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第10章 ホレック公国
第16話 ホレック公国への要求
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悪魔王の眷属ムーチョさんから、ホレック公国の責任と賠償について説明をしてもらう。
「今回の戦いは、ホレック公国の使者が黒耳長族に宣戦布告してからの戦いです。これは実質的に国家間の戦争であると我々は認識しております」
え~と、なんか相手の責任の追及や、自分達を正当化する言い訳に聞こえるぅ~。
それにエアル姉妹はすでに碌に話を聞いていない。すでに相手の船にある小麦の半分を譲ってもらったようで、それを使ってオークカツ作りの研修を始めると話している。
「黒耳長族は英雄エクス様、ドラ美様との関係を使者に伝えました。そして戦争になればホレック公国を滅ぼすとも伝えたのです」
「間違いありません!」
おうふ、なんでダガード子爵が気合の入った表情で同意しているのぉ。
それに深刻な話をしているはずなのに、黒耳長族の代表であるエアル姉妹は、オークカツに思いを馳せているのか涎を垂らして話を聞いていないんですけどぉ~。
「まあ、愚かな公王や貴族は皆殺しでも構いませんが、さすがに国を滅ぼしては関係ない民衆が気の毒ですねぇ」
ふぅ~、少しは冷静に考えてはいるのねぇ~。
「そこでいくつか最低限の条件をホレック公国に提示しようと思います。それを相手が受け入れない場合は仕方ありません。できるだけ民衆に被害が出ないように、王族や貴族を殲滅するつもりです」
くぅ~、なんかその最低限の条件が恐いよぉ~!
「まずは戦闘を選択した総司令官である公子のペニーワースに、黒耳長族が納得できる処罰をホレック公国側に要求します!」
「そうだ! 味方を見殺しにした総司令官など絶対に許せん!」
あのぉ~、その黒耳長族の代表がいなくなったんですけど……。
エアル姉妹はジジとどこかに行ってしまった。たぶんオークカツ研修を始めに行ったのだろう。
そしてムーチョさんの条件に大きな声で賛同するのが、捕虜のダガード子爵というのもどうなんだろう?
俺も総司令官は許せないので、それくらいは当然だと思うが……。
「それとホレック公国の領土の割譲を要求します!」
「賛成であります!」
……領土とは、この群島を黒耳長族の領地と認めろということ?
「マッスル様、これを見てください」
ムーチョさんが何故かホレック公国の地図を取り出した。
「今回の作戦に参加した貴族の領地の割譲を要求します!」
ダガード子爵の領土を要求するの!?
なんでダガード子爵が賛成しているのぉーーー!
地図にはホレック公国の海側の一番端がダガード子爵領になっている。
そこをもらってどうする? もらう黒耳長族がいないんだけどぉーーー!
「作戦に参加した貴族は、ここと、ここと、ここです!」
いやいや、待ってーーー!
どう見てもホレック公国の3分の1じゃん!
ムーチョさんが示したのは、我々が来たヴィンチザード王国に接する領土じゃないかぁ?
「い、いくらなんでもホレック公国は受け入れないのでは?」
「たぶん大丈夫でしょう」
いやいや、大丈夫じゃないあ~りませんからぁ!
