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最終話 8
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夕食後、リッキーに電話をかけ昨夜のお礼と誕生日当日のおめでとうを伝えると喜んでくれた。
忙しそうに感じたのですぐにきり、鞠子さんに電話をかける。
めったに私からはメッセージも送らないのに電話をかけたので何かあったかと聞かれるが何もないと答え、航平の結婚のことや私が送った写真のこと、旅館のこと…しばらくたわいない話をしてきる。
そして今度は一美さんにかける…誰かと話していないとおかしくなりそうだ…一美さんは1時間ほど電話に付き合ってくれ、もう連絡する人もいない。
シャワーしても、この狭いところで一緒に泡にまみれたことを思い出し逃げるようにシャワー室から出る。
そしてまた床に丸まると、寝不足と疲れからかすぐにうとうとし始めた。
ガタッ…ん?
スマホまた落ちた?まあいいや、眠い…気持ちいい…ん…はっ?体を起こそうとすると
「ん?まだ眠いだろ?このままでいいぞ」
頭を撫でられる…いつもの手だ…………熱い熱い涙の塊が溢れ………
「お…かえりなさいっ」
「ああ、悪いな。一泊外でしちまった、眠れなかっただろ?」
ちょっと待って…この体勢どうなってる?感触は床のままだ…膝枕…
「ええっ…ちょっと足…正宗っ……」
「綸、そっと…ゆっくり動いてくれ」
忙しそうに感じたのですぐにきり、鞠子さんに電話をかける。
めったに私からはメッセージも送らないのに電話をかけたので何かあったかと聞かれるが何もないと答え、航平の結婚のことや私が送った写真のこと、旅館のこと…しばらくたわいない話をしてきる。
そして今度は一美さんにかける…誰かと話していないとおかしくなりそうだ…一美さんは1時間ほど電話に付き合ってくれ、もう連絡する人もいない。
シャワーしても、この狭いところで一緒に泡にまみれたことを思い出し逃げるようにシャワー室から出る。
そしてまた床に丸まると、寝不足と疲れからかすぐにうとうとし始めた。
ガタッ…ん?
スマホまた落ちた?まあいいや、眠い…気持ちいい…ん…はっ?体を起こそうとすると
「ん?まだ眠いだろ?このままでいいぞ」
頭を撫でられる…いつもの手だ…………熱い熱い涙の塊が溢れ………
「お…かえりなさいっ」
「ああ、悪いな。一泊外でしちまった、眠れなかっただろ?」
ちょっと待って…この体勢どうなってる?感触は床のままだ…膝枕…
「ええっ…ちょっと足…正宗っ……」
「綸、そっと…ゆっくり動いてくれ」
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