52 / 224
第3章 大賢者の遺産
第20話 冒険者ギルドへの制裁①
しおりを挟む
突然ノックもせずに受付のギルド職員がギルドマスター室に入って来て、ギルドマスターのアラゴとサブマスターのエウスコは飛び上がりそうなくらい驚いた。
「何事だぁ! ノックもせず部屋に入ってくるなど無礼にも程があるかぁ!」
2人は内心で『ドラゴンの咆哮』の報告を待ちながら、内心ではビクついていた。アラゴは無事にことが進んで、薬草が納品されるようになるのか気にしており、エウスコは彼らがとんでもない失敗をして騎士などに捕まったらどうしようと思っていた。
「し、失礼しました! ですが、領主様が騎士団を連れて1階にお越しです。すぐにギルドマスターを呼べと言ってます!」
それを聞いてエウスコはすぐに窓から外を確認する。アラゴはエウスコが驚くほど機敏に動いたことで、自分が何を言おうとしたのか忘れてしまった。
エウスコは冒険者ギルドの建物が、騎士達に囲まれていることを見て、『ドラゴンの咆哮』が自分の予想通り取り返しのつかない失敗をしたことを悟った。
実はエウスコがすぐに外の確認をしたのは、逃げ出せないか確認をしたのだった。昨日から不安で、いざとなったら逃亡するしかないと考えていたのだ。
真っ青な顔色になったエウスコを見て、アラゴも不安になり問いかける。
「な、なにがあった!?」
エウスコは問い掛けられても、振り返らずに震える声で答える
「ギルドの建物を騎士達が取り囲んでいます」
「なにっ!」
アラゴは予想外の事態になぜそうなったのか理解できなかった。
「『ドラゴンの咆哮』が大失敗をしたのだと思います」
このような事態になっても、全く状況を理解できないアラゴを見て、なぜこんな男をギルドマスターにしたのか、ギルド本部の愚かさを心の中で罵倒していた。
「そうだとしても、こんなことをすれば冒険者ギルド全体が黙っていないぞ!」
「取り敢えず、領主のハロルド様がなぜこんなことをしたのか、話を聞きに行きましょう」
アラゴは不満そうにしながらも、それしか方法がないことも分かったので、急いで1階に向かうのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
ギルドマスターのアラゴとサブマスターのエウスコが姿を見せると、首を刎ねられた死体を見て、エウスコの顔は真っ青になり震えだし、アラゴは顔を真っ赤にして怒り出した。
「何事ですか! うちの冒険者を殺すなんて、冒険者ギルド全体を敵にする行為だぞ!」
アラゴは自分の子飼いの冒険者が殺されているのを見て、頭に血が上り冷静な判断ができなかった。
「こいつは、領主のハロルド様に近づいて来たので制止したら、剣を抜いたから首を刎ねましたよ」
アランがそう説明するが、怒りで状況の把握ができないアラゴは、薄ら笑いを浮かべながら首を刎ねたというアランにさらに腹を立てる。
「こんなことしてタダで済むと思っているのかぁ。絶対に許さんからなぁ!」
「ほう、許さんとはどういうことじゃ。領主の私に剣を向けた奴を、冒険者ギルドは庇い立てするということかのぅ」
ニコニコ笑いながらハロルドがそう話すと、アラゴは相手が領主のハロルドで、その領主に剣を向けたと言われ、さすがに不味いと思ったが、もう引き下がれなかった。
「そ、そうではない、…ですが、冒険者ギルド内で冒険者を殺すなど、騎士団長のアラン殿でもやり過ぎだといっているのです!」
少し勢いが無くなったアラゴだが、簡単に引き下がれなかった。
「ふむふむ、ではギルドマスターとサブマスターが冒険者に命じて、孤児院の子供たちを脅して、切り殺そうとするのはやり過ぎではないというのか?」
こういわれてアラゴはやっと領主や騎士達が来たのか理解した。エウスコはやはりそれが理由だったのだと思った。
「な、なにを証拠に、」
ボゴォ! ギィン!
