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a bond of love*愛の絆
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「今日のドレスはお兄ちゃんで、花火大会の日は壱くんが浴衣を買ってくれるんだって…言っちゃダメだったのかな?でも気になるよね?」
「うん」
「壱くんが浴衣一式買ってヘアメイクも…っていうことを、お兄ちゃんと壱くんが決めたみたい」
ヒールの高い靴を履いて痛くないか確かめるため、店内をうろうろ歩きながら真麻ちゃんと話す。
「そのくらいうろうろ出来れば問題ないでしょう。基本的に歩く格好じゃないから。背筋伸ばして微笑んでいれば、あの店の男の子たちが楽しく話して飲ませてくれるわ。絶対に交わらない人生だと思われる人との出会いも貴重よ?無駄なことにはならないわ。楽しんで来て」
夢唯さんの店の前からタクシーに乗り、まこちゃんの店の前で降りる。なるほど、歩かないね。
まこちゃんの店は、私が想像していたような眩しいネオンが煌めく店ではなく、落ち着いたターコイズを思わせるブルーグリーンで店名が光る、彼にぴったりの店だと思い口角が上がる。その時、店のドアが開き
「ああ…もうご到着でしたか、真麻さん。夢唯さんから‘出た’と連絡があったのにお出迎えが遅れました。申し訳ございません」
「大丈夫。こんばんは、支配人。こちら紫乃です」
「紫乃様、どうぞ。ご挨拶は改めて中で」
恭しくお辞儀される前を通り店内へ一歩入ると
「いらっしゃいませ」
「こんばんは、ごゆっくりおくつろぎくださいませ」
とても静かな声と恭しいお辞儀が連続する中を、ボーイさん、真麻ちゃんに続いて歩いて行く。
店内は、やっぱりブルーグリーンが所々使われた、とても上質なきらびやかさを放ちながらもどこか落ち着く、何かに包み込まれたような感覚がする空間だった。
「うん」
「壱くんが浴衣一式買ってヘアメイクも…っていうことを、お兄ちゃんと壱くんが決めたみたい」
ヒールの高い靴を履いて痛くないか確かめるため、店内をうろうろ歩きながら真麻ちゃんと話す。
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夢唯さんの店の前からタクシーに乗り、まこちゃんの店の前で降りる。なるほど、歩かないね。
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「いらっしゃいませ」
「こんばんは、ごゆっくりおくつろぎくださいませ」
とても静かな声と恭しいお辞儀が連続する中を、ボーイさん、真麻ちゃんに続いて歩いて行く。
店内は、やっぱりブルーグリーンが所々使われた、とても上質なきらびやかさを放ちながらもどこか落ち着く、何かに包み込まれたような感覚がする空間だった。
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