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めいでぃっしゅへようこそ! 編
109. 雇われることになりました
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「あんた達この世界に来たばっかりで、しかもあのドネルのクソ野郎が賞金を払わなかったんスよね? この世界に留まるしかないなら、俺が仕事を世話できるし。それで衣食住はなんとかなると思うスよ」
「そりゃ、俺たちもこの世界に来たばっかりでどうしようかと思ってたから助かるが……いいのか? 一気に複数人も雇うってのは、結構な負担だろ?」
「まぁそこは、同じ日本人のよしみってやつッスね。ちょうどもう一店舗、新規オープンするところで人手が足りないってのもあるし。それに、俺らもこの世界に来たばっかりで途方に暮れていた時、助けてくれた恩人が言ってたんスよ。同じように困っている人が居たら助けてあげて下さいってね」
“恩人” の事に触れた時、鉄太が僅かに悲しんだように見えた。
しかし鉄太はすぐにニカッと笑顔を見せた。
「後は、俺と輝星が日本に帰るための手がかりを手放したくないっていう、目論見もあるし?」
「ま、そういうことなら有り難く世話になるか。だが、こっちにはたぶん接客経験の無ぇやつらが四人もいるぞ。大丈夫か?」
そう言ってユーゴは、聖女、魔王、巫女を指で示した。苦い顔をしながら。
「それは大丈夫です。ウチらの店にも未経験の子とかたくさんいたし。ていうかウチ以外、最初は本物のメイドばっかりで、ウェイトレスをしたことない人たちばかりだったから。後は、その娘たちがどうするかなんだけど……」
コレには輝星が答えた。
「てことだ。どうする、お前らは?」
ユーゴの視線を受け、
「ボ、ボクはやってみたい!」
フィールエルは意気込んで、
「私も……私に務まるか少々不安ですけど……」
ネルは恥ずかしげに、
「任せなさい! アタシに不可能なんてないってことを、証明してあげるわ!」
パレアはフラグっぽい台詞を、控えめな胸を張って、
「これも良い経験です。私でお役に立てるのならば」
雪は悠然と微笑んで、言った。
「てことで、こいつらはやる気みたいだ。んで、まぁ俺は裏方ってとこか。自分で言うのは何だが、結構器用な方だから、調理や雑用は任せてくれ」
「いや、ユーゴさんには別にやってもらいたい仕事が……。ちょうどアンタみたいなちょいオラ系のイケメンが欲しかったんスよね」
鉄太は、金の鉱脈を掘り当てた山師のようにほくそ笑んだ。
「あと問題は、フィールエルとネルの言葉か……。基本の文法と重要単語と、あとは接客用語だけに絞れば短期間で何とかなるか?」
思案するユーゴに鉄太が提案する。
「そっすね。俺と輝星はこの世界に来た瞬間から、不思議とこの世界の言葉で会話できたんスけど、読み書きに関しては結構苦労したっす。なんで、俺らも教えられることは出来るっすよ。この二人がこの世界の言葉を喋れるようになるまで、調理とかホール以外の仕事を憶えてもらって、逆に喋れる二人には、最初はホールの仕事から憶えてもらったほうが良いッスね」
「仕事中は、ウチが面倒見るんで任せて下さい」
「世話かけるな。俺もなるべく教えるようにする。後は、お前たち兄妹にお守り……みたいなもんを渡したいんだが、あいにくいまは手持ちを切らせててな。手に入り次第渡す」
「お守り……例の、転生者や転移者が狙われてるって件ッスか。俺、戦闘力なんて殆ど無いんで、もし狙われたらイチコロやな。そんときは輝星。俺を守ってくれんといかんばい」
「……そこはフツー、男女逆やない? ま、ウチの方が強いから仕方ないけど」
「そういえば、キミはただの女子高生だったんだろう? なぜそんなに強いんだ?」
「ああ、それは───」
輝星が答えようとした時、トントンとこの部屋のドアがノックされ、先ほどの幼女が入ってきた。
「てったくん、たいへんよ。おみせにへいたいさんたちが……」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「───だから、支配人はいませんし、お探しの方もここにはいません!」
「それを調べるために店内を検めさせろといってるんだ!」
ユーゴ一行と佐久間兄妹が【めいでぃっしゅ】に急いで戻ると、青い衣の上に銀の鎖帷子を纏った五人の兵士が入口の前で、背の高いメイドと押し問答をしていた。
「リネッセ。どうしたと?」
「あ、支配人! よかった……実は───」
鉄太に声を掛けられたリネッセというメイドは、安堵して説明しようとしたが、その前に兵士が口をはさむ。
「お前がこの店の責任者だな?」
「そうだけど、兵隊さんがウチの店に何の用ッスか?」
