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第3章 大賢者の遺産
第25話 女性活用の真意②
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呆然とするレベッカ夫人やアランさん、サバルに気が付いて、自分が調子に乗って話過ぎて彼らを置き去りにしていることに気が付く。
「え~と、施設の設計図は見ましたか?」
アランさんに質問する。
「は、はい、見せて頂きました」
質問されたことで、アランさんは焦って返事してくれた。
「それなら。あの施設は地上に宿舎や会議室、執務室や食堂があるのは知っていますよね」
「「はい」」
「他にも工房や座学などの部屋があるのは気が付きましたか?」
「「いえ?」」
まだレベッカ夫人もアランさんも完全に復活していないのか、はいといいえしか答えてくれないようだ。
しかし、聞いてくれてはいるようなので説明を続ける。
「そこではポーション作成などの錬金術の訓練を、女性にしてもらおうと思っています」
「そんな事が可能なんですか。それになぜ女性に限定してしまうのです」
おっ、アランさんが復活したかな。
「え~と、まず女性に限定したのは、男性が余っていないですよね?」
「「「あっ」」」
おお、3人が反応しだした。
「それに、先程も言いましたが、女性のほうが魔力や魔法の扱いが上手いのもありますね」
「なんでそんな事が分かるんだ!」
サバルさんが発言したが、アランさんも同じことが気になったのか、何も言わずに私の返事を待っている。
しかし、私が答えるのを迷っていると、レベッカ夫人が話してくれた。
「これから話すことは極秘事項よ。お義父様と私、それと彼の護衛しか知らない話だから口外は禁止します。良いですね?」
「「は、はい」」
レベッカ夫人の雰囲気が固いので、アランさんとサバルも緊張して返事する。
「アタルさんは鑑定が使えるのよ。だから能力やスキルを確認できるのよ」
それを聞いてアランさん達は息を飲み唾を飲み込み、2人そろって私の方を見つめてくる。
「でも、私は鑑定を使うつもりはありませんけどね」
「「「なっ」」」
レベッカ夫人を含む3人がさらに驚愕の表情で私を見つめる。
だって、そんなに大人数を鑑定などしてられないし、男性の手など握りたくない!
「その代わり鑑定の魔道具を用意しようと思いまして、すでに地下の訓練施設には設置しましたよ」
アランさんとサバルさんは口を開いて固まり、レベッカ夫人は手を額に当てて唸ってる?
実際は鑑定の魔道具ではなく、スマートスキルのステータスの魔法陣を使うので、鑑定とは違うのだが。
レベッカ夫人が顔を上げて言った。
「私達の常識でアタルさんを判断してはダメだったわ」
そこぉ~! 2人そろって激しく頷かない!
レベッカ夫人の言い方もなんか酷いよぉ。
「でも、それなら訓練施設も女性優先にするのかしら? それはさすがに男性兵士たちが納得しないわよ」
アランさんとサバルも頷いて同意している。
「それは男性優先になるんじゃないかなぁ。でも、結果的には女性のほうが使うのは多くなるのかなぁ」
考えながら呟いてしまう。それに反応したのはサバルだった。
「結局は女性を優先するんじゃないですか。今も護衛だけがあそこで訓練しているし、危険な思いをして任務をこなす男性兵士が可哀想じゃないですか!」
ええ、なんでそんな話になってるの!?
勝手な発言をしたサバルだが、アランさんも咎めなかった。
「あのぉ、護衛だけあそこで訓練と言いましたけど、私は最初の検証だけ護衛にしてもらいましたが、クレアさん達護衛にはすぐに訓練はしないように要請しましたよ」
この話を聞いてサバルが反論する。
「そんな事は聞いていない。男性兵士も訓練させてくれと言ったら、女性だけにすると言われたと言っていたぞ」
何それ?
