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めいでぃっしゅへようこそ! 編
130. 【余話】ゆう坊とお姉ちゃん①
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深夜───いや、もはや空が万遍なく明るくなり始めているので、早朝と言うべきか。
誰しもがいまだ夢の中にあるこのような時間に、ユーゴの部屋に忍び込もうとする影があった。
影はゆっくりとドアを開けて身を滑らせるようにして侵入。
床に這うように身を屈めて、ユーゴが眠るベッドへ近づいていく。
「キミは本当に罪作りな男だよ、ユーゴ。聖女であるボクにこんな行動をとらせてしまうのだからな」
侵入者───フィールエルが呟いた。
「さっきのキミの行動で ボクは確信したぞ。キミはボクを嫌っていない。むしろ大切に思っている。だったらここで一気に勝負をかける。覚悟を決めるためにこんな時間になってしまったが、もうここまで来たら後には退けないぞ」
緊張を紛らわす為か、心の声が思わず漏れてしまっている。
シーツに完全に包まってしまっているので様子が伺えないが、幸いにも寝息は途切れていない。
スタイルの良い肢体が薄く透けて見えるネグリジェと艶っぽい下着を身に着けたフィールエル。
ごくりと生唾を飲み、意を決してシーツを剥ぎ取った。
「えい! ………………え?」
しかし現れたモノにパチパチと目を瞬かせる。
「ええええええっ!?」
そして本館にまで大絶叫が響き渡り、他の住人たちは目を覚ました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「一体、何が起きたのかと思いましたわ」
襦袢姿の雪が軽くため息をついた。
フィールエルの悲鳴で飛び起きた雪は、急いでユーゴの部屋に駆けつけたのだ。
もちろん他のメイド達やネル、パレアも集まっている。
フィールエルのあられもない姿を目撃して赤面した鉄太だけは、輝星の理不尽な鉄拳制裁を食らって部屋から締め出されたが。
「す、すまない。あまりのことにビックリして、つい……」
「それにしても、一体誰よ、こいつ?」
パレアがフィールエルの悲鳴の原因を見ながら言った。
「いや、ボクにも誰だか……。ユーゴのベッドで寝ていたんだ。ユーゴはいなかったけど」
「……何故こんな時間にそんな格好でユーゴさんの部屋にいたのかは後でじっくり聴取しますが───」
「う……」
ジト目でフィールエルをたじろがせたネルは、次に悲鳴の原因に視線を転じる。
「───あなたのお名前は? どうしてこのお部屋にいたのですか?」
ネルが質問したのは、そう───年端もいかない人間の子供だった。
不安そうな表情をした茶髪の少年は、成人男性用のシャツだけを身に着けており、てるてる坊主のように見える。
「ぼ、僕はさいおんじゆうごです」
震える声で少年は答えた。
「さ、さいおんじ?」
「ゆうご?」
「どういうこと?」
「旦那様と同じ名ですわ」
「でも名字は違うよ」
「そういえば、この子になんとなくユーゴさんの面影があるような」
室内にいる者達は疑問と推測を交わし、ややあってフィールエルが代表するように徐ろに口を開く。
「もしかしたら、この子は本当にユーゴなのかもしれない」
そして昨夜の出来事を話しだした。
フィールエルの傷を無かった事にしたこと。そして、その反動が何か起こるかもしれないということを。
「じゃあその反動で、ユーゴは子供になったかもしれないってこと?」
「おそらくは……」
自信なさげに、フィールエルはパレアに答えた。
「でも、そんなデタラメなことってある?」
ユーゴの非現実的なデタラメさを理解していない “めいでぃっしゅ” のメイド達は、フィールエルの推論に猜疑的だ。
「ユーゴは変態王って呼ばれるくらい変態なのよ。えっちぃ方向にだけじゃなく、あらゆく面で変態的な行動をするから変態王なのよ」
蝶が子供 (蛹)から大人 (成体)になる事を変態という。
であるならば、大人から子供になるのも、逆方向の変態と言えるのではないだろうか。
「変態の定義とは何かを考えさせられるけど、確かにそう言われれば納得できるかもしれないわ」
