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からくり奇譚 編
082. 嵐の予感
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「ゆうご殿、お疲れ様です。尚勝、気は済んだか?」
信衛がユーゴたちに労いの言葉をかけた。
「は。殿、この度は某の勝手でこのような騒動を起こしてしまい、誠に申し訳ありません。つきましては、腹を切ってお詫びを……」
ネルに怪我を治してもらった尚勝は、深く頭を下げた。
「止めよ。切腹はそのように使うものではない。儂も男だ、気持ちは理解る。それに……今は主従ですが、昔はよく遊んだ中ではありませんか」
信衛は今でこそ主として臣下に対して厳格な態度で接しているが、父を亡くして家督を継ぐまではそうではなかった。
臣下としてだけではなく、幼馴染としても大切な存在である。そう伝えるために、あえて信衛は昔と同じ口調で話しかけた。
「殿……有り難く存じます。」
感涙を浮かべる尚勝に、ユーゴと信衛は苦笑するしかない。
「さて、ゆうご殿。昼食を終えられましたら、飛田屋の件でお話が。この尚勝の妹───昨日、あなた方をここにお連れした乙賀春が、いくつか情報を得ております」
そういえば、あのよく喋る娘はくノ一だと言っていたことを、ユーゴは思い出した。
「分かった。ただその前に、今からあの雪って姫さんと話をさせてもらえるか? 二人で」
「承知しました。それでは拙者の部屋ででも───」
「いや、ここでいい。すぐ終わる」
ユーゴの言葉で、彼が何を話すのかを察した信衛。
真剣な表情で頷くと、傍に控える小姓に雪を連れてくるように、そしてその後、人払いをするように命じた。
「あの……お話というのは?」
雪がもじもじしながらユーゴの元へやってきた。
「ああ、悪いな呼びつけて。そういえば、アンタとこうやって普通に話をするのは初めてだな。最初にあったときは斬り掛かってきたしな」
「それは……申し訳ありませんでした。お恥ずかしい」
笑っていうユーゴに、雪は紬のゆったりした袂で顔を隠した。
「それはいい。それより、俺の嫁になるとか何とか言っていたが、それは一体どういうことだ?」
雪はしばらく言葉を探していたが、ゆっくりと語りだした。
「あの時、神威を使った私は貴方様に女神の加護が与えられていることを感じ取りました。女神のご加護については自覚なさっておいでですか?」
「加護っていうか……まぁそうだな。俺はたしかに女神という存在に頼まれて世界を渡る旅をしている。その度に能力やら武器やらをもらっているから、加護といえば加護か。それが?」
「私にはご存知のように神威がありますが、それを心から信じてくれたのは、今はなき父母と弟だけなのです。皆は神威という事象は見て感じられても、神そのものは見れず、故に神を信じられないのです。ですが、貴方様は私と同じように神の存在に触れられる。……私と同じ人は初めてだったのです」
「なるほど。シンパシーを感じたってことか。しかし、俺はアンタのことをよく知らないし、旅をしている身だ。結婚は出来ない。悪いが、別の相応しい男を見つけてくれ。話はそれだけだ」
「あ……」
彼女にとっては一過性の麻疹のようなものだ。近くに居なければすぐに忘れてしまえる程度の。
ユーゴは話を切り上げて、その場を立ち去った。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
九能城の大広間には、数人の関係者が着席している。
ユーゴ、フィールエル、ネル、パレア、信衛、春、尚勝の七名だ。
雪の姿はない。その事をフィールエルやネルが瞳で問いかけるが、ユーゴは何も語らなかった。
「さて、飛田屋錦兵衛の犯した人魚の誘拐事件ですが、こちらで調査した結果、いくつか報告が。───お春」
信衛が春に水を向けると、今日はくノ一装束ではなく桜色の付け下げを着用している彼女が前に進み出る。
「了解だよ、進之助……じゃなかった、信衛様」
尚勝に睨まれた春は呼び方を慌てて訂正した。普段は信衛の計らいで無礼講が許されている春ではあるが、公の場では弁えなさい、ということだ。
