癒しと毒の融合愛◆◆心の逃げ場だけでいいのか?久遠の愛を誓う物語◆◆ 【完結】

まぁ

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part 18-3

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「病める時、不安な時、不満な時…心痛、心労、疲労…そんな時こそ紗栄子には俺。何も考えることなく寄りかかって欲しい。それが出来ないならまだまだ俺の努力が足りないってだけのことだがな」

龍之介…

「お水…欲しい」
「ん」

龍之介はガウンを羽織ると水を持って来てくれた。そしてすぐに彼のスマホがワンコールで切れる。きっとお薬が届いたんだね。とりあえずトイレに行こう。

ゆっくりとトイレを出た時には、龍之介がトイレに向かって歩いてくるところで、私は扉を閉じるとすぐに抱き上げられて洗面所に下ろされた。

「ありがとう」
「ん」

うがいと歯磨きと、またうがいとを済ませると

「食えるか?」

再び抱き上げられてプライベートスペースのソファーにそっと下ろしてもらう。歩けるんだけど…言わないでおこうか。

龍之介が手にした袋からまず栄養ドリンクをテーブルに置き

「風邪を引くとビタミンが不足したり、抵抗力が落ちるから栄養補給は有効。風邪薬と併用する際は注意が必要だが、アルコールやカフェインが入っていないものを選ぶといい…らしい。栄養ドリンクを語るのは福嶋だ」

と言うから少し可笑しい。

そして風邪薬とバナナ、ヨーグルト、ゼリーが一緒に入っていて、もう一袋はベーカリーの袋だった。
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