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現実と事実と真実と 2
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「マイルームってやつだ」
目を丸くする玖未を膝に乗せると、俺が手入れしたさらさらの髪に指を通す。
俺が屋敷に出入りしない間に、親父が玖未の部屋を作ると耳にしたので俺の部屋の隣を指定し、中で行き来が出来るようにしてくれと注文をつけた。
「ここが家になったんだけど…」
マンションに住所を移したところなのに、と言いたいのだろう。
「俺もここに住所があるが屋敷にも部屋がある。野沢と右京も同じだ。表の会社に名前が出るからには須藤組に住所を置いておくのは無理だからな。その点、大西や津川は反対だ」
「須藤組に住所があって…ここにも部屋がある?」
「そうだ。だから玖未も俺と同じ…屋敷の俺の部屋を使えばいいとも思ったが親父が‘レディの自室はシャレてるのがいいだろ’とか言ってた」
「…嬉しいことを言ってもらっているんだろうけど…どうしよ…シャレてる部屋がわからない…」
「玖未」
暗い光と少しの期待を含む玖未の瞳が揺れている。これまでに考えたこともなかったことに期待よりも不安の方が大きいのだ。その暗い光にゾクゾクしながら彼女を強く抱きしめると
「タブレット持っているだろ?」
「うん」
「いろんな部屋を見てみるといい」
「そっか…」
楽しみの方向へと誘い出す。今どき子どもでも何でも検索するだろうと思うが、玖未にはそんな習慣はない。きらびやかな物を目にしないのも無意識な自己防衛だ。
髪に通す指は玖未の胸の膨らみの頂点で自由になる。こうして服の上からなぞるだけで俺の荒獅子が熱を持つのに十分なほど魅惑的な丸み。
玖未を抱く度に燃え上がる椿の熱に、赤を入れずとも玖未を抱くことで色づき、花が開いたのではないかと空想するほど、玖未と椿は共鳴する。俺が空想…生涯、この椿に関してのみだと断言できるな。
「…笑ってる…」
「ん?」
「悠仁…笑ってたよ…」
「玖未のこの下…どれくらい硬くなったか想像してた」
「それは…えっちな人…だね」
「玖未にだけ、えっちにも、エロくも、淫らにも、卑猥にも、淫…」
「…っ…」
赤くなった玖未が俺の口を左手で塞いだ。その表情を楽しみつつ、手のひらをレロッと舐めてからTシャツを脱がせると背中のホックを外す。
「玖未…これキツくないか?」
丸みの外側についたアトを指先でなぞると玖未が自分の胸を見下ろした。
目を丸くする玖未を膝に乗せると、俺が手入れしたさらさらの髪に指を通す。
俺が屋敷に出入りしない間に、親父が玖未の部屋を作ると耳にしたので俺の部屋の隣を指定し、中で行き来が出来るようにしてくれと注文をつけた。
「ここが家になったんだけど…」
マンションに住所を移したところなのに、と言いたいのだろう。
「俺もここに住所があるが屋敷にも部屋がある。野沢と右京も同じだ。表の会社に名前が出るからには須藤組に住所を置いておくのは無理だからな。その点、大西や津川は反対だ」
「須藤組に住所があって…ここにも部屋がある?」
「そうだ。だから玖未も俺と同じ…屋敷の俺の部屋を使えばいいとも思ったが親父が‘レディの自室はシャレてるのがいいだろ’とか言ってた」
「…嬉しいことを言ってもらっているんだろうけど…どうしよ…シャレてる部屋がわからない…」
「玖未」
暗い光と少しの期待を含む玖未の瞳が揺れている。これまでに考えたこともなかったことに期待よりも不安の方が大きいのだ。その暗い光にゾクゾクしながら彼女を強く抱きしめると
「タブレット持っているだろ?」
「うん」
「いろんな部屋を見てみるといい」
「そっか…」
楽しみの方向へと誘い出す。今どき子どもでも何でも検索するだろうと思うが、玖未にはそんな習慣はない。きらびやかな物を目にしないのも無意識な自己防衛だ。
髪に通す指は玖未の胸の膨らみの頂点で自由になる。こうして服の上からなぞるだけで俺の荒獅子が熱を持つのに十分なほど魅惑的な丸み。
玖未を抱く度に燃え上がる椿の熱に、赤を入れずとも玖未を抱くことで色づき、花が開いたのではないかと空想するほど、玖未と椿は共鳴する。俺が空想…生涯、この椿に関してのみだと断言できるな。
「…笑ってる…」
「ん?」
「悠仁…笑ってたよ…」
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「…っ…」
赤くなった玖未が俺の口を左手で塞いだ。その表情を楽しみつつ、手のひらをレロッと舐めてからTシャツを脱がせると背中のホックを外す。
「玖未…これキツくないか?」
丸みの外側についたアトを指先でなぞると玖未が自分の胸を見下ろした。
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