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組と会社そして家 16
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ちょうど来た野沢たちと夕食兼飲み会のようなテーブルを囲む。ソファー前のテーブルは高さ変更が可能な物なので何でもここだ。
「アボカド、サーモン、クリームチーズ、これが大人気の定番組み合わせ。こっちの海鮮ユッケロールはうちの会社担当者の推し。あとは炙り味噌サーモンロールとピリ辛スパムロールとフライドシュリンプロール」
「ありがと…いただきます。巻き寿司より派手だね」
「見た目がパッと黒い海苔じゃないからね」
説明しながら右京は玖未の作ったつまみを、熱いうちにと器用に食べている。
「俺、正直バジルとかセロリって得意でなかったけど、これうまい」
ピンポーン、ピンポーン…俺と同じことを言う右京に重ねてインターホンが鳴った。珍しいことなので皆が顔を見合わせるが
「…多分、由佐」
「確かめて開けます」
野沢が立つ。
「うさ?来る予定だった?」
「いや、全くだが…大西たちの休み中のことを連絡したからじゃね?」
「今すぐじゃないのに…」
「暇なんだろ。由佐が暇ってのは悪いことでない」
「…パトロールが少なくていいから?」
「ん、そういうことだ」
俺が正解、というように頬を撫でると玖未は満足そうに…無表情の中にもほんの僅かに笑顔を浮かべた。
「わお、食事中かラブラブ中かわからないけどお邪魔するよ~お土産はシードルとチーズ。姫ちゃん、好き?」
「…甘いシードルはあんまり…」
「ドライに仕上がってるから甘さ控えめだよ。米とは合わないかな…乾杯かあとのおつまみタイムだね」
「ん、ありがと。もらう」
普通に話が出来てるな。これなら由佐に任せても大丈夫だろう。
「アボカド、サーモン、クリームチーズ、これが大人気の定番組み合わせ。こっちの海鮮ユッケロールはうちの会社担当者の推し。あとは炙り味噌サーモンロールとピリ辛スパムロールとフライドシュリンプロール」
「ありがと…いただきます。巻き寿司より派手だね」
「見た目がパッと黒い海苔じゃないからね」
説明しながら右京は玖未の作ったつまみを、熱いうちにと器用に食べている。
「俺、正直バジルとかセロリって得意でなかったけど、これうまい」
ピンポーン、ピンポーン…俺と同じことを言う右京に重ねてインターホンが鳴った。珍しいことなので皆が顔を見合わせるが
「…多分、由佐」
「確かめて開けます」
野沢が立つ。
「うさ?来る予定だった?」
「いや、全くだが…大西たちの休み中のことを連絡したからじゃね?」
「今すぐじゃないのに…」
「暇なんだろ。由佐が暇ってのは悪いことでない」
「…パトロールが少なくていいから?」
「ん、そういうことだ」
俺が正解、というように頬を撫でると玖未は満足そうに…無表情の中にもほんの僅かに笑顔を浮かべた。
「わお、食事中かラブラブ中かわからないけどお邪魔するよ~お土産はシードルとチーズ。姫ちゃん、好き?」
「…甘いシードルはあんまり…」
「ドライに仕上がってるから甘さ控えめだよ。米とは合わないかな…乾杯かあとのおつまみタイムだね」
「ん、ありがと。もらう」
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