123 / 315
第8章 旅立ちへ
第2話 帝国の影
しおりを挟む
昼頃に目を覚ましてリビングに行くと、すぐにアンナが近づいてきて尋ねてくる。
「テンマ様、おはようございます。食事になさいますか? お茶になさいますか? 膝枕になさいますか?」
真面目な顔で聞いてくるアンナに答える。
「おはよう。そうだなぁ、食事にしようかな」
「わかりました。すぐに準備するように厨房に伝えてきます」
アンナはすぐにリビングを出ていった。
気になる質問(膝枕)もあるが、アンナはメイドに徹している。昨晩の暴走が嘘のようであった。
『どこでも自宅』は静かな雰囲気である。シルもどこかに遊びに行ってしまったのか姿は見えなかった。他のみんなはすでに出かけたのだろう。
昼まで寝ていたのは、テックスとしての作業は昼にできないことが多いからだ。
王都拠点となる屋敷の建設は午後に行い、夜には闇ギルドの浄化の作業がある。暫くはそんな生活が続くと思うと悲しくなる。
「テンマ様、食事の準備ができました」
メアリさんがリビングに入ってくると声を掛けてくれる。
「ああ、じゃあ食堂に移動するよ」
食堂に移動するとジジとアンナが頭を下げて迎えてくれた。
「ジジ、おはよう」
「テンマ様、おはようございます」
ジジは挨拶して椅子を引いてくれる。すごく贅沢な状況だと思うが、もっと気軽に食事をしたい。
メアリさんはジジに命を救われたと思い、孫のように可愛がっている。しかし、ついでにメイドの仕事の仕方を教えているのだが、俺はそれほど真剣にジジやアンナにメイドをさせるつもりはない。
メアリさんが良かれと思ってやってくれているので、逆にそれを止めてくれと言い辛いのだ。
早く王都の拠点を造って、メアリさんにはそっちをお願いしようと考える。『どこでも自宅』はもう少しゆるい感じが良いのだ。
食事が運ばれてくると食べながらアンナに尋ねる。
「みんなはもう出かけているの?」
「はい、バルガスさんと狐の守り人は朝早くからダンジョンに行きました。バルドーさんとピピは王宮へ行きました」
「えっ、ピピも!?」
「はい、なんでもピピに勉強を教えてくれる人に会わせると言ってました」
確かに体を鍛える訓練ばかりしていたピピには、色々な知識も必要だと思う。しかし、バルドーさんの紹介だとなると少し不安に思う。
ピピが帰ってきたら確認しようか? でも聞くのが恐いなぁ。
「ドロテア様とマリアさんも王宮に行かれました。なんでも悪魔王関連で王妃様に呼ばれたと言っていました」
うん、悪魔王というのはやめて欲しい……。
「それとエクレアさんも王宮に行っています。宮廷魔術師のことでお忙しいみたいです」
くっ、それぞれ仕事しているとなると、ゆっくりしたいと言えないじゃないか!
食事を終えると王都の拠点を造りに向かうのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
王宮に到着したドロテアとマリア、エクレアは堂々と正面の門から入っていく。3人が馬車から降りて王宮に入っていくと、誰もが丁寧に敬礼するか頭を下げる。
「私は王宮魔術師についての話し合いに行ってきます」
エクレアはそう言うと別の方向に向かっていく。ドロテア達は案内人がついて王妃の下に向かい始める。
前方からこの国の貴族とは雰囲気の違う人物かやってきた。
その人物はドロテア達に気が付くと、向こうの案内人に声を掛けてからドロテア達の方に近づいてきた。
「ドロテア殿、久しぶりだな」
男は規律正しいお辞儀の仕方でドロテアに話しかけてきた。相手は機能的な服装だが所々に豪華な宝石を付けた、騎士のような体格の老齢の男である。
「んっ、お主は誰じゃ?」
ドロテアは全く見覚えがなかった。というより興味のない相手を碌に覚えていないだけだ。
「忘れたのか? 帝国のスイープ伯爵だ」
相手はドロテアが覚えていないことを気にした様子もなく名乗った。
「知らん。悪いが用事があるのじゃ」
ドロテアは本当に覚えていないようで、すぐに立ち去ろうとした。
スイープ伯爵は眉をピクリと動かしたが、笑顔でさらに話しかける。
「覚えてないのは残念だが、今度お時間をもらえないかな? 皇帝陛下が一度お会いしたいと申している。正式に国賓としてお迎えよう。どうだ? すでに国とは関係ないドロテア殿なら問題ないだろう」
「イヤじゃ!」
ドロテアはそうひとこと言うと歩き始める。
スイープ伯爵は顔を真っ赤にして怒ったようだが、すぐに諦めたように反対方向に歩き出すのであった。
