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第3章 大賢者の遺産
第6話 訓練と待機所作り
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鑑定について話さないようにクレアさん達にお願いして、訓練がしたいと懇願されて検証という名の訓練をすることになった。
まずはクレアさんだが、手を繋ぐだけで顔を真っ赤にするので、自分も頬が熱くなるのが分かる。他の者たちが生温かい目線で見ているが、気にしてたら余計に恥ずかしいので、強引に手を繋いで奥へ進んで行く。
魔力が濃くなり始める場所に着いてから、手を繋ぐのはここからで良かったと気が付き、余計に恥ずかしくなってしまった。両横の建物に近づいて土魔法で少し壁を盛り上げて印にする。
「それは何ですか?」
「ここから魔力が濃くなるので、身体強化を始める境界線の印だと考えてください」
そう答えるとクレアさんは納得したのか頷いて身体強化を使用し始める。
直ぐに奥に向かい、MP消費と回復のバランスが取れる場所まで進むと、同じような印をつける。
そこから急いで身体強化を始める境界まで戻ってクレアさんに説明する。
「この境界の手前で身体強化を始めて、急いで奥の印のある所を超えてください。奥の印はMPの消費と回復のバランスが取れる境界になります。奥の境界を越えれば理論的にはずっと身体強化を使用できるはずです」
クレアさんはコクコクと頷いて聞いている。
「更に奥に行けばMP回復が上回るので、徐々に魔力が回復し、MP最大値まで回復して少しするとMP最大値が増えてきます。
奥に行くほどMP最大値の増え方は早くなる可能性が高いと思いますが、急激なMP最大値の増加はどんな副作用があるか分かりませんので、慎重に検証が必要だと思います」
クレアさんはMP最大値が増えると聞いて嬉しそうにしていたが、副作用の可能性について話すと真剣な表情で考え始める。
「身体強化も全力で使った場合の、MP消費と回復のバランスをとれる場所を見付けなければダメだと思いますが、これは個々の身体強化の能力に影響されますので、一律で判断できません。
もし訓練するなら隊を分けてやるようにしてください。もし、魔力酔いになった場合に、もう一つの隊が救助する体制が必要と思います」
クレアさんは更に考え込むような表情になり、一緒に戻ると他の皆と話を始めた。
これ以上はクレアさんの判断に任せて、明日以降のこの区画の開発するために待機所を作ることにする。
近くの建物に入り2階に上がる。
この区画に建てられている建物はすべて2階建てで、扉などの木材でできた部分は劣化が激しいが、建物自体は石造りなので、それほど危険はなかった。
2階部分の石造りの屋根から土魔法で分解して収納していく。
作業自体は簡単だったが、MPが途中で足りなくなり、魔力の濃い奥に行ってはMPを回復し、作業を数回に分けて2軒の建物を完全に分解、収納した。
更地になると、建物の1階部分に排水が流れ込む穴があり、調べると道路の下に排水が流れる場所があるのがわかった。
途中でクレアさん達が訓練を始めていたが、問題なさそうなので次々と作業を進める。
この区画に入って来た扉の所まで行くと、扉を分解して収納すると、扉の部分の穴をもう少し高く広くする。前の扉はしゃがんで通り抜ける高さだったので、普通の高さの扉を設置できるようにする。
新しい扉をスマートスキルの工房で作成して設置する。
鍵は失くして、登録した魔力紋の魔力を流すと中の閂が外れるようにする。鉄製のノッカーを外側に付け、ノッカーはシャルとミュウを参考にしてウルフ系の装飾を施した。