「まず一件目。昨日の夜に連絡があって驚いたんだけど、昨日の夕刻、九能藩の遣いを名乗る男が、飛田屋錦兵衛と誘拐に関わった船乗りたちを捕縛して、松風奉行所に連行したらしいんだよね。で、その人っていうのが、背が高い外国人で、派手な黒革の上着を着てたっていう報告があるんだけど……」
春の言葉に、全員の視線がユーゴへ注がれる。
「ん? ああ、それは俺だ、俺。間違いねぇよ」
「えっと……でもその時間、私たち松風空港に居たはずなんだけど……」
春の言葉に、ユーゴはこともなげに答える。
「だからあの時、行くところがあるって言っただろ?」
たしかにユーゴは飛行船の離陸までの間に、そう言って姿を消していた。
「で、でも松風空港から奉行所まで何里あると思っているの? たったあれだけの時間で往復なんて絶対ムリでしょ?」
「まぁまぁ春さん」
「信じられないかも知れないが、ユーゴは一度行った場所ならどんなに離れていても、一瞬で移動が可能なんだ」
「え? フィールエルさんもネルさんも信じるの?」
聖女二人は顔を見合わせ。
「信じるも何も……」
「実際ボクたちも一緒に移動したりしてるしね」
「アンタの気持ちはよく分かるわ、春。アタシもなんだかつい最近、似たようなやり取りをしたような、しなかったようなだし。まぁ、ユーゴのやる意味不明な言動はそのまま受け入れたほうが楽よ。ほら、大災害とか不思議な自然現象とか、あんな感じ」
「パレア。お前、酷いこというなよ。活造りにして舟盛りにして食うぞ」
「なにそれ!? 女体盛りにしてそのあと襲うつもりってわけ!? このケダモノ!」
「お前の頭の中はどうなってんだよ、このナマモノ。もういいよ。脱線しまくりだ。春、次は?」
「あ、うん。それで飛田屋錦兵衛は売り先を三人までは白状したんだけど、それ以上は言わなくて……」
「それなら確か残りの一人は映像記録に残してあるはずだ。それはユーゴに渡したはずだけど」
「ああ。フィールエルから預かっている。後で信衛に渡そう。確か、残りの一人は駒井とか言ってたか。そいつに始末されそうになってたから、慌てて錦兵衛を回収したんだよ」
「駒井ですか……?」
ユーゴの報告に信衛が首を捻った。
「ああ、駒井さま、とか言ってたぜ」
「ということは、商人の飛田屋より地位が上、もしくは権力があるということでしょうか。ということは武士。それにそんな大罪に手を染めるにはそれなりの資力も有しているはず。しかし、幕府の要職にあるものにそのような名前の者は聞いたことがありませんね。まぁ拙者も全ての幕府の武士を知っているわけではありませんが」
「それもこれから調査するよ。あと、これはこの件に関係あるかどうかわからないんだけど、飛田屋が白状した三人の周囲がちょっと怪しい動きをしてるっぽいよ。ご禁制の薬物を売りさばいて大量の資金を得ていたり、工場をいくつも建造したり、珍しい天稟を持っている人を集めたり」
「なんとなく引っかかるね。その三人の行方は?」
信衛に訊かれた春はお手上げのポーズ。
「水脇藩、新見藩、山岡藩の人間だったんだけど、各奉行所が踏み込んだところ、もぬけの殻だったって」
「雲隠れしたか。仕方ない。各奉行所には引き続き捜索してもらうとして、ゆうご殿たちの意見を聞かせて下さい」
「俺達としては元々、人魚の誘拐がもう無いようにしてくれれば良かったんだ。だから信衛達が取り締まってくれればそれで良い。パレアもそれで構わないな?」
「いいわよ。あ、そういえば、いま思い出したわ。昨日、海人達が言ってたわ。この国の一番東の海で、最近巨大な人間が海を泳いでるって。あんまり変なことを海の中でやって海人達を驚かせるんじゃないわよ」
最中を食べながら注意喚起するパレアに、信衛、尚勝、春がそれぞれ顔を見合わせる。
「一番東といえば、新見藩ですな。先程の下手人の一人がいる藩です。巨人とはまさか機巧武人でしょうか。しかし、そのような報告は何も受けておりませんな」
顎に手をやりながら尚勝が不審がった。
「ええ。機巧武人に関する事柄は全て機巧奉行である拙者に報告があるはずですが……。了解しました。これもこちらで調査しましょう」
こうして会議はお開きとなった。
しかしユーゴ、信衛等は、見えないところで嵐が巻き起こりつつあるような言い知れぬ予感がしていた。
