彼の愛は不透明◆◆若頭からの愛は深く、底が見えない…沼愛◆◆ 【完結】

まぁ

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組と会社そして家 2

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「昨日の女子会はどうだった?」

右京がトーストを齧りながら私に聞く。

「…賑やか」
「もうそれは聞かなくても分かってたよ。何で盛り上がった?」
「美肌、美白、美顔、美乳…」
「ぶっ、それ裕子さん?」
「みんなよく知ってた…で、時々奈保先生が医学的にそれはダメって立ち上がるの」
「うんうん、それから?」
「…何かいろいろ…そう言えば…キャバクラの逆がホストクラブなんだから、セクキャバの逆バージョンを繁華街に出現させてって…盛り上がってたよ?」
「男が下着姿で接客してタッチあり?」
「異常に盛り上がってた…一応伝えたからね、悠仁」

私は昨日の女子会で、悠仁に伝えてと言われてたことを思い出して伝え、満足して珈琲を飲む。

「ふっ…玖未、任務完了か?」
「うん。すっかり忘れてた…思い出してよかった…」
「そんな店、作らねぇがな」
「…私に言わないで…男女差は許さないっていろいろ盛り上がっていたからね」
「逆セクキャバはあるんだが…嬢が客を攻める店な。もう風俗より、ちょっと高級飲食店の方へ力を入れてるから、無しだな」
「ふーん」
「玖未がやりたきゃ、どのバージョンもここで俺が相手するが?」
「…」

それって…結果は毎晩と同じような気がする。

「ってか…玖未ちゃん、その類いの店わかるんだね」
「繁華街のお姉さんとかお兄さんがいろいろ教えてくれたから」
「ホストクラブは行ったことある?」
「ない」
「どうして?」
「…………」
「何?」
「全く同じやり取りを昨日した…めん…」
「面倒って言わないで。昨日は昨日、今日は今日。どうして?」
「…人とわざわざ絡んで飲む意味が分からないから」
「なるほど…俺たちとは飲もうな。今度上でバーベキューしない?いいだろ、悠仁?」
「玖未がするなら、いい」
「したことない」
「なら、絶対する」

上には普段、私と悠仁しか行かないから右京が確かめたのだろう。広いルーフバルコニーを使うってことだね。

「道具を揃えないといけませんね」
「由佐にさせる。しばらくこっちにいるから、ここへも来る、来るとどうせうるさい。玖未」
「ん?」
「由佐が会いたいらしいが、ここか屋敷、どっちがいい?」
「…屋敷」
「ん。昼飯は屋敷に戻る。津川たちも一緒に食えばいい」
「じゃあ…何人だ…7人?ダイニングで作っていいかな?」
「もちろんいいが、無理するな」
「うん」
「もしかしたら、親父がいるぞ」
「じゃあ…10人だね」
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