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chapter※08※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
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「不自然…ですか?」
‘いつ誘われたのか、とか俺なら聞きそうだな’
「そっか…あの話だけで朱鷺や遠藤さんには情報が十分で…私自身が考える時間をくれているのだと思います」
‘そうか。俺はこうやって電話して美鳥と話して、一緒に考えるよ。話すことで考えが整理されることってあるだろう?’
「それは、そう…」
楽しい話ではないけれど、彼は終始私の言葉を聞き逃さないように耳を傾けてくれているのがわかる。
‘今週も日月が休み?’
「…はい」
‘月曜日の夕食、一緒にどう?この前イタリアンだったから和食にしようか?’
「…龍…」
‘うん?’
「今回の企画、まだ何も決定していなくて…どこまで私が担当してどこからが北海道の担当者や支配人に移るかもわからないんだけど…少なくともまだ私が関わっている…その間は会わない方がいいと思う」
‘わかった。美鳥を困らせるつもりはないからね’
「ありがとう」
‘ただ、まだ月曜までには週末があるから…きっと美鳥は考え続けるだろ?当日に決めてくれてもかまわない。俺の予定は空けておくから’
「…月曜日に会う会わない、っていう部分では変わらないと思います」
‘好きな人に会うための努力は惜しまない。可能性がゼロでなければ空けておくし、空いてなくても空けるよ’
一昨日も顔を見たいからとマンションへ立ち寄ってくれた彼を嬉しく思ったんだ。
今日だって‘好きな人に会うための努力は惜しまない’なんて嬉しい言葉に違いない。
恋愛ってこうして始まるのだろうか?
月曜日には会わないだろうけど、そのあとならどう?
私はそんなことを考えながら彼の‘おやすみ’を聞いていた。
‘いつ誘われたのか、とか俺なら聞きそうだな’
「そっか…あの話だけで朱鷺や遠藤さんには情報が十分で…私自身が考える時間をくれているのだと思います」
‘そうか。俺はこうやって電話して美鳥と話して、一緒に考えるよ。話すことで考えが整理されることってあるだろう?’
「それは、そう…」
楽しい話ではないけれど、彼は終始私の言葉を聞き逃さないように耳を傾けてくれているのがわかる。
‘今週も日月が休み?’
「…はい」
‘月曜日の夕食、一緒にどう?この前イタリアンだったから和食にしようか?’
「…龍…」
‘うん?’
「今回の企画、まだ何も決定していなくて…どこまで私が担当してどこからが北海道の担当者や支配人に移るかもわからないんだけど…少なくともまだ私が関わっている…その間は会わない方がいいと思う」
‘わかった。美鳥を困らせるつもりはないからね’
「ありがとう」
‘ただ、まだ月曜までには週末があるから…きっと美鳥は考え続けるだろ?当日に決めてくれてもかまわない。俺の予定は空けておくから’
「…月曜日に会う会わない、っていう部分では変わらないと思います」
‘好きな人に会うための努力は惜しまない。可能性がゼロでなければ空けておくし、空いてなくても空けるよ’
一昨日も顔を見たいからとマンションへ立ち寄ってくれた彼を嬉しく思ったんだ。
今日だって‘好きな人に会うための努力は惜しまない’なんて嬉しい言葉に違いない。
恋愛ってこうして始まるのだろうか?
月曜日には会わないだろうけど、そのあとならどう?
私はそんなことを考えながら彼の‘おやすみ’を聞いていた。
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