甘い支配の始まり~愛に従え 愛に身を委ねろ~【完結】

まぁ

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be my love*恋人に?

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 ホテルをチェックアウトし車で荷物を自宅へ運ぶ。1週間分の荷物だけなので車に積んだまま百貨店へ行けるのだが、俺の作戦はすでに決行中なので一旦自宅に戻る必要があるのだ。

「紫乃の服、オフィスを考えて買ったからな…もっと違うものも買っておけば良かった」
「お買い物に行くのに、これはおかしい?」

 サックスブルーのオーガニックコットンカーディガンのボタンを止めてセーターのように着こなし、ワイドなホワイトパンツで日中は暑くなってきた5月中旬に初夏を思わせるコーディネートは紫乃に良く似合っている。

「いや、とても良く似合っている。でも好きなブランドがあったんだろ?もう日中は半袖が欲しいかもしれないし…少なかったな」
「十分。それにどれもすごく気に入ってる。このコットンカーディガンも素肌に優しい肌触りで…エアコン対策で真夏にもずっと着ると思う。ありがとう」
「気に入ってるなら良かった」
「うん、ありがとう。ブランドにこだわりがあるわけではないから…絶対間違いないって感じで決めていただけなの」

 肌触りを確かめるようにカーディガンの腕を撫でながら話す紫乃は、やっと俺に対する緊張感を取り払ったようだ。そこへ、ピンポーン…

「紫乃、オフィスと同じインターホンだから使えるな?」
「うん」
「ならいい。必ずカメラを確認して。録画もしてるが何かあってからでは遅い。俺がいる時は俺が出る」

 紫乃にそう言い、作戦の重要ポイントになるインターホンに応えた。
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