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6巻

6-2

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 ◇   ◇   ◇   ◇


「よお、バルガス。元気にしていたか?」

 バルガス達が特別室に通されてしばらくして、ノックもなく白髪しらがの元気な老人が入ってきた。
 部屋のすみひかえるネフェルが、彼を呼んだのだ。
 まさかギルマスが出てくるまでの事態になるとは思っていなかったバルガスは、おどろきのあまりに少し固まっていたが、どうにか口を聞く。

「ギルマス、どうしたんだ?」
「いや、この国一番の冒険者パーティである妖精の守り人が依頼に失敗したと聞いてな。何があったのか気になって、報告を聞きにきただけだ」

 この発言は、方便と言える。
 ネフェルにバルガスの様子が変だと報告を受けて、様子を見にきたというのが、本当のところだった。
 バルガスは、ギルマスの質問に答えようとして――はたと気付く。

(ここで本当のことをしゃべったら、『余計なことを言うな』とテンマやマリアに怒られる可能性があるな。にごすしかねぇ……)

 そう結論付けて、バルガスは口を開く。

「ま、まあ……色々あったんだ。俺達が到着したとき……すでに盗賊は捕縛されていたんだ。だから依頼は失敗だって言ったんだ。不利益は発生していない」

 理屈自体は通っており、『問題はないようだ』とギルマスは一瞬判断しかけたものの、思い直す。
 あまりにもバルガスの歯切れが悪いため、何か隠しているのではと考えたのだ。

「悪いが、詳しく事情を話してくれるか?」

 ギルマスの問いかけに、バルガスは困ってしまう。
 詳しく話すとなると、自らの勘違いについて話さなくてはいけなくなる。
 評価が落ちるというのもあるが、シンプルにずかしくてバルガスは口ごもる。
 そうしてしばし沈黙ちんもくが流れていたのだが、それをミーシャが打ちやぶった。

「バルガス、早く冒険者パーティの登録をして!」

 最初、ミーシャは王都のギルマスに会えると思っていなかったため、驚いていた。
 だが、話しているのを見るうちに服装は違えど開拓村の村長と大して雰囲気ふんいきが変わらないな、と感じ始め、やがて緊張が解ける。
 そして、本来の目的に立ち返った。
 そもそもバルガスの失敗は自分には関係ない話であり、過去のこと。早くパーティ登録を済ませてダンジョンに行きたかったのだ。
 彼女がシンプルに物事を考えるきらいがあることを知っている妖精の守り人の面々めんめんはともかく、バルガスとの関係すら知らないネフェルとギルマスは、驚愕きょうがくに目を見開く。

(バルガスさんを呼び捨て!? っていうかそもそもこのは何!? なぜ彼らと一緒にいるの?)
(ギルマスである私の質問をさえぎってくる冒険者なんて、初めてだ! なんだこの娘は!)

 そんな二人を他所よそに、バルガスはミーシャに向かって手刀てがたなを切る。

「ああ、すまん、すまん。ネフェル、悪いが、先に冒険者パーティの登録をお願いできないか? リリアとタクト、ジュビロの三人は新しい冒険者パーティ・狐の守り人を結成する。そして、パーティリーダに、このミーシャをえたい」
(えっ! ってことは、妖精の守り人を解散するの!?)

 ネフェルは驚きのあまり、声を上げられなかった。
 代わりに、ギルマスがバルガスを問いただす。

「どういうことだ! 妖精の守り人は解散するのか!?」
「妖精の守り人を解散……するわけではない……はずだ」

 妖精の守り人というパーティ名は、勇者とともに戦い、伝説のピクシードラゴンであるハルを守った聖騎士が由来だ。
 しかし、先の騒動で妖精の守り人はハルの尻尾を切り落としてしまった。
 そのことを気に病んだマリアがパーティ名を変えると言い出していて、バルガスは考え直してもらうよう、必死に説得している最中である。
 そういった事情があって言いよどんでしまっただけなのだが、ギルマスとネフェルはパーティ解散が実際に起こりえるほどの緊急事態だと勘違いする。

「……バル――」
「バルガス!」

 ギルマスが詳しく話を聞こうとするのを遮って、ミーシャが声を上げた。
 彼女としてはいち早くダンジョンに行きたいがために『早く!』という意図で名前を呼んだだけだが、ギルマスからすればバルガスがしかられているように見える。
 バルガスはミーシャの気持ちも分かるので、もう一度ネフェルに頼む。

「ああ、分かったよ。ネフェル、頼むから冒険者パーティ登録を先にやってくれ!」
(まずはバルガスより立場が上の、この少女の望みをかなえなければ話が進まないということなんだな!? それなら仕方あるまい)