扉の横に1メルほどの高さの長方形の穴を開けると、スライム溶液を使ったガラスもどきと言うか、アクリル板のようなものを作りはめ込むと、魔法陣で物理強化などの付与する。
壁をそのまま使って、検問所と言うか待機所を作っていく。
扉を開けると長めのカウンターがあり、奥に行く手前に簡易的な扉を作って、カウンター内の人間がチェックできるようにする。
カウンターの中には外の様子を確認して中から扉を開けられるようにしたり、受付スペースを作ったりする。
更には待機所としての休憩や会議のできるテーブルを配置し、奥にはキッチンを作って料理もできるようにした。竈の横に薪を積むと、奥に階段を作って2階に上がる。
1階の天井で2階の床になる部分に石を設置しながら強化していく。石を設置してスライム溶液で魔法陣を転写して強化すると、更に薄めの石を敷いて強化する。
2階は階段を上がったすぐの場所は広く場所を取り、リビングなどにしようと考える。奥に部屋を左右に2部屋ずつ壁で仕切ると、2階の屋根を設置する。
トイレは階段を上がってすぐの場所と、その真下に作り、石とスライム溶液で便器を作って、排水用の穴を土魔法で作り、道路下の排水溝に繋げてやる。
キッチンの水回りは魔法に頼ることにした。
1階に設置する棚や机などを更に作っていると、ノッカーを叩く音が聞こえたので、外を覗くとシャルとミュウだけでなく、シア達も一緒に外に居たので扉を開けて中に入れる。
外を良く見ると暗くなり始めていた。作業に没頭していて時間の経つのを忘れていたようだ。
「いつの間にこんな建物が完成したの? ドアの所のウルフの飾りは私達?」
シャルが次々と質問してくる。シア達は怯えたような表情でビクビクしている感じだ。特にタウロは涙目になっている。
「これからの作業で必要だから、急いで建てたんだよ。ドアの飾りはシャルとミュウを参考にして作ったから、勇ましいというより可愛いだろ」
シャルとミュウは嬉しそうな顔で頷いている。
「時間も遅くなったから、中にクレアさん達が居るから呼んできてくれ」
シャルとミュウは最後まで話を聞かずに奥の扉に走って行き扉を開いて出て行く。
「シア達もご苦労様。採取した物を受け取るよ」
お互いに目を合わせると、怯えた表情をしながらもカウンターに採取した物を置く。
「アタル兄ちゃん、大賢者に呪われたりしないか? この中に入ると意識が無くなって死んでしまうと言われているんだぞ」
震える声でタウロが聞いてくる。他の子供たちもコクコクと頭を縦に振っている。
「ああ、その噂かぁ。その噂は間違っているみたいだぞ。大賢者の呪なんかないし、これから奥に家を建てて住む予定だぞ。
シア達も私に雇われたら、ここに住むことになるんだぞ。どうする?」
少し楽しくなって意地悪な質問をする。
タウロは一歩下がったが、シアやフォミ達はお互いに顔を見合わせて、決心したように話す。
「アタルお兄ちゃんが住むなら、シア達も一緒に住む。シャルやミュウも全然怖がってないし、私も怖くない!」
シアは怖くないと言いながらも、少し目に涙を溜めながら、震える手を握りしめながら気持ちを伝えてきた。
タウロはそんな女子たちを驚いた顔で後ろから見つめている。
いつの間にかシャルとミュウとも仲良くなったみたいだな。
「まだ奥に行くと危険だけど、この建物の中なら問題ないから大丈夫だよ。住む場所が完成するまで時間が掛かりそうだから、もしかしたらここの2階に少し住むことになるかもね?」
奥に行くと危険だと聞いて、シア達はそれ以降の話を聞いていたか疑問になるほど怖がり、女子は抱き合っているし、タウロは出口の扉の方まで下がって行く。
バンッ!