ユーゴが聞いたら三枚に下ろされそうなパレアのセリフに、 メイド達は納得したのだった。
「では、この状態はずっと続くわけではないんですね?」
「ユーゴの口ぶりでは、たぶんそうだと思う」
ネルに答えたフィールエルは、ゆうご少年を見た。
「それにしても、このユーゴはなんだか大人しいな」
「もしかして旦那様は、記憶や精神年齢も子供になってしまっているのでは?」
雪の指摘で全員の視線を一斉に浴びたゆうご少年は、ビクッと縮こまった。
「たしかにこの反応、いつものユーゴさんらしくありません。姓も『サイオンジ』でしたし、記憶ごと後退しているかもしれません」
「というか、なんだか可愛いな」
「あのユーゴの子供の頃って、てっきりすごく捻くれたガキだと思ってたから、調子狂うわね」
「逆に、何があってあのユーゴさんに成長したのか気になります」
ゆうご少年の主観では、朝目覚めたら知らないお姉さんたちに囲まれているという状況である。怯えるのも無理もない。
「あ、あの……ここはどこですか? ママは?」
「ママだって! 可愛いー!」
「あ、あの? ……わぷっ!?」
そのか弱さに母性本能を刺激された女性陣は、ゆうご少年に群がって代わる代わる抱きしめていった。
ただしパレアだけは可愛がりの輪から外れ、遠巻きに傍観していた。
そんなパレアに雪が話しかける。
「パレアさんはよろしいんですの?」
「アタシ、ガキって苦手なのよね」
ホクホク顔の雪に、パレアは興味なさげに答えた。
苦手の原因は同族嫌悪なのかもしれない。子供っぽさの。
しばらくして、お姉さんたちにもみくちゃにされたゆうご少年がぐったりしたのを潮に、この子の面倒をどうするかという話になった。
「今日は皆シフトに入ってるよね。入ってないのは……パレアちゃんだけか。じゃあゆうごくんの面倒をお願いね」
「えっ!?」
輝星の言葉に、面食らうパレア。まさか自分に白羽の矢が立つとは思わなかったのだ。
「そうだな。よろしく頼んだよ、パレア」
「私達も休憩時間になったら様子を見に帰ってきますね」
「え? あの……ちょっと」
もうすっかり夜は明け、皆、出勤の準備をするために、ユーゴの部屋から出て行ってしまった。
「……ええ~?」
目を回しているゆうご少年と共に取り残されたパレアは、途方に暮れていた。
誰しもがいまだ夢の中にあるこのような時間に、ユーゴの部屋に忍び込もうとする影があった。
影はゆっくりとドアを開けて身を滑らせるようにして侵入。
床に這うように身を屈めて、ユーゴが眠るベッドへ近づいていく。
「キミは本当に罪作りな男だよ、ユーゴ。聖女であるボクにこんな行動をとらせてしまうのだからな」
侵入者───フィールエルが呟いた。
「さっきのキミの行動で ボクは確信したぞ。キミはボクを嫌っていない。むしろ大切に思っている。だったらここで一気に勝負をかける。覚悟を決めるためにこんな時間になってしまったが、もうここまで来たら後には退けないぞ」
緊張を紛らわす為か、心の声が思わず漏れてしまっている。
シーツに完全に包まってしまっているので様子が伺えないが、幸いにも寝息は途切れていない。
スタイルの良い肢体が薄く透けて見えるネグリジェと艶っぽい下着を身に着けたフィールエル。
ごくりと生唾を飲み、意を決してシーツを剥ぎ取った。
「えい! ………………え?」
しかし現れたモノにパチパチと目を瞬かせる。
「ええええええっ!?」
そして本館にまで大絶叫が響き渡り、他の住人たちは目を覚ました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「一体、何が起きたのかと思いましたわ」
襦袢姿の雪が軽くため息をついた。
フィールエルの悲鳴で飛び起きた雪は、急いでユーゴの部屋に駆けつけたのだ。
もちろん他のメイド達やネル、パレアも集まっている。
フィールエルのあられもない姿を目撃して赤面した鉄太だけは、輝星の理不尽な鉄拳制裁を食らって部屋から締め出されたが。
「す、すまない。あまりのことにビックリして、つい……」
「それにしても、一体誰よ、こいつ?」
パレアがフィールエルの悲鳴の原因を見ながら言った。
「いや、ボクにも誰だか……。ユーゴのベッドで寝ていたんだ。ユーゴはいなかったけど」