 そう判断したギルマスは、声を上げる。

「ネフェル、登録してやれ! その代わり、きちんと説明してもらうぞ! バルガス!」

 その言葉を聞いて、すかさずミーシャは「登録したらすぐにダンジョンに行く!」と叫んだ。

「おいおい、それはダメだ。さすがに事情を説明してからじゃないと――」

 そんなバルガスの発言を、ミーシャは「話が違う!」とぶった切る。
 ミーシャはダンジョン探索を、昨晩から楽しみにしていた。なのにギルマスはバルガスをなぜか引き止める上に、その理由も語らない。ミーシャはそれに苛立いらだち、かつ上手うまく聞き出せない口下手くちべたな自分にも腹を立てていた。
 一方バルガスは、そんなミーシャの気持ちをなんとなく理解していた。
 昨日のミーシャの喜びようを知っていたためだ。
 それに、これ以上追及されるのもあまり望ましくない。
 バルガスはどうにか話を早く切り上げようと、言う。

「今日、俺達は冒険者パーティ登録して、ダンジョンに行く予定なんだ。ゴドウィン侯爵の依頼の件を失敗だと言ってしまって混乱させてしまったのは申し訳ない。だが、誰も損していないじゃないか」
「確かにそうだが、ギルマスとして詳細な説明を聞く権利がある。それが終わるまで、ダンジョンに行かせんぞ!」

 バルガスは少し考えたあと、口を開く。

「そうか、だったらギルマスのアンタがすべての責任を取ってくれよ!?」
「分かった。責任は私が取る!」

 ギルマスは事情を聞くまで引き下がれないと思い、力強く答えた。
 強気なギルマスの発言を聞いて、バルガスは溜め息を吐く。

「……はぁ。マリアとドロテアさん、テンマ、それとバルドーさんにも、ダンジョンへ行けなくなった理由を説明してくれるなら……まぁ、良いか」
「「えっ!?」」

 予想外の名前が出たことに、ギルマスとネフェルは驚いた。
 それを横目に、バルガスはミーシャに頭を下げる。

「ミーシャ、すまん! まさかギルマスがこんなことを言い出すとは思わなかったんだ」
「分かった……我慢する! グスッ」

 バルガスがダンジョンを優先してくれようとしたことは、ミーシャも分かっている。
 どうにか折り合いをつけて、あきらめることにした。
 しかし、期待していただけに涙があふれてしまう。

「あちゃ~泣かしちまったよ! なあ、テンマは怒らないよな?」
「まずいかも……」
「そうだね。テンマさんは仲間のことになると恐いし」
「ドロテア様も恐いわよ。最近は大人おとなしいけど、いつ爆発ばくはつするか……」

 バルガスの質問に、ジュビロ、タクト、リリアはそれぞれそう答えた。
 三人の言葉を聞いてバルガスはあごに手を当て――やがて、考えることを放棄ほうきした。

「まあ、責任はギルマスが取るみたいだから、俺達は大丈夫だろ」
「「「……」」」

 リリア達は不安ではあったが、かといってこうなってしまえばどうにもならないのでだまる他ない。
 しかし、ギルマスとネフェルは慌てたように声を上げる。

「待て待て! 俺らを置き去りに話を進めるな! どういうことだ!? なんでドロテア様の名前が出てくる!」
「バルドーさんの名前まで!」

 それからバルガスは自分達が犯した過ちや、その罰として働かされていることを包み隠さず説明した。
 ギルマス達はマリアがすでに回復していることを知って喜んだが、テンマについての情報に関しては、半信半疑である。
 バルドーが仕え、ドロテアがやり込められ、バルガスを素手で圧倒する人間なんていてたまるか――と、どうしても思ってしまうのだ。

「ほ、本当にその場にいた魔術師は、ドロテア様だったのか?」
「はあ……元パーティ仲間の俺が見間違えるはずがないだろ!」
「でも、バルガスは忘れられていた」

 すでにダンジョンを諦め、泣き止んだミーシャはジト目でバルガスに突っ込んだ。

「それこそがドロテアさん本人だって証明だろ」

 そんなやり取りを横目に、ギルマスは無意識にドロテアの名前をつぶやいていた。
 実はギルマスは、ドロテアが冒険者を始めた頃から彼女を知っていた。
 何度か直接会ったこともあり、そのときの傍若無人ぼうじゃくぶじんな振る舞いを、ギルマスは今でも覚えている。
 いや、忘れることなどできなかったといった方が正確である。

(あの人に常識は通用しない!)
「ミ、ミーシャ……様はドロテア様と、ど、どのような関係ですか?」

 怯えた表情でギルマスがたずねた。
 ミーシャはそう聞かれて改めて冷静れいせいに考えてみる。

(最初はすごい人だと思っていたけど……今はそうでもないかも。いつもテンマに叱られているし、泣いてばっかで子供みたい)
「……出来の悪いお姉ちゃん?」

 ミーシャは、戸惑いながらそう答えた。
 しかし、それを聞いてギルマスは顔を青くする。

(それほどまでにドロテアさんに近しい存在の少女に、私はあんな態度を取ってしまったのか! どんな目にわされるんだ私は! いや、まだ間に合うやもしれぬ。ひとまず許しをおう)

