甘い支配の始まり~愛に従え 愛に身を委ねろ~【完結】

まぁ

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その後年末…

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「ストレートにホームページ手直しとは言えないよな。そこで紫乃さんと二人でちょっと俳優になってでも手直しできるように頑張ってきてよ」
「嫌です。面倒くさっ」

 俺は嫌だが、隣の紫乃はホームページのあちこちを触り始めている。

「これって在庫数とか出ればいいのにね。個人のお店ってわかっているとちょっと気にならない?在庫なしって表示されているだけの物は店の廃れた感に繋がるから、入荷予定があるなら来月入荷予定とかインフォメーションがあると、ちゃんと仕入れもしてる営業中の店って印象付けられる気がする…素人目線ですが…どう?長谷川プロ?」

 可愛らしく視線を送られ‘長谷川プロ’ってゴルファーのような言い方だと思いながら

「長谷川さんのご指摘通りです」

 と返すと、自分も‘長谷川’だと思い出して紫乃が照れた。

「それ以外にも上から表示順も良くないよな。アピールポイントが全くない」
「どうやって手をつける?」
「紫乃、やる気?」
「一度引き受けたしね。それに、その壱の手直しだけでどれだけ変わるものか見てみたい気がする」
「榊原さん、明日ってここ営業?」
「営業」
「じゃあ…明日、紫乃と行く」
「年明けじゃなく明日行ってくれるのか?」
「年明けだったら3週間ほど後になりますよ?ホームページなんて見られてこそでしょ?明日行きます」
「はい、明日行きます」

 紫乃が俺を真似て言った‘行きます’を‘イキます’に脳が勝手に変換するのを感じながら紫乃の頭を撫でた。
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