「それは誰に聞いたのか知りませんが、作業の邪魔になるので訓練しないようにクレアさん達にはお願いしましたし、自分達だけ訓練するのは良くないからと話したら、納得してくれて検証以外で訓練はしてませんよ。
その事はアランさんの息子さん達も聞いていたはずです」
あれ、なんで2人は驚いているの?
「そ、それは本当ですか? あいつは尋問で護衛だけ訓練させているし、これからもそうすると言っていましたよ」
サバルも頷いている。
あぁ、そういうことかぁ。
「彼は訓練したいから護衛を交代するといったのですが、それを断ると兵士を交代で訓練に来させると言ったので、作業の邪魔になるからやめてくれと言ったら、暴言を吐いてハロルド様に叱られたのではないですか。その事はハロルド様も知っていますよね?」
「………」
あれほどの事があったのに正確な話が伝わっていない?
「あれほどの事があったのに、処罰された人の話を鵜吞みにして、彼は私を怒鳴りつけたのでしょうか?」
私はサバルを指しながら話した。
「………」
サバルだけでなくアランさんも黙ってしまった。
「アラン、納得のいく説明をしてくれるかしら?」
レベッカ夫人も話し方は変わらないが、怒っているのは雰囲気でわかる。
「そ、それは、息子の件は増長した兵士のいつもの戒めと思って、詳しい経緯は息子から聞いただけで、そのぉ、息子は護衛だけ優遇すると話して、それにサバルが同調した感じです」
驚くほどアランさんが小さく見える。
「お義父様に経緯を聞いてもないのかしら?」
「申し訳ありません」
レベッカ夫人はキッと彼らを睨み、私の方を見ると立ち上がって謝罪する。
「アタルさん、本当に申し訳ない。まさかこれほど騎士団が腐っているとは思いませんでした」
アランさんも立ち上がって頭を下げているが、悔しそうに顔を顰めてる。
「たしかに、たしかに護衛の件は誤解かもしれません。でも、やはり訓練施設を女性優先にするのは変わらないじゃないですか!?」
サバルが血だらけの顔で泣きながら訴える。
「よせ!」
「ですが……」
アランさんが止めるが、サバルは納得していないようだ。
「あ~、その事はきちんと説明しときましょうか。私も考えをまとめながら話していたから、中途半端な話をして、誤解させたようです」
そう答えるとレベッカ夫人とアランさんが座り直したが、サバルは正座したまま私を睨んでいる。それを無視して説明する。
「私は多くの女性を新規採用して、集中的に訓練させるべきだと考えています。少しでも早く訓練の成果が出れば、先程言ったような女性を活用した状況ができると思うからです」
それを聞いてサバルは更に睨んできて、アランが何か発言しようとしたが、手を前に突き出して止める。
「しかし、当面は男性騎士に頑張ってもらうしかありません。だから、訓練施設は男性兵士と言うか現役の兵士に優先的に使用してもらうべきだと思います」
サバルは疑うような目で俺を見ている。
「それなら、なぜ女性のほうが使う事が多くなるのですか?」
アランさんは冷静に訊いてくるがやはり不満そうだ。
「それは、通常任務の合間に訓練する人と、新規に採用されて最初は訓練だけするのでは、新規に採用された人のほうが訓練施設を使う事が多くなるだろうし、新規に採用するのは現状では女性ぐらいじゃないですか?」
あれ、間違ってる?
