231 / 315
第13章 懐かしい旅路
第2話 懐かしい開拓村
しおりを挟む
昨日、エクス群島でドラ美ちゃんと別れて飛び立ち、昼過ぎにはロンダの町が見えてきた。
全力で飛ぶと自分でも驚くほど早く着いてしまった。
ロンダの町は数年前に旅立ったときより大きくなっていた。人の出入りも多いのか何台もの馬車が近くの道を移動するのが見える。
人からは見えない場所に降りるとD研を開いてドロテアさんとジジ達を外に出す。
「おおっ、見覚えのある場所なのじゃ!」
ドロテアさんはD研から出てくるとそう話した。ピピも嬉しそうに頷いていたが、ジジはキョロキョロと周りを見回して戸惑っている。
「こっちに行くと道があって、すぐにロンダの町だよね!」
ピピはこの場所を覚えているようだ。この場所はロンダにいたときによく使っていた場所だ。
「お金は足りる? 忘れ物はない? 何かあったら念話で知らせて!」
思わず心配になりジジに確認する。
「大丈夫じゃ。私も一緒にいるのじゃ!」
ドロテアさんが胸を張って話したが、ドロテアさんが一緒だから余計に心配とは言えない。
「ずっと住んでいた町ですし、お金もテンマ様にいただいたお金をほとんど使わずに持っているので大丈夫です」
ジジは笑顔で答えてくれた。
本当は心配というより、いつも一緒にいたジジがいなくなるようで、俺が不安になったのである。
ピピは我慢できないのか、走っては戻ってくるのを繰り返していた。ジジとドロテアさんもそんなピピを見て、俺に軽く挨拶すると町のほうに歩き出した。
三人が木々で見えなくなると隠密スキルで姿を消して、上空から三人の姿を確認する。ピピは気付いているのか俺に向かって手を振っていた。
結局、三人がロンダの町に入るまで様子を見ていた。
門番がドロテアさんに気付いたのか、最初は普通に声を掛けていたが、すぐによく知るヨルンさんが出てきて丁寧に対応を始めたのが見えた。
三人は無事にロンダの町に入ったのだが、ピピは町に入る寸前にも俺に向かって手を振っていた。
町中でも大丈夫なのか様子を確認したい欲求に駆られたが、我慢して開拓村に向かうのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
開拓村はロンダを出てすぐに見えてきた。遠くから見ても、最後に訪問してから少し村の雰囲気が変わっていると気付く。
開拓村の近くではなく、この世界に最初に転生させられた草原に降り立つ。
ゆっくりと周りを見回すが、転生されたときと変わっていない。
この世界に来て三年と数ヶ月しか経っていない。
うん、まだまだこの人生を楽しまないと!
新たな決意と、この三年数ヶ月のことを思い返しながら三十分ほど草原で膝を抱えて座っていた。
不意にホーンラビットが襲いかかってきた。俺は片手でホーンラビットを掴んで収納からナイフを出して倒した。血抜きして収納するとD研を開いてミーシャ達を外に出す。
D研を開くとミーシャがとび出してきた。落ち着きなく周りを確認して尋ねてきた。
「ここはどこ?」
俺は笑顔になって答える。
「開拓村の近くの草原だよ。あそこに道が見えるだろう。馬車でロンダに行くときに最初に休憩する場所だよ」
里帰りにそれほど興味を示さなかったミーシャだったが、楽しみにしてくれていたようだ。
続いてシルに乗ったエアルもD研から出てきた。
シルに乗っているエアルの姿があまりにも自然過ぎる。シルは草原を走り回りたいのか、時折落ち着きがなくなる。その度にエアルが背中の毛を手綱のように引っ張ると、シルは引き締まった顔になり顔を上げる。
エアルのことはドロテアさんに預けたかったが、エアルがどうしても俺達についてくると言ったので一緒に開拓村に行くことにした。
アンナも一緒に来ているが、この機会にやりたいことがあると言って『どこでも自宅』に引き篭もっている。
「開拓村に行こう!」
そう話すと開拓村に向かって歩き始めるのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
最初は普通に歩き始めたけど、シルは我慢できなくなり走り始めた。村に向かって走っているのではなく、草原を走り回っているだけだ。
ミーシャは歩く速度が徐々に早くなり、道に出るころには走りだしてしまった。ミーシャとしてはゆっくり走っているのがわかる。でも、普通の人から見れば全力疾走しているように見えることだろう。
あっと言う間に開拓村の門が見えてくる。昔より頑丈にみえる門に見張り台も小屋のように屋根があった。門は開いていて、見慣れない男の人が門番をしていた。
ミーシャが凄い速さで門に向かっていき、その後を追いかけるようにエアルの乗ったシルが追いかけていく。俺は最後についていったのだが、気が付くと門番が武器を手に戦闘態勢に入ったのが見えた。
「女の子が魔物に追われてるぞ!」
あっ、誤解してるぅ!
