187 / 315
第10章 ホレック公国
第32話 トラウマ?
しおりを挟む
朝食を食べ終わるとムーチョさんが声を掛けてきた。
「テンマ様、この後少しお話をさせていただきたいのですが?」
おっ、久しぶりのテンマ呼び!
コード名のマッスルではなく、テンマと呼ぶということは、バルドーさんがホレック公国に対する個人的な用事に関わることなのだろうか。
「いいですよ」
たぶん昨日の夕食後に出かけたことが、関わっていると感じた。出かける前にムーチョさんはホレック公国の方針を調べてくると言っていたが、それ以外にも何か調べてきたのかもしれない。
「リディアちゃん、エアルちゃん、悪いけど料理の手伝いをしてくれないかしら?」
ジジが気を遣ったのか、2人に声を掛けてくれた。
リディア「俺は料理の手伝いなどできないぞ!」
エアル「私はマッスルとイチャイチャするのじゃ!」
するかぁーーー!
「そうなの、プリンを作るから味見もお願いしたいと思ったけど……」
「「手伝うのじゃ(ぞ)」」
あの二人は完全にジジの手の平で転がされていると思う……。
◇ ◇ ◇ ◇
『どこでも自宅』のリビングに移動して、バルドーさんと向かい合って座る。
「先にホレック公国の動向について調査してきたことを報告します」
まずはムーチョさんからの報告ということだな。頷くとムーチョさんは報告を始めた。
「公王や重臣たちは完全にこちらの条件を受け入れるようです。自分達の命と財産さえ無事なら、喜んで領土を割譲すると言ってました。要求したお金は払いたくないという雰囲気でしたが、宰相が備蓄された国家財産を考えれば、大した金額ではないと説明したら、渋々納得していました。誤魔化そうという話もありましたが、納税の記録が領地側にもあることや、誤魔化しが発覚すれば命の危険だと宰相に言われて、誤魔化すのも止めたようです」
内容より、ムーチョさんの情報収集能力の方が驚きである。
「レイモンド殿は完全に蚊帳の外にいるようです。公王や重臣たちもレイモンド殿は窓口にだけさせる方針に落ち着きました。公国のことより割譲する領地の民を心配する言動が嫌われたようです」
何となくそうなる気もしていた……。
「それと宰相は予想通り、今回の窓口役が終わったら、レイモンド殿を殺すつもりのようでした」
俺はあまりにも理不尽な話に、仮面を着けていないのにもう一つの人格が暴走するときの気持ちの高ぶりを感じていた。
「ということで予定通りレイモンド殿を、エクス自治連合で引き取ると伝えるつもりです」
「それはもちろん構わないけど……、公国が納得するかなぁ?」
「その辺は今回の条件を守らせるための人質とするとか、言いようはあると思いますよ。ククク」
……ムーチョさんなら上手くやるだろうねぇ。
「それなら、何も我々の実力を見せつけなくても大丈夫じゃないかな?」
なんか無理やり任されたような気もするが、どうやって力を見せるのか困っていた。こうなると威力を抑えたマッスル弾ぐらいしかないが、船が戻ってくるタイミングもあり難しそうである。理想としては何もやらないことだ。
「いや、力を見せつけるのは必要でしょうなぁ。まだ完全に我々の力を信じていないのか、領地を割譲したら、どうやってその領地から金を吸い取るか、公王と重臣たちは相談していましたから……」
ムーチョさんも呆れたように話した。
ふぅ~、考えないとダメなのかぁ……。
◇ ◇ ◇ ◇
俺がどうやって力を見せつけるか考えていると、珍しく真剣な表情でバルドーさんが話し始めた。
「テンマ様、私の個人的な事も色々とわかりました」
それはフリージアさんや、この地に来るまでに弔ってきた人たちの事だった。
デンセット公爵が主導してホレック公国、いや、フォースタス公爵と闇ギルドが手を貸してバルドーさんの一族を襲撃した事実がハッキリしたらしい。
デンセット公爵もホレック公国の関与を話していたが、どの程度ホレック公国が関与していることは分からなかったようだ。
そのことをバルドーさんも偶然に話が聞けたようである。
「それで、バルドーさんとしては、フリージアさんや家族の敵をとるつもり?」
バルドーさんは目を閉じて考えている。暫くしてバルドーさんは目を開くと話した。
「私としても復讐するつもりはありました……」
んっ、ありました?
