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現実と事実と真実と 10
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「そうだなぁ、玖未…ここに全部並べてやればいいんだが無理だった」
「…」
「買い占めか?」
無理の意味が分からずにいると悠仁が呆れた声を出す。
「若、その通りです。ケーキは店にある全種類を2個ずつ。ロールケーキにも種類があって全て用意しましたし、バームクーヘンもホールタイプで3種類。アイスクリームはここに入りきらずに、別にも待機してます」
「あ、先ほど紹介し忘れてますね。桜餅もあります」
次々とあちらから聞こえてくるが…太郎と次郎は店でもするの?
「お、玖未。古原と桝井の名前を知ってたのか?」
ヤバい…ヤバい…ヤバいって…太郎と次郎って音になってたの?…ん?知ってた?恐る恐る見た太郎が金歯を見せてニカッと笑い
「慎太郎なんで太郎と呼んで下さるのですね、ありがとうございます」
と…はっ?最中が…1、2、3…20個入った箱を置く。
「私の名前もご存じだったとは。どうぞそのまま次郎でお願いします」
と綺麗な色のお茶を出してくれた。ツンツン…キャパオーバーになり悠仁の袖を小さく引く。
「ん?」
「…ぁの…皆さんのフルネーム…確認…」
「古原慎太郎、桝井次郎」
ミラクル…ここで一生分の運を使いきったよ、私。
本当に?と思ったけれど、周りを見れば本当そうだ。よかった…金歯でゴールド、銀縁メガネでシルバーと名付けなかった自分を誉める。
「季節物ですから桜餅も、ここへ置きますね。あとは玖未さん、自由に冷蔵庫も覗いてください」
コクン…皆のお茶も置いたらソファー前のテーブルには隙間がない。
「玖未はここでは一番小さい子どもだ、子ども。可愛い末っ子だ。好き勝手、思いのままに振る舞って皆を振り回せばいい」
「そうなんですが、親父。玖未さんは何もわがままをおっしゃらない。その点、私も右京も大西も津川もいささか不満です」
え?ここでねちょ?
「…」
「買い占めか?」
無理の意味が分からずにいると悠仁が呆れた声を出す。
「若、その通りです。ケーキは店にある全種類を2個ずつ。ロールケーキにも種類があって全て用意しましたし、バームクーヘンもホールタイプで3種類。アイスクリームはここに入りきらずに、別にも待機してます」
「あ、先ほど紹介し忘れてますね。桜餅もあります」
次々とあちらから聞こえてくるが…太郎と次郎は店でもするの?
「お、玖未。古原と桝井の名前を知ってたのか?」
ヤバい…ヤバい…ヤバいって…太郎と次郎って音になってたの?…ん?知ってた?恐る恐る見た太郎が金歯を見せてニカッと笑い
「慎太郎なんで太郎と呼んで下さるのですね、ありがとうございます」
と…はっ?最中が…1、2、3…20個入った箱を置く。
「私の名前もご存じだったとは。どうぞそのまま次郎でお願いします」
と綺麗な色のお茶を出してくれた。ツンツン…キャパオーバーになり悠仁の袖を小さく引く。
「ん?」
「…ぁの…皆さんのフルネーム…確認…」
「古原慎太郎、桝井次郎」
ミラクル…ここで一生分の運を使いきったよ、私。
本当に?と思ったけれど、周りを見れば本当そうだ。よかった…金歯でゴールド、銀縁メガネでシルバーと名付けなかった自分を誉める。
「季節物ですから桜餅も、ここへ置きますね。あとは玖未さん、自由に冷蔵庫も覗いてください」
コクン…皆のお茶も置いたらソファー前のテーブルには隙間がない。
「玖未はここでは一番小さい子どもだ、子ども。可愛い末っ子だ。好き勝手、思いのままに振る舞って皆を振り回せばいい」
「そうなんですが、親父。玖未さんは何もわがままをおっしゃらない。その点、私も右京も大西も津川もいささか不満です」
え?ここでねちょ?
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