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1巻

1-2

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 キッチンを出てリビングに行く。
 キッチン側に、二つの扉があることに気付いた。片方を開けると脱衣所があり、奥には風呂場があった。
 もう片方の扉を開けると寝室で、ダブルサイズのベッドが置かれていた。
 再びリビングに戻り、執務エリアの横の扉を開ける。
 正面には玄関扉があり、出て右側には廊下があった。
 右側の廊下を進むと左右にいくつか扉があり、それらを開けて中を確認すると鍛冶や錬金など様々な工房になっていた。
 奥まで確認しながら進むと、突き当たりに扉があり、更に右に廊下が続いていた。


 突き当たりの扉を開けると中は室内訓練場のようだった。床は土になっており、しるしの付いた石の壁や人型の標的もある。
 廊下に戻って右側の廊下を進むと、そこの突き当たりに大きな扉があり、中に入るとたくさんの書物が置かれていた。ここが図書室みたいだ。入口付近は吹き抜けになっており、階段で三階まで上がることができるようだ。
 近くの本棚を確認すると、ほとんどが初級や入門編の技術書だった。階段を上がろうとすると、ここでも『使用する条件が満たされていません』と表示された。
 図書室を出て、歩いてきた廊下を戻っていく。


 玄関扉の所まで戻ると、扉を開けて外に出る。
 外に出ると少し肌寒いが、柔らかい日差しがあるので問題ない。
 風が優しく吹いて頬をでる。正面には真っ直ぐな土の道が続いており、なだらかな下り坂になっていた。
 特に庭といった感じの仕切りはないが、建物の周辺は整備された草原のようで、所々に木がえている。
 右手には石でできたテーブルと椅子があり、そこに近づくとその場所から景色が一望できるようだ。
 拠点は丘の上に建っているので、見渡すと草原や林、森といった物が見える。少し先には川が流れているのが見え、その先に海がかすかに見えていた。


 石造りのテーブルに座って改めて景色を見ると、研修とは関係なくここで暮らせたらどんなに良いだろうと思わず考えてしまう。
 しかし、三ヶ月後には新たな人生が始まる。
 これまでの常識は一切通用しないはずだ。不安に押しつぶされそうになるが、それ以上に希望に胸を膨らませている。
 夢も希望も抱けなかった理不尽な人生は終わったのだ。
 これから三ヶ月の努力は間違いなく何倍にもなって返ってくるはずだ!




 第2話 研修一日目



 まずはステータスを確認する。


 名 前 :テンマ
 種 族 :人族
 レベル :1
 性 別 :男
 年 齢 :14歳
 H P :50/50
 M P :50/50
 体 力 :50/50
 知 力 :50
 筋 力 :50
 素早さ :50
 器 用 :50
  運  :50
 称 号 :
 スキル :言語理解lv2、生活魔術、鑑定、アイテムボックス


 些細なことだが、初期設定での表示と違い「種族レベル」は「レベル」と短縮して表記されるんだな。
 ともかく、この研修での方針を決めないといけないだろう。
 種族レベルのレベルアップで全体の能力値が上昇するのは間違いないとして、能力値のみを上昇させることもできるのか、検証する必要がある。
 この能力値の上昇が固定値なのか割合なのかによって、訓練の方針が変わってくる。
 例えば、MPがレベルアップで固定値10上昇するなら、先にレベルアップを目指すべきだ。
 しかしレベルアップで一割上昇するとしたら、先に能力値を上げてからレベルアップしたほうが間違いなく良い。
 問題は、能力値をどのように上げるのか。
 まずは検証が必要だ。
 ゲームやラノベでは、MPを使用したり枯渇こかつさせたりすると、最大値が上がる場合がよくある。HPを減少させるのは怖いので現状では先送りだが、体力や筋力などは訓練で何とかなるかもしれない。
 他の能力値も訓練をして検証してみよう。
 とりあえずMPを消費するために、生活魔術スキルを使ってみよう。
 決して、魔法を使ってみたいという好奇心なわけではない……。
 ステータスの生活魔術に意識を集中すると、その詳細が表示される。


 生活魔術:生活を便利にするスキル。そこに含まれる魔法は生活魔法と呼ばれる。        
 タイム
 ウォーター、ファイア
 ホール、ブロウ
 スリープ、ライト
 クリア


 かなりややこしいが、生活魔術をスキル、それぞれの魔法は生活魔法というんだな。
 また、最初の二行目のタイムまでは普通に表示されていたが、それ以降はなぜか赤字で表示されている。この赤字はどういうことだろう。
 試しに使ってみよう。タイムを唱えると、『10時』と表示された。
 ステータスを確認すると、MPが5も減っている。