「んっ、どうしたの?」
ミーシャは門番の手前で止まると、不思議そうに門番に尋ねた。
「後ろに魔物が! えっ、なんで!?」
門番の男の人は戸惑ったように言った。
たぶんミーシャがウルフ系の魔物に追われていると勘違いをしたのだ。しかし、シルの背中に乗るエアルに気付いて驚いたのだろう。
俺もミーシャ達に追いつき門番の人に説明する。
「それは俺の従魔だから大丈夫だよ」
「従魔……」
従魔と言われても、まだ混乱しているようだ。
「ミーシャちゃんじゃない!」
開いていた門の中から、おばさんがミーシャに声をかけた。
「だれ?」
おいおい、忘れたのかよぉ!
「ミーシャの実家の隣に住むおばさんじゃないのか?」
一月ぐらいしかこの村にはいなかった俺でもそれぐらいは覚えている。
「……おばさん、久しぶり!」
その間はなんだよぉ!
ミーシャが本当に覚えていたのか心配になる。おばさんも呆れたようにミーシャのことを見ていたが、すぐに笑顔になって俺に話しかけてきた。
「テンマ君も一緒かい。ミーシャの両親もサーシャちゃんも喜ぶわよ!」
おばさんがそう話していると、先ほどのおばさんの声を聞いた村人たちが集まってきた。
「そこの子供は二人の子かい?」
エアルのことを指差しながらおばさんが聞いてくる。いくらエアルの見た目が幼いと言っても三才には見えない。冗談だと思って笑って否定をしようとした。
「そうなのじゃ。私はテンマとミーシャの子供なのじゃ!」
俺が否定する前に、エアルが冗談っぽく答えた。しかし、どう見ても冗談では済まない雰囲気になっている。話を聞いていた村人が騒ぎ始め、何人もどこかに走り出したのである。
騒動の気配をヒシヒシと感じるぅ~。
「あ、あの、念のために身分証の確認を─」
「馬鹿なことを言うんじゃないよ! この子はサーシャちゃんの妹のミーシャちゃんだよ。それにテンマ君は村の大恩人なのよ。二人に失礼なことをしたら、サーシャちゃんにどれほど怒られるか、分かっているのかい!」
いつの間にか開拓村で身分の確認するようになったようだ。門番は俺達のことを確認しようとしたが、先におばさんに注意されてしまった。
それにしてもサーシャさんは門番の男の人に恐れられているようだ。男の人は冷や汗を流して怯えたような表情をしている。
「あっ、規則ならきちんと身分証を─」
「失礼しました! どうぞお通り下さい!」
規則ならとギルドカードを出そうとしたが、男の人は頭を下げ、中に入るように言ってきた。
どうしようかと迷ったが、男の人の顔にこれ以上は勘弁してくれと出ていたので、黙って門の中に入る。
開拓村の中に入ると懐かしい村人に囲まれた。適当に挨拶をしながら想像以上に変わった村の様子に驚いていた。
小さい店もあり、家も大半が建て替えられていた。家は以前より大きく立派になり、見慣れない人達も多くいた。
みんな健康そうで、幸せそうな表情をしている。開拓村はずいぶんと発展したようだ。
そんな村の様子に感心していると、村の奥からこの村で一番会いたかった相手が走ってくるのが見えたのである。
全力で飛ぶと自分でも驚くほど早く着いてしまった。
ロンダの町は数年前に旅立ったときより大きくなっていた。人の出入りも多いのか何台もの馬車が近くの道を移動するのが見える。
人からは見えない場所に降りるとD研を開いてドロテアさんとジジ達を外に出す。
「おおっ、見覚えのある場所なのじゃ!」
ドロテアさんはD研から出てくるとそう話した。ピピも嬉しそうに頷いていたが、ジジはキョロキョロと周りを見回して戸惑っている。
「こっちに行くと道があって、すぐにロンダの町だよね!」
ピピはこの場所を覚えているようだ。この場所はロンダにいたときによく使っていた場所だ。
「お金は足りる? 忘れ物はない? 何かあったら念話で知らせて!」
思わず心配になりジジに確認する。
「大丈夫じゃ。私も一緒にいるのじゃ!」