──────to be continued
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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信衛がユーゴたちに労いの言葉をかけた。
「は。殿、この度は某の勝手でこのような騒動を起こしてしまい、誠に申し訳ありません。つきましては、腹を切ってお詫びを……」
ネルに怪我を治してもらった尚勝は、深く頭を下げた。
「止めよ。切腹はそのように使うものではない。儂も男だ、気持ちは理解る。それに……今は主従ですが、昔はよく遊んだ中ではありませんか」
信衛は今でこそ主として臣下に対して厳格な態度で接しているが、父を亡くして家督を継ぐまではそうではなかった。
臣下としてだけではなく、幼馴染としても大切な存在である。そう伝えるために、あえて信衛は昔と同じ口調で話しかけた。
「殿……有り難く存じます。」
感涙を浮かべる尚勝に、ユーゴと信衛は苦笑するしかない。
「さて、ゆうご殿。昼食を終えられましたら、飛田屋の件でお話が。この尚勝の妹───昨日、あなた方をここにお連れした乙賀春が、いくつか情報を得ております」
そういえば、あのよく喋る娘はくノ一だと言っていたことを、ユーゴは思い出した。
「分かった。ただその前に、今からあの雪って姫さんと話をさせてもらえるか? 二人で」
「承知しました。それでは拙者の部屋ででも───」
「いや、ここでいい。すぐ終わる」
ユーゴの言葉で、彼が何を話すのかを察した信衛。
真剣な表情で頷くと、傍に控える小姓に雪を連れてくるように、そしてその後、人払いをするように命じた。
「あの……お話というのは?」
雪がもじもじしながらユーゴの元へやってきた。
「ああ、悪いな呼びつけて。そういえば、アンタとこうやって普通に話をするのは初めてだな。最初にあったときは斬り掛かってきたしな」
「それは……申し訳ありませんでした。お恥ずかしい」
笑っていうユーゴに、雪は紬のゆったりした袂で顔を隠した。
「それはいい。それより、俺の嫁になるとか何とか言っていたが、それは一体どういうことだ?」
雪はしばらく言葉を探していたが、ゆっくりと語りだした。
「あの時、神威を使った私は貴方様に女神の加護が与えられていることを感じ取りました。女神のご加護については自覚なさっておいでですか?」
「加護っていうか……まぁそうだな。俺はたしかに女神という存在に頼まれて世界を渡る旅をしている。その度に能力やら武器やらをもらっているから、加護といえば加護か。それが?」
「私にはご存知のように神威がありますが、それを心から信じてくれたのは、今はなき父母と弟だけなのです。皆は神威という事象は見て感じられても、神そのものは見れず、故に神を信じられないのです。ですが、貴方様は私と同じように神の存在に触れられる。……私と同じ人は初めてだったのです」
「なるほど。シンパシーを感じたってことか。しかし、俺はアンタのことをよく知らないし、旅をしている身だ。結婚は出来ない。悪いが、別の相応しい男を見つけてくれ。話はそれだけだ」
「あ……」
彼女にとっては一過性の麻疹のようなものだ。近くに居なければすぐに忘れてしまえる程度の。
ユーゴは話を切り上げて、その場を立ち去った。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
九能城の大広間には、数人の関係者が着席している。
ユーゴ、フィールエル、ネル、パレア、信衛、春、尚勝の七名だ。
雪の姿はない。その事をフィールエルやネルが瞳で問いかけるが、ユーゴは何も語らなかった。
「さて、飛田屋錦兵衛の犯した人魚の誘拐事件ですが、こちらで調査した結果、いくつか報告が。───お春」
信衛が春に水を向けると、今日はくノ一装束ではなく桜色の付け下げを着用している彼女が前に進み出る。
「了解だよ、進之助……じゃなかった、信衛様」
尚勝に睨まれた春は呼び方を慌てて訂正した。普段は信衛の計らいで無礼講が許されている春ではあるが、公の場では弁えなさい、ということだ。