「隣国が塩を買わなくなったので、この辺りの領地はハッキリ言って追い詰められています。公国としてもそれほどの旨味もなく、今後は衰退するだけの厄介者といった扱いになり始めていました。それほど公国は領地に拘りは無いと思います」
なんで自信満々にダガード子爵が説明するぅ。
だ、だけどねぇ……。
「だけど、それなら領地を割譲してもらっても、黒耳長族は面倒なだけでは?」
「ふふふっ、それが違うのです。これまで塩の利益の大半が税としてホレック公国に納められていました。しかし、ダガード領が独自に販売すれば、普通にヴィンチザード王国でも買いたくなる金額になるはずです」
「それだけではありません。ここで知った昆布やわかめは我が領ではゴミとして迷惑な存在でした。しかし乾物として販売すれば間違いなく売れると思います!」
捕虜に新作料理を出しているのねぇ……。
「で、でも、割譲した領地は誰が管理するの? どう考えても黒耳長族には無理だと思うけど?」
黒耳長族は人族とドラゴンの中間のような性格をしている。食いしん坊だし、能天気だが純粋でもある。ある意味素朴だが悪気のない行動が、実は危険な雰囲気がある。ドラゴンより人に対しては優しいところはあるし、話せば少しは自重する。
だけど村以外を管理することはできないだろう。
「そこは問題ありません。基本的にはこれまでの領主がそれぞれの領地を管理するだけです。ホレック公国のような重い税は要求しません。問題なく領地を治めることはできるでしょう。
実質的にはそれぞれが自治領となり、黒耳長族はこの群島をエクス群島として自治領にします。そして割譲された領地をエクス群島が盟主とする、マッスル自治連合とします!」
「却下! 却下! 却下!」
そんなの認められるかぁーーー!
「えっ、ですがエアル様も喜んで合意していますよ?」
喜んで合意すなーーーーー!
なぜ、ムーチョさんも却下したら不思議そうにしているのぉ?
「却下です。盟主であるエクス群島からとって、エクス自治連合で良いじゃないですかぁ?」
「ですがマッスル自治連合のほうが、絶対に喜ばれますよ?」
このぉ、なぜマッスル弾でやられたダガード子爵が推奨するぅ!?
「俺のコード名を使うことは絶対に許さん!」
「コード名?」
ダガード子爵が驚いているが、そんなことはどうでも良い!
暫くダガード子爵とムーチョさんに説得されたが、これだけは絶対に譲らなかった。
◇ ◇ ◇ ◇
何とかエクス自治領で落ち着いた。しかし、それはこの場だけの構想で、実際にはホレック公国と割譲される領主たちの説得もあるだろう。
「それで、ホレック公国とはどのように交渉するのですか?」
そう尋ねると、また悪魔王の眷属ムーチョの笑顔を見せ驚きの提案をした。
「ほ、本当にそんなことするの?」
話を聞いて動揺する。
「もちろんです。それくらいしないと相手は交渉に応じることはないでしょう。マッスル様には色々協力してもらいます!」
くっ、いつもの大変さはなさそうだが、は、恥ずかしい……。
「わ、わかったそれぐらいなら協力しよう……」
「ご安心ください。こちらは短時間で移動も可能ですが、相手は移動に時間が掛かるはずです。それほど慌てて行動を始める必要はありません」
そうだよなぁ。
相手は船で移動するだけで随分と時間が掛かるだろう。逃げた総司令官が急いで帰国したとしても、それは十日以上先の話だ。
「そうだね。それなら少しゆっくりしてから出発しようかぁ」
そう話すと、ムーチョさんが申し訳なさそうにお願いしてきた。
「……それまでに、割譲する予定の領主の説得や準備も必要になります。先にダガード子爵を領地に送ってほしいのです。お願いできますでしょうか?」
んっ、それなら大した苦労もないし問題ない。
「それぐらいならすぐにでも大丈夫だよ」
それならドラ美ちゃんに乗って移動するのも良いかも!