すると奥の扉が開いてクレアさん達が入ってくる。
「「「ヒイッ」」」
勢いよくクレアさん達が扉を開いて入って来たのだが、扉の開け方に勢いがあり、音が大きかったので、シア達は抱き合いながら座り込んでしまった。タウロも扉に背中を付けて座り込んでしまった。
タウロ君、その股間のシミは……。
男のプライドもあるだろうから、股間のシミについては話さず、後で内緒に洗浄《ウォッシュ》してやろうと心に決める。
入って来たクレアさん達は訓練が充実していたのか、みんなニコニコと笑顔をしていた。
そんなクレアさん達を見て、明日以降も大変そうだと考えるのであった。
まずはクレアさんだが、手を繋ぐだけで顔を真っ赤にするので、自分も頬が熱くなるのが分かる。他の者たちが生温かい目線で見ているが、気にしてたら余計に恥ずかしいので、強引に手を繋いで奥へ進んで行く。
魔力が濃くなり始める場所に着いてから、手を繋ぐのはここからで良かったと気が付き、余計に恥ずかしくなってしまった。両横の建物に近づいて土魔法で少し壁を盛り上げて印にする。
「それは何ですか?」
「ここから魔力が濃くなるので、身体強化を始める境界線の印だと考えてください」
そう答えるとクレアさんは納得したのか頷いて身体強化を使用し始める。
直ぐに奥に向かい、MP消費と回復のバランスが取れる場所まで進むと、同じような印をつける。
そこから急いで身体強化を始める境界まで戻ってクレアさんに説明する。
「この境界の手前で身体強化を始めて、急いで奥の印のある所を超えてください。奥の印はMPの消費と回復のバランスが取れる境界になります。奥の境界を越えれば理論的にはずっと身体強化を使用できるはずです」
クレアさんはコクコクと頷いて聞いている。
「更に奥に行けばMP回復が上回るので、徐々に魔力が回復し、MP最大値まで回復して少しするとMP最大値が増えてきます。
奥に行くほどMP最大値の増え方は早くなる可能性が高いと思いますが、急激なMP最大値の増加はどんな副作用があるか分かりませんので、慎重に検証が必要だと思います」
クレアさんはMP最大値が増えると聞いて嬉しそうにしていたが、副作用の可能性について話すと真剣な表情で考え始める。
「身体強化も全力で使った場合の、MP消費と回復のバランスをとれる場所を見付けなければダメだと思いますが、これは個々の身体強化の能力に影響されますので、一律で判断できません。
もし訓練するなら隊を分けてやるようにしてください。もし、魔力酔いになった場合に、もう一つの隊が救助する体制が必要と思います」
クレアさんは更に考え込むような表情になり、一緒に戻ると他の皆と話を始めた。
これ以上はクレアさんの判断に任せて、明日以降のこの区画の開発するために待機所を作ることにする。
近くの建物に入り2階に上がる。
この区画に建てられている建物はすべて2階建てで、扉などの木材でできた部分は劣化が激しいが、建物自体は石造りなので、それほど危険はなかった。
2階部分の石造りの屋根から土魔法で分解して収納していく。
作業自体は簡単だったが、MPが途中で足りなくなり、魔力の濃い奥に行ってはMPを回復し、作業を数回に分けて2軒の建物を完全に分解、収納した。
更地になると、建物の1階部分に排水が流れ込む穴があり、調べると道路の下に排水が流れる場所があるのがわかった。
途中でクレアさん達が訓練を始めていたが、問題なさそうなので次々と作業を進める。
この区画に入って来た扉の所まで行くと、扉を分解して収納すると、扉の部分の穴をもう少し高く広くする。前の扉はしゃがんで通り抜ける高さだったので、普通の高さの扉を設置できるようにする。
新しい扉をスマートスキルの工房で作成して設置する。
鍵は失くして、登録した魔力紋の魔力を流すと中の閂が外れるようにする。鉄製のノッカーを外側に付け、ノッカーはシャルとミュウを参考にしてウルフ系の装飾を施した。
扉の横に1メルほどの高さの長方形の穴を開けると、スライム溶液を使ったガラスもどきと言うか、アクリル板のようなものを作りはめ込むと、魔法陣で物理強化などの付与する。