王妃の部屋に案内されながらマリアが話しかける。
「お姉さん、もう少し言い方を考えてください」
「なんでじゃ? 私は戦争で帝国の軍隊を叩きのめしたのじゃ。それを国賓と言われても裏があるとしか考えられんのじゃ。それも用事があると去ろうとしたのに、話しかけてくる相手が悪いのじゃ!」
「ですが……」
マリアは下手に敵を作らないほうが良いと思ったが、今さらだと思い直すのであった。
その後、王妃に会って話を聞くと、若返りポーションを使用する前に、テックスの了承が欲しいとの申し出であった。
ドロテアは面倒なので返してくれと言うと、王妃が泣き出してしまった。結局、マリアがテックスに確認することになる。
マリアはドロテアと一緒に王宮に来るのは止めようと思うのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
バルドーは国王の執務室で国王と宰相に会っていた。
「バルドー、今日は珍しく普通に正面から来たらしいな?」
国王がバルドーに尋ねる。
「はい、今日は同行者がいたので、普通に訪問させていただきました」
バルドーが答えると宰相が楽しそうに話す。
「陛下、なんと獣人の子供と一緒に来たようでございます」
「なんと、まさかお前の子か?」
「いえいえ、私の弟子になります」
「まて、報告では10歳にも満たない子供だと聞いたぞ!?」
宰相がバルドーの話に驚いたように尋ねた。
「はい、まだ8歳です。ですがすでに大人顔負けの実力があります。ただ、幼く知識が追い付いていないので、カイナとアイナに教育をお願いしてきました」
「バルドー、あの2人に何を教えさせるのだ?」
「ふむ、2人には私が彼女たちに教えたことを、同じように教えてくれと頼みました」
「「………」」
2人は驚きで固まってしまう。
カイナとアイナはバルドーから諜報活殿について教えられたのである。調略や暗殺、毒薬など普通では知ることのできない内容ばかりである。
「8歳の少女に教えて大丈夫なのか?」
国王が心配そうに尋ねる。
「彼女は間違いなく逸材です。彼女には私のすべてを教えようと思っています」
「それほどの逸材なら、将来は国のために働いてもらえないか? 教育から給金まで援助は惜しまぬぞ!」
国王は真剣な表情でバルドーに頼んだ。
「それは無理ですな」
「何故じゃ?」
「テックス様が家族のように可愛がっている子です。私の一存では何とも言えません」
国王と宰相はバルドーの返答に驚いた。
「テ、テックス殿は諜報活動させるために、そこまで……」
宰相が呟く。
「いえ、テックス様は彼女を家族のように可愛がっているだけですよ。実戦は危険だとやらせたがらなくて、私は困っているぐらいですからね」
「お、お前は、テックス殿を怒らせて大丈夫なのか?」
「ふむ、怒らせたら大変でしょうな。ですが、訓練や学ばせることにそれほど反対はされていません。怒るとすれば、彼女を傷つけるような相手でしょうなぁ。今回の悪魔王事件も彼女の姉が襲われたことがすべての始まりですからねぇ」
バルドーは気軽に答えていたが、それを聞いた国王と宰相の顔色が変わった。
「す、すぐに、彼女を警護するように指示を出せ!」
「はい、すぐに!」
国王が命令して宰相が慌てて部屋を出ていく。
「ああ、そんな必要はないのに。カイナとアイナが一緒に居るのですよ」
バルドーがそう話すが、国王は呆れたようにバルドーに言う。
「馬鹿な貴族や役人が彼女に何かしたらどうする!?」
「はははは、その場合は遠慮なく相手を殺すようにカイナたちに言ってありますから、大丈夫ですよ」
「大丈夫なものか! カイナたちが貴族を殺せば大問題だ!」
「確かにそうですなぁ」
国王は疲れた表情でバルドーを睨みつけるが、バルドーは気にした様子は全くなかった。
暫くすると宰相が戻ってきて、近衛騎士に指示してきたと報告していた。国王はそれを聞いて少し安心したようだ。
「本題を話す前に話がある。帝国の皇帝がドロテアを国賓として招待したいと言ってきた。たぶん、テックスに関する情報を聞いて動いたと思う。
我が国としては、ドロテアはすでに国の管理下にないと断った」
「ええ、それで問題ありません。しかし、帝国の軍隊を叩きのめしたドロテア様を……。テックス様にも話しておきます」
「うむ、では本題だ。宰相、例の書類を頼む」
宰相は書類をバルドーに渡すと、テックス関連について書類を見ながら話し始めるのだった。