 そうしてギルマスは、ひざを折り、手のひらと頭を地面に付け――土下座どげざした。

「申し訳ありませんでした! 王都の冒険者ギルドはミーシャ様に最大の便宜べんぎを図ります。どうか、どうか! ドロテア様に事を荒立てないようにお願いしてください!」

 こうして冒険者パーティ・狐の守り人は『ギルマスを土下座させた』という衝撃しょうげき的なエピソードとともに、誕生したのだった。




 第3話 王都観光



 俺、テンマはミイの案内でジジとピピ、それとシルと一緒に王都観光に出掛けることにした。
 宿から出ようとしたところで、ドロテアさんに声を掛けられた。

「テンマ、王都であまり問題を起こしてはダメじゃぞ!」

 あんたにだけは、言われたくねぇよ!
 ……なんていう内心の声をみ込み、適当に手を振って答えた。
 そんなことがありつつも、俺らは街へり出す。
 シルとピピが並んで先頭を歩き、その後ろを左からジジ、俺、ミイの順で横並びになってついていく。

「この辺はただの住宅街なので、あまり見どころはありませんね。もう少し行くと商店街があります。そしてそこを真っ直ぐ抜けると、王都の中心の広場があるんです。広場には屋台が立ち並び、珍しい物もたくさんありますから、ゆっくり見て回っていたら、一日なんてすぐさま過ぎちゃいますよ」

 ミイは案内慣れしているようだ。
 宿のお客さんを案内したことがあるのかもしれない。

「なるほどなぁ。折角だし、広場をゆっくり見て回りたいな」

 そう答えつつ、俺は視線を前に向ける。
 そこでは、シルがピピと追いかけっこをしていた。
 ピピが追いかけてくるシルを軽くあしらうようにけたり、背中に乗ったりしている。
 だが、知らない人が見たら、ピピが襲われているように見えるかも……。
 ミイが小声で俺に話しかけてきた。

「商店街に入ったら、ピピちゃんとシルちゃんを止めてもらえますか?」

 うん、だよねぇ~。ここは俺がしっかり言ってあげないと。
 なんて思っていたら、ジジが口を開く。

「ピピ、街中でそんなことをしてたら、他の人に迷惑めいわくが掛かるわよ!」
「はぁ~い」

 続けて、俺はシルに言う。

「シルも街中では大人しくしていろよぉ」
『うん、分かったぁ』

 ピピとシルは、ちゃんとジジと俺の言うことを聞いて、大人しく歩き始める。

「テンマさんはシルちゃんと、本当に話しているみたいですねぇ」

 感心したように、ミイはそう言った。
 ……いや、本当に話しているんだが。
 ハルは魔力を多めに込めることで、念話が使えない相手にも意思を伝えられるが、シルはできない。
 故に、俺や念話機能付きのチョーカーをつけているジジやピピとは話せるものの、ミイはシルの言っていることが分からないんだよな。
 うーむ、ミイやミーシャ以外の狐の守り人にも魔導具を用意するかな。
 あとはマリアさんにも胸元をかざるようなペンダント型の魔導具を……妄想もうそうふくらむなぁ。
 まぁでも、バルガスには必要ないな!
 それにしても最近は、魔導具より服ばかり作っているような気がする。
 というのも、周りの女性陣は最初こそ着心地の良さに満足してくれていたのに、最近はデザインに注文を付けてくることが多くなった。
 その発端ほったんは、アンナである。
 彼女は俺の眷属であるという立場をわきまえているということなのか、かたくなにメイド服以外を着ようとしない。しかし、なぜか下着のデザインや素材には注文を付けてくるのだ。

『私が創造神の眷属をしていた頃は、このようなデザインの下着を身に着けていました。下着だけでも着慣れた物を身に着けていたいのです』

 そう言って渡されたデザイン画は、あまりにも煽情的せんじょうてき
 受け取る際にはなんとか動揺どうようを押し殺していたが、実際に作ってみるとあまりにも過激だったから『これをアンナが……』なんて想像して、鼻血を出してしまったんだよな。
 ただ、アンナの下着のデザインは女性陣には好評で、同じような下着を頼まれるようになった。
 そして、『服ももう少し遊びのある感じにしてほしい』なんて言われるようになったのである。
 そういえばジジもアンナデザインの下着を恥ずかしそうに注文してきたけど……ま、まさか、今それを着ているなんてことはないよね!?
 そんなタイミングでジジが「あっ、商店街に入りましたよ」と声を掛けてきたので、口から心臓しんぞうび出そうになる。

