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part 17-10
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2度目に来た時は友人らしき女性と二人での来店で、やはりカウンターに座った。
空雅さんがお水とおしぼりを出して、ホットコーヒーのオーダーを受けて出してくれたので、私は一切接触することなく仕事をしていた。常連さんが来てくれても、空雅さんがお水とおしぼりを出したので、私はカウンターに寄るなということだ。
時折、二人の女性客から何を言っているのか分からないくらいの話し声とクスクス笑いが聞こえる。最初は気にならなかったけれど、カウンターのお客様の話しの内容が全く分からないくらいって完全にこそこそと内緒話の音量だと不思議に思って二人を見ると二人とバッチリ視線が合い、二人は肩をぶつけて頭を寄せ合いクスクスと笑った。
中学時代の仲間外れを思い出したけれど、何も言われないし全く関係ない人だからそれ以上は気にならなかった。空雅さんや矢口さんに話し掛ける訳でもなく、ただ二人でこそこそクスクスと帰って行った。
3度目に来た時はこの前の友人とは別の女性たちと3人での来店で、3人にも関わらずやはりカウンターに来る。
「テーブル席にご案内出来ますが」
矢口さんがもう座り掛けている3人に言ったけれど
「ここでいいです」
と断って3人が並ぶ。そして前回同様、こそこそクスクスと続けて帰って行く。
もう明らかに私の観察をしていると空雅さんたちが判断して、その夜にはマンションで彼女のことを聞いた。
空雅さんがお水とおしぼりを出して、ホットコーヒーのオーダーを受けて出してくれたので、私は一切接触することなく仕事をしていた。常連さんが来てくれても、空雅さんがお水とおしぼりを出したので、私はカウンターに寄るなということだ。
時折、二人の女性客から何を言っているのか分からないくらいの話し声とクスクス笑いが聞こえる。最初は気にならなかったけれど、カウンターのお客様の話しの内容が全く分からないくらいって完全にこそこそと内緒話の音量だと不思議に思って二人を見ると二人とバッチリ視線が合い、二人は肩をぶつけて頭を寄せ合いクスクスと笑った。
中学時代の仲間外れを思い出したけれど、何も言われないし全く関係ない人だからそれ以上は気にならなかった。空雅さんや矢口さんに話し掛ける訳でもなく、ただ二人でこそこそクスクスと帰って行った。
3度目に来た時はこの前の友人とは別の女性たちと3人での来店で、3人にも関わらずやはりカウンターに来る。
「テーブル席にご案内出来ますが」
矢口さんがもう座り掛けている3人に言ったけれど
「ここでいいです」
と断って3人が並ぶ。そして前回同様、こそこそクスクスと続けて帰って行く。
もう明らかに私の観察をしていると空雅さんたちが判断して、その夜にはマンションで彼女のことを聞いた。
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