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欲は大罪なのか 8
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「揃いもいいな」
「お揃い…?」
「ん、俺と玖未」
俺がそう言うと玖未はチラッと俺のピアスを見た。
「ん?ピアスがいいなら開けてやる。俺で心配なら灰谷妹にやってもらえ」
「…悠仁…」
「ん?」
「…」
「考えていることを言ってみろ。今すぐ何かが決められなくてもいい」
右京や野沢が大きく一歩下がり、玖未が俺だけに言葉を発することが出来るように配慮する。
「…調理の現場って…つけまつ毛やマツエク、ピアスは落ちて異物混入のリスクがあるから禁止なの…店によるとも聞いたけど…私が行ったところは禁止だった…」
「今はやりたい放題だが…玖未、まつ毛すげぇ長いぞ?」
「それは…そうなの?居酒屋の時の社員イベントの景品でだて眼鏡が当たったの。それで…掛けてみたら、まつ毛がレンズにべろべろ当たって…鼻が低いのかと思ってた」
「ふっ…違うな、まつ毛が長い」
「…ピアスはやってみたい気はする…可愛いの」
「たくさん買ってやる」
「揺れるの…お揃いじゃないけど…いいのかな?」
ああ…そこかよ、玖未。
店の前だろうが通行人が大勢いようが抱きしめずにはいられなかった。
「揃いはいつでもいい。まずは揺れる可愛いピアスだ」
「いいの?」
「当然。だが、1ヶ月はファーストピアスのままだぞ?それは仕方ねぇ。俺が消毒してやるからな」
「うん…ありがと」
「俺が開けていいのか?」
「悠仁がいい」
「どこ開ける?片方?両方?」
「両方」
「ん、帰って開ける」
「お揃い…?」
「ん、俺と玖未」
俺がそう言うと玖未はチラッと俺のピアスを見た。
「ん?ピアスがいいなら開けてやる。俺で心配なら灰谷妹にやってもらえ」
「…悠仁…」
「ん?」
「…」
「考えていることを言ってみろ。今すぐ何かが決められなくてもいい」
右京や野沢が大きく一歩下がり、玖未が俺だけに言葉を発することが出来るように配慮する。
「…調理の現場って…つけまつ毛やマツエク、ピアスは落ちて異物混入のリスクがあるから禁止なの…店によるとも聞いたけど…私が行ったところは禁止だった…」
「今はやりたい放題だが…玖未、まつ毛すげぇ長いぞ?」
「それは…そうなの?居酒屋の時の社員イベントの景品でだて眼鏡が当たったの。それで…掛けてみたら、まつ毛がレンズにべろべろ当たって…鼻が低いのかと思ってた」
「ふっ…違うな、まつ毛が長い」
「…ピアスはやってみたい気はする…可愛いの」
「たくさん買ってやる」
「揺れるの…お揃いじゃないけど…いいのかな?」
ああ…そこかよ、玖未。
店の前だろうが通行人が大勢いようが抱きしめずにはいられなかった。
「揃いはいつでもいい。まずは揺れる可愛いピアスだ」
「いいの?」
「当然。だが、1ヶ月はファーストピアスのままだぞ?それは仕方ねぇ。俺が消毒してやるからな」
「うん…ありがと」
「俺が開けていいのか?」
「悠仁がいい」
「どこ開ける?片方?両方?」
「両方」
「ん、帰って開ける」
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