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a bond of love*愛の絆
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「わっ…びっくりした…」
話している紫乃の後ろから腕を回しぎゅっと抱きしめると、驚いた紫乃がスマホを落としそうになる。それを一緒に持ち
「真麻、ホストクラブはダメだ」
‘出た…ミジンコ壱くんて呼ぶよ?’
「何とでも呼べ。でもホストクラブはダメ」
‘社会経験よ’
「しなくていい経験もある」
‘何事も経験よ。紫乃ちゃんも行ってみたいでしょ?’
悪魔の誘いを聞く。
「うーん…行きたいって思ったことはない…」
だろ?
「けど…」
はっ?けど?
「まこちゃんのお店ということに興味はあるかな…真麻ちゃんは行ったことあるの?」
‘あるよ’
「行って何をするの?お酒を飲むんだよね?」
‘そう。いつもと違う装いで出かけるのも、たまにはいいよ’
「いつもよりお洒落するってこと?」
紫乃…お洒落したけりゃ買ってやるっていつも言ってるだろ?
‘イブニングドレスを着て、髪もセットしてもらって出かけようよ、紫乃ちゃん’
「イブニングドレス…すごい正装だね…」
‘カクテルドレスでもアフタヌーンドレスでもいいけどね、上品な感じなら’
「紫乃が何着ても下品になるわけがないだろ」
‘壱くん、ありがとう。紫乃ちゃん、行っていいって。良かったね’
「はっ?そうは言ってない」
‘ウジウジ、じめじめ言わないの。壱くんは接待飲みのあとに迎えに来ればいいじゃない’
「…真麻、ドレスは?夢唯さんのところか?」
‘そう。紫乃ちゃん、5時から食事してドレスのお店に行ってそこで全部任せるからね。夢唯さんはお兄ちゃんの彼女っていうかパートナーだよ。そこは壱くんに聞いて’
通話を切った真麻に押し切られたが
「紫乃、行く?」
「真麻ちゃんと一緒だから行ってみようかな。まこちゃんのお店は見てみたいし、真麻ちゃんとドレスアップはちょっと楽しそうでしょ?いい?」
紫乃がそう言うならいいか。他で飲むより誠の店は安心だ。紫乃が男に囲まれるということに抵抗はあるが、知的な男が多いことも知っている。仕事上だと言っても俺がクラブに行くのも事実だ。
話している紫乃の後ろから腕を回しぎゅっと抱きしめると、驚いた紫乃がスマホを落としそうになる。それを一緒に持ち
「真麻、ホストクラブはダメだ」
‘出た…ミジンコ壱くんて呼ぶよ?’
「何とでも呼べ。でもホストクラブはダメ」
‘社会経験よ’
「しなくていい経験もある」
‘何事も経験よ。紫乃ちゃんも行ってみたいでしょ?’
悪魔の誘いを聞く。
「うーん…行きたいって思ったことはない…」
だろ?
「けど…」
はっ?けど?
「まこちゃんのお店ということに興味はあるかな…真麻ちゃんは行ったことあるの?」
‘あるよ’
「行って何をするの?お酒を飲むんだよね?」
‘そう。いつもと違う装いで出かけるのも、たまにはいいよ’
「いつもよりお洒落するってこと?」
紫乃…お洒落したけりゃ買ってやるっていつも言ってるだろ?
‘イブニングドレスを着て、髪もセットしてもらって出かけようよ、紫乃ちゃん’
「イブニングドレス…すごい正装だね…」
‘カクテルドレスでもアフタヌーンドレスでもいいけどね、上品な感じなら’
「紫乃が何着ても下品になるわけがないだろ」
‘壱くん、ありがとう。紫乃ちゃん、行っていいって。良かったね’
「はっ?そうは言ってない」
‘ウジウジ、じめじめ言わないの。壱くんは接待飲みのあとに迎えに来ればいいじゃない’
「…真麻、ドレスは?夢唯さんのところか?」
‘そう。紫乃ちゃん、5時から食事してドレスのお店に行ってそこで全部任せるからね。夢唯さんはお兄ちゃんの彼女っていうかパートナーだよ。そこは壱くんに聞いて’
通話を切った真麻に押し切られたが
「紫乃、行く?」
「真麻ちゃんと一緒だから行ってみようかな。まこちゃんのお店は見てみたいし、真麻ちゃんとドレスアップはちょっと楽しそうでしょ?いい?」
紫乃がそう言うならいいか。他で飲むより誠の店は安心だ。紫乃が男に囲まれるということに抵抗はあるが、知的な男が多いことも知っている。仕事上だと言っても俺がクラブに行くのも事実だ。
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