『テンマ、異世界でドラゴンライダーになり旅をする!』
そんな言葉が頭に浮かんだ。
「それと戻ったら船の修理を手伝ってもらいたいのですが?」
「んっ、それは終わっているよ。ついでに改造して快適さと安全性、航行速度も速くなったと思うよ?」
ダガード子爵は信じられないという表情をしたが、ムーチョさんは頷きながら尋ねてくる。
「どの程度の改造をされたのですか?」
「う~ん、船の物理と魔法耐性は前の倍以上はあると思う。1隻の収容人数は3倍以上になったし、船室は揺れをあまり感じさせないようにしたかなぁ。動力は魔力を流せば風魔法で前より効率よく進むと思うよ。あと、船底にも推進用の魔道具を設置したから、風魔法ではなく水魔法で動かして進むことができるはずだ」
それに水抵抗を軽減する付与もしたから、速度上昇の効果や波の影響も減ったはずだ。
「相変わらずですなぁ……」
ムーチョさんは呆れたように話した。ダガード子爵は冗談じゃないのかと何度も聞いて来るのだった。
「今回の戦いは、ホレック公国の使者が黒耳長族に宣戦布告してからの戦いです。これは実質的に国家間の戦争であると我々は認識しております」
え~と、なんか相手の責任の追及や、自分達を正当化する言い訳に聞こえるぅ~。
それにエアル姉妹はすでに碌に話を聞いていない。すでに相手の船にある小麦の半分を譲ってもらったようで、それを使ってオークカツ作りの研修を始めると話している。
「黒耳長族は英雄エクス様、ドラ美様との関係を使者に伝えました。そして戦争になればホレック公国を滅ぼすとも伝えたのです」
「間違いありません!」
おうふ、なんでダガード子爵が気合の入った表情で同意しているのぉ。
それに深刻な話をしているはずなのに、黒耳長族の代表であるエアル姉妹は、オークカツに思いを馳せているのか涎を垂らして話を聞いていないんですけどぉ~。
「まあ、愚かな公王や貴族は皆殺しでも構いませんが、さすがに国を滅ぼしては関係ない民衆が気の毒ですねぇ」
ふぅ~、少しは冷静に考えてはいるのねぇ~。
「そこでいくつか最低限の条件をホレック公国に提示しようと思います。それを相手が受け入れない場合は仕方ありません。できるだけ民衆に被害が出ないように、王族や貴族を殲滅するつもりです」
くぅ~、なんかその最低限の条件が恐いよぉ~!
「まずは戦闘を選択した総司令官である公子のペニーワースに、黒耳長族が納得できる処罰をホレック公国側に要求します!」
「そうだ! 味方を見殺しにした総司令官など絶対に許せん!」
あのぉ~、その黒耳長族の代表がいなくなったんですけど……。
エアル姉妹はジジとどこかに行ってしまった。たぶんオークカツ研修を始めに行ったのだろう。
そしてムーチョさんの条件に大きな声で賛同するのが、捕虜のダガード子爵というのもどうなんだろう?
俺も総司令官は許せないので、それくらいは当然だと思うが……。
「それとホレック公国の領土の割譲を要求します!」
「賛成であります!」
……領土とは、この群島を黒耳長族の領地と認めろということ?
「マッスル様、これを見てください」
ムーチョさんが何故かホレック公国の地図を取り出した。
「今回の作戦に参加した貴族の領地の割譲を要求します!」
ダガード子爵の領土を要求するの!?
なんでダガード子爵が賛成しているのぉーーー!
地図にはホレック公国の海側の一番端がダガード子爵領になっている。
そこをもらってどうする? もらう黒耳長族がいないんだけどぉーーー!
「作戦に参加した貴族は、ここと、ここと、ここです!」
いやいや、待ってーーー!
どう見てもホレック公国の3分の1じゃん!
ムーチョさんが示したのは、我々が来たヴィンチザード王国に接する領土じゃないかぁ?
「い、いくらなんでもホレック公国は受け入れないのでは?」
「たぶん大丈夫でしょう」
いやいや、大丈夫じゃないあ~りませんからぁ!