「しかし、聞いた話では、当事者はすでに他界していて、その当時の事を詳しく知る者はもういないみたいです……」
確かに当事者ではなく、家族に責任を取らせるのは……。
「私は真実を知りたかったのと、当事者が生きていれば、ケジメは必要と思っていたのですが……」
まあ、そうなるよなぁ……。
「……遅すぎましたなぁ。それでも一番の元凶であるデンセット公爵には、ケジメをつけることができました……」
うん、そのことは大まかにしか聞いてないけど……。
「いまさら何かしようとは思いません。テンマ様と一緒に旅をしたことで、すべての憂いはなくなりました。今はテンマ様への感謝しかありません!」
ん~、それも違うと思うけどぉ。
俺はヴィンチザード王国の王都から逃げ出したかったのと、海鮮料理が食べたかったからホレック公国に旅してきただけである。
まあ、でもバルドーさんの心のつかえが無くなったなら、良かったとは思う。
「これからはフリージアさんを大切にすればいいんじゃないかな?」
「はい……」
「早めに帰ってあげれば喜ぶと思うよ」
「はい……、えっ、それは絶対にダメです!」
「なんで?」
「私は母上から逃げて来たのですよ!」
うん、知ってる……。
「ふむ、やはり、彼らを許すべきではないかも……」
どういうことぉ~!?
「私にこんな苦労を押し付けてきた一族は、殲滅する方が世のため人のためかもしれません!」
いやいや、それは八つ当たりだからぁ!
「バルドーさん落ち着いて! 暫くはヴィンチザード王国には戻らないから!」
「そ、そうですね……。母上のことを思い出したら、あの時の地獄を思い出して、取り乱してしまったようです……」
その気持ちは何となく分かる気がする……。
俺もドロテアさんとか、ドロテアさんとか思い出すと取り乱しそうになる。それに最近ではドロテア臭のするエアルが、少しずつドロテア化を進行させている気がする。
お互いにトラウマになっている気がするぅ~。
「とりあえずペニーワースがどこまで戻っているか確認してくるよ。昼ぐらいまでに彼らが戻ってきたら、マッスル弾を使えるかもしれないので……」
「……お願いします」
バルドーさんも珍しく動揺しているようだ。
俺は1人で『どこでも自宅』を出ると海に向かってフライを使って飛んで行くのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
確認のためだからマッスル仮面に変身せずに、船が戻ってくるだろう方向へ海上を飛んで行く。念のために隠密スキルは使うことにした。
飛び始めてすぐに船は見つかった。
おおっ、これなら昼ぐらいまでには公都の港まで……、あれっ、なんか船が止まっていないか?
3隻の船が揃って船足が止め、一番大きな船の甲板にたくさん人が集まっているのが見えた。
隠密スキルを使っているから、遠慮なく船に近づく。
あぁ、愚か者たちが何かやっているようだ。
あのおデブちゃんがペニーワースだろう。周りの兵士たちは暗い表情をしているが、彼と彼の周りにいる数人だけが楽しそうにしている。
俺は理不尽な光景に怒りが込み上げてくるのであった。
「テンマ様、この後少しお話をさせていただきたいのですが?」
おっ、久しぶりのテンマ呼び!
コード名のマッスルではなく、テンマと呼ぶということは、バルドーさんがホレック公国に対する個人的な用事に関わることなのだろうか。
「いいですよ」
たぶん昨日の夕食後に出かけたことが、関わっていると感じた。出かける前にムーチョさんはホレック公国の方針を調べてくると言っていたが、それ以外にも何か調べてきたのかもしれない。
「リディアちゃん、エアルちゃん、悪いけど料理の手伝いをしてくれないかしら?」
ジジが気を遣ったのか、2人に声を掛けてくれた。
リディア「俺は料理の手伝いなどできないぞ!」
エアル「私はマッスルとイチャイチャするのじゃ!」
するかぁーーー!
「そうなの、プリンを作るから味見もお願いしたいと思ったけど……」
「「手伝うのじゃ(ぞ)」」
あの二人は完全にジジの手の平で転がされていると思う……。
◇ ◇ ◇ ◇
『どこでも自宅』のリビングに移動して、バルドーさんと向かい合って座る。
「先にホレック公国の動向について調査してきたことを報告します」
まずはムーチョさんからの報告ということだな。頷くとムーチョさんは報告を始めた。
「公王や重臣たちは完全にこちらの条件を受け入れるようです。自分達の命と財産さえ無事なら、喜んで領土を割譲すると言ってました。要求したお金は払いたくないという雰囲気でしたが、宰相が備蓄された国家財産を考えれば、大した金額ではないと説明したら、渋々納得していました。誤魔化そうという話もありましたが、納税の記録が領地側にもあることや、誤魔化しが発覚すれば命の危険だと宰相に言われて、誤魔化すのも止めたようです」
内容より、ムーチョさんの情報収集能力の方が驚きである。
「レイモンド殿は完全に蚊帳の外にいるようです。公王や重臣たちもレイモンド殿は窓口にだけさせる方針に落ち着きました。公国のことより割譲する領地の民を心配する言動が嫌われたようです」
何となくそうなる気もしていた……。
「それと宰相は予想通り、今回の窓口役が終わったら、レイモンド殿を殺すつもりのようでした」