アラゴが答え始めると、ハロルドが突然前蹴りをしてきた。アラゴも元A級の冒険者だけあって、何とか腕を前に出して防御したが、出した腕の骨にヒビが入り、勢いのまま壁に背中から叩きつけられた。
ハロルドは追い打ちをかけるように、背中の大剣を抜くと、アラゴを切り殺そうと袈裟懸けに切りつけたが、後ろの石壁に剣がめり込み、肩を少し切られる程度で済んだ。
「閣下!」
アランが鋭く声を掛ける。
「なんじゃい!」
ハロルドは不満そうに返す。
「殺してはダメと言ったではないですかぁ」
さらにアランが少し軽く注意する。
「おぉ、そうじゃった。こやつが下らぬことをぬかすから、ついのぅ」
アランを見ながらハロルドが話す。それを聞いたアランは溜息を付く。
「お前たちも良く考えて答えてくれよ。ハロルド様と私の目の前で犯行が行われたんだぞ。すでに奴らの尋問を済ましてここに来ているんだからな」
アランはアラゴ達にそう話す。
ようやく下手な言い訳が命取りになるということをアラゴは理解したが、本当の話をしても危険だと思った。
「おい、水筒を貸してくれ」
ハロルドは一緒に来ていた騎士にそう言うと、差し出された水筒を受け取ると、アラゴに掛けてやる。
「こいつを掛ければ、すぐに怪我は回復するから安心すると良い。何度でも尋問はできるから安心しろよ」
ハロルドはそう話しながら笑顔を見せる。先程までの笑顔と変わらないはずだが、アラゴはその笑顔を見て『クレイジーオーガ』と心の中で呟いた。
「領主様、その者たちは確かに孤児院の子供たちに、薬草の納品をお願いに行かせましたが、決して乱暴をするような指示は出しておりません!」
エウスコは必死に少しでも罪が軽くなるように説明する。
「んっ、お前は誰じゃったかな?」
実はこの町の冒険者ギルドに着任した時に、エウスコはハロルドに挨拶していたが、随分前の話でハロルドはまったく覚えていなかった。
「わ、私はサブマスターのエウスコです」
バコッ、ボゴッ、バキィ!
エウスコが言い終わると同時に、ハロルドは殴りつけ、倒れた所に蹴りを入れた。
「なんじゃ、サブマスターというからもう少し行けると思ったのに、死んでしまいそうじゃ」
「閣下ぁ」
そういうとハロルドは水筒からポーションをエウスコに掛けてやる。
エウスコは突然殴られて、半分意識が無くなりかけたところに、腹と胸を連続で蹴られ、折れた肋骨が胸に刺さったようで、口から血を流して死ぬ寸前だった。
何か体に水のようなものが掛けられ、徐々に痛みが引いていくのを感じると同時に、口から血を流していることに気が付いた。
「おお、死ななかったようじゃぞ。ほれ、これを飲め」
そういって口に無理やり水筒を押し付けられ、エウスコは何とかそれを飲み込むと、一気に痛みが引いていく。
「もう大丈夫そうじゃな。お主は体が弱そうじゃから、今度嘘を付いたら目を抉るぞ」
ニコニコしながら話すハロルドを見て、エウスコも『クレイジーオーガ』と心の中で呟いた。
「閣下、目を抉るなら片方だけにしてくださいよ。家族を目の前でごうも、尋問する様子を見てもらわないとダメですからね」
「そうじゃった、そうじゃった。お前はギルド職員の家族を攫ってこい」
ハロルドは近くにいた騎士にそう指示を出した。
「閣下ぁ、それでは我々が悪人みたいではありませんか。攫うはないでしょ、連れて来いとか招待しろとか言い方を考えてくださいよぉ」
アランは笑いながらそう話す。
「そうかのぅ、やることは一緒なんじゃが、……まあ適当に頼むぞ」
「はい!」
騎士がそういって走り出そうとすると、ランベルトがハロルドに話しかけるのであった。
「何事だぁ! ノックもせず部屋に入ってくるなど無礼にも程があるかぁ!」
2人は内心で『ドラゴンの咆哮』の報告を待ちながら、内心ではビクついていた。アラゴは無事にことが進んで、薬草が納品されるようになるのか気にしており、エウスコは彼らがとんでもない失敗をして騎士などに捕まったらどうしようと思っていた。
「し、失礼しました! ですが、領主様が騎士団を連れて1階にお越しです。すぐにギルドマスターを呼べと言ってます!」
それを聞いてエウスコはすぐに窓から外を確認する。アラゴはエウスコが驚くほど機敏に動いたことで、自分が何を言おうとしたのか忘れてしまった。
エウスコは冒険者ギルドの建物が、騎士達に囲まれていることを見て、『ドラゴンの咆哮』が自分の予想通り取り返しのつかない失敗をしたことを悟った。
実はエウスコがすぐに外の確認をしたのは、逃げ出せないか確認をしたのだった。昨日から不安で、いざとなったら逃亡するしかないと考えていたのだ。