「効率悪すぎだろ!」

 次にウォーターを唱えると、手からコップ一杯分の水が出た。MPは10も減っている。
 ファイアでは、ロウソクぐらいの火が一分ほど燃え、5MP消費。
 ホールでは、直径十センチ、深さ十センチほどの穴ができ、10MP消費。
 ブロウでは、弱い風が発生して、5MP消費。少し体が重く感じる。
 スリープを唱えると、非常に眠たくなる。10MP消費。吐き気がして更に体が重くなった。
 ライトは、ロウソクの大きさの少し明るい光が十分ぐらいともる。5MP消費。
 最後のライトを唱えると、意識を失いそうなほど体が重くなった。
 だが、ライトの光が消える頃には体の違和感はなくなった。0になっていたMPが10に戻っている。感覚では一分で1MP回復する感じだ。
 MPがある程度減少すると、体や意識に変調をきたすようだ。MPが枯渇すると洒落しゃれにならないほどキツい。
 残念ながら、MPの最大値は増えていなかった。
 一回ぐらいでは無理だと思っていたが、もしかしてと期待する気持ちがあったので少し残念だ。
 約一時間に一回は挑戦できるので、しばらくは繰り返し挑戦し検証してみよう。MP最大値が増えなくても、生活魔術の熟練度は上がるはずだ!


 ◇   ◇   ◇   ◇


 テーブルから立ち上がり、歩きながら周辺の様子を見に行く。
 途中で小石を見つけると、アイテムボックスに収納する。幸い、アイテムボックスを使用してもMPは減少しないようだ。
 アイテムボックスには対象物から一メートル程度まで離れていても収納できるらしい。
 一メートル先の小石を収納して手の中に出す。小石を一メートル先に出したり、上に出したり何度も繰り返す。
 アイテムボックスの熟練度が量なのか、回数なのか分からないのでひたすら繰り返してみた。


 アイテムボックスの検証をしながら歩いていくと、あっという間に川辺まで到着した。
 川辺には大量の小石があったので収納して、大きめの岩もいくつも収納する。まだまだ容量には余裕がありそうだ。
 拾った小石をアイテムボックスから手に出し、十メートルほど離れた大きな岩に向かって投げる。投擲とうてき系のスキルが獲得できればと期待を込めて何度も投げる。途中で右腕が疲れてくると左手でも投げる。
 両腕が疲れてきたのでステータスを確認すると、体力が10ほど減っていた。
 MPは回復していたので生活魔法のクリアを唱えると、体中の汗がなくなり手の汚れもなくなった。
 まるで風呂上がりの爽快感そうかいかんを覚えたが、MPが30も消費していたので驚いた。
 鑑定を小石に使うと、MPが10も消費される。『小石』と表示され、成分などの詳細が表示されたが、コチラは赤字である。
 赤字は研修特典ではないかと推測する。
 岩に腰かけて生活魔法のタイムとライトを唱えると、MP枯渇の症状が出る。
 ライトが消える頃にはやはり違和感がなくなる。体力は2しか回復しなかったので、体力は五分で1回復する感じだ。


 次にランニングを始める。若返った影響かステータスによる補正なのか判断できないが、想像以上に体が軽い。
 調子に乗って走っていると、薄い光のまくのようなものが正面に見えてくる。
 走るのをやめて慎重に近づいてみるが、何なのか判断できない。恐る恐る指先で触ろうと試すが、触ることができずに指がすり抜けてしまった。
 もしかしてと思い、光の膜の先をよく見ると、つのの生えたウサギがいた。
 光の膜は、セーフエリアの境界を示しているのだろう。
 再びランニングをする。ステータスを定期的に確認して、体力の減り方とMPの回復状態を確認する。
 ちょうどMPが回復しきるタイミングで拠点に戻る。


 拠点に戻ってからすぐ、生活魔法のクリアを一回、タイムとライトを二回ずつ唱えて、MPを枯渇させる。
 相変わらずMP枯渇時の反動は洒落にならないほどつらい。残念ながらステータスも特に変化はない。
 動けるようになってから建物に入っていき、昼飯を食べる。
 某有名牛丼店の特盛を選んで食べ、『物資』から簡単に食べられるスモモ系の果物を出してデザートにする。
 更に『食事』でエナジーバーをいくつか購入し、果物と一緒にアイテムボックスにしまう。


 食事が終わると外に出て、筋トレをする。
 前世では自主的に筋トレなどしたことはなかったが、新たな人生のためと考えると限界まで腕立てや腹筋、背筋、スクワットなどやることができた。
 MPが回復したので、MPを消費するためクリアを唱えようとしてやめる。
 クリアで体を綺麗にするのは爽快だが、消費MPが多すぎるのだ。
 これでは熟練度が増えると思えない。クリアは最低限にして、まずはタイムのレベル上げをすべきだと考えた。
 タイムを九回唱え、最後にライトを唱えてMPを枯渇させる。MP枯渇時の反動をこらえながらステータスを表示させると、待ちに待った瞬間がやってきた。
 MPの最大値が1増えて、51になったのだ!