「テンマ様、おはようございます。食事になさいますか? お茶になさいますか? 膝枕になさいますか?」
真面目な顔で聞いてくるアンナに答える。
「おはよう。そうだなぁ、食事にしようかな」
「わかりました。すぐに準備するように厨房に伝えてきます」
アンナはすぐにリビングを出ていった。
気になる質問(膝枕)もあるが、アンナはメイドに徹している。昨晩の暴走が嘘のようであった。
『どこでも自宅』は静かな雰囲気である。シルもどこかに遊びに行ってしまったのか姿は見えなかった。他のみんなはすでに出かけたのだろう。
昼まで寝ていたのは、テックスとしての作業は昼にできないことが多いからだ。
王都拠点となる屋敷の建設は午後に行い、夜には闇ギルドの浄化の作業がある。暫くはそんな生活が続くと思うと悲しくなる。
「テンマ様、食事の準備ができました」
メアリさんがリビングに入ってくると声を掛けてくれる。
「ああ、じゃあ食堂に移動するよ」
食堂に移動するとジジとアンナが頭を下げて迎えてくれた。
「ジジ、おはよう」
「テンマ様、おはようございます」
ジジは挨拶して椅子を引いてくれる。すごく贅沢な状況だと思うが、もっと気軽に食事をしたい。
メアリさんはジジに命を救われたと思い、孫のように可愛がっている。しかし、ついでにメイドの仕事の仕方を教えているのだが、俺はそれほど真剣にジジやアンナにメイドをさせるつもりはない。
メアリさんが良かれと思ってやってくれているので、逆にそれを止めてくれと言い辛いのだ。
早く王都の拠点を造って、メアリさんにはそっちをお願いしようと考える。『どこでも自宅』はもう少しゆるい感じが良いのだ。
食事が運ばれてくると食べながらアンナに尋ねる。
「みんなはもう出かけているの?」
「はい、バルガスさんと狐の守り人は朝早くからダンジョンに行きました。バルドーさんとピピは王宮へ行きました」
「えっ、ピピも!?」
「はい、なんでもピピに勉強を教えてくれる人に会わせると言ってました」
確かに体を鍛える訓練ばかりしていたピピには、色々な知識も必要だと思う。しかし、バルドーさんの紹介だとなると少し不安に思う。
ピピが帰ってきたら確認しようか? でも聞くのが恐いなぁ。
「ドロテア様とマリアさんも王宮に行かれました。なんでも悪魔王関連で王妃様に呼ばれたと言っていました」
うん、悪魔王というのはやめて欲しい……。
「それとエクレアさんも王宮に行っています。宮廷魔術師のことでお忙しいみたいです」
くっ、それぞれ仕事しているとなると、ゆっくりしたいと言えないじゃないか!
食事を終えると王都の拠点を造りに向かうのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
王宮に到着したドロテアとマリア、エクレアは堂々と正面の門から入っていく。3人が馬車から降りて王宮に入っていくと、誰もが丁寧に敬礼するか頭を下げる。
「私は王宮魔術師についての話し合いに行ってきます」
エクレアはそう言うと別の方向に向かっていく。ドロテア達は案内人がついて王妃の下に向かい始める。
前方からこの国の貴族とは雰囲気の違う人物かやってきた。
その人物はドロテア達に気が付くと、向こうの案内人に声を掛けてからドロテア達の方に近づいてきた。
「ドロテア殿、久しぶりだな」
男は規律正しいお辞儀の仕方でドロテアに話しかけてきた。相手は機能的な服装だが所々に豪華な宝石を付けた、騎士のような体格の老齢の男である。
「んっ、お主は誰じゃ?」
ドロテアは全く見覚えがなかった。というより興味のない相手を碌に覚えていないだけだ。
「忘れたのか? 帝国のスイープ伯爵だ」
相手はドロテアが覚えていないことを気にした様子もなく名乗った。
「知らん。悪いが用事があるのじゃ」
ドロテアは本当に覚えていないようで、すぐに立ち去ろうとした。
スイープ伯爵は眉をピクリと動かしたが、笑顔でさらに話しかける。
「覚えてないのは残念だが、今度お時間をもらえないかな? 皇帝陛下が一度お会いしたいと申している。正式に国賓としてお迎えよう。どうだ? すでに国とは関係ないドロテア殿なら問題ないだろう」
「イヤじゃ!」
ドロテアはそうひとこと言うと歩き始める。
スイープ伯爵は顔を真っ赤にして怒ったようだが、すぐに諦めたように反対方向に歩き出すのであった。
王妃の部屋に案内されながらマリアが話しかける。
「お姉さん、もう少し言い方を考えてください」