真っ青な顔色になったエウスコを見て、アラゴも不安になり問いかける。
「な、なにがあった!?」
エウスコは問い掛けられても、振り返らずに震える声で答える
「ギルドの建物を騎士達が取り囲んでいます」
「なにっ!」
アラゴは予想外の事態になぜそうなったのか理解できなかった。
「『ドラゴンの咆哮』が大失敗をしたのだと思います」
このような事態になっても、全く状況を理解できないアラゴを見て、なぜこんな男をギルドマスターにしたのか、ギルド本部の愚かさを心の中で罵倒していた。
「そうだとしても、こんなことをすれば冒険者ギルド全体が黙っていないぞ!」
「取り敢えず、領主のハロルド様がなぜこんなことをしたのか、話を聞きに行きましょう」
アラゴは不満そうにしながらも、それしか方法がないことも分かったので、急いで1階に向かうのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
ギルドマスターのアラゴとサブマスターのエウスコが姿を見せると、首を刎ねられた死体を見て、エウスコの顔は真っ青になり震えだし、アラゴは顔を真っ赤にして怒り出した。
「何事ですか! うちの冒険者を殺すなんて、冒険者ギルド全体を敵にする行為だぞ!」
アラゴは自分の子飼いの冒険者が殺されているのを見て、頭に血が上り冷静な判断ができなかった。
「こいつは、領主のハロルド様に近づいて来たので制止したら、剣を抜いたから首を刎ねましたよ」
アランがそう説明するが、怒りで状況の把握ができないアラゴは、薄ら笑いを浮かべながら首を刎ねたというアランにさらに腹を立てる。
「こんなことしてタダで済むと思っているのかぁ。絶対に許さんからなぁ!」
「ほう、許さんとはどういうことじゃ。領主の私に剣を向けた奴を、冒険者ギルドは庇い立てするということかのぅ」
ニコニコ笑いながらハロルドがそう話すと、アラゴは相手が領主のハロルドで、その領主に剣を向けたと言われ、さすがに不味いと思ったが、もう引き下がれなかった。
「そ、そうではない、…ですが、冒険者ギルド内で冒険者を殺すなど、騎士団長のアラン殿でもやり過ぎだといっているのです!」
少し勢いが無くなったアラゴだが、簡単に引き下がれなかった。
「ふむふむ、ではギルドマスターとサブマスターが冒険者に命じて、孤児院の子供たちを脅して、切り殺そうとするのはやり過ぎではないというのか?」
こういわれてアラゴはやっと領主や騎士達が来たのか理解した。エウスコはやはりそれが理由だったのだと思った。
「な、なにを証拠に、」
ボゴォ! ギィン!
アラゴが答え始めると、ハロルドが突然前蹴りをしてきた。アラゴも元A級の冒険者だけあって、何とか腕を前に出して防御したが、出した腕の骨にヒビが入り、勢いのまま壁に背中から叩きつけられた。
ハロルドは追い打ちをかけるように、背中の大剣を抜くと、アラゴを切り殺そうと袈裟懸けに切りつけたが、後ろの石壁に剣がめり込み、肩を少し切られる程度で済んだ。
「閣下!」
アランが鋭く声を掛ける。
「なんじゃい!」
ハロルドは不満そうに返す。
「殺してはダメと言ったではないですかぁ」
さらにアランが少し軽く注意する。
「おぉ、そうじゃった。こやつが下らぬことをぬかすから、ついのぅ」
アランを見ながらハロルドが話す。それを聞いたアランは溜息を付く。
「お前たちも良く考えて答えてくれよ。ハロルド様と私の目の前で犯行が行われたんだぞ。すでに奴らの尋問を済ましてここに来ているんだからな」
アランはアラゴ達にそう話す。
ようやく下手な言い訳が命取りになるということをアラゴは理解したが、本当の話をしても危険だと思った。
「おい、水筒を貸してくれ」
ハロルドは一緒に来ていた騎士にそう言うと、差し出された水筒を受け取ると、アラゴに掛けてやる。
「こいつを掛ければ、すぐに怪我は回復するから安心すると良い。何度でも尋問はできるから安心しろよ」
ハロルドはそう話しながら笑顔を見せる。先程までの笑顔と変わらないはずだが、アラゴはその笑顔を見て『クレイジーオーガ』と心の中で呟いた。
「領主様、その者たちは確かに孤児院の子供たちに、薬草の納品をお願いに行かせましたが、決して乱暴をするような指示は出しておりません!」
エウスコは必死に少しでも罪が軽くなるように説明する。
「んっ、お前は誰じゃったかな?」
実はこの町の冒険者ギルドに着任した時に、エウスコはハロルドに挨拶していたが、随分前の話でハロルドはまったく覚えていなかった。
「わ、私はサブマスターのエウスコです」
バコッ、ボゴッ、バキィ!