ドロテアさんが胸を張って話したが、ドロテアさんが一緒だから余計に心配とは言えない。
「ずっと住んでいた町ですし、お金もテンマ様にいただいたお金をほとんど使わずに持っているので大丈夫です」
ジジは笑顔で答えてくれた。
本当は心配というより、いつも一緒にいたジジがいなくなるようで、俺が不安になったのである。
ピピは我慢できないのか、走っては戻ってくるのを繰り返していた。ジジとドロテアさんもそんなピピを見て、俺に軽く挨拶すると町のほうに歩き出した。
三人が木々で見えなくなると隠密スキルで姿を消して、上空から三人の姿を確認する。ピピは気付いているのか俺に向かって手を振っていた。
結局、三人がロンダの町に入るまで様子を見ていた。
門番がドロテアさんに気付いたのか、最初は普通に声を掛けていたが、すぐによく知るヨルンさんが出てきて丁寧に対応を始めたのが見えた。
三人は無事にロンダの町に入ったのだが、ピピは町に入る寸前にも俺に向かって手を振っていた。
町中でも大丈夫なのか様子を確認したい欲求に駆られたが、我慢して開拓村に向かうのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
開拓村はロンダを出てすぐに見えてきた。遠くから見ても、最後に訪問してから少し村の雰囲気が変わっていると気付く。
開拓村の近くではなく、この世界に最初に転生させられた草原に降り立つ。
ゆっくりと周りを見回すが、転生されたときと変わっていない。
この世界に来て三年と数ヶ月しか経っていない。
うん、まだまだこの人生を楽しまないと!
新たな決意と、この三年数ヶ月のことを思い返しながら三十分ほど草原で膝を抱えて座っていた。
不意にホーンラビットが襲いかかってきた。俺は片手でホーンラビットを掴んで収納からナイフを出して倒した。血抜きして収納するとD研を開いてミーシャ達を外に出す。
D研を開くとミーシャがとび出してきた。落ち着きなく周りを確認して尋ねてきた。
「ここはどこ?」
俺は笑顔になって答える。
「開拓村の近くの草原だよ。あそこに道が見えるだろう。馬車でロンダに行くときに最初に休憩する場所だよ」
里帰りにそれほど興味を示さなかったミーシャだったが、楽しみにしてくれていたようだ。
続いてシルに乗ったエアルもD研から出てきた。
シルに乗っているエアルの姿があまりにも自然過ぎる。シルは草原を走り回りたいのか、時折落ち着きがなくなる。その度にエアルが背中の毛を手綱のように引っ張ると、シルは引き締まった顔になり顔を上げる。
エアルのことはドロテアさんに預けたかったが、エアルがどうしても俺達についてくると言ったので一緒に開拓村に行くことにした。
アンナも一緒に来ているが、この機会にやりたいことがあると言って『どこでも自宅』に引き篭もっている。
「開拓村に行こう!」
そう話すと開拓村に向かって歩き始めるのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
最初は普通に歩き始めたけど、シルは我慢できなくなり走り始めた。村に向かって走っているのではなく、草原を走り回っているだけだ。
ミーシャは歩く速度が徐々に早くなり、道に出るころには走りだしてしまった。ミーシャとしてはゆっくり走っているのがわかる。でも、普通の人から見れば全力疾走しているように見えることだろう。
あっと言う間に開拓村の門が見えてくる。昔より頑丈にみえる門に見張り台も小屋のように屋根があった。門は開いていて、見慣れない男の人が門番をしていた。
ミーシャが凄い速さで門に向かっていき、その後を追いかけるようにエアルの乗ったシルが追いかけていく。俺は最後についていったのだが、気が付くと門番が武器を手に戦闘態勢に入ったのが見えた。
「女の子が魔物に追われてるぞ!」
あっ、誤解してるぅ!
「んっ、どうしたの?」
ミーシャは門番の手前で止まると、不思議そうに門番に尋ねた。
「後ろに魔物が! えっ、なんで!?」
門番の男の人は戸惑ったように言った。
たぶんミーシャがウルフ系の魔物に追われていると勘違いをしたのだ。しかし、シルの背中に乗るエアルに気付いて驚いたのだろう。
俺もミーシャ達に追いつき門番の人に説明する。
「それは俺の従魔だから大丈夫だよ」
「従魔……」
従魔と言われても、まだ混乱しているようだ。
「ミーシャちゃんじゃない!」
開いていた門の中から、おばさんがミーシャに声をかけた。
「だれ?」
おいおい、忘れたのかよぉ!
「ミーシャの実家の隣に住むおばさんじゃないのか?」
一月ぐらいしかこの村にはいなかった俺でもそれぐらいは覚えている。
「……おばさん、久しぶり!」
その間はなんだよぉ!
ミーシャが本当に覚えていたのか心配になる。おばさんも呆れたようにミーシャのことを見ていたが、すぐに笑顔になって俺に話しかけてきた。
「テンマ君も一緒かい。ミーシャの両親もサーシャちゃんも喜ぶわよ!」
おばさんがそう話していると、先ほどのおばさんの声を聞いた村人たちが集まってきた。
「そこの子供は二人の子かい?」
エアルのことを指差しながらおばさんが聞いてくる。いくらエアルの見た目が幼いと言っても三才には見えない。冗談だと思って笑って否定をしようとした。
「そうなのじゃ。私はテンマとミーシャの子供なのじゃ!」
俺が否定する前に、エアルが冗談っぽく答えた。しかし、どう見ても冗談では済まない雰囲気になっている。話を聞いていた村人が騒ぎ始め、何人もどこかに走り出したのである。
騒動の気配をヒシヒシと感じるぅ~。
「あ、あの、念のために身分証の確認を─」
「馬鹿なことを言うんじゃないよ! この子はサーシャちゃんの妹のミーシャちゃんだよ。それにテンマ君は村の大恩人なのよ。二人に失礼なことをしたら、サーシャちゃんにどれほど怒られるか、分かっているのかい!」
いつの間にか開拓村で身分の確認するようになったようだ。門番は俺達のことを確認しようとしたが、先におばさんに注意されてしまった。
それにしてもサーシャさんは門番の男の人に恐れられているようだ。男の人は冷や汗を流して怯えたような表情をしている。
「あっ、規則ならきちんと身分証を─」
「失礼しました! どうぞお通り下さい!」
規則ならとギルドカードを出そうとしたが、男の人は頭を下げ、中に入るように言ってきた。
どうしようかと迷ったが、男の人の顔にこれ以上は勘弁してくれと出ていたので、黙って門の中に入る。
開拓村の中に入ると懐かしい村人に囲まれた。適当に挨拶をしながら想像以上に変わった村の様子に驚いていた。
小さい店もあり、家も大半が建て替えられていた。家は以前より大きく立派になり、見慣れない人達も多くいた。
みんな健康そうで、幸せそうな表情をしている。開拓村はずいぶんと発展したようだ。
そんな村の様子に感心していると、村の奥からこの村で一番会いたかった相手が走ってくるのが見えたのである。
206
お気に入りに追加
8,584
あなたにおすすめの小説

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。