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その後年末…
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「紫乃ちゃんのお茶碗とお箸、湯飲み、マグカップも買ってあるからね…今日はお茶碗いらないけど」
寿司桶を持ったお義母さんがそう言うと
「俺の茶碗ってあった?」
「壱のは前からあるわよ。ちょっと立ち寄るだけで、食事するほどの時間は全然来ないから知らないだけでしょ?」
「そうか…そうだったな」
「それはそれでいいのよ。元気に仕事を頑張ってるのはわかっていたからね。でも結婚したんだから仕事はほどほどに、紫乃ちゃんを大事にしてよ」
「当たり前」
壱がお寿司を受け取った。
「さあ、こうして揃って1年が締め括れるのは嬉しいね。始めようか」
お義父さんが言いながら3段重を開けた。
「わぁ…すごい…これお義母さんが?」
「そう。おせちなんて何年ぶりだろう…って言いながらね、作ったわ」
「紫乃ちゃんが来てくれるから、母さんが張り切ってね」
「おせちって…今日食っていいのか?」
盛り上がる3人に壱がボソッと言う。
「いいのよ。大晦日から食べて。地域によるらしいけど主婦がゆっくり出来るように作っておく食事なんだからいつ食べても問題なし」
ビシッとかっこよく言ったお義母さんのおせちと豪華なお寿司で開宴だ。
寿司桶を持ったお義母さんがそう言うと
「俺の茶碗ってあった?」
「壱のは前からあるわよ。ちょっと立ち寄るだけで、食事するほどの時間は全然来ないから知らないだけでしょ?」
「そうか…そうだったな」
「それはそれでいいのよ。元気に仕事を頑張ってるのはわかっていたからね。でも結婚したんだから仕事はほどほどに、紫乃ちゃんを大事にしてよ」
「当たり前」
壱がお寿司を受け取った。
「さあ、こうして揃って1年が締め括れるのは嬉しいね。始めようか」
お義父さんが言いながら3段重を開けた。
「わぁ…すごい…これお義母さんが?」
「そう。おせちなんて何年ぶりだろう…って言いながらね、作ったわ」
「紫乃ちゃんが来てくれるから、母さんが張り切ってね」
「おせちって…今日食っていいのか?」
盛り上がる3人に壱がボソッと言う。
「いいのよ。大晦日から食べて。地域によるらしいけど主婦がゆっくり出来るように作っておく食事なんだからいつ食べても問題なし」
ビシッとかっこよく言ったお義母さんのおせちと豪華なお寿司で開宴だ。
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