チューリップラブ~甘い支配の始まり:榊原玲央の物語~【R18】

まぁ

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頃来

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「今から販売促進月まで、チューリップの花言葉と共にノベルティの宣伝を張りだしておくのもクリスマス月でお客様が多い時には有効かと思いますし、奥さんがご自宅のリビングの花をSNSで時々投稿しておられる際に一言宣伝していただくとか、一手間は必要だと思いますが、1月か2月にチューリップが昨年比の倍売れることを想像してみてください」
「昨年比倍…」
「夢のような話ね」
「ああ…栫井さん、1月は売り上げが落ち込む月なんだよ。年末に正月用の花を準備する人が多いからね。2月はその花も無くなる頃なのとバレンタインというイベントがあるからほんの少し上がる。でも良くないよ」
「実施するには何本で何を、とか詰めないといけないことが多々ありますがご検討いただけますか?」

 お二人は私の渡した紙とカード等を見ながら考え込む。

「1週間で返事するよ。1週間後に来てもらっていいですか?」
「オーナー、3日でお願いします」
「おお、強気だね」
「これくらいじゃないとオランダはもちろん、海外でやってこれなかったんで…すみません」
「もし、うちが断ったら他所のフラワーショップへ?」
「はい、そのつもりです。私も必死なので」
「店…やめるような危機?」
「いえ、やめることはありません」

 だってこのままでも、4月以降は玲央が手も口もお金も出すでしょうから。

「でも3月までに一人で何とか軌道に乗せたいんです」
「どうして3月?」
「開店してちょうど2年です」
「でも…やめることはないと言いきるのね?」
「その後はプロのコンサルタントが口出ししてくると思うので…でも私自身で何とかしたいと思っています」
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