甘い支配の始まり~愛に従え 愛に身を委ねろ~【完結】

まぁ

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=瑠璃子転落=

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 すっかり梅雨に入り不快な湿度の外からマンションへ戻ると同時に壱へメッセージを送る。

 ‘起きてるか?’

 すぐに鳴った電話に出て

「まだ紫乃ちゃんと別寝室か」

 と笑ってやる。

 ‘もうカウントダウンってとこ。我慢の限界を越えて我慢している俺を誉めろ’
「くっくっ…何の我慢?」
 ‘舐め回す’
「あーそれは紫乃ちゃんの嗜好によっては永遠に我慢な」
 ‘…嗜好を変える調教術を調べておくわ。で?’
「ちょっと待て…そんなのどうやって調べる?」
 ‘世界にはな、ありとあらゆることを研究している人間がいるんだよ。英語で検索すれば何でも出てくる。で?’

 それ以上は追及せず、あの女の状況を説明した。

「いよいよ借り入れか、他に銀行口座を持っているか…」
 ‘金づるを見つけているかもしれないぞ’
「うーん…どこまでが限度かわかりづらいな」
 ‘何でも屋のときに使ってた興信所使えるか?使えるなら依頼して、俺に請求書回して’
「了解。それが一番わかるよな…また連絡する」

 すぐに女のことを調べてもらい、結果をもらったのは2週間後だった。

 その間、女は店に2回来ている。受け取った調査結果には、俺も壱も揃って驚いた。

 俺たちが想定していたのと違う転落を女は見せたのだ。
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