待って欲しいと言われています」
おうふ、いつの間にそんなに!?
それほど必要だとは思わないが、無料奉仕も良くないだろう。
うん、エマさんに丸投げしよう。
「そう言う事で、少しずつ家の事とか考えていくので、二人は協力してください!」
「「はい」」
何とか自分の焦りとかは誤魔化せたと思う……。
◇ ◇ ◇ ◇
家人と今後の事を話合い。気が付けば夕飯の時間になっていたので、夕飯を家人と子供たちを呼んで食べる。
夕食が終わると、クレアとラナだけは準備をしますと言って2階に向かった。
少しだけ皆と打ち解けてリビングでお茶を飲む。
内心では2階が気になって仕方がない。
暫くするとラナが降りて来て耳打ちする。
「クレアの準備が整いました」
それを聞くと私は立ち上がり、後をラナに任せて2階の夫婦の部屋に急いで向かう。
心臓が信じられないぐらいバクバクとなっている。
扉の前で大きく深呼吸するとゆっくりと扉を開く。
そこにはナイトガウンを着て、顔を赤らめる私の女神が居たのだった。
その晩にクレアとDTを卒業して、翌日にはラナとも夫婦の契りを結ぶことが出来たのであった。
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作者より
夫婦の秘め事は性的表現も含まれるため、次回に閑話としてもう少し具体的な内容を投稿する予定です。
性的表現が苦手な方や不快に感じる方は、全体のストーリーとしては読まなくても大丈夫なようにしました。
ただ、妻たちに対する主人公の気持ちも含め、読んで頂きたいと思います。
レイティング(R15)の関係上、それほど過激にならないよう心掛けたつもりです。
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────────────────────────────
主人公レクスは、12歳の誕生日を迎えた。12歳の誕生日を迎えた子供は適正検査を受けることになっていた。ステータスとは、自分の一生を左右するほど大切であり、それによって将来がほとんど決められてしまうのだ。
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