「まず一件目。昨日の夜に連絡があって驚いたんだけど、昨日の夕刻、九能藩の遣いを名乗る男が、飛田屋錦兵衛と誘拐に関わった船乗りたちを捕縛して、松風奉行所に連行したらしいんだよね。で、その人っていうのが、背が高い外国人で、派手な黒革の上着を着てたっていう報告があるんだけど……」
春の言葉に、全員の視線がユーゴへ注がれる。
「ん? ああ、それは俺だ、俺。間違いねぇよ」
「えっと……でもその時間、私たち松風空港に居たはずなんだけど……」
春の言葉に、ユーゴはこともなげに答える。
「だからあの時、行くところがあるって言っただろ?」
たしかにユーゴは飛行船の離陸までの間に、そう言って姿を消していた。
「で、でも松風空港から奉行所まで何里あると思っているの? たったあれだけの時間で往復なんて絶対ムリでしょ?」
「まぁまぁ春さん」
「信じられないかも知れないが、ユーゴは一度行った場所ならどんなに離れていても、一瞬で移動が可能なんだ」
「え? フィールエルさんもネルさんも信じるの?」
聖女二人は顔を見合わせ。
「信じるも何も……」
「実際ボクたちも一緒に移動したりしてるしね」
「アンタの気持ちはよく分かるわ、春。アタシもなんだかつい最近、似たようなやり取りをしたような、しなかったようなだし。まぁ、ユーゴのやる意味不明な言動はそのまま受け入れたほうが楽よ。ほら、大災害とか不思議な自然現象とか、あんな感じ」
「パレア。お前、酷いこというなよ。活造りにして舟盛りにして食うぞ」
「なにそれ!? 女体盛りにしてそのあと襲うつもりってわけ!? このケダモノ!」
「お前の頭の中はどうなってんだよ、このナマモノ。もういいよ。脱線しまくりだ。春、次は?」
「あ、うん。それで飛田屋錦兵衛は売り先を三人までは白状したんだけど、それ以上は言わなくて……」
「それなら確か残りの一人は映像記録に残してあるはずだ。それはユーゴに渡したはずだけど」
「ああ。フィールエルから預かっている。後で信衛に渡そう。確か、残りの一人は駒井とか言ってたか。そいつに始末されそうになってたから、慌てて錦兵衛を回収したんだよ」
「駒井ですか……?」
ユーゴの報告に信衛が首を捻った。
「ああ、駒井さま、とか言ってたぜ」
「ということは、商人の飛田屋より地位が上、もしくは権力があるということでしょうか。ということは武士。それにそんな大罪に手を染めるにはそれなりの資力も有しているはず。しかし、幕府の要職にあるものにそのような名前の者は聞いたことがありませんね。まぁ拙者も全ての幕府の武士を知っているわけではありませんが」
「それもこれから調査するよ。あと、これはこの件に関係あるかどうかわからないんだけど、飛田屋が白状した三人の周囲がちょっと怪しい動きをしてるっぽいよ。ご禁制の薬物を売りさばいて大量の資金を得ていたり、工場をいくつも建造したり、珍しい天稟を持っている人を集めたり」
「なんとなく引っかかるね。その三人の行方は?」
信衛に訊かれた春はお手上げのポーズ。
「水脇藩、新見藩、山岡藩の人間だったんだけど、各奉行所が踏み込んだところ、もぬけの殻だったって」
「雲隠れしたか。仕方ない。各奉行所には引き続き捜索してもらうとして、ゆうご殿たちの意見を聞かせて下さい」
「俺達としては元々、人魚の誘拐がもう無いようにしてくれれば良かったんだ。だから信衛達が取り締まってくれればそれで良い。パレアもそれで構わないな?」
「いいわよ。あ、そういえば、いま思い出したわ。昨日、海人達が言ってたわ。この国の一番東の海で、最近巨大な人間が海を泳いでるって。あんまり変なことを海の中でやって海人達を驚かせるんじゃないわよ」
最中を食べながら注意喚起するパレアに、信衛、尚勝、春がそれぞれ顔を見合わせる。
「一番東といえば、新見藩ですな。先程の下手人の一人がいる藩です。巨人とはまさか機巧武人でしょうか。しかし、そのような報告は何も受けておりませんな」
顎に手をやりながら尚勝が不審がった。
「ええ。機巧武人に関する事柄は全て機巧奉行である拙者に報告があるはずですが……。了解しました。これもこちらで調査しましょう」
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