「や、やった~~!」

 吐き気と虚脱感でうまく喜びを表現できなかったが、踊り出したいほど嬉しかった。
 自分の推測は正しかったのだ。
 この努力がむくわれた喜びは、前世で感じたことのないほどのものだった。
 MP枯渇の症状が治まってくると、少し冷静になり分析と計算を行う。ゲーマーはこういう計算に余念がないのだ。
 四回の枯渇でMPが1増えたということは、二つの可能性が考えられる。
 まず一つに、一回のMP枯渇で固定値0・25のMP上昇がある場合。「0・25+0・25+0・25+0・25=1」というわけだ。
 そして第二に、一回ごとに元のMPの1・005倍に数値が増えている場合だ。元の50に1・005を掛けるのを四回繰り返すとおよそ51になるという感じである。
 これ、かなり複雑な計算だな……。
 ただ、もし後者だった場合、最初はさほど数値が伸びないものの回数を重ねればすごい数値になるんじゃないか⁉
 固定値上昇だった場合は、千回の魔力枯渇でMPが300にしかならないが、後者の計算なら千回の魔力枯渇でMPが50の146倍である7300ぐらいにまで増えるわけだからな。
 MPが増えるほど枯渇させるのは大変になっていくだろうが、それでも検証する価値はある!
 俄然やる気になりそれからは活動できる限界まで、ランニングや筋トレ、MP枯渇など繰り返す。


 ◇   ◇   ◇   ◇


 少し暗くなると拠点に戻り、体力も枯渇気味になっているので図書室で本を読む。
 体力がある程度回復すると、室内訓練場で筋トレをする。同時に小石を使ったアイテムボックスの訓練もする。当然だが、MP枯渇も繰り返す。
 夜の十一時を過ぎたあたりで、執務机に腰を下ろした。モニターを確認すると、『23時18分』と表示されている。
 一日は前世と同じ二十四時間らしい。
 小石をアイテムボックスへ収納したり出したりしながら、新たな検証を始める。
『物資』の中のポーション類をアイテムボックスに移す。
 零時に『物資』の数が回復するとあったが、『物資』から出しただけの未使用の分も回復するのか検証をするのだ。
 普通のポーション類は三桁の数あるが、エリクサーは一本しかない。
 エリクサーはHP、MP、体力を回復するだけではなく、すべての状態異常や体の欠損けっそんも元に戻す夢の薬だ。
 研修終了後に転生すると、すべての物、装備、アイテムボックスの中身はリセットされ、初期装備や初期物資だけになる。だからアイテムボックスに移そうが、転生後には使えないのだけど、研修中に身体欠損など発生した場合にエリクサーは非常に有効だ。複数あればいざというときに切り札にもなる。
 更に『食事』の方も検証する。残高が三十円になるまでエナジーバーやおにぎり、パンを購入する。残高が繰り越せるのか、また三千円に戻るのか確認するのだ。
 繰り越せるなら無理に使い切ることはないが、残しても三千円に戻ってしまうのであれば毎日使い切るほうが良い。
 それらの準備を終わらせると、本日最後になるMP枯渇をする。そして、MP枯渇の症状が治まると、ステータスを確認する。


 名 前 :テンマ
 種 族 :人族
 レベル :1
 性 別 :男
 年 齢 :14歳
 H P :50/50
 M P :11/53(UP!)
 体 力 :50/50
 知 力 :50
 筋 力 :50
 素早さ :50
 器 用 :50
  運  :50
 称 号 :
 スキル :言語理解lv2、生活魔術、鑑定、アイテムボックス


 上昇しているのは、MP最大値だけである。十三回のMP枯渇で3増えている。
 他は上昇していないが、MPと同じく、ステータスには反映されていない僅かな上昇があると考えられる。しばらく続けてみないと判断はできない。
 スキルのレベルアップはないが、こちらも熟練度は増えていると信じて様子を見るしかない。
 まだ研修を始めて二十四時間も経過していないのである。
 十日ほどは能力値の上昇を検証するために今日と同じ訓練を続けよう。時間は貴重なので、睡眠時間を削ってもここは検証する必要がある。


 少しすると日付をまたいだので、『物資』を見る。アイテムボックスに移した分が回復していた。
 その一方で、アイテムボックス内に移した物はそのままだった。
 とりあえずエリクサーと上級のポーションは、アイテムボックスに毎日移すことにする。
 食事の残高は三千円になっていたので、繰り越しはなさそうだ。使い切るようにしよう。




 第3話 研修十日目



 あれから、寝る間をしんで訓練を続けている。
 能力値の上昇やスキルの取得などもあり、モチベーションは非常に高い。


 名 前 :テンマ
 種 族 :人族
 レベル :1
 性 別 :男
 年 齢 :14歳
 H P :52/52(UP!)
 M P :135/135(UP!)
 体 力 :53/53(UP!)
 知 力 :56(UP!)
 筋 力 :68(UP!)
 素早さ :57(UP!)
 器 用 :51(UP!)
  運  :50
 称 号 :
 スキル :言語理解lv2、生活魔術lv1(UP!)、鑑定、アイテムボックス、投擲(NEW!)、魔力枯渇耐性(NEW!)、魔力回復(NEW!)、睡眠耐性(NEW!)、速読(NEW!)