「そ、そうかい。ゆっくり見て回ろう……」

 不思議ふしぎそうな顔で俺を見てくる、ジジが可愛い。
 思わずジジに頼まれた下着が脳裏に浮かんでしまう。

「テンマ様! 鼻血が!」
「わ、わあ!」

 すぐに思い浮かんだ下着を頭から追い出し、鼻血ハプニングに対処する。
 それが一段落して、視線を横に向けると、ミイが商店のおばちゃん連中に取り囲まれ、質問攻めに遭っていた。
 俺は会話の成り行きを見守ることにする。

「ミイちゃん、やはりマリアさんに何かあったのかい?」
「メアリさんが回復したと言っていたけど、違ったのかい?」
「えっ、お母さんは無事に治りましたよ。今日も出かけると言っていましたし」

 ミイはなぜそんな話が広まっているのか分からないといったような様子で、戸惑っている。

「じゃあ、なんでバルガスは変な格好で歩いていたんだい?」
「私は見たよ! 獣人みたいな尻尾や耳をつけているのを。絶対に頭がおかしくなったに違いない!」

 き出しそうになったが、どうにかこらえる。
 ジジも手で口を押さえているが、ミイは堪え切れずに大笑いしてしまった。
 しばらくの間笑い続け、ミイは涙をぬぐいながら言う。

「あれは別に頭がおかしくなったわけじゃないです。ちょっと……事情があって……ふふっ」

 おばちゃん連中はなんだか釈然しゃくぜんとしていない様子ではあったものの、頷いた。
 そして、話を変えることにしたようだ。

「そうかい……まぁ、大丈夫なら良いよ。しかし、良かったねぇ~。マリアさんが石化の呪いを受けたと聞いたときは……グスッ」
「本当だよぉ。正直なところ、バルガスではマリアさんを助けられないんじゃないかって心配していたんだ」
「あの馬鹿ばかも頑張ったんだねぇ。今度会ったら優しくしてやろうかねぇ」

 ……バルガスの評価が想像以上に低い。

「お母さんを治してくれたのは、ドロテア様だよ」

 俺らがやったとバレたら面倒なことになりそうなので、治療はドロテアさんがやったことにしたのである。
 ミイの言葉を聞いて、おばちゃん連中はそれぞれ声を上げる。

「なんだって!? あの英雄・ドロテア様かい!」
「でも確かに、ドロテア様なら簡単に治してくれそうねぇ」
「マリアさんは以前、一緒に冒険者をしていたはずだ。そのご縁ってことかいね」
「やはり英雄様は違うねぇ~」

 それからも、会話は続いた。
 世間話やら噂話うわさばなしやら……俺が入れないような話題ばかりだったが。
 そして、おばちゃん連中は、何を話していても楽しそうで、元気いっぱいだ。
 どの世界でも、おばちゃんパワーはすごい!
 そして、シルはいつの間にか子供達に囲まれてモフられていた。
 まぁピピが仕切っていたし、食べ物を貰ってシルは嬉しそうに尻尾を振っていたから放っておいたけど。


 結局、商店街を抜けたのは昼を随分ずいぶんと過ぎてからだった。
 俺達は今、中央広場内に置かれた椅子いす代わりの大きな石に座っている。

「テンマさん、ジジちゃん、ごめんね。商店街の人達は子供の頃からの知り合いで……」

 申し訳なさそうに、ミイが謝ってきた。
 俺は顔の前で手を横に振る。

はたから話を聞いているのも楽しかったし、気にしなくて良いよ。おばちゃん連中の勢いはすごくて驚いたけど、人情味があるっていうか……良い人そうだったね。マリアさんのことをすごく心配しているのも分かったし」
「活気があって、私も楽しかったです。それにしても、バルガスさんの話には笑っちゃいました」

 ジジは思い出し笑いしながら、そう話した。

「ははは、あの姿を見たら誰だっておかしくなったと思うよな」
「テンマさん、ひどいですよ~! あれをつけるように仕向けたのはテンマさんじゃありませんか~」

 そんなふうに言うミイの口元はニヤついている。文句を言っているわけではないらしい。

「いやいや、俺も冗談半分だったんだよ。それに妻であるマリアさんも勧めていたし、俺だけの責任ってわけでもないはずだ」

 それにしても、ミイが言っていた通り、中央広場には様々な屋台がたくさん出ている。
 食べ物や飲み物だけではなく、服から雑貨まで。あらゆる物を取り扱っているから、見ているだけでも楽しいんだよな。
 それに、屋台だけでなく通りを囲むようにして大商会も店を出している。
 俺が興味津々きょうみしんしんに広場を見ているのに気付いたのか、ミイが口を開く。


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