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番外編:吉宗&力哉
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「今年はバーベキューに参加出来なくて残念だったよ。俺がいなくて、綸ちゃん寂しかっただろ?吉宗も、な?」
力哉にグリグリと頭を撫でられながら吉宗が言った。
「はなびした」
「花火?いつもなかっただろ?俺の来ない時に限ってそんな楽しいことしたのか、吉宗?」
「おざさ」
「小笹かぁ」
「いとう、かしこい」
「えっ?賢い?」
綸が一昨日のバーベキューでの出来事を力哉に話す。
「そうか、吉宗が賢いから皆お前にいろいろ教えてくれるんだぞ」
さっきよりグリグリ撫でる力哉に短い腕で突きを繰り出す吉宗を見て
「吉宗、頑張って。リッキーを倒せるかな?」
と綸は笑い、樋川は
「こんなに小さいのに腕を振るだけじゃないのはすごいですね、型はできてる」
と感心する。力哉はわざと当てさせ
「腰入ってるもんな…吉宗もう少し拳を下げる…手じゃなく…えっと手首を真っ直ぐ…こう」
吉宗の小さい手を掴んで直してやる。
「そうそう。そうじゃないと手首が折れる」
「…みんないう」
「そうか、もうちゃんと稽古してるんだな。うちの道場も来てみるか?日によって大人ばかりじゃないから楽しいぞ」
「いく」
「じゃあ吉宗。車に乗る前に私とトイレに行きましょう。ゴールデンウィーク前にオムツが取れたと聞きましたよ」
「3さいはあかちゃんじゃねぇ」
吉宗をトイレに連れて行く樋川を見ながら
「さすがパパだね、樋川さん」
「ああ、じゃあ綸ちゃん。吉宗の着替えを少しだけ準備して」
「わかった…吉宗だけ預けて大丈夫かな?」
「大丈夫だろ。ダメだったら何時でも送ってくるよ」
吉宗にしたのとは違い、力哉は綸の頭を優しくポンポンとするのだった。
力哉にグリグリと頭を撫でられながら吉宗が言った。
「はなびした」
「花火?いつもなかっただろ?俺の来ない時に限ってそんな楽しいことしたのか、吉宗?」
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綸が一昨日のバーベキューでの出来事を力哉に話す。
「そうか、吉宗が賢いから皆お前にいろいろ教えてくれるんだぞ」
さっきよりグリグリ撫でる力哉に短い腕で突きを繰り出す吉宗を見て
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と綸は笑い、樋川は
「こんなに小さいのに腕を振るだけじゃないのはすごいですね、型はできてる」
と感心する。力哉はわざと当てさせ
「腰入ってるもんな…吉宗もう少し拳を下げる…手じゃなく…えっと手首を真っ直ぐ…こう」
吉宗の小さい手を掴んで直してやる。
「そうそう。そうじゃないと手首が折れる」
「…みんないう」
「そうか、もうちゃんと稽古してるんだな。うちの道場も来てみるか?日によって大人ばかりじゃないから楽しいぞ」
「いく」
「じゃあ吉宗。車に乗る前に私とトイレに行きましょう。ゴールデンウィーク前にオムツが取れたと聞きましたよ」
「3さいはあかちゃんじゃねぇ」
吉宗をトイレに連れて行く樋川を見ながら
「さすがパパだね、樋川さん」
「ああ、じゃあ綸ちゃん。吉宗の着替えを少しだけ準備して」
「わかった…吉宗だけ預けて大丈夫かな?」
「大丈夫だろ。ダメだったら何時でも送ってくるよ」
吉宗にしたのとは違い、力哉は綸の頭を優しくポンポンとするのだった。
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