「お前も知っていると思うが、先日、国家転覆の容疑をかけられた女が逃走した。我らはその者の捜索の任を負っているが、先ほど、この店に見慣れぬ若い女が数名入っていったと通報があってな」
「その数名の若い女ってのはこの人達のことで、お尋ねの人とは違うっスよ」
鉄太が手で示したフィールエル、ネル、パレア、雪の四人を、隊長格の兵士が部下に確認するよう命じる。
「おい、どうだ?」
「……いえ、手配中の人相とは違います」
「これで理解っただろ? 理解ったならとっとと退散してくんないッスか? いつまでもウチの店の前に屯されちゃ、営業妨害なんスけど」
「何を……。類爵だな、貴様? 生意気な口を利くと、ただじゃ置かんぞ、小僧!」
兵士たちが俄に殺気立ったところで、輝星が義兄を背に庇うように立ちはだかった。
「メ、メイド王……!」
兵士たちも輝星の実力は認知しているので、彼女が放つ殺気に気圧されて怯んだ。
「……ふ、ふん。まぁいい。だが念のため、店内はしかと検めさせてもらう必要がある」
「だから居ないって……」
「貴様がかつて、手配中のベレッタ・レーナスの実家である、レーナス令爵家で奉公していたという事は調べがついている。逃走中の容疑者が関係者の邸宅などを潜伏先に選ぶことが多いのでな、お前の家や職場は元々監視対象として重要度が高いのだ。これ以上拒むようならば、お前をしょっ引いて無理矢理にでも押し入るが?」
「チッ……。分かりましたよ。でも営業中で他のお客様もいるんで、店内は兵隊さん一人だけでお願いしますよ」
「よかろう。では私が行こう」
鉄太に案内された隊長は店内をくまなく調べた後、目当ての人物が潜伏していない事を確認して立ち去った。
「おい鉄太。いまのは一体何なんだ?」
ユーゴの問いに、悔しそうな表情をした。地面を睨みつるようにしながら。
「……さっき、俺と輝星には恩人がいるって言ったっスよね? 実はその人が、国家転覆の容疑をかけられていて、身を隠してるんスよ」
「国家転覆とは穏やかじゃねぇな。そんな大それたことをする人間だったのか?」
「まさか。すっげぇ優しくて穏やかで、誰からも好かれる人だったんスよ。あの人がそんな事をするはずがねぇっちゃ」
「そうですよ。ウチら、すごくお世話になったのに……でも、何も助けてあげられなくて」
場の空気が沈みかけた。それに気付いた鉄太が、取り繕うように明るい調子で言う。
「ま。ユーゴさん達は気にしないでくれよ。じゃあ、あんた達のこれからの寝床に案内するッスよ」
鉄太に案内されたのは、繁華街から三十分ほど歩いた瀟洒な住宅地にある、大きな洋館だった。
「へぇ……立派な邸だな」
「部屋数も二十は下らなさそうね」
フィールエルとパレアは、全体を見渡して目を瞬かせた。
「ここはさる貴族が、没落した時に手放した洋館でね。実は俺の店で働いてくれてる子達も、元々はこの邸で働いていた、本職のメイドやったんよ。で、そこを俺たちが買い取って寮として使ってるってわけ」
鉄太の説明通り、元は貴族の邸という事で造りは凝っていて、使用されている建築資材も高級そうな上質の物だった。
白亜の貴族邸。
そこがユーゴ達の、この世界での仮住まいとなった。
「そりゃ、俺たちもこの世界に来たばっかりでどうしようかと思ってたから助かるが……いいのか? 一気に複数人も雇うってのは、結構な負担だろ?」
「まぁそこは、同じ日本人のよしみってやつッスね。ちょうどもう一店舗、新規オープンするところで人手が足りないってのもあるし。それに、俺らもこの世界に来たばっかりで途方に暮れていた時、助けてくれた恩人が言ってたんスよ。同じように困っている人が居たら助けてあげて下さいってね」
“恩人” の事に触れた時、鉄太が僅かに悲しんだように見えた。
しかし鉄太はすぐにニカッと笑顔を見せた。
「後は、俺と輝星が日本に帰るための手がかりを手放したくないっていう、目論見もあるし?」
「ま、そういうことなら有り難く世話になるか。だが、こっちにはたぶん接客経験の無ぇやつらが四人もいるぞ。大丈夫か?」
そう言ってユーゴは、聖女、魔王、巫女を指で示した。苦い顔をしながら。
「それは大丈夫です。ウチらの店にも未経験の子とかたくさんいたし。ていうかウチ以外、最初は本物のメイドばっかりで、ウェイトレスをしたことない人たちばかりだったから。後は、その娘たちがどうするかなんだけど……」
コレには輝星が答えた。
「てことだ。どうする、お前らは?」
ユーゴの視線を受け、
「ボ、ボクはやってみたい!」
フィールエルは意気込んで、
「私も……私に務まるか少々不安ですけど……」
ネルは恥ずかしげに、
「任せなさい! アタシに不可能なんてないってことを、証明してあげるわ!」
パレアはフラグっぽい台詞を、控えめな胸を張って、
