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業が深く罪深い 16
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ダイニングと食堂とどちらもに残っていたトマト、ナス、オクラ、そしていつもある玉ねぎでカレーを作ろう。じゃがいもや人参より早く出来上がる野菜とひき肉で作ることにした。
食堂ではお父さんと大西さん、あと二人の組員さんがにこやかに談笑中だ。
「玖未さん、これうまいです。炊きたてご飯で卵かけご飯して、南蛮漬け食って…ごちそうさまでした」
コクン…
「ナス持って今度は何だ、玖未?」
「カレー」
「おお…当番の交代が皆、楽しみになりますね」
「次は何がある?ってな」
「そうだな。俺も一旦部屋に戻って、古原と桝井に‘1時間したらカレーが食える’って言っとく」
「夏はカレーですよね」
みんな普通だね。大丈夫ってことだよ。しばらくすると
「腹へった…」
「目、疲れた…」
と森川兄弟が疲れた様子でやって来たが、しっかりパソコンは持ったままだ。
「玖未さん、みんな大丈夫ですから」
コクン…
「後処理がもう少しありますけど、片はついてます。カレー?」
「ん、もう食べられるよ」
「大盛にしようっと」
「座ってていいよ、持ってく」
「「ありがとうございます」」
軽く‘今日は焼きそばです’みたいな雰囲気で大丈夫だと報告してくれた兄弟は、自分たちでカレーを入れようとしたが私が入れることにする。だってほら…やっぱりまたパソコンを叩いているもの。
「カレーの先客がいましたね」
「玖未さん、みんな無事ですから。カレーを頂けますか?」
コクン…太郎と次郎も揃って軽い報告のあとカレーを食べに来た。
無事ならいい。
一斉に帰って来て何を食べる?カレーは半分残っているとして…私は眠気を感じる暇もなく、冷蔵庫を覗いた。
食堂ではお父さんと大西さん、あと二人の組員さんがにこやかに談笑中だ。
「玖未さん、これうまいです。炊きたてご飯で卵かけご飯して、南蛮漬け食って…ごちそうさまでした」
コクン…
「ナス持って今度は何だ、玖未?」
「カレー」
「おお…当番の交代が皆、楽しみになりますね」
「次は何がある?ってな」
「そうだな。俺も一旦部屋に戻って、古原と桝井に‘1時間したらカレーが食える’って言っとく」
「夏はカレーですよね」
みんな普通だね。大丈夫ってことだよ。しばらくすると
「腹へった…」
「目、疲れた…」
と森川兄弟が疲れた様子でやって来たが、しっかりパソコンは持ったままだ。
「玖未さん、みんな大丈夫ですから」
コクン…
「後処理がもう少しありますけど、片はついてます。カレー?」
「ん、もう食べられるよ」
「大盛にしようっと」
「座ってていいよ、持ってく」
「「ありがとうございます」」
軽く‘今日は焼きそばです’みたいな雰囲気で大丈夫だと報告してくれた兄弟は、自分たちでカレーを入れようとしたが私が入れることにする。だってほら…やっぱりまたパソコンを叩いているもの。
「カレーの先客がいましたね」
「玖未さん、みんな無事ですから。カレーを頂けますか?」
コクン…太郎と次郎も揃って軽い報告のあとカレーを食べに来た。
無事ならいい。
一斉に帰って来て何を食べる?カレーは半分残っているとして…私は眠気を感じる暇もなく、冷蔵庫を覗いた。
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