俺はあまりにも理不尽な話に、仮面を着けていないのにもう一つの人格が暴走するときの気持ちの高ぶりを感じていた。
「ということで予定通りレイモンド殿を、エクス自治連合で引き取ると伝えるつもりです」
「それはもちろん構わないけど……、公国が納得するかなぁ?」
「その辺は今回の条件を守らせるための人質とするとか、言いようはあると思いますよ。ククク」
……ムーチョさんなら上手くやるだろうねぇ。
「それなら、何も我々の実力を見せつけなくても大丈夫じゃないかな?」
なんか無理やり任されたような気もするが、どうやって力を見せるのか困っていた。こうなると威力を抑えたマッスル弾ぐらいしかないが、船が戻ってくるタイミングもあり難しそうである。理想としては何もやらないことだ。
「いや、力を見せつけるのは必要でしょうなぁ。まだ完全に我々の力を信じていないのか、領地を割譲したら、どうやってその領地から金を吸い取るか、公王と重臣たちは相談していましたから……」
ムーチョさんも呆れたように話した。
ふぅ~、考えないとダメなのかぁ……。
◇ ◇ ◇ ◇
俺がどうやって力を見せつけるか考えていると、珍しく真剣な表情でバルドーさんが話し始めた。
「テンマ様、私の個人的な事も色々とわかりました」
それはフリージアさんや、この地に来るまでに弔ってきた人たちの事だった。
デンセット公爵が主導してホレック公国、いや、フォースタス公爵と闇ギルドが手を貸してバルドーさんの一族を襲撃した事実がハッキリしたらしい。
デンセット公爵もホレック公国の関与を話していたが、どの程度ホレック公国が関与していることは分からなかったようだ。
そのことをバルドーさんも偶然に話が聞けたようである。
「それで、バルドーさんとしては、フリージアさんや家族の敵をとるつもり?」
バルドーさんは目を閉じて考えている。暫くしてバルドーさんは目を開くと話した。
「私としても復讐するつもりはありました……」
んっ、ありました?
「しかし、聞いた話では、当事者はすでに他界していて、その当時の事を詳しく知る者はもういないみたいです……」
確かに当事者ではなく、家族に責任を取らせるのは……。
「私は真実を知りたかったのと、当事者が生きていれば、ケジメは必要と思っていたのですが……」
まあ、そうなるよなぁ……。
「……遅すぎましたなぁ。それでも一番の元凶であるデンセット公爵には、ケジメをつけることができました……」
うん、そのことは大まかにしか聞いてないけど……。
「いまさら何かしようとは思いません。テンマ様と一緒に旅をしたことで、すべての憂いはなくなりました。今はテンマ様への感謝しかありません!」
ん~、それも違うと思うけどぉ。
俺はヴィンチザード王国の王都から逃げ出したかったのと、海鮮料理が食べたかったからホレック公国に旅してきただけである。
まあ、でもバルドーさんの心のつかえが無くなったなら、良かったとは思う。
「これからはフリージアさんを大切にすればいいんじゃないかな?」
「はい……」
「早めに帰ってあげれば喜ぶと思うよ」
「はい……、えっ、それは絶対にダメです!」
「なんで?」
「私は母上から逃げて来たのですよ!」
うん、知ってる……。
「ふむ、やはり、彼らを許すべきではないかも……」
どういうことぉ~!?
「私にこんな苦労を押し付けてきた一族は、殲滅する方が世のため人のためかもしれません!」
いやいや、それは八つ当たりだからぁ!
「バルドーさん落ち着いて! 暫くはヴィンチザード王国には戻らないから!」
「そ、そうですね……。母上のことを思い出したら、あの時の地獄を思い出して、取り乱してしまったようです……」
その気持ちは何となく分かる気がする……。
俺もドロテアさんとか、ドロテアさんとか思い出すと取り乱しそうになる。それに最近ではドロテア臭のするエアルが、少しずつドロテア化を進行させている気がする。
お互いにトラウマになっている気がするぅ~。
「とりあえずペニーワースがどこまで戻っているか確認してくるよ。昼ぐらいまでに彼らが戻ってきたら、マッスル弾を使えるかもしれないので……」
「……お願いします」
バルドーさんも珍しく動揺しているようだ。
俺は1人で『どこでも自宅』を出ると海に向かってフライを使って飛んで行くのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
確認のためだからマッスル仮面に変身せずに、船が戻ってくるだろう方向へ海上を飛んで行く。念のために隠密スキルは使うことにした。
飛び始めてすぐに船は見つかった。
おおっ、これなら昼ぐらいまでには公都の港まで……、あれっ、なんか船が止まっていないか?
3隻の船が揃って船足が止め、一番大きな船の甲板にたくさん人が集まっているのが見えた。
隠密スキルを使っているから、遠慮なく船に近づく。
あぁ、愚か者たちが何かやっているようだ。
あのおデブちゃんがペニーワースだろう。周りの兵士たちは暗い表情をしているが、彼と彼の周りにいる数人だけが楽しそうにしている。
俺は理不尽な光景に怒りが込み上げてくるのであった。
179
お気に入りに追加
8,343
あなたにおすすめの小説
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。