「これも良い経験です。私でお役に立てるのならば」
雪は悠然と微笑んで、言った。
「てことで、こいつらはやる気みたいだ。んで、まぁ俺は裏方ってとこか。自分で言うのは何だが、結構器用な方だから、調理や雑用は任せてくれ」
「いや、ユーゴさんには別にやってもらいたい仕事が……。ちょうどアンタみたいなちょいオラ系のイケメンが欲しかったんスよね」
鉄太は、金の鉱脈を掘り当てた山師のようにほくそ笑んだ。
「あと問題は、フィールエルとネルの言葉か……。基本の文法と重要単語と、あとは接客用語だけに絞れば短期間で何とかなるか?」
思案するユーゴに鉄太が提案する。
「そっすね。俺と輝星はこの世界に来た瞬間から、不思議とこの世界の言葉で会話できたんスけど、読み書きに関しては結構苦労したっす。なんで、俺らも教えられることは出来るっすよ。この二人がこの世界の言葉を喋れるようになるまで、調理とかホール以外の仕事を憶えてもらって、逆に喋れる二人には、最初はホールの仕事から憶えてもらったほうが良いッスね」
「仕事中は、ウチが面倒見るんで任せて下さい」
「世話かけるな。俺もなるべく教えるようにする。後は、お前たち兄妹にお守り……みたいなもんを渡したいんだが、あいにくいまは手持ちを切らせててな。手に入り次第渡す」
「お守り……例の、転生者や転移者が狙われてるって件ッスか。俺、戦闘力なんて殆ど無いんで、もし狙われたらイチコロやな。そんときは輝星。俺を守ってくれんといかんばい」
「……そこはフツー、男女逆やない? ま、ウチの方が強いから仕方ないけど」
「そういえば、キミはただの女子高生だったんだろう? なぜそんなに強いんだ?」
「ああ、それは───」
輝星が答えようとした時、トントンとこの部屋のドアがノックされ、先ほどの幼女が入ってきた。
「てったくん、たいへんよ。おみせにへいたいさんたちが……」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「───だから、支配人はいませんし、お探しの方もここにはいません!」
「それを調べるために店内を検めさせろといってるんだ!」
ユーゴ一行と佐久間兄妹が【めいでぃっしゅ】に急いで戻ると、青い衣の上に銀の鎖帷子を纏った五人の兵士が入口の前で、背の高いメイドと押し問答をしていた。
「リネッセ。どうしたと?」
「あ、支配人! よかった……実は───」
鉄太に声を掛けられたリネッセというメイドは、安堵して説明しようとしたが、その前に兵士が口をはさむ。
「お前がこの店の責任者だな?」
「そうだけど、兵隊さんがウチの店に何の用ッスか?」
「お前も知っていると思うが、先日、国家転覆の容疑をかけられた女が逃走した。我らはその者の捜索の任を負っているが、先ほど、この店に見慣れぬ若い女が数名入っていったと通報があってな」
「その数名の若い女ってのはこの人達のことで、お尋ねの人とは違うっスよ」
鉄太が手で示したフィールエル、ネル、パレア、雪の四人を、隊長格の兵士が部下に確認するよう命じる。
「おい、どうだ?」
「……いえ、手配中の人相とは違います」
「これで理解っただろ? 理解ったならとっとと退散してくんないッスか? いつまでもウチの店の前に屯されちゃ、営業妨害なんスけど」
「何を……。類爵だな、貴様? 生意気な口を利くと、ただじゃ置かんぞ、小僧!」
兵士たちが俄に殺気立ったところで、輝星が義兄を背に庇うように立ちはだかった。
「メ、メイド王……!」
兵士たちも輝星の実力は認知しているので、彼女が放つ殺気に気圧されて怯んだ。
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「だから居ないって……」
「貴様がかつて、手配中のベレッタ・レーナスの実家である、レーナス令爵家で奉公していたという事は調べがついている。逃走中の容疑者が関係者の邸宅などを潜伏先に選ぶことが多いのでな、お前の家や職場は元々監視対象として重要度が高いのだ。これ以上拒むようならば、お前をしょっ引いて無理矢理にでも押し入るが?」
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鉄太に案内されたのは、繁華街から三十分ほど歩いた瀟洒な住宅地にある、大きな洋館だった。
「へぇ……立派な邸だな」
「部屋数も二十は下らなさそうね」
フィールエルとパレアは、全体を見渡して目を瞬かせた。
「ここはさる貴族が、没落した時に手放した洋館でね。実は俺の店で働いてくれてる子達も、元々はこの邸で働いていた、本職のメイドやったんよ。で、そこを俺たちが買い取って寮として使ってるってわけ」
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