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その後年末…
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「ホームページね…難しいよね?出来上がったと思って使ってるけど、後付けがうまく出来なかったりして…」
「あまり稼働してないの?」
「そうなるわね」
「ちょっと見せてもらっていい?その、栫井さんの言う後付けなんかは、すぐ出来るように直せると思う」
「いいの?…いやいやダメでしょ…長谷川くんプロなんだから気軽に頼めないよ。ビルのオーナーだって聞いてびっくりしちゃった」
「いいよ。榊原さんと続いてる縁でかまわない。何時間も作業するつもりもないし」
「本当にいいの?」
「いい。見せて」
壱が無事パソコンに向かった。結局私は欲しい物を見てただけだけどいいか。あ…これも可愛い。
「紫乃さん、ごめんなさい。お待たせしてしまって」
「全然飽きない空間なので大丈夫です」
「長谷川くんの作業…最早なんの作業か私にはわからないわ…」
「ふふっ…私もわかったことがありません。ホームページにブログの欄があったと思うんですけど」
「一応あります」
「あれって…このエコバッグの文字や他の商品からオランダ語の意味を乗せていくって、たまにはどうですか?話せない外国語でもいくつか単語を知ってるっていう楽しい感覚があるから読んでもらえるかも…かも、ですけど」
「なるほど。そうか…そうですね、やってみます。自慢ではないんですけど、自分が一目見てわかることだからそこに気づいていませんでした」
「紫乃の着眼点はいい。もっと気になること言っていいぞ。紫乃が気に入った店なら言ってやれ」
キーボードを叩いたまま言う壱に続いて栫井さんが言う。
「本当に聞きたい。みんな‘可愛い’‘素敵’って言いながら顧客さんって少ないんですよ。何が気になります?教えて頂けると嬉しい」
「あまり稼働してないの?」
「そうなるわね」
「ちょっと見せてもらっていい?その、栫井さんの言う後付けなんかは、すぐ出来るように直せると思う」
「いいの?…いやいやダメでしょ…長谷川くんプロなんだから気軽に頼めないよ。ビルのオーナーだって聞いてびっくりしちゃった」
「いいよ。榊原さんと続いてる縁でかまわない。何時間も作業するつもりもないし」
「本当にいいの?」
「いい。見せて」
壱が無事パソコンに向かった。結局私は欲しい物を見てただけだけどいいか。あ…これも可愛い。
「紫乃さん、ごめんなさい。お待たせしてしまって」
「全然飽きない空間なので大丈夫です」
「長谷川くんの作業…最早なんの作業か私にはわからないわ…」
「ふふっ…私もわかったことがありません。ホームページにブログの欄があったと思うんですけど」
「一応あります」
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「なるほど。そうか…そうですね、やってみます。自慢ではないんですけど、自分が一目見てわかることだからそこに気づいていませんでした」
「紫乃の着眼点はいい。もっと気になること言っていいぞ。紫乃が気に入った店なら言ってやれ」
キーボードを叩いたまま言う壱に続いて栫井さんが言う。
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