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満ち足りる
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私がまだドライヤーをかけているうちにシャワーを終えた千紘が洗面所で頭を振る。
「ドライヤーしてくれってこと?しようか?」
「いらねぇ…このタオルで拭いて」
彼は私が体に巻き付けたバスタオルに手を掛けたので死守する。
「もう濡れてるから却下」
と別のバスタオルを手渡すと
「香歩も漏れてるだろ?」
千紘は意味を変換して私を後ろから抱きしめた。
‘人は同じでないけど対等である’
そのお父さんの言葉が何故だろう…さっき一度思い出してからぐるぐる脳内を回っている。
そして自分はしっかりとバスタオルを体に巻き付け、彼が全裸なことが私を勢いづける。
「千紘、拭いてあげるね」
彼が受け取らなかったバスタオルを手に彼と向かい合い、簡単に髪を拭いてから体を拭く。上から下へと徐々に拭き、天を向く昂りも軽く拭くと、私は最後にしゃがんで彼の足を拭く。
「あと背中だね」
そう言いながら、チュッ…聳え立つモノに軽く口づけると
「小悪魔降臨か…タチ悪いな、香歩。煽った責任は最後まで取ってくれんのか?それともヤリ逃げか?」
千紘が堂々と、聳え立つモノに手をやりながら私を見下ろす。
「逃げないけど…ここは好みじゃない。ごめんなさいね、千紘」
鏡のある場所は嫌だ。
「ドライヤーしてくれってこと?しようか?」
「いらねぇ…このタオルで拭いて」
彼は私が体に巻き付けたバスタオルに手を掛けたので死守する。
「もう濡れてるから却下」
と別のバスタオルを手渡すと
「香歩も漏れてるだろ?」
千紘は意味を変換して私を後ろから抱きしめた。
‘人は同じでないけど対等である’
そのお父さんの言葉が何故だろう…さっき一度思い出してからぐるぐる脳内を回っている。
そして自分はしっかりとバスタオルを体に巻き付け、彼が全裸なことが私を勢いづける。
「千紘、拭いてあげるね」
彼が受け取らなかったバスタオルを手に彼と向かい合い、簡単に髪を拭いてから体を拭く。上から下へと徐々に拭き、天を向く昂りも軽く拭くと、私は最後にしゃがんで彼の足を拭く。
「あと背中だね」
そう言いながら、チュッ…聳え立つモノに軽く口づけると
「小悪魔降臨か…タチ悪いな、香歩。煽った責任は最後まで取ってくれんのか?それともヤリ逃げか?」
千紘が堂々と、聳え立つモノに手をやりながら私を見下ろす。
「逃げないけど…ここは好みじゃない。ごめんなさいね、千紘」
鏡のある場所は嫌だ。
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