「なんでじゃ? 私は戦争で帝国の軍隊を叩きのめしたのじゃ。それを国賓と言われても裏があるとしか考えられんのじゃ。それも用事があると去ろうとしたのに、話しかけてくる相手が悪いのじゃ!」
「ですが……」
マリアは下手に敵を作らないほうが良いと思ったが、今さらだと思い直すのであった。
その後、王妃に会って話を聞くと、若返りポーションを使用する前に、テックスの了承が欲しいとの申し出であった。
ドロテアは面倒なので返してくれと言うと、王妃が泣き出してしまった。結局、マリアがテックスに確認することになる。
マリアはドロテアと一緒に王宮に来るのは止めようと思うのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
バルドーは国王の執務室で国王と宰相に会っていた。
「バルドー、今日は珍しく普通に正面から来たらしいな?」
国王がバルドーに尋ねる。
「はい、今日は同行者がいたので、普通に訪問させていただきました」
バルドーが答えると宰相が楽しそうに話す。
「陛下、なんと獣人の子供と一緒に来たようでございます」
「なんと、まさかお前の子か?」
「いえいえ、私の弟子になります」
「まて、報告では10歳にも満たない子供だと聞いたぞ!?」
宰相がバルドーの話に驚いたように尋ねた。
「はい、まだ8歳です。ですがすでに大人顔負けの実力があります。ただ、幼く知識が追い付いていないので、カイナとアイナに教育をお願いしてきました」
「バルドー、あの2人に何を教えさせるのだ?」
「ふむ、2人には私が彼女たちに教えたことを、同じように教えてくれと頼みました」
「「………」」
2人は驚きで固まってしまう。
カイナとアイナはバルドーから諜報活殿について教えられたのである。調略や暗殺、毒薬など普通では知ることのできない内容ばかりである。
「8歳の少女に教えて大丈夫なのか?」
国王が心配そうに尋ねる。
「彼女は間違いなく逸材です。彼女には私のすべてを教えようと思っています」
「それほどの逸材なら、将来は国のために働いてもらえないか? 教育から給金まで援助は惜しまぬぞ!」
国王は真剣な表情でバルドーに頼んだ。
「それは無理ですな」
「何故じゃ?」
「テックス様が家族のように可愛がっている子です。私の一存では何とも言えません」
国王と宰相はバルドーの返答に驚いた。
「テ、テックス殿は諜報活動させるために、そこまで……」
宰相が呟く。
「いえ、テックス様は彼女を家族のように可愛がっているだけですよ。実戦は危険だとやらせたがらなくて、私は困っているぐらいですからね」
「お、お前は、テックス殿を怒らせて大丈夫なのか?」
「ふむ、怒らせたら大変でしょうな。ですが、訓練や学ばせることにそれほど反対はされていません。怒るとすれば、彼女を傷つけるような相手でしょうなぁ。今回の悪魔王事件も彼女の姉が襲われたことがすべての始まりですからねぇ」
バルドーは気軽に答えていたが、それを聞いた国王と宰相の顔色が変わった。
「す、すぐに、彼女を警護するように指示を出せ!」
「はい、すぐに!」
国王が命令して宰相が慌てて部屋を出ていく。
「ああ、そんな必要はないのに。カイナとアイナが一緒に居るのですよ」
バルドーがそう話すが、国王は呆れたようにバルドーに言う。
「馬鹿な貴族や役人が彼女に何かしたらどうする!?」
「はははは、その場合は遠慮なく相手を殺すようにカイナたちに言ってありますから、大丈夫ですよ」
「大丈夫なものか! カイナたちが貴族を殺せば大問題だ!」
「確かにそうですなぁ」
国王は疲れた表情でバルドーを睨みつけるが、バルドーは気にした様子は全くなかった。
暫くすると宰相が戻ってきて、近衛騎士に指示してきたと報告していた。国王はそれを聞いて少し安心したようだ。
「本題を話す前に話がある。帝国の皇帝がドロテアを国賓として招待したいと言ってきた。たぶん、テックスに関する情報を聞いて動いたと思う。
我が国としては、ドロテアはすでに国の管理下にないと断った」
「ええ、それで問題ありません。しかし、帝国の軍隊を叩きのめしたドロテア様を……。テックス様にも話しておきます」
「うむ、では本題だ。宰相、例の書類を頼む」
宰相は書類をバルドーに渡すと、テックス関連について書類を見ながら話し始めるのだった。
215
お気に入りに追加
8,343
あなたにおすすめの小説
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。