なぜかアランさんだけでなくサバルさんも口を開けて固まってしまった。
「あはははは、確かにそのとおりね。通常任務をしながらでは、訓練時間は限られるし、その空いた時間を新規に採用した人が使うなら、実質的な訓練時間は新人のほうが多くなるわね」
レベッカ夫人は何故か笑いながら納得してくれた。
「そうなんですよねぇ~」
「これではアラン達は自分達が強くなる事しか考えていなくて、アタルさんが本当に領全体の未来まで深く考えてくれてる事になるわね」
「ん~、それはどうなんでしょうか。彼らも領の事を考えて、自分達が強くなれば領の為になると考えていただろうし、女性に対する優しさも感じましたから。
まあ、さすがに碌に説明も聞かずに怒鳴られるのは、納得できませんがね」
アランさんとサバルは俯いてしまうのだった。
「え~と、施設の設計図は見ましたか?」
アランさんに質問する。
「は、はい、見せて頂きました」
質問されたことで、アランさんは焦って返事してくれた。
「それなら。あの施設は地上に宿舎や会議室、執務室や食堂があるのは知っていますよね」
「「はい」」
「他にも工房や座学などの部屋があるのは気が付きましたか?」
「「いえ?」」
まだレベッカ夫人もアランさんも完全に復活していないのか、はいといいえしか答えてくれないようだ。
しかし、聞いてくれてはいるようなので説明を続ける。
「そこではポーション作成などの錬金術の訓練を、女性にしてもらおうと思っています」
「そんな事が可能なんですか。それになぜ女性に限定してしまうのです」
おっ、アランさんが復活したかな。
「え~と、まず女性に限定したのは、男性が余っていないですよね?」
「「「あっ」」」
おお、3人が反応しだした。
「それに、先程も言いましたが、女性のほうが魔力や魔法の扱いが上手いのもありますね」
「なんでそんな事が分かるんだ!」
サバルさんが発言したが、アランさんも同じことが気になったのか、何も言わずに私の返事を待っている。
しかし、私が答えるのを迷っていると、レベッカ夫人が話してくれた。
「これから話すことは極秘事項よ。お義父様と私、それと彼の護衛しか知らない話だから口外は禁止します。良いですね?」
「「は、はい」」
レベッカ夫人の雰囲気が固いので、アランさんとサバルも緊張して返事する。
「アタルさんは鑑定が使えるのよ。だから能力やスキルを確認できるのよ」
それを聞いてアランさん達は息を飲み唾を飲み込み、2人そろって私の方を見つめてくる。
「でも、私は鑑定を使うつもりはありませんけどね」
「「「なっ」」」
レベッカ夫人を含む3人がさらに驚愕の表情で私を見つめる。
だって、そんなに大人数を鑑定などしてられないし、男性の手など握りたくない!
「その代わり鑑定の魔道具を用意しようと思いまして、すでに地下の訓練施設には設置しましたよ」
アランさんとサバルさんは口を開いて固まり、レベッカ夫人は手を額に当てて唸ってる?
実際は鑑定の魔道具ではなく、スマートスキルのステータスの魔法陣を使うので、鑑定とは違うのだが。
レベッカ夫人が顔を上げて言った。
「私達の常識でアタルさんを判断してはダメだったわ」
そこぉ~! 2人そろって激しく頷かない!
レベッカ夫人の言い方もなんか酷いよぉ。
「でも、それなら訓練施設も女性優先にするのかしら? それはさすがに男性兵士たちが納得しないわよ」
アランさんとサバルも頷いて同意している。
「それは男性優先になるんじゃないかなぁ。でも、結果的には女性のほうが使うのは多くなるのかなぁ」
考えながら呟いてしまう。それに反応したのはサバルだった。
「結局は女性を優先するんじゃないですか。今も護衛だけがあそこで訓練しているし、危険な思いをして任務をこなす男性兵士が可哀想じゃないですか!」
ええ、なんでそんな話になってるの!?
勝手な発言をしたサバルだが、アランさんも咎めなかった。
「あのぉ、護衛だけあそこで訓練と言いましたけど、私は最初の検証だけ護衛にしてもらいましたが、クレアさん達護衛にはすぐに訓練はしないように要請しましたよ」
この話を聞いてサバルが反論する。
「そんな事は聞いていない。男性兵士も訓練させてくれと言ったら、女性だけにすると言われたと言っていたぞ」
何それ?
「それは誰に聞いたのか知りませんが、作業の邪魔になるので訓練しないようにクレアさん達にはお願いしましたし、自分達だけ訓練するのは良くないからと話したら、納得してくれて検証以外で訓練はしてませんよ。
その事はアランさんの息子さん達も聞いていたはずです」
あれ、なんで2人は驚いているの?