 十日間の成果としては、最高に良い結果だと思う。
 HP最大値が上昇しているのは、MP枯渇の副産物である。
 というのも、二日目に残り3MPでタイムを使うとどうなるか試したら、タイムは発動したものの、足りない2MPの代わりにHPが20も減少したのだ。
 つまり、足りないMPはHPでおぎなえるわけなのだが、予想以上の減少に恐怖を感じた。MPが10消費する魔法を使っていたら死んでいたことだろう。
 ついでに確認すると、HPは体力と同じで五分で1回復するようだった。
 死の恐怖は感じたものの、この失敗によりHP最大値を増やせる可能性に気付いた。
 わざとMPを減らしてから魔法を発動し、HPを枯渇させて回復をさせる。これを繰り返すことで、HP最大値を増やせるかもしれない。
 だが、完全にHPがなくなると死んでしまう。ちょうどよい感じにMPを足りなくすることが難しく、大して効果は出ていない。それでもHP最大値は2増えた。
 HPはさておき、MP最大値は随分ずいぶん増えた。MP枯渇は二百回以上繰り返したのだ。睡眠時間を可能な限り減らして訓練した成果である。そしてこの数値を見るに、どうやら魔力枯渇一回ごとにMPが1・005倍になっていると見て間違いないだろう。
 それに伴い、魔力枯渇耐性、魔力回復、睡眠耐性のスキルを獲得できた。
 魔力枯渇耐性のおかげで、MP枯渇時の症状が少し緩和された。効果は小さいが、非常にありがたいスキルであることは間違いない。MPが枯渇すると、数分立ち上がることもできないほど辛かったが、何とか立ち上がれるようになった。
 魔力回復は、魔力の回復速度が上昇するようだ。二日前に獲得できたのだが、魔力の回復速度が五割増しになった感じだ。一分で1回復していたのが、二分で3回復している感じだ。このスキルがないと、MP枯渇を二百回以上繰り返すのは難しかったと思う。
 睡眠耐性は、眠たくなるのが抑えられるようだ。限界まで眠るのを我慢していたので獲得できたのだろう。


 筋力や素早さが上昇しているのは、筋トレやランニングの成果だ。
 なお、筋力の上昇には「ドーピング」が関係している。俺がドーピングに手を出した経緯は次のような感じである。
 体力の回復が遅いので、研修の三日目に試しに体力スタミナ回復ポーションを使用してみた。体力がなくなると体力スタミナ回復ポーションを使い、すぐに筋トレやランニングなどの訓練をする。筋肉痛が出ると、回復ポーションを使って治めた。
 そんなふうにしていたところ、筋肉が付いている感じはなかったのだが、筋力の上昇は加速したのだ。以降、このドーピングしながらの訓練に切り替えている。
 といっても筋肉ムキムキにはなりたくないので、細マッチョを目指したい。実際に、メタボ気味だった体はすでに普通の体形になっていた。
 ただ残念なことに、ドーピングすると体力の上昇率がやや減少するようだ。そんなわけで体力の上昇はそれほどでもない。まあ、最悪、体力はポーションを使えば何とかなる。
 HPや体力の低さを考えても、三ヶ月以内に錬金術を覚えて、回復ポーションや体力スタミナ回復ポーションが自作できるのが理想だ。
 知力が思いのほか上昇しているのは、図書室で勉強していたからではないかと思っているが、これは推測でしかない。
 速読スキルが獲得できたのは、勉強の効果なのは間違いないだろう。
 運は、訓練では増えることはないかぁ……。


 投擲スキルが獲得できたのは、計画通りである。
 魔物を倒すほどのレベルではないが、ナイフのような物を投げれば多少の効果はあるだろう。槍を投げればもっと効果があるに違いない。投擲とアイテムボックスの組み合わせは、非常に相性が良いと思う。
 ちなみに、まだ命中精度や速度は大したことはないが、投擲スキルを獲得したのはすぐに分かった。投擲した小石の速度が速くなったというのもあるが、それ以上にスムーズに投げられるようになったのだ。
 特に、利き腕ではない左手での投擲は劇的に良くなった。
 何とか三ヶ月で研修補正のあるlv2まで上げたいと思う。


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