「……何故こんな時間にそんな格好でユーゴさんの部屋にいたのかは後でじっくり聴取しますが───」
「う……」
ジト目でフィールエルをたじろがせたネルは、次に悲鳴の原因に視線を転じる。
「───あなたのお名前は? どうしてこのお部屋にいたのですか?」
ネルが質問したのは、そう───年端もいかない人間の子供だった。
不安そうな表情をした茶髪の少年は、成人男性用のシャツだけを身に着けており、てるてる坊主のように見える。
「ぼ、僕はさいおんじゆうごです」
震える声で少年は答えた。
「さ、さいおんじ?」
「ゆうご?」
「どういうこと?」
「旦那様と同じ名ですわ」
「でも名字は違うよ」
「そういえば、この子になんとなくユーゴさんの面影があるような」
室内にいる者達は疑問と推測を交わし、ややあってフィールエルが代表するように徐ろに口を開く。
「もしかしたら、この子は本当にユーゴなのかもしれない」
そして昨夜の出来事を話しだした。
フィールエルの傷を無かった事にしたこと。そして、その反動が何か起こるかもしれないということを。
「じゃあその反動で、ユーゴは子供になったかもしれないってこと?」
「おそらくは……」
自信なさげに、フィールエルはパレアに答えた。
「でも、そんなデタラメなことってある?」
ユーゴの非現実的なデタラメさを理解していない “めいでぃっしゅ” のメイド達は、フィールエルの推論に猜疑的だ。
「ユーゴは変態王って呼ばれるくらい変態なのよ。えっちぃ方向にだけじゃなく、あらゆく面で変態的な行動をするから変態王なのよ」
蝶が子供 (蛹)から大人 (成体)になる事を変態という。
であるならば、大人から子供になるのも、逆方向の変態と言えるのではないだろうか。
「変態の定義とは何かを考えさせられるけど、確かにそう言われれば納得できるかもしれないわ」
ユーゴが聞いたら三枚に下ろされそうなパレアのセリフに、 メイド達は納得したのだった。
「では、この状態はずっと続くわけではないんですね?」
「ユーゴの口ぶりでは、たぶんそうだと思う」
ネルに答えたフィールエルは、ゆうご少年を見た。
「それにしても、このユーゴはなんだか大人しいな」
「もしかして旦那様は、記憶や精神年齢も子供になってしまっているのでは?」
雪の指摘で全員の視線を一斉に浴びたゆうご少年は、ビクッと縮こまった。
「たしかにこの反応、いつものユーゴさんらしくありません。姓も『サイオンジ』でしたし、記憶ごと後退しているかもしれません」
「というか、なんだか可愛いな」
「あのユーゴの子供の頃って、てっきりすごく捻くれたガキだと思ってたから、調子狂うわね」
「逆に、何があってあのユーゴさんに成長したのか気になります」
ゆうご少年の主観では、朝目覚めたら知らないお姉さんたちに囲まれているという状況である。怯えるのも無理もない。
「あ、あの……ここはどこですか? ママは?」
「ママだって! 可愛いー!」
「あ、あの? ……わぷっ!?」
そのか弱さに母性本能を刺激された女性陣は、ゆうご少年に群がって代わる代わる抱きしめていった。
ただしパレアだけは可愛がりの輪から外れ、遠巻きに傍観していた。
そんなパレアに雪が話しかける。
「パレアさんはよろしいんですの?」
「アタシ、ガキって苦手なのよね」
ホクホク顔の雪に、パレアは興味なさげに答えた。
苦手の原因は同族嫌悪なのかもしれない。子供っぽさの。
しばらくして、お姉さんたちにもみくちゃにされたゆうご少年がぐったりしたのを潮に、この子の面倒をどうするかという話になった。
「今日は皆シフトに入ってるよね。入ってないのは……パレアちゃんだけか。じゃあゆうごくんの面倒をお願いね」
「えっ!?」
輝星の言葉に、面食らうパレア。まさか自分に白羽の矢が立つとは思わなかったのだ。
「そうだな。よろしく頼んだよ、パレア」
「私達も休憩時間になったら様子を見に帰ってきますね」
「え? あの……ちょっと」
もうすっかり夜は明け、皆、出勤の準備をするために、ユーゴの部屋から出て行ってしまった。
「……ええ~?」
目を回しているゆうご少年と共に取り残されたパレアは、途方に暮れていた。
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