「そ、それは本当ですか? あいつは尋問で護衛だけ訓練させているし、これからもそうすると言っていましたよ」
サバルも頷いている。
あぁ、そういうことかぁ。
「彼は訓練したいから護衛を交代するといったのですが、それを断ると兵士を交代で訓練に来させると言ったので、作業の邪魔になるからやめてくれと言ったら、暴言を吐いてハロルド様に叱られたのではないですか。その事はハロルド様も知っていますよね?」
「………」
あれほどの事があったのに正確な話が伝わっていない?
「あれほどの事があったのに、処罰された人の話を鵜吞みにして、彼は私を怒鳴りつけたのでしょうか?」
私はサバルを指しながら話した。
「………」
サバルだけでなくアランさんも黙ってしまった。
「アラン、納得のいく説明をしてくれるかしら?」
レベッカ夫人も話し方は変わらないが、怒っているのは雰囲気でわかる。
「そ、それは、息子の件は増長した兵士のいつもの戒めと思って、詳しい経緯は息子から聞いただけで、そのぉ、息子は護衛だけ優遇すると話して、それにサバルが同調した感じです」
驚くほどアランさんが小さく見える。
「お義父様に経緯を聞いてもないのかしら?」
「申し訳ありません」
レベッカ夫人はキッと彼らを睨み、私の方を見ると立ち上がって謝罪する。
「アタルさん、本当に申し訳ない。まさかこれほど騎士団が腐っているとは思いませんでした」
アランさんも立ち上がって頭を下げているが、悔しそうに顔を顰めてる。
「たしかに、たしかに護衛の件は誤解かもしれません。でも、やはり訓練施設を女性優先にするのは変わらないじゃないですか!?」
サバルが血だらけの顔で泣きながら訴える。
「よせ!」
「ですが……」
アランさんが止めるが、サバルは納得していないようだ。
「あ~、その事はきちんと説明しときましょうか。私も考えをまとめながら話していたから、中途半端な話をして、誤解させたようです」
そう答えるとレベッカ夫人とアランさんが座り直したが、サバルは正座したまま私を睨んでいる。それを無視して説明する。
「私は多くの女性を新規採用して、集中的に訓練させるべきだと考えています。少しでも早く訓練の成果が出れば、先程言ったような女性を活用した状況ができると思うからです」
それを聞いてサバルは更に睨んできて、アランが何か発言しようとしたが、手を前に突き出して止める。
「しかし、当面は男性騎士に頑張ってもらうしかありません。だから、訓練施設は男性兵士と言うか現役の兵士に優先的に使用してもらうべきだと思います」
サバルは疑うような目で俺を見ている。
「それなら、なぜ女性のほうが使う事が多くなるのですか?」
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「それは、通常任務の合間に訓練する人と、新規に採用されて最初は訓練だけするのでは、新規に採用された人のほうが訓練施設を使う事が多くなるだろうし、新規に採用するのは現状では女性ぐらいじゃないですか?」
あれ、間違ってる?
なぜかアランさんだけでなくサバルさんも口を開けて固まってしまった。
「あはははは、確かにそのとおりね。通常任務をしながらでは、訓練時間は限られるし、その空いた時間を新規に採用した人が使うなら、実質的な訓練時間は新人のほうが多くなるわね」
レベッカ夫人は何故か笑いながら納得してくれた。
「そうなんですよねぇ~」
「これではアラン達は自分達が強くなる事しか考えていなくて、アタルさんが本当に領全体の未来まで深く考えてくれてる事になるわね」
「ん~、それはどうなんでしょうか。彼らも領の事を考えて、自分達が強くなれば領の為になると考えていただろうし、女性に対する優しさも感じましたから。
まあ、さすがに碌に説明も聞かずに怒鳴られるのは、納得できませんがね」
アランさんとサバルは俯いてしまうのだった。
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