壁をそのまま使って、検問所と言うか待機所を作っていく。
扉を開けると長めのカウンターがあり、奥に行く手前に簡易的な扉を作って、カウンター内の人間がチェックできるようにする。
カウンターの中には外の様子を確認して中から扉を開けられるようにしたり、受付スペースを作ったりする。
更には待機所としての休憩や会議のできるテーブルを配置し、奥にはキッチンを作って料理もできるようにした。竈の横に薪を積むと、奥に階段を作って2階に上がる。
1階の天井で2階の床になる部分に石を設置しながら強化していく。石を設置してスライム溶液で魔法陣を転写して強化すると、更に薄めの石を敷いて強化する。
2階は階段を上がったすぐの場所は広く場所を取り、リビングなどにしようと考える。奥に部屋を左右に2部屋ずつ壁で仕切ると、2階の屋根を設置する。
トイレは階段を上がってすぐの場所と、その真下に作り、石とスライム溶液で便器を作って、排水用の穴を土魔法で作り、道路下の排水溝に繋げてやる。
キッチンの水回りは魔法に頼ることにした。
1階に設置する棚や机などを更に作っていると、ノッカーを叩く音が聞こえたので、外を覗くとシャルとミュウだけでなく、シア達も一緒に外に居たので扉を開けて中に入れる。
外を良く見ると暗くなり始めていた。作業に没頭していて時間の経つのを忘れていたようだ。
「いつの間にこんな建物が完成したの? ドアの所のウルフの飾りは私達?」
シャルが次々と質問してくる。シア達は怯えたような表情でビクビクしている感じだ。特にタウロは涙目になっている。
「これからの作業で必要だから、急いで建てたんだよ。ドアの飾りはシャルとミュウを参考にして作ったから、勇ましいというより可愛いだろ」
シャルとミュウは嬉しそうな顔で頷いている。
「時間も遅くなったから、中にクレアさん達が居るから呼んできてくれ」
シャルとミュウは最後まで話を聞かずに奥の扉に走って行き扉を開いて出て行く。
「シア達もご苦労様。採取した物を受け取るよ」
お互いに目を合わせると、怯えた表情をしながらもカウンターに採取した物を置く。
「アタル兄ちゃん、大賢者に呪われたりしないか? この中に入ると意識が無くなって死んでしまうと言われているんだぞ」
震える声でタウロが聞いてくる。他の子供たちもコクコクと頭を縦に振っている。
「ああ、その噂かぁ。その噂は間違っているみたいだぞ。大賢者の呪なんかないし、これから奥に家を建てて住む予定だぞ。
シア達も私に雇われたら、ここに住むことになるんだぞ。どうする?」
少し楽しくなって意地悪な質問をする。
タウロは一歩下がったが、シアやフォミ達はお互いに顔を見合わせて、決心したように話す。
「アタルお兄ちゃんが住むなら、シア達も一緒に住む。シャルやミュウも全然怖がってないし、私も怖くない!」
シアは怖くないと言いながらも、少し目に涙を溜めながら、震える手を握りしめながら気持ちを伝えてきた。
タウロはそんな女子たちを驚いた顔で後ろから見つめている。
いつの間にかシャルとミュウとも仲良くなったみたいだな。
「まだ奥に行くと危険だけど、この建物の中なら問題ないから大丈夫だよ。住む場所が完成するまで時間が掛かりそうだから、もしかしたらここの2階に少し住むことになるかもね?」
奥に行くと危険だと聞いて、シア達はそれ以降の話を聞いていたか疑問になるほど怖がり、女子は抱き合っているし、タウロは出口の扉の方まで下がって行く。
バンッ!
すると奥の扉が開いてクレアさん達が入ってくる。
「「「ヒイッ」」」
勢いよくクレアさん達が扉を開いて入って来たのだが、扉の開け方に勢いがあり、音が大きかったので、シア達は抱き合いながら座り込んでしまった。タウロも扉に背中を付けて座り込んでしまった。
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男のプライドもあるだろうから、股間のシミについては話さず、後で内緒に洗浄《ウォッシュ》してやろうと心に決める。
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