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サプライズwedding SS
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「香歩チンのご結婚おめでとうございます、翼さん翠さん」
「「ありがとう」」
息ぴったりに答えた二人に
「香歩のサプライズ、どこまでにしようかって考え始めたところだった」
と手を拭きながら言うと
「どこまでって?」
「当日までだろ?」
と返ってくる。
「式場まで黙って連れて行くのか、結婚式だよって迎えに行くのか。あのホテルで待ち合わせって言って一人で来るように仕向けるのか…サプライズの要と言えるところでしょ?」
「確かに肝心なところだね。迎えに行くなら会社ってことだよね?」
「誰が迎えに行くのかってところでもサプライズ感が変わってくるな」
翼さん翠さんが言った直後に久世さんがノリノリで話に入ってくる。
「だからそれはさ、並木さんが王子様のようにリムジンで迎えに行きなよ。リムジンは俺から香歩チンと翼さん、翠さんへお祝いで出すよ?」
「リムジンで会社前か…翼、どう思う?」
「香歩が何て言うだろうね…」
「アイツがいるから悪い案ではないと俺は思うが?」
「翠さん、アイツって?」
久世さんの質問には俺が答えた。
「香歩にひどいことした元カレが会社にいるってこと」
詳細を伝える必要はない。
が、それだけでも翼さん翠さん信者の久世さんには感じるものがあったらしい。
「だから翠さんの‘アイツがいるから悪い案ではないと俺は思う’なのか…それならさ、香歩チンが恥ずかしいと思う以上に、恥ずかしさが振り切れるくらいの幸せな演出をすればいいんじゃない?それも込みのサプライズってことで」
「「ありがとう」」
息ぴったりに答えた二人に
「香歩のサプライズ、どこまでにしようかって考え始めたところだった」
と手を拭きながら言うと
「どこまでって?」
「当日までだろ?」
と返ってくる。
「式場まで黙って連れて行くのか、結婚式だよって迎えに行くのか。あのホテルで待ち合わせって言って一人で来るように仕向けるのか…サプライズの要と言えるところでしょ?」
「確かに肝心なところだね。迎えに行くなら会社ってことだよね?」
「誰が迎えに行くのかってところでもサプライズ感が変わってくるな」
翼さん翠さんが言った直後に久世さんがノリノリで話に入ってくる。
「だからそれはさ、並木さんが王子様のようにリムジンで迎えに行きなよ。リムジンは俺から香歩チンと翼さん、翠さんへお祝いで出すよ?」
「リムジンで会社前か…翼、どう思う?」
「香歩が何て言うだろうね…」
「アイツがいるから悪い案ではないと俺は思うが?」
「翠さん、アイツって?」
久世さんの質問には俺が答えた。
「香歩にひどいことした元カレが会社にいるってこと」
詳細を伝える必要はない。
が、それだけでも翼さん翠さん信者の久世さんには感じるものがあったらしい。
「だから翠さんの‘アイツがいるから悪い案ではないと俺は思う’なのか…それならさ、香歩チンが恥ずかしいと思う以上に、恥ずかしさが振り切れるくらいの幸せな演出をすればいいんじゃない?それも込みのサプライズってことで」
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