エウスコが言い終わると同時に、ハロルドは殴りつけ、倒れた所に蹴りを入れた。
「なんじゃ、サブマスターというからもう少し行けると思ったのに、死んでしまいそうじゃ」
「閣下ぁ」
そういうとハロルドは水筒からポーションをエウスコに掛けてやる。
エウスコは突然殴られて、半分意識が無くなりかけたところに、腹と胸を連続で蹴られ、折れた肋骨が胸に刺さったようで、口から血を流して死ぬ寸前だった。
何か体に水のようなものが掛けられ、徐々に痛みが引いていくのを感じると同時に、口から血を流していることに気が付いた。
「おお、死ななかったようじゃぞ。ほれ、これを飲め」
そういって口に無理やり水筒を押し付けられ、エウスコは何とかそれを飲み込むと、一気に痛みが引いていく。
「もう大丈夫そうじゃな。お主は体が弱そうじゃから、今度嘘を付いたら目を抉るぞ」
ニコニコしながら話すハロルドを見て、エウスコも『クレイジーオーガ』と心の中で呟いた。
「閣下、目を抉るなら片方だけにしてくださいよ。家族を目の前でごうも、尋問する様子を見てもらわないとダメですからね」
「そうじゃった、そうじゃった。お前はギルド職員の家族を攫ってこい」
ハロルドは近くにいた騎士にそう指示を出した。
「閣下ぁ、それでは我々が悪人みたいではありませんか。攫うはないでしょ、連れて来いとか招待しろとか言い方を考えてくださいよぉ」
アランは笑いながらそう話す。
「そうかのぅ、やることは一緒なんじゃが、……まあ適当に頼むぞ」
「はい!」
騎士がそういって走り出そうとすると、ランベルトがハロルドに話しかけるのであった。
70
お気に入りに追加
2,148
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
スキル『日常動作』は最強です ゴミスキルとバカにされましたが、実は超万能でした
メイ(旧名:Mei)
ファンタジー
この度、書籍化が決定しました!
1巻 2020年9月20日〜
2巻 2021年10月20日〜
3巻 2022年6月22日〜
これもご愛読くださっている皆様のお蔭です! ありがとうございます!
発売日に関しましては9月下旬頃になります。
題名も多少変わりましたのでここに旧題を書いておきます。
旧題:スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、実は超万能スキルでした~
なお、書籍の方ではweb版の設定を変更したところもありますので詳しくは設定資料の章をご覧ください(※こちらについては、まだあげていませんので、のちほどあげます)。
────────────────────────────
主人公レクスは、12歳の誕生日を迎えた。12歳の誕生日を迎えた子供は適正検査を受けることになっていた。ステータスとは、自分の一生を左右するほど大切であり、それによって将来がほとんど決められてしまうのだ。
とうとうレクスの順番が来て、適正検査を受けたが、ステータスは子供の中で一番最弱、職業は無職、スキルは『日常動作』たった一つのみ。挙げ句、レクスははした金を持たされ、村から追放されてしまう。
これは、貧弱と蔑まれた少年が最強へと成り上がる物語。
※カクヨム、なろうでも投稿しています。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜
藤なごみ
ファンタジー
簡易説明
異世界転生した主人公が、仲間と共に難題に巻き込まれていき、頑張って解決していきます
詳細説明
ブラック企業に勤めているサトーは、仕事帰りにお酒を飲んで帰宅中に道端の段ボールに入っていた白い子犬と三毛の子猫を撫でていたところ、近くで事故を起こした車に突っ込まれてしまった
白い子犬と三毛の子猫は神の使いで、サトーは天界に行きそこから異世界に転生する事になった。
魂の輪廻転生から外れてしまった為の措置となる。
そして異世界に転生したその日の内に、サトーは悪徳貴族と闇組織の争いに巻き込まれる事に
果たしてサトーは、のんびりとした異世界ライフをする事が出来るのか
王道ファンタジーを目指して書いていきます
本作品は、作者が以前に投稿しました「【完結済】異世界転生したので、のんびり冒険したい!」のリメイク作品となります
登場人物やストーリーに変更が発生しております
20230205、「異世界に転生したので、ゆっくりのんびりしたい」から「異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた!」に題名を変更しました
小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる