217 / 315
第12章 マムーチョ辺境侯爵領
第13話 土下座で謝罪
しおりを挟む
ジジと二人でゆっくりと座って、祭りで盛り上がる広場を眺めていた。今日は前夜祭ということで、本番は明日の式典の後になるはずだ。だがすでに街は驚くほどお盛り上がっていた。
途中でジュビロ達が前を通り過ぎ、ジュビロは俺達に気付いていたが、目を逸らしてそそくさとどっかに消えてしまった。
暫くすると広場の中心で何か騒ぎが起こったのか人が集まっていくのが見える。特に暴力沙汰でもないようなので、気にせずにジジと話をする。
俺はこの機会にジジとの関係を一歩進めようと思ったが、どう進めるのか思いつかずに困っていた。
神様お願いだぁ~、対女性スキルをくださ~い!
そんな願いなど叶うはずもなく、騒ぎの起きている広場から、若い男が老人を無理やり引っ張ってこちら方面に出てくるのが見えた。
何となく彼らが騒ぎの中心だと感じた。老人に説教でもしているのか男が何かを老人に言っている。そんな彼らを町の人が注目していた。
一見して男は商人風の服装だが、どこか貴族のような高貴な雰囲気もあった。
一緒にいる老人も商人風の服にローブを着けていたが、体格は商人というより騎士や冒険者のように立派だ。どう見ても商人に見えないし、服装は似合っていない。
俺は相当に大きな商会の人間か、貴族出身の商人なのかと考えていた。何故か老人が俺達を見て歩いてこようとした。
慌てて男が老人を引き止め、何か話すと男がこちらに向かってくるのが見えた。
「なんですかねぇ?」
ジジも気付いていたのか、少しだけ心配そうに呟いた。
「なんだろうねぇ?」
俺も理由が分からず呟いたが、頭の中でこの世界に来てからあったことのある人なのかと考えていた。
◇ ◇ ◇ ◇
男の人が近づいてきたので顔がハッキリと見えた。ムカつくほどイケメンだが、憔悴したような顔をしていた。思いつめたような表情をしていたので、少し警戒する。
男は近づくと懐から何か取り出して話しかけてきた。
「すみません。連れの祖父が歩き疲れたので、このお金で席をお譲り願いませんか?」
懐から革袋を出してテーブルの上に置いて頼んできた。
俺は疑問を感じていた。
男の人は丁寧に話してきたし、金を使っての行動は好きではない。しかし、疑問に感じたのは、歩き疲れたという老人が、元気な顔で俺達のテーブルの上の食べ物をギラギラした目で見ていることだ。
疲れきっているのはアンタじゃないのか?
男の人にそう言いたかったが、その前に老人のほうが俺達の返事も待たずに男を押しのけ前に出てきた。
「これはタコ焼きではないか。それも他のとは少し違うようじゃな。この白いソースや緑の粉物が振り掛けてあるのは初めて見たぞ!」
タコ焼きはジジの作ったほうが断然うまい。だから屋台では買わずにジジのタコ焼きを食べていたのだ。
「食べかけでよろしかったら、どうぞお召し上がりください」
ジジは相手がお年寄りだから親切に誘ってしまった。
「そうか、では遠慮なくいただこう」
「お爺様!」
老人は遠慮なく俺達の正面に座ってきた。男の人は咎めるように叫んだが、老人は気にもせず食べ始めたのだった。
「なんと全部同じだと思っていたが全然違う。振りかけてある緑色のものは香りというか風味がとても良いではないか。それに白いソースは濃厚な感じがするが味に深みを出しておる!」
ジジの作ったタコ焼きはバリエーションも豊富で、醤油やソースを塗ったバージョンや、青のりやマヨネーズをかけたタコ焼きもある。料理スキルがさらにレベルアップしたジジのタコ焼きは、同じ食材を使ったとしても同じタコ焼きは作れないだろう。
ジジも褒められて嬉しそうに笑顔を見せている。
「すみません」
男の人は謝罪しながら革袋を押して差し出してきた。
「いえ、お金は必要ありません。俺達も満腹だったので気にしないでください」
丁寧に革袋を押し返して話した。
「遠慮なくもらっておけ。それよりこれはどこの店で売っていた。この店を持ち帰らねばならん!」
ちょっと乱暴な物言いをする老人だと思ったが、害があるわけではないので気にせずに答える。
「それはここにいるジジが作ったものです。お店では売ってませんよ」
なぜか男の人が困った顔をした。老人は俺の返事を聞いて嬉しそうに言ってきた。
「そうか、それならその娘を儂が雇おう。報酬は幾らでも用意する。感謝するのじゃ!」
いやいや、報酬の問題じゃないよ。
「お爺様! それは商会の者が別途交渉します。だから先走ったことはおやめください!」
男の人は必死の形相で老人を諌めた。
彼らは同じことを繰り返して、男の人がこんなに疲れた表情になったのだと気付いた。俺は暴走するドロテアさんを思い出して、男の人が気の毒だと思った。
「目の前に本人がいるなら即決すれば良いではないか?」
老人は男の人に反論するように聞き返した。男の人はさらに困った顔になっていた。
「交渉の必要はありませんよ。いくら報酬を出されてもジジを手放すことはしませんから」
俺がハッキリとそう答えると、老人は楽しそうに俺を見て尋ねてきた。
「ほう、だったら領主や国王が頼んだらどうする?」
老人の質問を聞いて、この老人は商人ではなくレイモンドや国王に話のできる大貴族なのかもと考える。
鑑定すればすぐに正体は分かる。だが鑑定して会話すると、鑑定で分かったことをなぜ知っていると聞かれることが多い。だから戦闘以外は鑑定を使わないようにしている。
今も危険があるわけではないので、鑑定を使わずに会話を続ける。
「領主や国王がそんなことを頼んでくるとは思いませんが、もし頼んできてもお断りしますよ」
「ほほう、そうなれば罪に問われて命の危険まであるのではないか?」
老人は悪戯っぽい笑顔を見せてさらに尋ねてきた。
「そうなればどちらが命の危険があるのでしょうねぇ」
男の人が顔色を変えているのが見えていたが、俺も悪戯っぽく笑顔で答えた。
老人と笑顔での睨み合いになっていると、そこにピピが声を掛けてきた。
「お兄ちゃ~ん、助けてぇ~!」
声のほうを振り向くと同時にピピが抱きついてきたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
ピピの攻撃のような抱きつきに、声が出そうになったが何とか我慢した。ピピは俺の胸に何度か顔を擦り付けた後、涙目で話してきた。
「お兄ちゃん、エアルちゃん達はいくら注意しても屋台で魔法を使おうとするのぉ!」
ピピの話を聞いて移動中に見た光景を思い出した。あの時は屋台の輪投げだったが、他の屋台でも同じことを繰り返したのだろう。
「ピピ! 突然走り出したら心配するではないか!?」
ドロテアさんが心配そうに声を掛けてきた。すぐにエアル三姉妹も合流してピピを心配するようなことを言ったが、ピピは泣きそうな顔で俺に訴えてきた。
「く、黒耳長族……」
男の人が驚いたように呟いたのが聞こえたが無視してドロテアさん達に尋ねた。
「屋台で魔法を使おうとしたと聞いたけど、どういうことかな?」
露骨に動揺するドロテアさん達だった。
「いや、使ってないのじゃ!」
「「「使ってない!」」」
ドロテアさんの話に合わせるようにエアル三姉妹も同意した。しかし、これに反論するようにピピが話した。
「使ってないのはピピがダメと言ったからでしょ! それなのにお店の人がズルしていると騒いだり、他のお店に行っても同じようなことをしたり、ピピは全然楽しくないのぉ!」
ピピはそこまで言うとまた俺に抱きついてきた。俺はピピを抱きしめながら、暴走4姉妹を睨みつける。
「す、すまなかったのじゃぁ!」
ドロテアさんは即座に土下座して謝った。エアル達はそれを見て驚いたようだが、すぐに土下座して謝罪した。
「「「ごめんなさい!」」」
さすがドロテアさん、ここで下手な言い訳しても通用しないと気付いたようだ。
途中でジュビロ達が前を通り過ぎ、ジュビロは俺達に気付いていたが、目を逸らしてそそくさとどっかに消えてしまった。
暫くすると広場の中心で何か騒ぎが起こったのか人が集まっていくのが見える。特に暴力沙汰でもないようなので、気にせずにジジと話をする。
俺はこの機会にジジとの関係を一歩進めようと思ったが、どう進めるのか思いつかずに困っていた。
神様お願いだぁ~、対女性スキルをくださ~い!
そんな願いなど叶うはずもなく、騒ぎの起きている広場から、若い男が老人を無理やり引っ張ってこちら方面に出てくるのが見えた。
何となく彼らが騒ぎの中心だと感じた。老人に説教でもしているのか男が何かを老人に言っている。そんな彼らを町の人が注目していた。
一見して男は商人風の服装だが、どこか貴族のような高貴な雰囲気もあった。
一緒にいる老人も商人風の服にローブを着けていたが、体格は商人というより騎士や冒険者のように立派だ。どう見ても商人に見えないし、服装は似合っていない。
俺は相当に大きな商会の人間か、貴族出身の商人なのかと考えていた。何故か老人が俺達を見て歩いてこようとした。
慌てて男が老人を引き止め、何か話すと男がこちらに向かってくるのが見えた。
「なんですかねぇ?」
ジジも気付いていたのか、少しだけ心配そうに呟いた。
「なんだろうねぇ?」
俺も理由が分からず呟いたが、頭の中でこの世界に来てからあったことのある人なのかと考えていた。
◇ ◇ ◇ ◇
男の人が近づいてきたので顔がハッキリと見えた。ムカつくほどイケメンだが、憔悴したような顔をしていた。思いつめたような表情をしていたので、少し警戒する。
男は近づくと懐から何か取り出して話しかけてきた。
「すみません。連れの祖父が歩き疲れたので、このお金で席をお譲り願いませんか?」
懐から革袋を出してテーブルの上に置いて頼んできた。
俺は疑問を感じていた。
男の人は丁寧に話してきたし、金を使っての行動は好きではない。しかし、疑問に感じたのは、歩き疲れたという老人が、元気な顔で俺達のテーブルの上の食べ物をギラギラした目で見ていることだ。
疲れきっているのはアンタじゃないのか?
男の人にそう言いたかったが、その前に老人のほうが俺達の返事も待たずに男を押しのけ前に出てきた。
「これはタコ焼きではないか。それも他のとは少し違うようじゃな。この白いソースや緑の粉物が振り掛けてあるのは初めて見たぞ!」
タコ焼きはジジの作ったほうが断然うまい。だから屋台では買わずにジジのタコ焼きを食べていたのだ。
「食べかけでよろしかったら、どうぞお召し上がりください」
ジジは相手がお年寄りだから親切に誘ってしまった。
「そうか、では遠慮なくいただこう」
「お爺様!」
老人は遠慮なく俺達の正面に座ってきた。男の人は咎めるように叫んだが、老人は気にもせず食べ始めたのだった。
「なんと全部同じだと思っていたが全然違う。振りかけてある緑色のものは香りというか風味がとても良いではないか。それに白いソースは濃厚な感じがするが味に深みを出しておる!」
ジジの作ったタコ焼きはバリエーションも豊富で、醤油やソースを塗ったバージョンや、青のりやマヨネーズをかけたタコ焼きもある。料理スキルがさらにレベルアップしたジジのタコ焼きは、同じ食材を使ったとしても同じタコ焼きは作れないだろう。
ジジも褒められて嬉しそうに笑顔を見せている。
「すみません」
男の人は謝罪しながら革袋を押して差し出してきた。
「いえ、お金は必要ありません。俺達も満腹だったので気にしないでください」
丁寧に革袋を押し返して話した。
「遠慮なくもらっておけ。それよりこれはどこの店で売っていた。この店を持ち帰らねばならん!」
ちょっと乱暴な物言いをする老人だと思ったが、害があるわけではないので気にせずに答える。
「それはここにいるジジが作ったものです。お店では売ってませんよ」
なぜか男の人が困った顔をした。老人は俺の返事を聞いて嬉しそうに言ってきた。
「そうか、それならその娘を儂が雇おう。報酬は幾らでも用意する。感謝するのじゃ!」
いやいや、報酬の問題じゃないよ。
「お爺様! それは商会の者が別途交渉します。だから先走ったことはおやめください!」
男の人は必死の形相で老人を諌めた。
彼らは同じことを繰り返して、男の人がこんなに疲れた表情になったのだと気付いた。俺は暴走するドロテアさんを思い出して、男の人が気の毒だと思った。
「目の前に本人がいるなら即決すれば良いではないか?」
老人は男の人に反論するように聞き返した。男の人はさらに困った顔になっていた。
「交渉の必要はありませんよ。いくら報酬を出されてもジジを手放すことはしませんから」
俺がハッキリとそう答えると、老人は楽しそうに俺を見て尋ねてきた。
「ほう、だったら領主や国王が頼んだらどうする?」
老人の質問を聞いて、この老人は商人ではなくレイモンドや国王に話のできる大貴族なのかもと考える。
鑑定すればすぐに正体は分かる。だが鑑定して会話すると、鑑定で分かったことをなぜ知っていると聞かれることが多い。だから戦闘以外は鑑定を使わないようにしている。
今も危険があるわけではないので、鑑定を使わずに会話を続ける。
「領主や国王がそんなことを頼んでくるとは思いませんが、もし頼んできてもお断りしますよ」
「ほほう、そうなれば罪に問われて命の危険まであるのではないか?」
老人は悪戯っぽい笑顔を見せてさらに尋ねてきた。
「そうなればどちらが命の危険があるのでしょうねぇ」
男の人が顔色を変えているのが見えていたが、俺も悪戯っぽく笑顔で答えた。
老人と笑顔での睨み合いになっていると、そこにピピが声を掛けてきた。
「お兄ちゃ~ん、助けてぇ~!」
声のほうを振り向くと同時にピピが抱きついてきたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
ピピの攻撃のような抱きつきに、声が出そうになったが何とか我慢した。ピピは俺の胸に何度か顔を擦り付けた後、涙目で話してきた。
「お兄ちゃん、エアルちゃん達はいくら注意しても屋台で魔法を使おうとするのぉ!」
ピピの話を聞いて移動中に見た光景を思い出した。あの時は屋台の輪投げだったが、他の屋台でも同じことを繰り返したのだろう。
「ピピ! 突然走り出したら心配するではないか!?」
ドロテアさんが心配そうに声を掛けてきた。すぐにエアル三姉妹も合流してピピを心配するようなことを言ったが、ピピは泣きそうな顔で俺に訴えてきた。
「く、黒耳長族……」
男の人が驚いたように呟いたのが聞こえたが無視してドロテアさん達に尋ねた。
「屋台で魔法を使おうとしたと聞いたけど、どういうことかな?」
露骨に動揺するドロテアさん達だった。
「いや、使ってないのじゃ!」
「「「使ってない!」」」
ドロテアさんの話に合わせるようにエアル三姉妹も同意した。しかし、これに反論するようにピピが話した。
「使ってないのはピピがダメと言ったからでしょ! それなのにお店の人がズルしていると騒いだり、他のお店に行っても同じようなことをしたり、ピピは全然楽しくないのぉ!」
ピピはそこまで言うとまた俺に抱きついてきた。俺はピピを抱きしめながら、暴走4姉妹を睨みつける。
「す、すまなかったのじゃぁ!」
ドロテアさんは即座に土下座して謝った。エアル達はそれを見て驚いたようだが、すぐに土下座して謝罪した。
「「「ごめんなさい!」」」
さすがドロテアさん、ここで下手な言い訳しても通用しないと気付いたようだ。
201
お気に入りに追加
8,583
あなたにおすすめの小説

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
フェンリルさんちの末っ子は人間でした ~神獣に転生した少年の雪原を駆ける狼スローライフ~
空色蜻蛉
ファンタジー
真白山脈に棲むフェンリル三兄弟、末っ子ゼフィリアは元人間である。
どうでもいいことで山が消し飛ぶ大喧嘩を始める兄二匹を「兄たん大好き!」幼児メロメロ作戦で仲裁したり、たまに襲撃してくる神獣ハンターは、人間時代につちかった得意の剣舞で撃退したり。
そう、最強は末っ子ゼフィなのであった。知らないのは本狼ばかりなり。
ブラコンの兄に溺愛され、自由気ままに雪原を駆ける日々を過ごす中、ゼフィは人間時代に負った心の傷を少しずつ癒していく。
スノードームを覗きこむような輝く氷雪の物語をお届けします。
※今回はバトル成分やシリアスは少なめ。ほのぼの明るい話で、主人公がひたすら可愛いです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。