彼の愛は不透明◆◆若頭からの愛は深く、底が見えない…沼愛◆◆ 【完結】

まぁ

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組と会社そして家 11

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「…ありがと…」
「うん?いいよ、いいよ。そんなつもりで言ってないし」
「ん…教えてくれて、ありがと」
「うーん、姫ちゃんは知らなくてもいいことだって怒る奴がいるかもしれないけどね」
「多分いない」
「そう?どうしてそう思う?」
「皆、丁寧に何でも教えてくれる…私には関係ないとか言われたことない」
「そういう守り方もあるからね」

コクン…今教えてもらったことを理解していれば、私は‘大人しく守ってもらう’という行動を必ず選択する。

それが皆の負担を軽くするということになるのだから。

「じゃあ、これ…味見していい?」

じゃあっておかしい気もするけど…

「いい…まだあまり浸せてないよ?」
「いただきます……うん……いま…揚げ出しナス状態な、美味しいわ。ごちそうさま~いってきま~す」

うさは軽快に言いながら食堂を出て行った。しばらくすると

「あ、由佐さん知りませんか?」

森川兄弟の弟くんが顔を出した。

「ホームセンターに行った」
「そうですか…じゃああとで教えてもらうか…」

うさは頼りにされているのか…特殊な仕事とも言ってたし‘適材適所’少し前に津川さんに教えてもらった言葉を使う場面かな。

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