「隣国が塩を買わなくなったので、この辺りの領地はハッキリ言って追い詰められています。公国としてもそれほどの旨味もなく、今後は衰退するだけの厄介者といった扱いになり始めていました。それほど公国は領地に拘りは無いと思います」
なんで自信満々にダガード子爵が説明するぅ。
だ、だけどねぇ……。
「だけど、それなら領地を割譲してもらっても、黒耳長族は面倒なだけでは?」
「ふふふっ、それが違うのです。これまで塩の利益の大半が税としてホレック公国に納められていました。しかし、ダガード領が独自に販売すれば、普通にヴィンチザード王国でも買いたくなる金額になるはずです」
「それだけではありません。ここで知った昆布やわかめは我が領ではゴミとして迷惑な存在でした。しかし乾物として販売すれば間違いなく売れると思います!」
捕虜に新作料理を出しているのねぇ……。
「で、でも、割譲した領地は誰が管理するの? どう考えても黒耳長族には無理だと思うけど?」
黒耳長族は人族とドラゴンの中間のような性格をしている。食いしん坊だし、能天気だが純粋でもある。ある意味素朴だが悪気のない行動が、実は危険な雰囲気がある。ドラゴンより人に対しては優しいところはあるし、話せば少しは自重する。
だけど村以外を管理することはできないだろう。
「そこは問題ありません。基本的にはこれまでの領主がそれぞれの領地を管理するだけです。ホレック公国のような重い税は要求しません。問題なく領地を治めることはできるでしょう。
実質的にはそれぞれが自治領となり、黒耳長族はこの群島をエクス群島として自治領にします。そして割譲された領地をエクス群島が盟主とする、マッスル自治連合とします!」
「却下! 却下! 却下!」
そんなの認められるかぁーーー!
「えっ、ですがエアル様も喜んで合意していますよ?」
喜んで合意すなーーーーー!
なぜ、ムーチョさんも却下したら不思議そうにしているのぉ?
「却下です。盟主であるエクス群島からとって、エクス自治連合で良いじゃないですかぁ?」
「ですがマッスル自治連合のほうが、絶対に喜ばれますよ?」
このぉ、なぜマッスル弾でやられたダガード子爵が推奨するぅ!?
「俺のコード名を使うことは絶対に許さん!」
「コード名?」
ダガード子爵が驚いているが、そんなことはどうでも良い!
暫くダガード子爵とムーチョさんに説得されたが、これだけは絶対に譲らなかった。
◇ ◇ ◇ ◇
何とかエクス自治領で落ち着いた。しかし、それはこの場だけの構想で、実際にはホレック公国と割譲される領主たちの説得もあるだろう。
「それで、ホレック公国とはどのように交渉するのですか?」
そう尋ねると、また悪魔王の眷属ムーチョの笑顔を見せ驚きの提案をした。
「ほ、本当にそんなことするの?」
話を聞いて動揺する。
「もちろんです。それくらいしないと相手は交渉に応じることはないでしょう。マッスル様には色々協力してもらいます!」
くっ、いつもの大変さはなさそうだが、は、恥ずかしい……。
「わ、わかったそれぐらいなら協力しよう……」
「ご安心ください。こちらは短時間で移動も可能ですが、相手は移動に時間が掛かるはずです。それほど慌てて行動を始める必要はありません」
そうだよなぁ。
相手は船で移動するだけで随分と時間が掛かるだろう。逃げた総司令官が急いで帰国したとしても、それは十日以上先の話だ。
「そうだね。それなら少しゆっくりしてから出発しようかぁ」
そう話すと、ムーチョさんが申し訳なさそうにお願いしてきた。
「……それまでに、割譲する予定の領主の説得や準備も必要になります。先にダガード子爵を領地に送ってほしいのです。お願いできますでしょうか?」
んっ、それなら大した苦労もないし問題ない。
「それぐらいならすぐにでも大丈夫だよ」
それならドラ美ちゃんに乗って移動するのも良いかも!
『テンマ、異世界でドラゴンライダーになり旅をする!』
そんな言葉が頭に浮かんだ。
「それと戻ったら船の修理を手伝ってもらいたいのですが?」
「んっ、それは終わっているよ。ついでに改造して快適さと安全性、航行速度も速くなったと思うよ?」
ダガード子爵は信じられないという表情をしたが、ムーチョさんは頷きながら尋ねてくる。
「どの程度の改造をされたのですか?」
「う~ん、船の物理と魔法耐性は前の倍以上はあると思う。1隻の収容人数は3倍以上になったし、船室は揺れをあまり感じさせないようにしたかなぁ。動力は魔力を流せば風魔法で前より効率よく進むと思うよ。あと、船底にも推進用の魔道具を設置したから、風魔法ではなく水魔法で動かして進むことができるはずだ」
それに水抵抗を軽減する付与もしたから、速度上昇の効果や波の影響も減ったはずだ。
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